■やん子ちゃん【ハンディのある保護猫】 | 猫福＜にゃんぷく＞ふくちゃんの猫の里親募集ブログ

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2008年05月08日

やん子ちゃんは、2年前の雨あがりの朝、家の横で鳴いてたのを旦那が見つけ保護してきた子です。

濡れた体を拭いてあげてて頭を触った時に、ぶにぶにした感触があり、慌てて病院へ走り、頭のレントゲンを撮ったところ、頭蓋骨骨折と診断されました。

治療する手だてが無く、飲み薬だけもらい「様子を見て」と言われただけ…

日１日と頭が大きくなり、別の病院に走り診察してもらいました。

髄液が溜まってきてると言われ、治療方法はバイパス手術で頭に針を刺し液を外に出すという事…。

でも動くから脳に針が刺さる可能性が高く、そうなったらもう終わりだから、生き残る確率は五分五分だと言われて、もうしばらく様子を見る事に…。

数日後、大きな頭のやん子ちゃんは、口から泡を吹きうなりながらけいれんして、私はどうしたらいいのかわからず怖くて怖くて…。

また違う病院に電話しました。安楽死も覚悟のうえの電話でした。

次の日、電話をした富山県の病院に連れて行き診察してもらいました。
本人も落ち着いてたし、走り回ってもいたので、治す方向での入院治療になりました。

先生も色々な先生に聞いてくれて、どの先生も初めての経験で本当に手探りの治療でした。

でも奇跡は起きました！
頭が小さくなっていったのです。

2週間入院して後は、自宅治療できるまでに…
一時は、あきらめかけた命ですが、先生も諦めずに頑張ってくれたお陰です。

ただ後遺症として、片目が失明して、右回りしか出来ませんが…
左には回れません。クルクル右回りしながら歩いてます。

「やん子ちゃん」という名前は、病院で付けてもらいそのまま呼んでます。
本人も自分の名前が分かるようで、ちゃんと返事してくれます。

いつも最後の最後に行く富山市の病院には、「うちでは無理」って…。
「大学病院じゃないと無理だよ」って言われました。
それほどひどい状態でした。

やん子ちゃん、本当に生きる力が強かったのかな…

諦めずに色々な病院に行って良かったです。
あの時は本当に、初めての経験で怖かったです。

大きくなりました