心の叫び~~モントレーの山奥から

心の叫び~~モントレーの山奥から

2011.04.20
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「ワイの嫁はん」     2140字      8-13-07

何年か前の産経新聞夕刊の第1面にワイの嫁はんは「勲章を上げたい嫁はん」で、堂々と載りましたんや。こんなにええ嫁はんでしたんです。根がええ格好しいのワイですから、ええ格好御許しくだされ!!

 ワイの嫁はんは、ようついて来てくれた。よう尽くしてくれた。ワイが大阪で商売をしていた頃,朝帰りで,綺麗な着物を着たホステスに送られて帰ってきたら,必ず外へ出て「何時もお世話になってありがとうござます」と深々と頭を下げてくれた。こんなことは普通の嫁はんではできない。まさしく商売人の嫁はんの見本だった。 いや「私は心が広いんだ」と、言葉で言わないで、”態度で示そうよ”だったかもしれない。 

 ワイはそれに甘えて,二人の2号さんまで作ってしもうた。しかもその二人目の2号さんは嫁はんが見つけてくれた。一人目の2号さんは北新地のホステスさんだったのに、二人目は南や。二人で道頓堀の料亭へ行った時に,そこのレジーの女が気に入って「パパ,あの子いい感じよ,口説いたら」と勧めてくれた。ワイはあの時、思った。こんなできている嫁はんは珍しい,心の広い女やなあと。北に一人、南に一人、次は東と西に欲しいなあ。”東西南北に2号さんを持っている男、フリムン徳さん”とまた、産経新聞に載りそうやなあ。こんなできている嫁はんは珍しい,心の広い女やなあと。

 南米のパラグアイへも百姓として移民した。何も言わずについて来てくれた。そう簡単にはいかなかった。すっからかんになって,今度は,ロスへ行った。英語ができないからて見よう見真似で大工になった。ロスでもようやってくれた。夜の仕事の現場へでも,産まれてまもない赤ちゃんの息子を連れて、お握りを持ってきて手伝ってくれた。

 ロスを振り出しにシアトル,サンフランシスコを渡り歩いて,今は日本人の一人もいないブラッドレーという山の中に住んでいる。喜界島,大阪,パラグアイ,アメリカ,ようついて来てくれた。俺の嫁はんの真似は誰もできない。ワイより世間の人が認めている。”口で言うだけじゃない、態度で示そうよ”実行し続けているワイの嫁はんこそ、勲章をもらえる嫁はんや。嫁はん,苦労かけてすまなんだなあ。おおきに。おおきに。   

こんなええ嫁はんでしたんや。
ところが、強ようなりしましたんや。地球温暖化とともに嫁はんが強ようなりだようです。”態度で示そう、プラス、口でも示そう”になりましたんや。

どうしてもっとゆっくり歩いてくれまへんのやろうか。
相手が強いから、腹が立ちますけど、腹が立てられまへん。
悔しいけど、どないにも出来まへん。身体がいうことを利きまへんから。
泣きとうなりますけど、泣けまへん。男だから。


引っ張られて落としそうになります。
歯を食いしばって、足元に力を入れます。
そうすると、歩くのが遅くなるのです。
今、ワイと嫁はんは二人で大きなベッドのマットレスを運んでいるのです。

どうして、もっと優しい言葉で言ってくれんのやろうか。
「どうして、もっと早く、歩けんの」と大きな声で怒鳴るのです。
いつかどこかで聞いた言葉です。
いつか使っていた大声です。
この大きな怒鳴る声は元気な時に、私が嫁はんや子供に使っていた言葉です。
怒鳴られるのは怖いです。怒鳴る大きな声は人間の心をまずくします。
今はワイが怒鳴られる立場です。
まったく逆になりました。
子供は親の言葉を真似ると言います。
嫁はんは旦那の言葉を真似るようです。

落としそうで我慢できないので、
一度降ろして休ませてくれと言います。
しぶしぶと、降ろして、休ませてくれます。
どうしてこんなに小さい嫁はんにこんな力があるのかと不思議に思います。
顔を見ると勝ち誇ったような顔をしています。
社長さんみたいな顔をしています。

そうです。
私達夫婦は社長を交代しました。
ワイがバッドワイザーを飲みすぎて、
痛風と関節炎になり、働けない人間になったからです。
私の本職は力持ちの大工さんでした。
家の建て方も重たいものの運び方もよく知っています。
でも、 頭で知っているだけではだめです。
力がないとだめとわかりました。
ホンマに、よくわかりました。

よぼよぼとしか歩けないのです。
走れないのです。
力が出ないのです。
見かけは元気でも私は人形男みたいなものです。
身体は大きくても、力がない人は力のある人に従うべきです。
働いて収入を得ている嫁はんに仕えるのみです。
力のある、収入のある嫁はんの言うとおりするのです。
ここで私も年金をもらって稼いでいると言うと、
もうお終いのような気がするのです。
だから自分の収入のことは禁句です。
そして文句を言わずに従うのです。
これが家庭平和の根本です。
世界平和の一部です。

自分の意見が入れられない時はうそを言います。
そのうそも見抜いているようです。
社長は従業員のうそを見抜かないではだめです。
なるべく負けるようにしています。
社長さんには勝たせないとだめです。
社長さんは勝たないとだめです。
でもワイは「負けるが勝ち」という言葉を知っています。

 フリムン徳さん
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Last updated  2011.04.21 01:42:23
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うぬつっつ@ Re:「男の名前で生きていきます」(12/24) 久しぶりに徳さんが夢に出てきてブログ見…
フリムン徳さん@ Re:「男の名前で生きていきます」(12/24) 禿げ1723さん、おおきに、ありがとう…

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