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August 22, 2010
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カテゴリ: カテゴリ未分類
遅ればせながら、先週、集中放送されていた「ハーバード白熱教室」を順番に追っかけて見てる最中です。


レクチャー1 命は選べるか?



問2:問1と同じケース。橋の上に一人男がたっている。その男を突き落とせば路面電車は止まり、5人は助かる。男を突き落とすか?

問3:臓器移植。健康な人が一人無防備に昼寝していた。この人の臓器を移植すれば5人の人が助かる。この健康な人から臓器を抜き取る?


<議論>
問一では、大多数が、一人を殺して5人を助けるほうを選ぶ。しかし、問2になると、男を突き落とす人は激減する。
問3で、健康な人から健康な臓器を抜き取ろうとする人はさらに減る。

問1で一人を殺して5人の命を救おうとした人は、問2でも、男を突き落として5人を助けるべきではないのか?なぜそうしないのか?
これらの道徳的原理はなんだろう?
</議論>


<ここで学ぶこと>
帰結主義:
行動の道徳的帰結がよければよしとする。(例:一人が死んでも5人が助かればOK)・・・ベンサム「功利主義」

しかし、行動の結果が良くてもそうしようとしない人が多い。

無条件的(定言的)な考え方:
ある種の行動の結果ではなく、内在的性質で判断する(例:人を殺すことは正しくないのでやらない)・・・カント
</ここで学ぶこと>


<サンデル教授からの注意事項>
自己認識リスク:哲学的問題は、自己認識を揺らがせるリスクがある。
哲学は、私たちを慣れ親しんだものから引き離す働きがある。新しいものの見方を提示することによってである。
政治的リスク:政治哲学を学ぶことで、より責任感のある市民になる、公共の事柄により積極的に参加できるようになる・・・・というわけではない。哲学は人を現実から引き離す。常識や約束事に疑いを向ける学問であるからだ。⇒懐疑主義

問題解決は不可能であっても、避けられない。だから、懐疑主義に飲まれてはならない。

「懐疑主義は人間の理性の休息所である。しかし、永久にとどまる場所ではない(カント)」




レクチャー2 

ベンサムの定理:正しい行いとは、効用を最大化すること
効用=苦痛よりも快をベターとする。(最大多数の最大幸福)


問1:19世紀の実話。船が遭難し、救命ボートに4人が残った。真水がなく、食料もごくわずか。20目目。3人は弱った仲間を殺し、その血を飲んで生き延びた。24日目、3人は救助された。3人は道徳的に許されるか?

<議論>
会場は大きく3つの意見に分かれた。
・道徳的に許される・・・極限状態を生き延びるためにやったことなので仕方がない。
・道徳的に許されない
  ー条件付・・・本人の同意を得ていればOKだった、殺す人をくじ引きなど公正に決めたのであればOKだった
  -許されない・・いかなる理由があろうとも、殺人や食人は許されない
</議論>

<ここで学ぶこと>

1)どこから基本的な権利はくるのか?(最大多数のためではないとすれば?) 
2)公正な手続きがあればどんな帰結も正当化されるのか?  (本人への同意や公正なくじびきを経ていれば殺してもいいのか?)
3)同意の道徳的な働きは何か?(本人が同意したらなぜ許される場合が出てくるのか?)
</ここで学ぶこと>




所感


これらの議論、いずれも正解はありません。サンデル教授も、学生のさまざまな意見を引き出そうとし、決してYes/Noの判定はしません。いずれ側の意見であっても「いい意見だ、君の名前は?」と。
#蛇足:この「君の名前は?」は、教師としては非常にすばらしい対応だと思いました。意見を出した学生に対する最大の賛辞ではないでしょうか。

実際、答えは出ないのです。西洋ではソクラテス・プラトン・アリストテレスにはじまり、歴史上の錚々たる頭脳たちが2000年以上もの間考え続けてもなお答えが出ない問題ですから。

それでもなお、サンデル教授は考えることが重要だといいます。われわれの判断がよってたつところの知識や常識、価値感というものは実は非常に脆弱でもろくて揺らぎがあるものであること。それを認識することが出発点であること。
にもかかわらず、考えても無駄だと懐疑主義のわなに嵌ってはならないこと。なぜなら、われわれは問題解決が不可能であることを知ってはいても避けることができないからだ、いくばくかの判断は行わなければならないからだ、と。


1回分の放送が講義2回分。放送1回分見ると、それだけで非常に疲れる。集中してないとついていけないし、姿勢を正して聞いたとしてもやっぱり疲れてしまう。
初回講義でサンデル教授が言っているとおり、慣れ親しんだものの見方から引き離され、認識のパターンを揺るがされるというのは非常に不安を駆り立てるもの。ものの見方が揺るがされるというのは脳みそを酷使しますな。

しかし骨太の講義でした。
子どもたちには、別にどこの大学行ってほしいとか全然考えてなかったんですが、こういうの見ると、大学による教育レベルの差はあるのかもしれないと思いました。子どもたちには、是非、こういう骨太の講義を受けてほしいです。

・・・あ、でも、これ受ける側も相当思慮深くないと、猫に小判になるかもね(あわわ)



講義を聞いてる学生見てると、アジア人がやたら多いのね。2~3割くらいはアジア系で、アフリカンやヒスパニックが本当に少ない。ぽつりぽつりと肌の色の浅黒い学生はいるけど、よく見るとインド系が多いし。アファーマティブアクションは、個人的には反対だけれども、根強く支持する人がいる理由もこれを見るとわかる気はするなぁ・・・もし本当に点数だけで判断したら、ダイバーシティが失われ、それはそれで社会損失になるかもしれない。

そういえば、「アファーマティブアクション」も次回以降の講義の中で取り扱われるそうです。
どんな議論が展開されるのか、聞いて見たいな。

・・・その前に、体調ととのえて、チビたちに邪魔されないようにしないと(笑)

いろいろエネルギー使う講義です。



そういえば、「ハーバード白熱教室inJapan@東大」、応募したのを今になって思い出したのでした。
連絡がきてないってことは、落選だーorz orz 残念! テレビ中継を気長に待ちましょうか。







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Last updated  August 22, 2010 07:25:42 PM
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