Aug 26, 2006
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カテゴリ: 映画
モントリオールは、「世界映画祭」の真っ最中。
最近は映画を見たときしか、更新されないブログになってしまった・・・。
だって、こんなカナダの辺境、モントリオールで日本映画を見るって、やっぱり書き留めておきたいぐらいスゴイことでしょ?

世界映画祭で最初に観たのは、「かもめ食堂」。
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ出演です。そりゃー面白くないわけないでしょ。「やっぱ猫」復活?とも思えなくもない出演者陣だもの。

この映画、実は日本ではなく、フィンランドのヘルシンキが舞台。北欧の小さな街角で、こじんまりとした食堂を経営する女性が主人公。オープンしたばかりの食堂、しばらくはひたすら暇をもてあましている。

決して繁盛していない食堂。主人公の女店主、さちえは、毎日来ない客を待ちながら食器を磨く。彼女は、若くして母親をなくしてからずっと、家族のために料理をしてきた。料理の腕前は「母親」なみ。メニューは、おにぎりを筆頭に、日本の家庭料理。いつになったら、彼女の腕前は披露されるのか・・・。

そんなある日、日本からの観光客、みどりと運命的な出会いをする。みどりはかもめ食堂を手伝うと言い出し、閑古鳥の啼くかもめ食堂を盛り立てようとする。みどりはかもめ食堂にお客が入るように、あれこれとアイディアを持ってくる。日本人観光客の目に留まるように、広告を打ったらどうか、フィンランド人の好みの食材を使ったおにぎりを作ったらどうか・・・。しかし、アイディアはさちえのこだわりにより一蹴されてしまう。

閑古鳥の啼く「かもめ食堂」は、暇な割りに人々の目に留まるようだ。お客ではない人々が、入れ替わり立ち代り、やってくる。なにかしら、トラブルの種を持って。そんな人々を、かもめ食堂はすんなりと受け入れる。決して、そのトラブルを解決したりはしないのだが、いい匂いのシナモンロールや、炊き立てのおにぎり、時にはお酒をふるまって、彼らの心を和ませてゆく。

特に宣伝もせず、ひたすらいつもどおり、食器を磨き、コーヒーを淹れ、テーブルを拭き、シナモンロールを焼き、おにぎりを握る。いつのまにか、かもめ食堂にはお客が溢れるようになる・・・。

この映画、何がいいって、ゴハンがめちゃめちゃ美味しそうなのです。ホント、日本の定食屋、こんなにお洒落じゃないし、美味しそうじゃないぞってぐらい。ストーリーは、けっこうまったりしてて、まったり好きには受けそうだけど。とくにものすごく盛り上がるような部分もないし、登場人物の過去にもなぞが多いまま。と、に、か、く、料理が旨そうなのです。そのためにあるといっても、過言ではない。

現実的でない部分も、結構あります。
小さい店、とはいっても、税金大国である北欧で食堂をやるのは、かなりの資金が要るはず。その資金、どこから出てるんだろう?小さいとはいえ、20人ぐらいは入りそうな食堂の仕入れが、あんなオシャレな買い物籠で出来ちゃうのかな?とか。だいたい、北欧は物価が高いのに、みんなそんなに外食するのか?というほど常連客が多い。まあ、この辺はケベックのエンゲル係数の高さを見れば、現実的といえなくも無いけど。

色々あるけど、やっぱり美味しいものを食べると、人は和む、という話だったのでしょうか。「明日世界が終わるとしたら、好きな人だけを呼んで、思いっきり贅沢に、美味しいものを食べたい」という主人公の言葉が、とても印象的でした。

かもめ食堂





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Last updated  Aug 28, 2006 11:12:27 AM
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