Sep 28, 2005
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イラン人とインド人のご夫婦から、夕食の招待を受けた。
”ウェストモント”という、モントリオール市内でもかなりの高級住宅地に、彼らの家はあるという。

ご主人の名は、タギさん。イラン人で、建築コンサルタントをしている。奥さんはシィリさん。インド人だが、なんとおばあさんが日本人だと言う。

彼らと知り合ったのは、数ヶ月前のモントリオール世界映画祭。話題の「Kamataki」を見に行った時の事。劇場入り口には町田の列が出来ていて、驚きながらもその最後尾についた。
夫がすぐ前に並んでいた初老のカップルに話しかけた。「これはカマタキの列ですか?」とか、そんな言葉だったと思う。
しかしそのカップルは、気さくに私たちと話をしてくれ、長い列を待つ時間を楽しく過ごすことが出来た。

タギさんと夫は、いつのまにか名刺まで交換しており、その後も連絡を取っていたらしい。それが今宵の食事招待となったのだった。夫のこういうところ、私は真似できないなぁ・・・といつも思う。

手ぶらでは行けないので、お土産を考える。いつもなら安易にワインなのだが、彼らの生活スタイルや宗教の戒律のことなどがわからないので、少し悩んだ。イスラム教徒は飲酒しない人も多い。色々、食べてはいけないものもあると聞く。何か、当たり障りのないもの・・・と、夫と二人で考えた。

丁度、夫がイースタン・タウンシップスという地方に出張があったので、ご当地名産で今が旬のりんごを買ってきた。小ぶりだけど、ぷんと甘いにおいのするりんご。まあ、りんごが嫌いな人もあまりいないだろうと言うことで。それに近所の美味しいカフェのコーヒー豆、ショコラティエールのチョコレートをプラス。

厳選したお土産を手に、タギさんの家を訪れた。二人と一匹のネコが笑顔で歓待してくれた。
タギさんの家は、アジアとオリエントが融合した、なんともいえない雰囲気を持っていた。イスラムのモスクで使われているタイルの飾りが壁にかけられ、片隅には中国のアンティークの屏風。密教画のような絵画や、インドの寓話を基にシィリさんが描いたという、ちょっとエキセントリックな絵がたくさん飾られていた。

私たちの心配をよそに、タギさんもシィリさんもワインをよく飲んだ。美味しいワインをいただきながら、シィリさんの家族の古いアルバムを見せてもらった。そこには、厳格そうな顔の日本人女性も写っていた。シィリさんのお母さんは、映画女優も裸足で逃げ出す美人だった。シィリさんもきれいな人なのだけど。

その後、美味しいイランの家庭料理をご馳走になった。
お肉と一緒に、たっぷりのフルーツを煮込むのがイラン・スタイル。とてもヘルシーで、美味しい。
パラパラの細長い米に、ラムの煮込みを豪快にかけて、はちきれそうになるまでたっぷりいただいた。

よくしゃべる夫婦で、楽しい団欒は夜更けまで続いた。
ふとしたことで知り合ったけど、ずっと長くお付き合いしたいと思わせる、素敵な夫婦だった。

次は我が家で日本料理を・・・と約束して別れた。(その日本料理は、誰が作るんだ?と自問しつつ・・・)。
こういう時に、ちょいとイキな小料理で作れると、女の株も上がるよねぇ。





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Last updated  Sep 30, 2005 12:37:25 PM
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