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2003.08.22

カナダ発チキンにも権利がある？？？！（ビデオリンク付）

カテゴリ：カテゴリ未分類

昨日CBC（日本でいうNHKみたいな国営テレビ局カナダ版）で
Witnessという特別番組をやっていた。

特集はカナダの鶏農場の話だったのですが、カナダの鶏の
行方みたいなものをドキュメンタリーでやってました。
ある鶏の卵を作るために農場を持ってるブルースは
小さなかごに何匹もメスの鶏をいれ、毎朝卵を拾っては出荷するのですが
このかご、はっきり言ってめちゃくちゃ小さく、鶏も
他の鶏と動く隙間がなくって、羽ももうボロボロ。
でも仕事は卵を作る仕事だから、ブルースはかまわない。。。

一方鶏を保護しようとする女性がウェストバージニアに住んでおり
彼女はベジタリアンで一切肉を食べません。彼女の方針は
鶏にも権利がある、あんな小さい所で育つ権利はないと言って、
ブルースのような養鶏場を廃止したい活動を行っている。
鶏はいい環境で育つと、性格も温厚で人をアタックなんてしないそうです。
実際、その彼女は保護した鶏を100匹飼っていて、キスしたり
している。。。（うーん。。。）

PETAという活動団体をご存知ですか？？動物にも権利があると
言って、まあ言えばベジタリアン活動、動物の虐殺を禁止する活動
があるのですが、実はこのPETA，マクドナルドも訴えて、実際
訴訟で勝ってます。
鶏の卵はフリーレンジ（放し飼いの鶏の卵）を使いますとか。。
とマクドナルドに要求したそうです。

http://www.peta.org/ 　　PETAの活動のリンク

http://www.petatv.com/tvpopup/video.asp?video=kfc_cruelty_usa
ひよこのくちばし裁断と鶏場のビデオ。
ちょっと気分が悪くなるかも。。見たくない方はクリックしないでね

そして、その後この番組はひよこが映し出されて、
何万匹のひよこがベルトコンベア－で運ばれて、人間がメスかオスかを
見分けて、またひよこを他に流すのです。
そして運良くメスだったひよこは養鶏場に流されて、
卵を産む仕事を渡されるのですが、オスだったひよこは
そのままベルトコンベア－で流されて、
チョッピングマシ－ンでぐちゃぐちゃに殺されて、
動物ミンク（毛皮になる動物）の餌にされてしまいます。

で残ったメスのひよこも、大きくなる前にくちばしをぎっちょん
切られてしまいます。そのときに一緒に舌を切られて死ぬひよこも
たくさんいました。。。。

唖然でした。。。そして、鶏がそのまま料理用のチキンになる様子も
撮影されており、生きたままの鶏が首を落とされ、それでも
まだ動いている下半身はつるされて、まだ動こうとしています。
確かに、残酷。。。。こんな殺し方しなくても。。と思う。
でもチキンの消費が多い北米ではこうでもしないと
やっていけないとブルースは言う。

私はチキンはほとんど食べません。というのもカナダのチキン
おいしいって感じた事がないからです。
食べるとしたら、オーガニック、地鶏を買います。
元から肉類ほとんど買わないので、半？ベジタリアンに近いのですが
この番組見て、もう本当にベジタリアンになっちゃおうかと思ってしまった。

人間、大昔に狩りをして肉を食べてきたので、肉ってたまには必要かと思うんです。
でも今の時代は必要以上に動物を育て、殺し、マーケットに出す。
私はお魚を肉よりも食べるのですが、じゃあ、魚はかわいそうじゃにのか？
となっちゃいますが、お魚って動物に比べて神経もなくって
切られても痛くないそうです（らしいけど、痛いよね、きっと）

どっちにしても必要以上に食べ物が溢れている世の中。
こういう特集がもっと増えて、人の食文化、考え直して欲しいな
って思いました。

もっといい環境で食用の動物も育ててくれたらって願います。
桃太郎が言うには、みんながオーガニックとかの肉を買い始めたら
そうやってひどい環境で育てていた会社も見直してくれるのでは？
と言っているけど、なかなかうまくいかないだろうね。。
お肉を食べるときは感謝して食べたいですね。。。

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