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2012.12.21
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カテゴリ: 株式・金融市場



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金融緩和否定派の手口を暴く 「隠れ日銀」の経歴にも要注意

宗教法人への優遇措置なくせば4兆円の財源生まれるとの試算


日本は沈没しない。なぜ日本経済は世界最強と言われるか

「日本大沈没」なんていわれることもあるが、世界中の国が日本なしでは生きていけない。

米国経済反攻の年となる2013年、日本株では史上最高値を更新する企業が相次ぐという。


強力なQE3に、シェールガスの実用化で米国経済は大復活へ

まず米国に関しては、かなり希望が持てる1年です。

GDPを4%も引き下げるといわれる来年の「財政の崖」のせいで経済的ダメージは必至、
とあちこちで取りざたされていますが、それ自体が政治的駆け引きの固まりのような代物。
最終的には必ず収拾されるので、あまり過大に心配する必要はありません。

(リーマンショック時は9月29日に金融安定化法案を否決し、
NYダウが前日比777.68と急落したとたん、同じ法案を、10月3日、に可決したのです。)

それより今年9月のQE3によるインパクトが予想通り強力で、米国経済にとっては朗報です。
これに加えてシェールガス実用化が完全に軌道に乗り、
これまでの中東からの輸入原油に頼らず半値で燃料を手にできるわけですし、
なにせ先進国で順調に人口が増えていくのは米国だけ(ヒスパニックとアジア系ですが……)
という点から見ても、来年は米国経済反攻の年、となりそうです。


一方、欧州は悲惨の一言。

ギリシャのようなあんな小さな国の財政破綻すら解決できずに2年が経過。
そしてスペイン、イタリアと大型の国の財政危機が表面化
ECBがすべての国債を無制限に買うと宣言していますが、
考えてみるとECBは危ない国の国債ばかり買うので、
ECB自体が「危ない債券の固まり」になってしまい、当然ユーロの暴落は必至です。

ドイツが無条件支援に断固反対している理由がここにあります。

突き詰めていくと、ドイツが無条件支援を受け入れるか、
ユーロをやめるか、ギリシャやスペインがユーロを一時的に離脱するかしか解決策はなく、
まだもめ続けるでしょう。

ノーベル平和賞までもらってしまったので簡単に解体はできないし、
状況はますます混沌とし、ここは金融面では完全に「地雷原」です。


そしてわが日本は、よく考えてみると、これらの喧騒からまったく無縁で、
唯一回復していくであろう米国とは一蓮托生の間柄。外貨準備高では中国の3分の1
(それでも世界2位ですが……)にもかかわらず、米国債保有額は世界一です。
米国の財政赤字の大部分をファイナンスしているスポンサーは日本なのです。

また、世界中で対外債権が黒字(つまり誰からもカネを借りていない国)は日本だけ。

なんのことはない、世界中の国が日本なしでは生きていけないのです。


さて、日経平均ですが、
これはすべて単純平均するうえに輸出偏向大型企業の比率が異様に高いという
指数上の問題を多く抱えているため、
どんなによくなっても現在のレベルが精いっぱいでしょう。

個別株では、アジアでの投資が終わり、今後の収益が見込める企業を中心に、
史上最高値を更新するような銘柄が相次ぐはずです。

「ジャパンブランド」のイメージが確立できている企業は、これから実を結ぶでしょう。

ぐっちー=山口正洋(MASAHIRO YAMAGUCHI)

投資銀行家 コラムニスト

慶應義塾大学卒業後、モルガン・スタンレー、ベアー・スターンズなどを経て、
ブティックの投資銀行を開設。
『なぜ日本経済は世界最強と言われるのか』(東邦出版)が発売中。


この記事は「WEBネットマネー2013年1月号」に掲載されたものです。





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最終更新日  2012.12.21 22:06:21
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