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東京に出たついでに、新宿うろうろ。ユニクロでチラシに出てたお買い得品をゲット。ユニクロは、自宅の近所にもあって、よくチラシが入っています。セール品は同じでした。新宿西口のユニクロは地下1階から地上4階までのフロアがあって、各フロアはそんなに広くありません。全体ではけっこうな床面積なんだろうけど、縦移動しなきゃならなくて面倒でした。地元のユニクロのほうが、広めのワンフロアでほとんどの商品があって、コンパクトで買い物しやすいです。自転車で行けるしね。ついでにビックカメラに寄って電子書籍の売り場をチェック。かねてから実物が見てみたかったKindleが置いてあって、しばし遊んでしまいました。koboもあったけど、Kindleのほうが使い勝手が良さそう。…なんとなく。あと、Kindleだと無料の英語版の絵本なんかもたくさんあるらしく、英語の勉強にも使えるとか。E-Ink(電子ペーパー)の端末がひとつ欲しいなぁと思っているのだけど、やっぱりスマホの液晶と比べると反応が遅いのが気になります。3000円くらいだったら買ってもいいかなぁ。iPad miniは何回見ても、あんまり欲しくなりません。大きさが中途半端。電車の中で電子書籍を読むには大きすぎるし、家で使うには大きいiPadのほうがいいような気がするし、なにより、片手で持てない。。。もう一回り小さくてもよかったような気がします。電子ブック楽天<kobo>kobo mini (コボ ミニ) ★文庫本より小さなコンパクトモデル【メーカ...価格:6,980円(税込、送料込)エントリー不要でもれなく2,000ポイントプレゼント!kobo Touch (コボ タッチ) ★操作がやさ...価格:6,980円(税込、送料込)【ポイント10倍開催中!】電子ブック楽天<kobo>kobo glo (コボ グロー) ★読書ライト内蔵の...価格:7,980円(税込、送料込)↑kobo miniもいいけど、これだとスマホでもいいかも。電子ペーパーだから目が疲れないというのはよいです。…でもページ送りのときに白黒反転したりするからチカチカする感じがするのは、慣れれば平気なのかな。今日は持って行った文庫本を読み終わってしまったので途中から、スマホ版koboで無料のハーレクイン小説を読んでいました。前編だけ無料だから後編は買わなきゃいけないんだけど、けっこう面白くてさらさらと読み進めてしまいました。こうこう軽い読み物系はスマホや電子書籍端末で読むにはいいかもしれません。後編は300円くらいみたいだけど結末が気になって買ってしまうかも。むひゃ。
May 10, 2013
楽天をうろうろしていたら、koboのスマホアプリがあることを発見。昨年末にAndroid版が出て、4月にiOS版が出たばかりのようです。さっそくダウンロード。専用端末を買うのはちょっとねぇ…と思っていたところだったので、ナイスタイミングです。iPhoneでお試し版をいくつか読んでみましたが、悪くないです。最初から日本語ユーザー向けに作ったものなんだろうな。縦書きテキストを違和感なく読めます。個人的に、端っこに全体のページ数と今読んでいるページ番号が出るのがかなりポイント高いです。電子書籍は、今どこを読んでいるのか分からないというのが、一番のネックだったので。そして、楽天のIDでログインしたり本を買ったりできるので、楽天ポイントがつくし、貯めた楽天ポイントで買い物もできる!電子書籍市場、KindleとかkinoppyとかBookLive!とか、いろんなストアがひしめいていますが、だんだん淘汰されていくのでしょう。データを横断的に保存できて、自分の電子書籍の蔵書が一元管理できるとか、Kindleで他のストアの本も買えるとか、そういう風になってくれば話は別ですけども、ならないだろうなぁ。やっぱり、生き残りの最有力候補はKindleなんだろうけど、他もなかなか健闘しています。個人的には楽天つながりのkoboが一歩リードした感じです。これで買える本の種類があればいいのだけど。あんまり保存とか考えないで、さらっと読んでおしまいというようなものはkoboで買ってしまうかも。あ、値段が安ければ、ですが。↑試し読みのハーレクイン小説の続きがちょっと気になっているところ。【ポイント10倍開催中!】電子ブック楽天<kobo>「母の日限定」電子ブック kobo glo アクティ...価格:8,980円(税込、送料込)【ポイント10倍開催中!】電子ブック楽天<kobo>「母の日限定」電子ブック kobo glo リラック...価格:8,980円(税込、送料込)↑母の日セット。文字を拡大できるのでシニア層にも愛用者が増えているとか。↓この狙いは当たっていると思う。。。アプリから入って、端末を買う。■日本人は電子ペーパーよりアプリが好き?! 楽天koboが市場動向を解説(INTERNET Watch)
May 9, 2013
基礎体力づくりのためのロングコース散歩、毎日じゃないけど、一応続いています。そして、体力が付いたかどうかは…まだ分かりません。このところの天候不順でちょっとダルダル。部屋の片付けも進みません。お天気に左右される体調、どうにかしたいのだけど、たぶん、飲んでいる薬の副作用なのでどうしようもなく、悪あがきしても精神的に疲れるだけなので、調子悪いときはおとなしくしています。それでも、部屋の本はだいぶ片付いて、私にしては驚異的なくらい、がんばって処分しました。本棚一本分くらいは減ったと思います。洋服と一緒で、何年も開いたことがない本はたぶんいらない本なので、なくなっても困ることはないはず。そう思ったら割とスムーズに捨てられました。でもまだ在庫過多。なにしろ多いのが、未読の本。読み終わったらいらなくなるだろうなっていう本がかなり多いです。その中でもほんの少しだけど、あまり読む意欲が感じられない本もあって、これらは思い切って古本屋行きの段ボールに入れちゃいました。他に読む本いっぱいあるし。自分で買った本なのですが、そのときは読みたかったはずなんですが、ブームが過ぎちゃったりとかで今はもういいやっていう感じです。やっぱり、本は、買った勢いで読まないとダメかも。あまりにも未読の本が多いので、さすがの私も最近は小説はあまり買っていません。お気に入りに登録してそれで様子見。そのうちに文庫になるし、先に、家にある本を消化しなければ。一週間に三冊くらい読んでも一年はかかりそうです。以前は週に三冊ペースで読書っていうのも現実的だったのですが、今は病気と薬の影響で、目が疲れたり集中力がなかったりで週に一冊も読了できません。いったい同じ本をいつまで読んでいるのだ、と思うのですが、仕方ないです。のんびり読みます。あ、ネットを見ている時間が長いっていうのも原因です。ネットのない世界に行ったらもっと読めそう。ネットや新聞を含めたら相当な量の活字を読んでいるのですけど、本を読む余力がないので本が減らないのですね。時間配分をうまく調節しないといけません。【送料無料】世界の夢の本屋さん(2) [ 清水玲奈 ]価格:3,990円(税込、送料込)【送料無料】芸術家の家 [ ジェラール・ジョルジュ・ルメール ]価格:3,780円(税込、送料込)【送料無料】音楽家の家 [ ジェラール・ジュファン ]価格:3,780円(税込、送料込)↑この期に及んで、こういう大きい本が欲しい私は一生、本の断捨離はできないんじゃないかと思います…。
Mar 28, 2013
三省堂書店の店頭で、電子ブックリーダーLidio(リディオ)のデモ機とパンフレットが置いてあったのでもらってきました。LidioはBookLive!という電子書籍ストアと連動しているみたいで、三省堂の店頭でBookLive!のプリペイドカードを売っていたり、店頭にある本の電子版を購入したりできるようです。最近、電子ペーパーの電子ブックリーダーが気になっています。iPhoneやiPadだと液晶がまぶしいので、紙に近い電子ペーパーのほうが読みやすいのではないかと思って。AmazonのKindleも気になっているのですが、イマイチ決め手にかけます。一番のネックは電子書籍の値段が、紙の本とほとんど変わらないというところなので、その点さえクリアすれば(電子書籍の値段が下がれば)KindleでもLidioでもいいような気もします。買った本の相互移動(KindleからLidioとかその逆とか)ができないのもネックで、所有する電子書籍が一元管理できるようになったら、電子書籍のハードルもさがりそうです。しかし、書籍自体の値段が下がれば、保存は考えず、読んだらそれでおしまい、というのでもいいかなと思います。だから、最初にLidio買って、そのあとKindleに乗り換えようとしたときにLidioで買った本が移動できなくてもそれはそれで諦めよう、と。そういう心づもりで買おう、と。パンフレット見ていいなと思ったのは、Lidioは日本発のリーダーなので、日本語の本が読みやすく作ってありそう。操作も簡単そう。Kindle使ったことがないので比べられませんが。セットアップ不要、年会費なし、通信費も無料だそうです。必要なのは電子書籍の購入代金のみ。これで、Lidio本体の代金ももう少し安ければいいのだけど。3000円くらいなら買ってしまうかも。面白いことに、三省堂のリアル書店の店頭に並んでいる本に、その本の電子版の購入用バーコードが付いているものがあるらしいのです。で、レジで電子書籍の決済をして、ダウンロード用にコードをリーダーに入力すると電子書籍がダウンロードできるらしいです。たしかに、店で物色して、立ち読みして、買うのはネット、っていうこと多いので、このやり方はありかもしれません。このリーダー、読書好きのシニア世代を狙っているようなので、ネットに疎いシニアにも使いやすい、買いやすいっていうのもポイント。なかなかツボを心得た戦略ではないかと思います。今後が楽しみ。本屋さんが選んだ電子書籍リーダー、[送料無料] BookLive!Reader Lideo (ブックライブリーダー...価格:8,480円(税込、送料込)本屋さんが選んだ電子書籍リーダー、[送料無料] Lideo(リディオ)ブラック専用カバー (6色)価格:1,500円(税込、送料込)↑楽天でも買えます。BookLive!で買った電子書籍はLidioのほかにもAndroidスマホやiPad、iPhone、WindowsPCなどで読めますが、Macには対応してないみたい。おしいなぁ。チワワ 小型犬 スナック ジャーキー おやつ 国産 ドッグツリー ささみ おからDOGTREE うまうま...価格:598円(税込、送料別)↑チワワの小太郎はうまうまスティックがお気に入り。やわらかいので手でちぎってあげることもできますが、そのままあげると上手に掴んで食べてる姿がかわいいです…でもあっという間に食べ終わっちゃう。美味しいらしいです。
Mar 22, 2013
リフォーム後の部屋の片付け、なかなか終わらないのですが、少しずつ進んでいます。山積みの段ボール箱は、とりあえず全部開封はしました…が、中身を確認してそのままそっとフタを閉じて積んである箱もあります。。。本棚をひとつ処分したとはいえ、これだけの本がリフォーム前はどこに収納してあったのかと、自分でも不思議。押入に収納してあった本もあるのですが、それが、本棚一本分くらいある気がします。押入に入っていたのは小説が多くて、面白かった本や印象に残っている本がとってあるのですけど、基本的に二度読むことはほとんどないのでなるべく捨てる方向に。まだ続いているシリーズものだと最初から取っておきたいし急に読み返したくなることもあるかもしれないので手放せません。シリーズものじゃなくても、好きな作者の本は保存しておきたい気持ちが強くて、これも手放せません。…なんて、小説でうじうじ悩んでいたら、そんなものよりなにより、画集とか展覧会の図録とか、手作り本とか、絵本なんかがどどーーんと出てきて、本当の敵はここにいたことに気付いたのでした。図録もだいぶ処分したんですが、まだ7,80冊くらいあります。たぶん100冊はないと思うのだけど、本棚のかなりの部分を占めてます。手作り本は一冊一冊は薄いのだけど、編み物、テディベア、ビーズ、バッグなどいろんな種類が少しずつあって、これも本棚の二段分くらいを占めてます。さらに、絵本は、1階の居間の押入の天袋に入っていた、小さい頃に読んでいた本と、大人になってから自分で買った本があって、それも本棚の三段分くらいの量があります。あとは、漢方、膠原病、運動などの医療、健康関係の本や、占いやアロマの本、写真、カメラの本、パソコン、グラフィックソフト、デザイン、印刷関係の本、犬、チワワの本などなど、実用書もいっぱい。ミニ本屋が開けそうです。料理の本は、大型本以外はキッチンの棚に収納。それも一段分占領してます。コミックもだいぶ処分したのですが、十代や二十代になんども読み返した本はなんとなく捨てられません。わりと新しい本は、完結したらまとめて古本屋さんに売ってしまってます。でも完結するまではとってあって、何十巻と出てるものは、早く終わらないかなーと思うこともしばしば。コミックは最近はあんまり賀ってないのですが、それでもじわじわと在庫が増えてるから恐ろしいです。いやもう、なかなか処分する踏ん切りがつかないので、二年以内にあと三回引っ越しするとして、荷造りの手間暇や運送費をかけてでも持っていきたい本はどれだろう、とか、捨てるんじゃなくて友達にあげちゃっても惜しくない本はどれかな、とか、適度に妄想を交えつつ在庫を減らしています。そんな状態で片付けていたらなんだか頭痛が…。いいお天気なのでチワワの小太郎をお散歩して気分転換。…もうずっと気分転換していたい〜。本が少なかったらこんなに悩まなくていいのよね。本に限らず、モノに振り回されてしまうのって時間と労力の無駄な気がします。断捨離ってそういうことなんだろうなぁ。ああ、でも、それって、家族の悩みとも通じるかも、家族がいるから悩むんだけど、いなければいいかというとそうじゃない。うん、本やモノも、あればあったで悩むし、なければないで困るのだ。だから持っててもいいのだ(そうなのか?)。本棚 オープンラック 日本製 国産 完成家具 完成品 単行本 コミック 漫画 DVD 送料無料【本州と...価格:31,500円(税込、送料込)本棚 キッズ 薄型 スライド 省スペーススリムワゴン DVD・コミック・ビデオシンプル【日本製】L...価格:9,980円(税込、送料込)フナモコ 大容量の木製スライド式本棚 完成品 シンプルな本棚 ラック/北欧/スライド書棚/収納力...価格:22,000円(税込、送料込)↑文庫などを2重に置いたときに前列と後列を段違いにできる本棚も出てきてますけど、スライド本棚とどっちが使いやすいのでしょう。大きい本も入れられるっていう意味では段違い本棚のほうがいいのかな。
Mar 4, 2013
電子書籍をとりまく環境が以前よりよくなっていて、「読む」ことに関してはかなりストレスがなくなっている気がします。タブレットで大きく表示させて読んだり、スマホで電車の中で読めたり、パソコンのディスプレイでも読めたり。文字の大きさや背景色なども設定で自分好みにできます。問題は、「保管」の部分。あちこちの電子書籍ストアで買った本を一元管理できないのがネック。購入するときにも、それぞれのストアでそれぞれアカウント登録しなきゃいけなかったりして、アカウント管理だけでもなんだかげんなりしてきます。データの保管も、自分のPCやスマホにダウンロードしたデータを一元管理するというよりは、クラウド上にある本のデータを必要に応じでダウンロードして読む、読まない本は手もとの端末からは削除しておける、というものがいいです。クラウド上で自分の本棚を管理するスペースがあって、そこには本のタイトル情報などが記録されていて書籍本体のデータはそれぞれの出版社やストアにあるような、そんなイメージ。読む環境は、ネットを見るブラウザがいろんな種類があるように、電子書籍リーダー端末や、スマホのリーダーアプリを自由に選べると嬉しい。書籍のデータ形式はいろいろあるんだろうけど、読む方はそれを意識しないでどんなデータ形式でも読み出せるようなリーダーが理想。紙の書籍だと本の貸し借りができるところがいいところ。電子書籍だったら物体がないのでもっと簡単に貸し借りができるんじゃないかな。友達に貸しているときには友人の(クラウド上の)本棚に本が表示されて自分の本棚からは消えるとか、そういう仕組みがあればいいのに。貸し借りじゃなくて、プレゼントなんかも電子書籍のほうが気軽にできそうです。遠方の人に送ったりとか、住所がわからなくても送れたりとか。別々のストアで同じ本を重複して買ってしまわないように、ISBNのような番号で本を管理してくれて似た本を買いそうになったら警告してくれるシステムも欲しいです。今のシステムだと、電子書籍を買ったストアがなくなってしまった場合に、買った本のデータが消えてしまうんじゃないかという心配があるのだけど、一元管理できるシステムになったらどこのストアで買った本でもデータが消えないような仕組みにして欲しいです。たとえば、大元の電子書籍の管理組合みたいなところが電子書籍のデータを一括保管するとか。ICカードのSuicaは、首都圏の電車、バス、地下鉄などほとんどの交通機関で共通して使えてとっても便利なのだけど、そんな感じで、ひとつのIDでどこの電子書籍ストアでも買い物ができたら便利だと思います。そのIDで自分のクラウド本棚も管理。書籍本体のデータをどこかのクラウドで一元管理してくれれば、過去に買った本でデータ形式が古くなったものでも新しい形式にアップデートされたりすることもできそう。たとえば、画集なんかだと今の時点での画質の限界があると思うのだけど、将来的にもっと解像度があがったり新しい技術ができたときには(有料でも)画質のよいデータで読み出すことができるようになるかもしれません。なんて、理想を書いてみたけれど、きっとどこかで頭のいい人たちがこんなシステムを作り始めてくれているはず。いや、もしかしたらもっと便利なシステムがもうすぐできるかもしれません。できてなかったら、作って! できるだけ早く! お願い、エライ人。【送料無料】マンガで分かる心療内科(1) [ ゆうきゆう ]価格:680円(税込、送料別)今ならポイント10倍!kobo glo【販売:楽天kobo】【送料無料】価格:7,980円(税込、送料込)2012年楽天年間ランキング TV・オーディオ・カメラジャンル1位獲得!kobo Touch 【販売:楽天k...価格:6,980円(税込、送料込)↑昨日デジタル版を買った「マンガでわかる心療内科」。楽天koboでは売ってないみたいです。kobo気になるけれど、やはりコンテンツが充実しないと…。
Dec 2, 2012
電子書籍のストアやアプリ(リーダー)はいろいろあるけれども、そのなかでも紀伊國屋Bookweb(Kinoppy)が良さそうなのでいろいろお試し中。スマホ、タブレット、PCで買った本が同期できて、読んでる本の情報も記憶されてるので別の端末でも読みかけのページから読むことができるのが便利です。お試し版や無料版の電子書籍もたくさんあるのでちょこちょことダウンロードして読んでみたりしていたんですが、いまなら、ポイント10倍だというので、一冊買ってみました(iOS版はポイント2倍なので、PCかAndroid版から購入するのがお得)。小説は全部読み切れる気がしないので、とりあえずマンガを物色。前から気になっていた「マンガで分かる診療内科」の一巻を買ってみました。iPhoneの小さい画面でも意外に読めます。トレースズームという機能があって、一コマごとにズームしてくれて、読み進めることもできるのですが、私は1ページずつの表示のほうが読みやすかったです。コマ割が細かかったり字が多いコミックの場合は便利かも。iPadだと見開き表示もできて、普通の新書版のコミックと同じくらいの大きさで読めます。1ページずつの表示だとコミック雑誌くらいの大きさになるので読みやすいです。PCの大きい画面で読むのもなかなかよいです。iPhoneやAndroidスマホで、電車の中でも読めるのは便利。外出先でざざっと読んで、家でじっくり読む、っていうこともできるし、好きな作品を何度も読みたい場合なんかはどんなにたくさんの巻が出てても、全巻をどこでも持ち歩けるのは画期的かも。ただ、データをダウンロードして読む形式のようなので、保存容量がないとその度に消去したりダウンロードしたりしながら保存スペースを確保しないといけないかもしれません。小説はテキストデータのようなのでそれほどでもなさそうですが、コミックや写真集などはデータが大きそうです。電子書籍はまだまだ発展途上で、改良の余地はありそうですが、買ってもいいかなーというサービスが出てきたのは嬉しいことです。しかし、Kindleとかkoboとか、専用端末でダウンロードするものなんかもあるので(Kindleはアプリでスマホでも読めますが)今後、そういうものが主流になってきたらどうなるかわからない部分が不安材料。そのストアがなくなっちゃったら買った本が全部読めなくなっちゃうっていう事態は避けてもらいたいものです。そういえば、話題になった「スティーブ・ジョブズ」(講談社)は、ペーパーバック版が1050円で発売されたのに、今だに単行本の1995円と同じ値段で電子版が売られていると、誰かが嘆いていました。ペーパーバック版の電子版は(まだ)ないみたい。同じ内容で紙版は安いものが出ているのに電子版のほうが高いままというのも不思議な感じです。このあたりも電子書籍市場の今後の課題かもしれません。【送料無料】スティーブ・ジョブズ(1) [ ウォルター・アイザックソン ]価格:1,995円(税込、送料別)【送料無料】ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1 [ ウォルター・アイザックソン ]価格:1,050円(税込、送料別)スティーブ・ジョブズ I-【電子ブック版】価格:1,995円(税込、送料込)↑単行本、ペーパーバック、電子本。2012年楽天年間ランキング TV・オーディオ・カメラジャンル1位獲得!kobo Touch 【販売:楽天k...価格:6,980円(税込、送料込)↑いろんな意味で話題になっていましたが、koboはどうなんでしょうね。
Dec 1, 2012
電子書籍の世界がだんだんと進化してきて、やっと、ちょっといいかなって感じのサービスが出てきました。雑誌のFujisanのデジタル書籍は買ってもいいかもって思えるようになりつつあります。まだちょっと慎重になってますが、便利に使えそうだったらかなり買ってしまいそう…。電子書籍は、「どのデバイスでも読める」「買った本がなくならない(半永久的に読める)」「記事をスクラップできる(印刷できる)」っていうのがポイントだと思うんですが、Fujisanはそのポイントをクリアしています。心配なのはサービス自体がなくなってしまって、買った本が全部読めなくなっちゃうことなんですが、いまのところは大丈夫そうかな、と。Fujisanでデジタル雑誌を買うと、Fujisan側のサーバに保存されたデータをストリーミング形式で読み出す方式で読めるようです(iPadなどではダウンロードしたものをオフラインでも読めるようです)。なので、読むときに、基本的にはウェブに繋がる環境が必要。逆に言えば、ネット環境さえあればかなり自由に読めるので便利です。Windows、Mac、iPhone、iPad、Androidなどに対応していて、買うのも読むのもデバイスを選びません。iPhoneで買った本をMacやAndroidで読めます。本屋さんで立ち読みして、「芸術新潮」と「美術手帖」が欲しくなったのですが、この系統の本って、高いのと、本の形で保存したくなる(スキャンして保存だと画質が落ちる)のでモノが増えてしまうという恐れがあって、デジタル雑誌で探してみたんですけども、両方ともデジタル版はありませんでした。残念。で、他の雑誌を物色していたら年末恒例の「きょうの料理」のおせち特集が目にとまりました。いつも、つい買ってしまう号です。それで、捨てられない…。よし、今年はデジタル版で買ってみることにしよう、と意気込んで買ってみました。定期購読だけど「月払い」でいつでもやめられるそうです。しかも今なら最初の3ヶ月はお試し割引で、「きょうの料理」は半額。お得!本当にどのデバイスでも読めるのか、確認。iPhone、iPad、Androidはアプリをダウンロードして読めます。iMac(パソコン)ではブラウザで読めます。印刷可能な雑誌もあるので、スクラップしたいページを紙に印刷してもいいし、PDFで保存しておくこともできます。スマホだったらスクリーンショットを撮っておくという手もありそうです。「きょうの料理」だったら、iPadでレシピのページを開きながらお料理したり、お気に入りのレシピのページは印刷したり保存したりできるわけです。それをEvernoteに保存して分類しておけば完璧。デジタル雑誌ならスマホで電車の中でパラパラ読むこともできますし、レシピの材料をメモしなくてもスーパーでスマホの画面を見ながら買い物することもできます(なにげにこれがとても便利だと思う)。iPhone、iPadのアプリは「読む」のに特化しているので「買う」ためのストア機能がないようです。Android版も、わかりにくいです。今後はアプリで買って、アプリで読む、という方向に行くと思うので、なるべく早くそういうシステム、アプリの改良をお願いしたいものです。確実に手もとに残しておきたいものはやはり紙版で買ったほうがいいと思うのですが、いざとなったらなくなってもしかないか、と思えるような雑誌から、デジタル版を試していくのがいいかなと思います。慣れたらかなり便利そうな予感はしています。【送料無料】美術手帖 2012年 12月号 [雑誌]価格:1,600円(税込、送料別)【送料無料】芸術新潮 2012年 12月号 [雑誌]価格:1,400円(税込、送料別)↑デジタル版がないから紙版を買おうかどうしようか悩んでいるところ。アート系雑誌は高い〜。
Nov 29, 2012
台風が近付いていてダルダルで頭も痛いのだけど、今日も今日とてお片付け。運送屋さんから貰った段ボール箱の大・中・小のうち、小が書籍用で、三辺がだいたい35cm。これで20箱くらいかなぁと思っていたら、足りなくなって焦っているところ。家にある段ボール箱でなんとかしなければ。日通の単身用の資材セットだと、一番小さいサイズは4枚、その上のサイズが6枚ついてくるらしいですが、…全然足りないでしょう。もう、コミックとか文庫とか詰めるだけ詰めてしまったのだけど、日通のお引っ越しの手引きを見ると書類は詰めすぎないで6割程度にって書いてある…。いや、無理ですって。箱が足りませんって。重いけどすみません。もう、自分では動かせません。どうしよう。昔、本屋さんでバイトをしていたときに、本の返品作業というものがありまして、一日に十何箱も本を詰めまくっていました。なので、サイズ違いの本を隙間なく詰め込むのは得意。しかし今回は隙間なく詰めると重くなってしまいます。でもね、荷物を詰めるコンテナのサイズも限りがあるので箱数が多くなると預けられる荷物が少なくなってしまうのです。本はなるべく預けたいから、重くなっても仕方ない、ということにします。もう少し小さいサイズの箱があればいいのになぁ。8面サークルDTC24(扉付)【RCP1209mara】価格:3,680円(税込、送料別)【SALE】6面サークル ホワイト【セール】【16%OFF】【RCP1209mara】価格:2,480円(税込、送料別)KONOKO(コノコ)折りたたみ式プレイサークル M【送料無料】価格:5,800円(税込、送料込)↑リフォーム工事中の待避用に借りたアパートでチワワの小太郎があちこち行かれないように広めのサークルを物色中。母はいらないって言ってるけど、借りてるところで壁に粗相したりしたら大変だからやっぱり必要だと思うの。短時間お留守番させることもあるだろうし。
Sep 29, 2012
晴れたり降ったり変なお天気でダルダルしています。その間にも我が家の片付けは進んでいて、毎日少しずつ捨てる物と取っておく物、リサイクルするものを分類しています。台所の戸棚の中にはもらいものの食器などが箱のまま入ってるんですが、何年か前に一度片付けているのでそれほど訳の分からないものは入ってませんでした。前に片付けたときには、私が処分するほうに分類したもののほとんどを母が取っておくと言ってきかなくて、結局あまり減らなかったのですけど、今回は母も処分するほうに気持ちが動いているので、かなり分量が減りました。それにしても母と私と好みが全然違うので、私が捨てようとしたものを母が取っておくことにしたり、っていうことが多いです。逆もしかり。昨日も少し書いたけれど、茶碗蒸し用の食器もたくさん数があるので半分くらいに減らそうと思ったのですが、何点か揃った柄で、二種類あったのでどちらか一種類にしようとしたところで意見が食い違いました。母と私でどちらの柄を残すか意見が合わず。とりあえず両方残しておくことになりました。お客さんがたくさん来ても、茶碗蒸しは出せます。あ、そんなに入る蒸し器がなかった…。本も、かなり減りました。人にあげたり、ブックオフに売ったり、普通の古本屋さんに買い取ってもらったり。バーコードがなくて(古くて)ブックオフには売れない本は普通の古本屋さんに売ろうと思ったんですが、中途半端に古い本は在庫過多のようでほとんど値がつかず、郵送(宅配)での買取だと損になっちゃうみたい。事前に買取できるかどうかメールで確認したらほとんどの本は丁寧に断られました(一部は買い取ってもらいました)。直接持って行けばまた違うのかもしれませんが、捨てるのがもったいないという理由なので、再利用してもらうという意味で、文芸書は図書館のリユースコーナーに置かせてもらいました。文芸書以外の専門書や実用書系のものは紙の資源リサイクルに出しました。なんだかんだで、完全にゴミという形ではなくそれなりに納得できる形で処分できたのでよかったです。図書館は寄贈も受け付けているようですが、古い本だとリユースコーナーに置くのが妥当なのかも。図書館利用者が自宅にある本を自由に持ってきて自由に持ち帰りできるコーナーです。図書館にこういうコーナーがあることは知っていたのですが今回の本の処分にあたって思いつかず、最後の最後で気付いた次第。これから出てくる古い本はこのコーナーに置かせてもらおうと思います。
Sep 4, 2012
押入の奥にあった古い蔵書の処分に取りかかっています。古本屋さんに問い合わせて買い取ってもらえるものは着払いで発送。値段は微々たるものですが、捨てるという罪悪感からは解放されます。古本屋さんも商売だから、着払いの送料を勘案すると赤字になるものは買い取ってくれません。我が家にあるのは、古いといっても3、40年くらい前のものだし、それほど稀少な本もないのでほとんど値段がつきません。というか買取不可。直接古本屋さんに持って行けばいくらか値段はつくかもしれないけれど、そもそも大量に出回っているものだから需要がそんなにないみたい(だから値段がつかない)。そんなわけで、捨てるにはもったいないけれど、資源リサイクル行きかもしれない本たちに思いを馳せています。どうしようかなぁ。父の蔵書なので私は読んでない本も多いのですが、他にも読む本は大量にあるし、本棚の場所を取ることを考えると保管しておくのは不経済な気もします。調べてみると、同じ本が文庫で現在も出回っていたり、絶版のものが電子版で復活していたり。なぜか、図書館にあるような豪華本も一揃え揃っていたりするのですが、これはほんとに売れない。百科事典もそうですけど、需要がないのですよね。こんな場所を取るものを家に置いておかなくてもネットでなんでも調べられるし、図書館に行けば見られるし、ってことなんでしょう。捨てるのはもったいないけれど、他に使い道もないんだから資源リサイクルするのがせめてもの罪滅ぼし。仕方ない。豪華本を買った時点で「なぜこんなものを」って思いましたけど、当時はなにか価値があると思ったんでしょうねぇ。専門書もあったので専門の古書店に問い合わせたところ、ほとんど売れませんでした。しかし書道の大型本はなぜか高額買い取り。希少本だったようです。なにに値がつくか、素人にはさっぱりわかりません。小説なども値段が付かないようです。金額ではなく再利用してもらいたいという気持ちでの買取希望なので、需要がないなら売るのも処分しちゃうのも一緒だと割り切って、資源リサイクル行きです。さようなら、本たち。読まない本を「もったいないから」という理由でいつまでも取っておいてもあんまり意味がないことがわかったので、これからは、まずは「必要のないものは買わない」、そして「必要性がなくなったらいつまでも取っておかない」という二原則を守りたいと思います。…えっと、いまうちにある大量の本たちは「必要のある」本なので…取っておいてもいいものですっ。リフォーム終わったら本棚を買うという野望を密かに持ってます…。いいのか、それで。本棚 キッズ 薄型 スライド 省スペーススリムワゴン DVD・コミック・ビデオシンプル【日本製】L...価格:9,980円(税込、送料込)・スライド式本棚 スリムワゴン 本 送料無料 スライド本棚 コミックラック ブックラック 収納【...価格:28,920円(税込、送料込)隙間収納 本収納 本棚 送料無料 ブックシェルフ セール SALE %OFF すきま収納 ウッドラック マ...価格:18,800円(税込、送料込)↑こういうのが欲しいの。
Aug 30, 2012
電子書籍のストアが乱立していて、ますます混沌としています。知らなかったストアをいくつか発見したので、メモも兼ねて書いておきます。普通の紙の本だったら、どの本屋で買っても届く本は一緒ですが、電子書籍の場合はその本屋さんの提供するブックリーダーでしか読めないということが多くて、なかなか買いにくい状況です。とりあえず、電子書籍販売サイトのリンク。以前書いた記事に掲載したストアも再掲しておきます。販売方法や課金方法、提供されるファイル形式、読める媒体などはそのストアによって様々ですのでご自身でご確認ください。↓主に雑誌。■マガストア■雑誌オンライン■Fujisan.jp↓出版社のストア■BOOK☆WALKER(角川グループ直営)■電子書籍ブクレ(主婦の友社)■学研電子ストア(学研)↓総合■ebookjapan(電子書籍の老舗。コミックが充実?)■電子書店パピレス(こちらも老舗)■電子化資本Renta!(期間限定で読める貸本形式)■BookLive!(↑トッパングループ 株式会社ビットウェイの子会社として、2011年1月に設立されたそうです)■読むコレ(三省堂×BookLive!)■Kinoppy(紀伊國屋書店)■本屋■PuBooks■honto(ホント)■BOOKPUB(ブックパブ)■エルパカBOOKS■DEGITAL e-hon■ソク読み(コミック充実)■電子文庫パブリ(文庫中心)■BookGate(iOS版のみのよう)■BooksV(富士通。Android向けが中心。)■TUTAYAeBOOKS(iOS向けは近日リリース)■Raboo(楽天)(↑対応している電子書籍専用端末でしか購入できない)↓参考記事。書かれた時期によって情報が古い場合があります(対応OSなど)。■表で分かる電子書籍ストア比較(eBook USER)■最新電子書籍ストア徹底比較 2011秋(eBook USER)■電子書籍ストアが相変わらず乱立状態なのでコミック主体で整理してみました(もとまか日記)■電子書籍あれこれ比較 2012(電子書籍に関するニュースや出版・販売・無料サイトの情報ブログ)提供されているファイル形式で、ePub形式というのがありますが、これだとストア独自のアプリではなくてもePub形式のファイルが読めるアプリやソフトで読めると思うのだけど、購入した書籍を自由にパソコンなどに保存することはできないのでしょうか。無料配布などのおそれがあるからダメなのかなぁ。一番のネックは、読みやすさ(それも大事だけど)や品揃えではなくて、保存性です。そのストアが将来なくなってしまった場合や、アプリのサポートがなくなった場合、新しい端末が出てきた場合などに買った本がどうなるか、ということ。今の時点で、対応デバイスが多いストアで買ったとして、iPhoneからAndroidに乗り換えた場合はいいとして、将来的にそれ以外の新しい端末が出てくる可能性もあります。そのときに対応できるのかどうか。または、iPhoneユーザーが極端に少なくなってしまった場合でもiPhoneアプリのサポートをしてくれるのかどうか。ストア自体がなくなってしまう場合はどうなるのか。他のストアにデータを移す、という対応もあるかもしれませんが、その場合も、こちらの希望するストアに移行するとは限らないだろうし、最悪、ストア消滅とともに購入した書籍が読めなくなる可能性もあります。電子書籍の価格が安いならそれでもいいかと思うのですが、紙の本とそれほど変わらない値段で販売しているものは割高感があります。それなら(一手間かかりますが)紙の本で買って、PDF化して自分で管理したほうがあとあと便利そうな気もします。スキャンしてePub形式で保存ということもできるのかな…。紙で買って、読み終わって不要になったものは古本屋さんに売ることもできます。BookPubはPDF形式やEPUB形式で購入して、好きなリーダーで読めるようです。他のストアでもそういう販売方法のところがあると思いますが、全部チェックできてません。コミックなどは、安価で貸本形式で読めるRenta!がいいかも。…にしても48時間で300円くらいだと微妙…。長期保存はできないもの(将来的に読めなくなる可能性がある)と割り切ったとしても、今の状況だと、各ストアで買ったものがそれぞれバラバラに保存されて、別々のストアで同じ本を重複して買ってしまう可能性があったり(これはリアルな本屋でもあるけど)、手持ちの本が一覧表示できなかったり、というのが不便。操作方法もアプリによって違うだろうし、使いやすいアプリで読みたい本を読めるようになるといいと思います。そういう意味では、AmazonのKindleは端末一台でいろんな本が買えて、同じ端末で同じプラットフォームで読めて、所有している書籍の管理も一元的にできる、というのはかなり便利なのかもしれないです。だから、アメリカで普及してるのかな。あ、Kindleはスマホ用アプリもあります。■Kindle(AppStore)■Kindle for iPhone(Amazon)■Kindle for Android(Amazon)■Amazon、ついに「Kindle」を日本発売!しかもドコモ回線が無料で使い放題の神プラン!(すまほん!!)■キンドルが日本に参入する?Amazonの電子書籍をおさらい【デジ通】(livedoorニュース)要するに、買った本のデータがどこかのクラウドに集約されて保存されればいいのです。販売サイト(ストア)とは別に、本のデータの保管サービスがあって、別々のストアで買った本が同じところにデータ保存されるようになればいいと思います。リアル書店の流通で言うと、取次さんみたいな存在。取次さんは、出版社と書店を取り次ぐけど、電子書籍では、書店と購入者の間で買った本のデータを保存してくれるようなサービス。そうしたら、その取次さんが書籍データも管理して、販売サイトは販売の手数料だけ取ればいいことになるのかな。システムの開発費なんかも抑えられるのかも。うーむ。業界で、なんとかいい方法を考えてもらいたいです。↑楽天ダウンロードでも電子書籍を販売しています。Windowsでしか読めないようですが…。
Apr 9, 2012
ソメイヨシノのつぼみもだいぶ膨らんできました。来週あたりには咲くかなぁ。春めき桜(足柄桜)は満開、満開で、春爛漫。咲き始めが一番好きなのですが、散ってくると地面の緑の上にピンクの花びらの水玉模様ができて、それはそれでかわいいです。体調は相変わらず一進一退で春の天候に右往左往していますが、薬(ステロイド)の服用量が減ってきているので、頭はだいぶすっきりしてきたようで、以前よりは少し本が読めるようになってきました。まだ、目がぼんやりしていたり、集中力が続かなかったりはしていますが、読もうとしても読めなかったときに比べたらかなりよいです。【送料無料】銀の匙(1)価格:440円(税込、送料別)【送料無料】銀の匙 Silver Spoon(2)価格:440円(税込、送料別)↑「鋼の錬金術師」の荒川弘さんの新作、レビュー読んで面白そうだったので読んでみました。農業高校のお話。Wikipediaによれば、著者自身も農業高校出身でデビュー前は家業の酪農と畑作農業を手伝っていたとか。専門分野なのですね。マンガ大賞受賞でますます注目されてるようです。農業って、人間が生きてく上での一番根幹の部分を担っているのに、あんまりよく知らない業界。もっと身近になってもいいんじゃないかと思う。テレビのバラエティ番組で、お米の収穫を体験したタレントさんが「稲ってこうやって生えてるんだ」って言ってたのにショック受けたんですけど、自分も、酪農とか野菜の畑とかは全然知らないので、このタレントさんと一緒。自分の口に入るモノが、どれくらいの手間暇かけて、何人くらいの人の手を経て、どういう風に作られているのか知らないっていうのは、なんだか人間として間違っているような気がする…。しかし、「ちはやふる」(百人一首カルタ)とか「ヒカルの碁」(囲碁)とか「3月のライオン」(将棋)とか、マンガから、マイナーな文化が注目されるというのは面白い。「ヒカルの碁」しか読んだことない(しかも途中まで)ので、他の2作品も読んでみたいです。もうちょっと本がすらすら読めるようになったら。いまはマンガも積ん読になっている状態…。そういえば「とめはねっ!」って書道マンガもありました(読んでないけど)。こういう伝統文化が注目されるような下地があるのかもしれないですね。次はきっと「そろばん」マンガが来るに違いない。
Mar 29, 2012
iPhoneもiPadも持っているのに、電子書籍はあまり読みません。あまりというか、青空文庫で短編を少し読んだくらい。なんだかねぇ。携帯端末の画面で読むことはできそうなんだけどお金払って買う気がしなくて。いまのところ、紙の本のメリットのほうが大きいというか。電子書籍の購入や閲覧ができるアプリをいくつか入れてみたものの、どれもピンと来ません。電子書籍といっても、雑誌、コミック、一般書籍(単行本や新書など)、カタログ雑誌など、ジャンルに寄って多少特性が違います。雑誌なんかは読み捨てで、電子書籍でもいいのかなと思うのですが、気に入った記事だけを切り抜いてスクラップ、ということができない。PCで見てキャプチャを撮ってしまえばいいのかな。まぁ、場所を取らないのでバックナンバーを全部取っておけばいいのですけど、定期購読にしたら最新号のみ表示されてバックナンバーが消えちゃうなんてレビューもあるので、買う前によく確かめないといけません。あと、一度定期購読をやめて、改めて定期購読したら以前の購入分が消えてしまったとかっていう書き込みも見ました。コミックは見開きでは見られないのがちょっと残念。あと、「面白かったよー」と友人に貸したりできません。が、すでに持っているコミックを電子書籍版で購入して電車の中などで読み返すのはいいかも、とちょっと思いました。特に懐かしマンガとか。一般書籍は、読み終わってから古本屋に売れない…割にはちょっと高い気がします。ビューアーによっては文字の大きさなどがあまりカスタマイズできなかったりして、読みにくい場合もあります。そして共通するのは、購入サイト(アプリ)が複数あって、同じ商品を扱っている場合もあり、どの本をどのサイトで買ったのかわからなくなってしまうということ。大抵、買った本(雑誌)はそのサイト(アプリ)でしか読めないようになっているので、ひとつにまとめるということができず、あちこちで買った本を一覧表示できないです。そのサイト(アプリ、お店)によって、PCでは読めなかったりもします(スマホやタブレットでしか読めない)。さらに、その販売サービス自体がなくなってしまう可能性も考えられます。そうなると、購入した本はどうなるのか、、、。本によっては、単体のアプリとしてApp Storeで売っているものもあります。なんだかもう千差万別でよくわかりません。私が入れているアプリは以下のようなもの。↓主に雑誌。■マガストア■雑誌オンライン■Fujisan.jp(雑誌の中身をキーワード検索できたりして便利そう)↓いまのところ一番使い勝手がよさそう。■Kinoppy(紀伊國屋書店)(マルチデバイス対応でPC版は出てますが、Mac版はないみたい)↓PCからは読めない。■BookGate(iOS版のみのよう)■BOOK☆WALKER(角川グループ直営)↓AmazonのKindleやiBooksはまだ洋書用。■英和辞典や国語辞典が使えるようになった iOS 用の Kindle アプリ(晴れのちクラウド)■iBooks無料の、青空文庫を読む用に、iPhoneに「豊平文庫」、iPadに「i文庫HD」を入れてますが、データを共有できないのでiPhoneで読みかけの作品の続きをiPadで開く、ということができないのが不便。探せば別のアプリがあるのかなぁ。…「i文庫HD」のiPhone版「i文庫S」っていうのもありました。でも同期はできないっぽい。↓App Storeで電子書籍アプリを探すアプリ、ダウンロードしたけど使ってない…。■Appbooks紙の本が大量に積ん読になっていますので、まずはそちらを読まねばならないという事情もあり、特に電子書籍を買う必要に迫られていない現状。しかし雑誌は読んだらリサイクル、なので、価格によっては電子版でいいのですけども、紙のものとあまり変わらない値段だったりするので躊躇してしまいます。もうちょっと利用者が増えてくると、サービスも改善されてまた違った流れになっていくのかもしれません。しばらくは様子見です。【送料無料】電子書籍の衝撃価格:1,155円(税込、送料別)↑そういえばこんな本もありました。読んだけど内容忘れました。(→一読の価値あり、ってレビュー書いてる)
Mar 23, 2012
朝起きたら、雪の日っぽいダルダルが抜けて、すっきり。案の定、午後からは青空がのぞいてお天気が回復。体調とお天気の連動具合に感動しつつ、お天気に左右されない強いカラダになりたいと願うのでありました。楽天ブックスで買った本が、どどどんと届いたんですが、なんかバラバラと一冊ずつ梱包されたのが一緒に配達されました。全部まとめて梱包してくれればいいのに。雑誌もあったから、それぞれ発送場所が違うんですかねぇ。【送料無料】美術手帖 2012年 02月号 [雑誌]価格:1,600円(税込、送料別)↑「美術手帖」の松井冬子特集。この雑誌、高いので買うの悩んでたんですが、本屋で何度も立ち読みしてしまって、結局、購入。「美術手帖」、昔は毎月買ってたんですけども、久々。【送料無料】世界の夢の本屋さん価格:3,990円(税込、送料別)↑前から欲しかった本(→中身はこちらで見られます)。大判のビジュアル本。これも値段が高いなぁと思っていたんですが、このボリュームでこの値段は安いかも! ってくらい濃いです。まさに夢の本屋さん! 見てるだけでワクワクします。ゆっくり読もうっと。【送料無料】若林三弥子の蒸しいため完全マスター価格:1,365円(税込、送料別)【送料無料】いちばんかんたんな料理・雑貨・花の撮り方手帖価格:1,680円(税込、送料別)↑若林三弥子さんの美味しそうで簡単そうなレシピ本と、かわいい写真撮れそうな本。溜まっていた楽天ポイントを使って買ったのですが、あまりに一気に届いたのでちょっとおののいてしまいました(この他にも数冊)。これ、本屋さんだったら、まとめ買いしないな…。ネットおそるべし。
Jan 22, 2012
アルコール中毒とまではいかないけれど、お酒が大好きで、毎日飲んでいた人が、体調を崩して、ちょっと飲むとすぐ酔っ払っちゃって、好きなお酒をほんのちょっとずつしか飲めなくなっちゃった。…そんな感じです。私の読書生活。お酒飲まないのですけども、お酒好きに例えるならば、飲めなくなっちゃったけど、そのうち飲めるようになるかもしれないから、美味しそうなお酒はとりあえず買っておこうかな、という感じ。それで、買ったものの読めていない積ん読本が溜まる、溜まる。昨年のお正月あたりは膠原病の治療で飲んでいるステロイド剤の量がだいぶ減っていて、「よし、今年の目標は積ん読本の解消だ~」と意気込んでいたのですけども、震災後に膠原病が再燃。薬の量が一気に増えて、また本が読めない生活に逆戻りしてしまいました…。ステロイド大量投与で、集中力が続かないのです。今は薬がだいぶ減っていますが、長期投与で目の焦点が合いません。乱視のような症状。文字が二重に見えて、長文読むのがつらいです。すぐ疲れてしまいます。読みたい本はいっぱいあるのに、無念。部屋にある本を減らしたいので、どんどん読んで処分してしまいたいのだけど、ぜんぜん読めない。荷物も減らない。部屋が片づかない。ああ…。【送料無料】世界の夢の本屋さん価格:3,990円(税込、送料別)↑前から気になっていた、このビジュアル本。本好き、本屋好きにはたまらないらしいです。…で、とうとうポチッとな。届くのが待ち遠しいです。…って、本が減らないどころか、増えてるし。チワワの小太郎は、ときどき、おもちゃ箱の奥の方から昔のおもちゃをひっぱり出して遊んでいます。私も、新しい本買わないで、同じ本を何回も読めばいいんだな…。(むりだな。。。)↓本の中身はこちらで紹介されています。写真見るだけでわくわく。■世界の夢の本屋さん(朝日新聞社)
Jan 21, 2012
まだ台風の影響が続いています。降ってないときのほうが多いけど、時折ざざーっとすごい雨が降ります。お散歩も急いでちょっとだけなので、チワワの小太郎はストレス溜まり気味。お散歩あんまり好きじゃないくせに、行けないとなるとうちで暴れています。がおー。昨年亡くなった、歌人の河野裕子さんの遺作集「蝉声(せんせい)」を読んでいます。河野さんのことを知ったのは亡くなったあとの新聞の記事なのですが、癌での長年の闘病生活や、亡くなる直前まで病床で歌を詠んでいたというエピソードを知って、歌集を読んでみたくなりました。抗がん剤で髪が抜け、食べられなくなって点滴だけで1ヶ月、最後はホスピスへ、という治療の様子が歌から伝わってきて、叔母の闘病生活と重なる部分が多かったです。叔母は自分の言葉で病や治療の辛さを表現できなかったけれど、叔母もこう思っていたのかなと想像しながら河野さんの歌を読んでいます。壮絶な闘病生活であったことは間違いないのですが、河野さんの歌には、家族への愛や自然へのまなざし、生きることへの渇望などがやわらかい言葉で綴られていて親近感が湧きます。他の歌集も読んでみたくなりました。【送料無料】蝉声価格:2,800円(税込、送料別)【送料無料】河野裕子価格:1,890円(税込、送料別)【送料無料】家族の歌価格:1,260円(税込、送料別)↑河野裕子さんの本。(参考記事)■河野裕子の巻 女の真情 詠い抜いた一生(読売新聞)■河野裕子のカタツムリの歌 短歌一口講座 カタツムリ (日本経済新聞)■河野裕子さん遺歌集など続々と 家族、生の重みをまっすぐに詠み(産経ニュース)
Sep 4, 2011
気がつけば激動の3月も終わりもうすぐ4月。いつもだったら「もう4月!」というところですが、震災からの約20日間がやたらと長く感じました。そして、計画停電が終わる4月末まで、まだまだ長そうです…。震災、というか津波の被害は想像を絶するもので、被災地はもちろん、テレビの報道などで精神的にストレスを感じている人も多いとのこと。本当に現実に起こったことなのか信じられず、今でもときどき「夢だったらいいのに」と思います。でも現実に災害は起こって、わたしたちはその現実と向き合わなくてはいけないのですよね。被災地の復興もそうですが、次にどこに襲ってくるかわからない災害にも備えなければいけません。(…そう考えるとストレスになるのもよくわかります…)しばし現実逃避をしつつ、未来も考えようということで、いくつか思いついたコミック。風の谷のナウシカ7巻セット価格:2,987円(税込、送料別)漂流教室(1)価格:610円(税込、送料別)↑汚染された世界とその毒を浄化する腐海。今、「風の谷のナウシカ」を改めて読みたい。地震で世界が一変し、厳しい現実と立ち向かわなければいけない状況は「漂流教室」を彷彿とさせます。星守る犬価格:800円(税込、送料別)星守る犬(続)価格:880円(税込、送料別)↑最初に出た「星守る犬」はかなり話題になりましたが、最近出た「続・星守る犬」も合わせて読むと感動が倍増です。続刊では未来を感じさせる終わり方で救われます。夕凪の街 桜の国価格:840円(税込、送料別)はだしのゲン(全10巻)(NDC726)価格:7,140円(税込、送料別)↑戦争が終わってからも被爆者やその子孫を苦しめ続ける原子爆弾。被爆国として、私たちはその恐ろしさをよくわかっていたはずなのに…。今回の原発事故で悔しい思いをしている人は多いのではないでしょうか。
Mar 30, 2011
怒濤の一週間もようやく終わりに近付いてきました。年に一度のグループ展「怪作展」、今日が最終日です。このギャラリーは書店の三階にあって、もともとは倉庫か事務所かわかりませんが、店舗ではなかったスペースをギャラリーと喫茶店に改装した場所です。喫茶店はあまりお客さんが来なかったようで、今は営業していません。その代わり、ギャラリーに来てくれるお客様との応接スペースとなっています。ガラス越しにギャラリーの展示が見渡せてとてもよい雰囲気です。実は、この書店は小田原在住の作家の夢枕獏さんとゆかりがあって、獏さんが昔アルバイトしていたお店なのです。ギャラリーの担当者のKさんは若い頃から獏さんと懇意にされていたそうで、このギャラリーでも獏さんの写真展やサイン会などのイベントが度々行われています。私は一度もお目にかかったことはないですが、夢枕獏ファンとしてはちょっとしたエピソードでもわくわくしてしまいます。【送料無料】陰陽師(夜光杯ノ巻)価格:580円(税込、送料別)【送料無料】陰陽師(1)価格:810円(税込、送料別)陰陽師価格:5,670円(税込、送料別)↑夢枕獏さんの代表作といえば「陰陽師」。コミックや映画にもなってます。【送料無料】神々の山嶺(いただき)(上)価格:760円(税込、送料別)【送料無料】神々の山嶺(いただき)(1)価格:680円(税込、送料別)↑山岳もの、仏教もの、釣りもの、格闘技ものと多様なジャンルで多作。全部は読み切れないのです~。怪作展が終わったら少しのんびりと読書でもしたいものです。が、なんだかかんだと頼まれものも多くてあんまり暇がなさそう…。忙しいのはいいことですが、部屋の中の積ん読本は増えるばかりです。あー。↑2/9(水)-14(月)小田原のギャラリー新九郎にて。詳しくはサイトをご覧ください。Twitterは @kaisakuten です。
Feb 14, 2011
9月になったのに、暑い~。この暑ダルい感じは、台風がそばを通っているからなのか、昨日、暑い中を歩いてしまったからなのか…。一日中、眠いです。なんだかもう、ダルいときはほんとにダメで、気力でなんとか、とかできず、身体が重くて動かない。重りがついてるみたいです。病気(多発性筋炎)のせいなのかな。この感じは病気になる前はなかったし、わからなかった。年のせいもあるんですかねぇ。ひたすら寝て、回復を待ちます。昨日は、『「満足」を「感動」に変えるサービス・マインド』という本を出された、漫画家の此花あかりさんと宣伝部隊のお二人と一緒に小田原の本屋さん巡りをしました。本が店頭にあるかどうかチェックして、あればPR。元書店員としてはかなり面白い体験でした。あかりさんに感謝。途中で、テレビでも有名になったマツシタ靴店の前を通ったので、ギョサンを物色。漁業従事者用サンダルの略。室内履きにも室外履きにも、ちょっとベランダに置いておくにもよいです。みなさんとのお話もとても楽しくて、あっという間の数時間でした。しかしあまりにも暑かった。今日は朝からダルダルだったので、午前中からいっぱい寝ました。寝れば回復するから、休息日も計算して予定を立てれば、それはそれでいいのかな、とも。とにかく、蒸し暑い日が一番ダメなことが最近わかってきました。自分のなかでデータを蓄積して、うまくスケジュール立てられるようにして、なるべくやりたいことがちゃんとできるようにしていきたいものです。↓『「満足」を「感動」に変えるサービス・マインド』公式サイト。期間限定だそうです。■ホスピタリティの広場「満足」を「感動」に変えるサービス・マインド価格:1,365円(税込、送料別)↑とても読みやすくてビジネス書とは思えません。普通にマンガが面白い~。公式サイトで一章だけ無料で立ち読みできます!本の制作過程をTwitterで対談ツイートしたときのログが興味深いです。本の内容とあんまり関係ないですが、先日あかりさんとお話してて「おお!」って思ったのは、アシスタントさんが、遠くにいるのです。ネットで打ち合わせして、データを送りあって作業が進んでいくんだそうで。だから、ご自宅ではひとりで作業されてるそう。私なんて昔のマンガっ子だから、マンガ家さんというと、アシスタントさんが周りにいっぱいいてすごく混み混みしたところでマンガ書いてるイメージだったんですが、PCでの作業も多くて昔のイメージとは違うみたいです。もちろん、今でも昔ながらの作業をしているマンガ家さんもいっぱいいるとは思いますが。あと、昨日は出版界の仕組みについて、「やっぱりおかしいよね…」という話題に。普通の流通とは違うし、お金の流れも、商品の流れもフクザツ。なんかもっと、ちゃんと著者とか、書店員とか、出版社以外のところにもちゃんとお金が行き渡るようにならないと…って思いました。もっと、気軽に出版社が作れたらいいのになぁ。カフェとか雑貨屋さんを始めるのと同じくらいに。
Sep 2, 2010
iPhoneで雑誌が読めるアプリ「ビューン」を使ってみました。30日間は試用期間で無料です。そのあとは30日ごとに450円かかるようです(その都度、確認されるみたい)。まず、Wi-Fi接続でないと使えないところが不便なんですが、Wi-Fiに繋げても読み込みに時間がかかって読むまでの道のりが長いです。(「モバイルWi-Fiルーターから3Gネットワーク経由で接続する場合は、ご利用できない場合があります」との注意書きも)iPhoneだと画面が小さいので読みにくいというのは承知の上で、使い勝手を試してみました。最初の関門はやはりデータの読み込みに時間がかかること。これは大きなストレス。そして縦位置で見ると1ページ単位でしか見られないので(これは仕方ないけど)最初はううむ…という感じで見てました。そのうち、iPhoneを横位置にすると見開き表示されることが分かったので見開きで見てみました。見開きのほうが見やすいんですが、そうすると紙面が小さくなっちゃうというジレンマ。こういう電子書籍系のものを使ってみて思うのは、紙の本というのは見開きで見やすいように作られているのだなということ。読み手側の慣れもあると思いますが、作り手側も見開きで見て見やすいように、長い年月をかけて培ってきた定番というか定型デザインのようなものがあるんだと思います。だから、今の時点では、紙の本を電子端末で見る場合に、見開きで見られるほうが自然で見やすいです。そのためには(たぶんiPadですら)画面がちょっと小さい。やはり自分で買うなら今出てるiPadよりも、もう少し大きい画面のものが欲しいなぁ。将来的には縦位置でストレスなく見られるような電子書籍特有の「読みやすいデザイン」というのも出てくるのではないかと思いますが、今はまだ過渡期。定着するのはまだまだ先ですね。ビューンについて言えば、単純に紙の本を電子画像データにして見せてるだけなので、当然、見開き表示(2ページ同時表示)のほうが見やすいです。見開き表示にしても片ページ表示(1ページのみの表示)にしても、文字は小さくて読めないので拡大して読みます。iPadならまた違うんでしょうが、iPhoneだと拡大画面をスクロール(?)というか移動しながら読むので大変。で、ページの端の方を読もうとして紙面を動かしていると、行き過ぎて前後のページに移動しちゃいますからまたこれもストレス。紙面の端の記事をiPhone(またはiPad)の画面中央にもってきて読めるようになったらいいのに。あと、雑誌全体のどこの位置のページを見ているのかがよくわからないので、それがわかるような表示があるといいです。雑誌によって右開き、左開きがあるんですが、それもわからなくて、表紙から右に進めばいいのか左に進めばいいのかがもっとわかりやすくなればいいなと思います。紙の本だったら一目瞭然なことが、電子書籍になるとわかりにくいという部分はけっこうあるのですね。逆に電子書籍にしかできないことというのもあるだろうし、今後の試行錯誤でどんどん使い易くなっていくんじゃないでしょうか(希望的観測)。さて、使い勝手はともかく、これだけ多くの雑誌(現在「30以上の新聞や雑誌、テレビニュースなどが楽しめる」そうです)が月々450円で読めるというのはお買い得です。ファッション誌の「CanCam」なんかは書店の立ち読み的にざざっと内容が見られるので、紙じゃなくてこれで十分(私はCanCam世代ではないので別のファッション誌が入ってくれると嬉しいです)。例えば「家庭画報」なんか分厚いですけど、面白そうな内容でもその重さと値段で買うのをためらってしまいます。電子版で安ければ買ってしまうかも。そうなると読者層も広がるし売上も上がるかも。ビューンで見ていて面白かったのが「DIME」。書店で表紙だけ見るけれど、中を見たことなかったです。マクドナルドのプレミアムコーヒーの秘密とかミラーレス一眼とデジタル一眼の比較記事とか、なかなかツボを刺激する内容でした。こういう、未知なる雑誌と出会えるのはいいな。あと、女性週刊誌とか普段は買わない雑誌もつい読んじゃいます。紙だったら買わないけど、電子版だったら(低価格で)買ってしまうかも、という雑誌は意外に多いです。将来的に雑誌の数が増えて価格を上げることになったとしても、スカパー!のチャンネルパックみたいに、よりどり30誌で500円とか、スポーツ誌セットとか、ビジネス誌セットとか30代の女磨きセットとかあったらかなり買う人はいるんじゃないでしょうか。雑誌を買うときのハードルって、価格以外に「物質的に邪魔」という部分も多いです。保管するにも場所を取るし、リサイクルに出すにしても労力がかかるし…、だったら立ち読みで済ませて買わない。という人も多そう。そういう人は電子版だったら買うだろうし、雑誌が売れないと言われるけれど、潜在的な需要はかなりあるんじゃないかな。なんにせよ、まだまだ未成熟な部分が多いので、まずはアプリの使い勝手をよくするところから、ですね。悪いところを批判するよりは、前向きに将来に期待、です。
Aug 23, 2010
お米の稲穂が出てきました。いつも不思議なんですが、稲穂って、突然出現するんですよねー。きっと稲の葉っぱに隠れたところで成長してるんだと思うんですが、発見したときにはすでにお米の形の粒々がいっぱいついていて、「いったいどこから出てきたのだ~」といつも思うのでした。白いのは稲の花(たぶん)。数日すると消えてなくなっちゃいます。稲穂が出てくると、もう秋の気配。田んぼはこれからどんどん緑から金色に変わってゆきます。話変わって、以前リアル書店で見かけた本を先日Amazonで注文したんですが、出版社のほうで品切れていたようで「取り寄せ不可能」という連絡が来ました(しかしその後もサイトでは品切れ表示になってないのが気になるところだけど)。他のネット書店でも、(品切れではなく)取り寄せ商品として表示されてますが、おそらく取り寄せ不可でしょう。実物を見かけたのは東京の書店だし、今のところ行く機会がない上に、いまだに在庫があるのかもわからず(出版社に返品してる可能性も…。って、それだったら取り寄せ可能になってる可能性もあるな)。ともかく、ネット書店で注文しても確実性が薄いなぁ、どうしようかなぁなどと思っていたところ、ふと思いついたのがリアル書店チェーンのネット販売。全国の店舗の店頭在庫があるはずだから、(多少汚れていても)取り寄せできそう。で、紀伊國屋BookWebを覗いてみたら、あるじゃないですか。在庫。取り寄せじゃなくて、ちゃんと「在庫あり」になってる。これは脈あり。ってことで、喜び勇んで注文しました。いやぁ、リアル書店チェーンも捨てたもんじゃないな。ま、在庫ありになっていてもない場合もあります、と注意書きがあるので、ぬか喜びになる可能性もありますが、そうなったら仕方ないとします。本屋ネタついでに、大手取次のトーハンが運営するe-hon。ぜんぜん利用したことないけれど、一応地元の書店を登録してあって、たまにメールが来たりしてました。地元の本屋さんが潰れると困るので、意識的にリアル書店でも購入しているわけなのですが(ひとりでがんばっても仕方ないけど)、やはりネット書店のがポイントつくし便利だよなぁ、などと思っておりました。で、先日登録してあるリアル書店で買ったら、ポイントカードを作ってくれて、「ネットで登録しないといけないんですけど、ポイントが貯まりますから」と言うではないですか。カードを見ると、e-honと書いてある。わっほ。これはすごい。リアル書店の買い物でもネット書店の買い物でもポイントが貯まる!(たぶん)どっちでも使える。(e-honブックショップメンバーズというものらしいです)e-honで注文した本も、店頭受け取りにすれば地元の書店さんの売上になりますし、なんかいいかも。自宅まで送ってくれる便利さはないけども。地元密着リアル書店を応援する意味で、こういうのを活用できたらよいなぁ、と思ったのでした。いっそのこと、リアル書店で買うほうがポイントがいっぱいつくようにしたらどうかしらね。
Aug 8, 2010
関東梅雨明け! 気持ちの良い晴れ~。お布団干して満足、満足。暑いけれど、梅雨時のジメジメ感はなくなって体調も上向きです。…気のせいかもしれませんが…。チワワの小太郎は相変わらずぐでぐでしています。めちゃめちゃ暑そうなのに、クッションの上で寝てます。そこがいいみたいです。梅雨が明けてなんとなく元気が出てきたので、積ん読だった過去の新聞をまとめ読み。新聞はだいたいその日のうちに読むようにはしているんですが、出掛けた日などは読み切れなくて「あとで読む新聞」の山に積んでおきます。でも次の日は新しい新聞がきちゃうから、なかなか「あとで読む新聞」の山は減りません。たまにまとめ読みして、なるべく溜めないようにしていたんですが、梅雨時は体調もイマイチでなかなかまとめ読みできなかったのです。1月のものから最近のものまでかなり溜まってましたが、ゴールデンウィーク分まで消化。残りはまた今度。過去の新聞を読んでなにが面白いの? と母に聞かれるんですが、面白いです。終わったニュースでも、当時はこんな風に書いてあったんだ、というものもあるし、コラムやニュース解説など日付に関係なく読めるものもたくさんあります。隅々まで全部読むわけではないですが、全部の紙面に目を通して気になる記事はじっくり読んでしまいます。コラムなどは夕刊のほうが面白いので、朝刊より薄いのに夕刊のほうが読むのに時間がかかります。ニュースはネットで読めるけど、コラムや寄稿記事などはネットに載っていないものも多いです。連載小説は挿絵もきれいだし、やっぱり紙の新聞はやめられない。「電子書籍の衝撃」という本で、音楽配信を例にとって電子書籍の普及の仕方を説明していたことに多少の違和感を覚えて、その違和感はいったいなんなんだろう…とずっと思っていました。(本自体はとてもオススメです。電子書籍のなにがすごいのかがよくわかります)たぶん、書籍と音楽の特性の違いなんだろうと思います。他品目で個々人の好みによってさまざまなニーズがある、という点ではよく似ているのですが、買った商品を楽しむ時間の使い方(という言い方が的を射ているかどうかわからないけど)は大きく違うんじゃないかな。音楽は、なにか他のことをしながらでも楽しめる。むしろBGMとして利用している人のほうが多いような気がします。たとえば、料理しながら、勉強しながら、ネットしながら、ウォーキングしながら、本読みながら…音楽を聴く。逆に、読書の場合は、それ自体が「主」になります。音楽聴きながら本を読んでいても、音楽のほうが「副」で読書のほうが「主」なのではないかと。ウォーキングしながら本は読めないし(読んでいる人も中にはいますが)、料理しながら読書も(普通は)できない…。もうひとつは、音楽は、街やテレビでよく流れている曲を口ずさんで「こんな歌なんだけど」と言えば「ああ、あの曲ね」とわかり合えますが、読書の場合は「これこれこういう話なんだけど」と言っても相手がその本を読んでいなければまったく話が通じません。ましてや、ストーリー以外の文体の良さや小説世界の「空気感」のようなものを読んでいない人に伝えるのは相当に難しいです。話が通じないからと言って、「じゃあ読んでみて」と気軽には言えません。読書によって、その人の「時間」をある程度奪うことになるから。長編小説だったらなおさら。音楽だったら、サビの部分を歌って「こんな感じの曲」って言えば、その曲を聴いたことがなくてもなんとなく理解しあえるし、動画サイトなどでその曲を聴くこともできるかもしれないけれど、本の場合はいくらあらすじを言っても、理解あうのはちょっと難しい。ネット書店の立ち読み機能で一部を読めたとしても全体像を把握するのは至難の業。もちろん、音楽だって奥深いから口ずさむだけじゃ伝えきれないものも多いし、読んでない人にも伝えやすい書籍もあるかもしれませんが、両者のおおまかな特性として、いま挙げたような違いがあるんじゃないかなと思います。音楽だと、好きなアーティストの曲を10曲とか20曲とか聞くのに数時間あれば十分ですが、好きな小説家の作品を10作、20作読むには数日から数ヶ月かかります。だからね、「気軽に勧められる度」が違う気がします。CD貸すね、っていうのと(イマドキはCDを貸し借りしたりしなさそうだけど)、本貸すね、っていうのは気軽さが違うのですよね。相手へのプレッシャー度というか。本、借りたら読まなきゃいけないと思うプレッシャー。音楽のほうが気軽なんじゃないかな。(私は音楽もなかなか聴かないけど)そんなわけで、電子書籍が今後、音楽配信と同じように急速に一般的になる、という説にはちょっと懐疑的。一般的になるかもしれないけれど、音楽配信と同じような戦略ではダメな気がします。辞書的なものや雑誌的なものは電子書籍化されていくと思いますが、小説とかはどうなのかなぁ。というか、ネットとか、携帯小説とか、わりと軽い文章(内容が薄いということではなくて短時間で読みやすくかかれた文章)に慣れてしまうのはちょっとコワイです。読書というのは、ある程度の集中力が必要で、ましてや長編小説などは忍耐力も必要。子どもの頃に、そういう本をじっくりたっぷり読む習慣をつけるというのは、知識をたくわえるという以外にもメリットはある気がします。媒体は電子書籍リーダーでもパソコンモニターでも紙の本でもいいんですが、ネットなどだとどうしても軽いものをたくさん読むという方向に行ってしまいがちなので、腰を落ち着けて(ゲームなどの誘惑に負けず)じっくりと読むことを、子どもたちに教えて行くべきだと、音楽と書籍の違いに気付いたときに思ったのでした。電子書籍の衝撃価格:1,155円(税込、送料別)↑なにが「衝撃」なのかが分かり易く書かれています。おすすめ。
Jul 17, 2010
ほんとに物欲は限りがない…。読書するとき用の座り心地のいいイスを探していたら、良い感じのを街の雑貨屋さんで見かけて、楽天で買おうと思ったのに、…売ってない! 「ないものはない」んじゃなかったのか!?チワワの小太郎はクッションでぐでぐで。さすがに暑くなってきたので、ぴったりくっつくことは少なくなってきましたが(年齢のせいもあるのかな)、人間のそばが大好きなので、私が座ってる横にクッションがあるとそこに登って寝ています。高さのあるところが好きみたいなので、二段にしてあげてます。人間サイズの、こんなクッションがあったら気持ちよさそうだけど、実際あったとしても置き場所がないから無理だわ。欲しいのは「やすらぎチェアー」。折りたたみ式で、オシリがすっぽりはまって、座り心地がいいです。お値段も6000円くらいでお手頃なのです。楽天ポイントで買いたいのだけど、どっか売ってるお店ないかなー。★日本製!カウチソファ・7段階リクライニングソファ★☆2人用ソファ・ラブソファ・ローソファ...価格:9,800円(税込、送料別)【送料無料】クッション フロアソファー 2Pソファ もこもこ ピンク 白 赤 黄色 ブラウン 茶色 ...価格:13,440円(税込、送料込)【送料無料】座面と背もたれは納得のボリューム!お部屋を有効活用!省スペースのコンパクトサ...価格:14,490円(税込、送料込)↑置き場所があればこんなものも欲しい。っていうか、これが置ける広い家が欲しい~。
Jul 9, 2010
父が部屋にアジサイを飾ってくれました。キレイ。爽やか~。和みます。チワワの小太郎、今日はお風呂に入ってさっぱり。梅雨の季節になってから、普段より多く毛が抜けています。排水溝に小太郎の毛がまとまってできた毛玉が水に流されて移動して、ちっちゃい毛玉オバケみたいになってて、ちょっと怖かったです。さて、iPadが発売されてしばらく経ち、話題はiPhone4に移りつつありますが、私の物欲はiPadに向けられております。iPhone4も欲しいけど…、その前にiPadだな。電子書籍は、ほぼ垂直のパソコン画面ではあまり読む気にならず、買おうとも思わないし、タダでもあまり読む気にならなかったんですが、手に持って読める、というただそれだけで、こんなにも購買意欲が湧くなんて!じっくり読みたい小説などはちょっとまだ微妙なところなのですが、これは電子書籍で買いたい、と思う分野の本はけっこうあることに気付きました。まず、通販のカタログ。ネットにもデジタルカタログという形で掲載されているので、これをiPadで読むというのもありかもしれませんが、とにかく、カタログの送料がかかる、見たら捨てる、という特性があり、送料や印刷のコストが浮けば商品に反映されて安くなるかも、という期待も。そして、コミック。買ったものは、保存したいものと古本屋などに売って処分したいものと半々くらいですが、保存するにしても紙の本だと物理的に場所を取るので、電子書籍なら大量に保存できるところが魅力。紙の本より安く読めるのだったら、紙では買うのに躊躇する本も買ってしまうかも。試し読みで1巻だけ100円とかだったら手が出てしまいそうです。小説などの紙の本でも、ざざっと読めてしまいそうなビジネス書や、保存するかどうかわからないけど読んでおきたい話題の本などは電子書籍で安く購入したいです。で、気に入ったり、もっとじっくり読みたいと思ったら紙の本を買うかも。あとは、雑誌類。これも、カタログと同じような理由だけど、読んだら処分してしまうことが多いので、資源の無駄だし、重いし場所を取るので保存するにしても取り扱いが面倒。電子書籍だったらいいなぁと思います。コスト面で採算が合わずに休刊や廃刊になった雑誌も復活してくれたら嬉しいです。さらに、パソコンソフトの解説書もぜひ電子書籍化して欲しい。もう、ほんとうに場所を取るし、頻繁に使う本でも重くて、しかもよく見るのは一部分だけだったりするのです。バージョンが古くなってしまった本でも、あとから見たい場合もあって、なかなか捨てられません。しかも処分しようと思っても古本としての価値がほとんどなくて、買い取ってもらえないときています。逆に、紙の本で保存しておきたいのは、絵本や写真集、美術書など、装幀にもこだわった本たち。今の日本の印刷技術はたぶん、相当なものだと思います。色もキレイだし、モニターで見るのとは違います。電子書籍化して、購入のハードルを下げるのはいいんですが、紙の本も残して欲しいと思います。デジタルだと、プラットフォームの問題もあるかと思うんですが、そういうものも勘案して、本当に保存しておきたいものは紙の本がいいかなという気はしています。MOドライブがなくなっちゃったらMOが読めなくなっちゃうとか、ビデオデッキが廃れてコピーガード付きのビデオソフトはDVDにダビングもできず、見られなくなっちゃうとかっていうのを経験しているので、プラットフォームに左右されない、スタンドアローンのメディアである紙の書籍っていうのは、なんだかんだ言って最強のメディアだと思うのでした。
Jun 26, 2010
雨で頭が重いです。ダルダル~。せめて写真だけでも爽やかに。チワワの小太郎、朝だけはお散歩に行けました。天気予報よりも早く雨が降ってきて、午後のお散歩はなし。人間もワンコも、家でグデグデしていたのでした。 FREE (フリー)↑今話題のこの本、読み始めました。まだ最初の数ページしか読んでないので本の内容はよくわかりませんが、無料から利益を生み出すというのはわかる気がします。最初に例として挙げられているのが、無料で動画配信したミュージシャンの楽曲などの売上が飛躍的に伸びたというもの。コンテンツなどを無料で配る行為は損をすると思われている節があるけれど、これは逆だと常々思っていたので特別目からウロコでも無かったのですが、こういうことを大きな声で言ってちゃんと理解できるように一冊の本にまとめるというのがすごい。私が無料コンテンツが利益を生むと思ったきっかけは、図書館司書の勉強をしていたとき(司書の資格はいまだにとれてませんが)。無料で本を貸し出す図書館。図書館が本を購入して無料で利用者に貸し出す行為は本の売り上げが減るのではないかと、出版業界では慎重論が多いようですが、図書館側としては、無料で貸し出すことで逆に書籍の売上が伸びる、という主張もあり、私としては後者の意見に大賛成だったのです。自由に本を読むことで、好きな本は手元に置きたくなる。それが購入に繋がるはず。そもそも本に出会わなければ「買う」という行為に繋がらないと思うのです。読書人口を増やすことで、出版物の購買層も増えると思うのですよね。…まぁしかし、これからは電子書籍の時代ですから、図書館改革はいまさら…という感もありますけれど。良い例が、この「フリー」という本。出版前に一部の読者に無料で全文を公開。この大胆な挑戦自体に話題性があったとはいえ、内容が良くなければそこからベストセラーにまではならなかったはず。無料で公開することが逆に利益に繋がった良い例ではないかと思います。文芸作品は全文を無料でネットに公開。書籍を買いたい人は、コンテンツ自体ではなく書籍化という手間暇にお金を払う、というようなことが「ウェブ進化論」の梅田望夫さんと作家の平野啓一郎さんが対談した「ウェブ人間論」に書いてあったと思います。たしかに、全文がネットに公開されていても、書籍を買いたい人はいるだろうなと、そのとき思いました。いまは電子書籍リーダーが出てきているのでこのビジネスモデルはちょっと厳しいかもしれませんが、電子書籍とうまく組み合わせれば、無料で触りを読めて、低料金で電子書籍、ちょっとお金を出して紙の本、という流れは作れるかも。個人的には、写真集なんかは紙の本がいいのですが、高価な本は購入する前にネットで内容がすべて見られると嬉しい。もちろん、中身を見た結果「内容がよくなかったら買わない」という選択肢もあり得るのですが、中身が見られない場合、「内容がまったくわからないから買わない」ということもよくあります。事前に内容が見られるというのは正統に評価されて購入するかしないかを決められるという意味では消費者の側に立ったサービスなのではないでしょうか。電子書籍リーダー市場がどうなるのかも含め、今後の流れに注目しているところです。 ウェブ進化論 ウェブ人間論↑この二冊、面白かったです。今読むと、ちょっと古いのかなぁ。 電子書籍の衝撃↑この本も面白そう。
Apr 27, 2010
早朝ウォーキングに出掛けたら、虹が出てました! しかし、もたもたとカメラを取り出して写真を撮っている間にもどんどん消えていってしまって、ちょっと残念でした。早起きした人だけが見られた幸運の虹~。ウォーキングから帰って、改めてチワワの小太郎と一緒にお散歩に出かけたときには、すっかり夜が明けて、空がすかっと晴れていました。予報は曇りだけど、布団干しちゃえ! って午前中に布団干していたら、お天気雨。父が教えてくれて、慌てて取り込みました。その後も、ずっと降ったり止んだり晴れたり曇ったり…。変な天気です。Amazonのマーケットプレイスで安く買えた本が届いたので、ほくほくしながら開封したら、思っていたのと違う本でした。注文した本はたしかにこれだけど、私が欲しかったのはこの本じゃなかった…。がっくり。どういうことかというと、先日リアル書店で見て欲しかった本をAmazonで物色。買うのを迷って何度も書籍詳細ページを見ていたのでした。で、マーケットプレイスで古本をずいぶん安く売っていることに気付いて、「ラッキー♪」と注文しました。…しかしそれは、同じ本の古いバージョンの本だったのでした…(だから安かった)。パソコン関係の本って、こういうことがあるのよね…。Amazonを放浪しながら何度も詳細ページを見ているうちに、どこかで古い本のページに行っちゃったみたいです。この本とこの本を間違えました。タイトルが「HTML &スタイルシートデザインブック」と「HTML/XHTML &スタイルシートデザインブック」で、たしかに違うし表紙のデザインも微妙に違うのだけど、似ています。分かりやすく「改訂版」とかってついてるほうが間違えにくいかったかも。こういう間違いって、リアル書店では通常は起こりません。担当者がよほどうっかりものでなければ、古い方の本は棚からはずすので。…しかしうっかりものの書店員は意外に多いので買うほうも中身を確認すべきですけども。どっちにしても買うときに中身を見るから基本的には間違えないでしょう。ネット書店、おそるべし。。。Amazonでもせめて「なか見!検索」があればよかったのになぁ。しかたないのと、ちょっと悔しかったので、楽天ブックスで目的の本を再注文しました。余計なお金使っちゃったよ…。でもAmazonで定価で買ってしまっていたらもっと悔しかったことでしょう。安かったからこの程度の損失で済んだと思えば、よかったのかも。間違って届いた本も、もったいないので使えないかと中身を見たけれど、2004年の出版で、一部にテーブルを使ったレイアウトが掲載されています。ウェブ標準に準拠した、レイアウトにテーブルを使わないサイトを作りたいので、まったく参考になりませんでした…。ほんとにがっくり。小説とかなら、間違えて買っても読んじゃうんですけどね。そして読み終わったら古本屋さんに売ることもできますけどね。この本は、たぶん売ってもぜんぜんお金にならないでしょう。買った値段が数百円(送料入れても1000円以下)ですから…。本自体はきれいなんだけどなぁ。CD-ROMもついてるし。…失敗しました。 ↑改訂版といえば、この本。パソコンの横に置いてぼろぼろに近い状態で使い込んでいたのですが、内容が古いので新しいのが欲しいなぁと思っていたところ、書店で改訂版を発見。他のHTML/CSS辞典に比べて見やすくて使い易いので気に入っています。改訂版は、右側の「HTML & CSSビジュアル・リファレンス改訂版」。DOM Scripting↑そして、Amazonマーケットプレイスといえばこの本。楽天ブックスのポイントがお得な日に注文してほくほくしていたのですが、あとでマーケットプレイスでチェックしたら新品に近い本が定価の4分の1以下で売っていてがっくりしました。見なきゃよかった~。マーケットプレイスってたまに掘り出し物があるんですよね。。。
Jul 27, 2009
体調が、いいんだか悪いんだかわからない状態。なんとなく頭が重かったり、だるっぽかったり眠かったりするので、気をつける…だからあまり悪くはならないけど、そうかと言って絶好調というわけでもなく…。こういうときは流れのままにどんぶらこっこ。眠くなったら眠って、疲れたら休んで、調子がいいときはちょっと働いて。そんな風にゆったりと過ごすのが正解なのかもしれません。外で働くことも考えて、おでかけしつつ自分の体力を確認してるんですが…だめだめです。半日が限度。集中力が続かない、体力も続かない。半日歩き回ると3日くらいは家でのんびり充電しないと次に行けません。なんだかなぁ。レストランでおしゃべりとか、観劇だとか、座ってる分には比較的長時間でも大丈夫なんですけどね。歩き回ってるとふらふらしてきます。フルタイムで働くなんて絶対無理だぁ。国会中継とか見てて、おじさんたちが毎日まいにち、討論してると思うと、すごい元気だなぁと思います。国会中継の見方が間違ってます…。犬とか猫とかって、一日の大半は寝てるのに、人間ってタフですね。もうちょっとのんびりしてもいいような気がしますよ。話変わって、ちょっと必要に迫られて買った方がよい本がありまして、ネット書店で探してました。Amazon、楽天ブックスは取り寄せで時間がかかりそう。bk1は2、3日で届くとのことだったので(bk1は取次業者が違うのでAmazonや楽天にない商品の在庫があることが多いです)、bk1で注文しようかなぁと思いつつ、Amazonの中古リスト(マーケットプレイス)を見ていたら、warehouse_deals_jpという出品者が。最近は、Amazon自体が古書を販売しているらしく、その出品者名がwarehouse_deals_jpらしいです。「返品された商品、軽微なキズのある商品等を、値引き価格でマーケットプレイスに出品しています」とのこと。私が欲しかった本も、未読で状態がよく、しかも定価の1/5くらいの値段。それに送料350円を足しても半額以下。発送時期も早いし、美本を求めているワケではなかったので、試しに買ってみました。さっそく届いた商品。梱包のパッケージもAmazonのものだし、商品もすごくキレイでどこが中古品なのかナゾ。ちょっとカバーが折れてますが、書店の店頭にある本に比べても全然キレイです。なんだかものすごく得した気分。マーケットプレイスは、中古書店などが出品しているのですが、本の状態がよくわからなかったりするので、どうしても新刊で手に入らない本をたまに買うくらいしか利用してませんでした。Amazonが販売しているのなら、商品が届かないとかのトラブルもなさそうだし、定価が高い本は、warehouse_deals_jpが出品してないかどうかときどきチェックしてみようと思ったのでした。
Oct 17, 2008
台風一過でいい天気! …かと思ったらどんよりしてます。なんだなんだ。湿気てる…蒸し暑い…気持ち悪いです。どよ~ん。さて、今年も新潮文庫の夏の100冊グッズが届きました。2冊買って葉書で応募するともらえるます。今年はエコバッグ~。 「黄金の羅針盤(上巻)」「黄金の羅針盤(下巻)」。夏100は主要なものは買い尽くしちゃってるので、今年はこの2冊のみ。例によってまだ読んでません~。エコバッグは3種類あるみたいなので、6冊買って全部集めてみたかったけれど、買った本が本棚の肥やし化するのは目に見えているので2冊だけにしました。エコバッグ、いろいろ持っているし、あんまり必要ないかなと思っていたんですが、届いたのは、ちょっと大きめの雑誌を入れるのにちょうどいい大きさ。買い物用のエコバッグと違って、マチも狭め。このくらいの大きさのエコバッグ、欲しかったのです。マチが広いエコバッグだと、雑誌を入れるとぐにょってなっちゃって、使いづらくて。ちょうどいい大きさのエコバッグがあればいいなぁってずっと思っていいたところです。でもなかなか売ってないんですよね。自分で作るしかないかなぁと諦めていたところ。自分で作るのも面倒なので、このバッグがもらえてよかったです。使うぞ。チワワの小太郎を入れてみたらぴったりでした。…ちょっと使い方間違ってます。
Sep 20, 2008
台風接近中…で、今日も雨です。洗濯物は乾燥機で乾かします。ほかほかの洗濯物の上でくつろぐチワワ…。なんか、顔をうずめてうっとりしてるんですけど~。コタちん、そこは正しいチワワの居場所じゃないデスヨ。我が家では必需品なのですが、全国的に、乾燥機というものはあまり需要がないのでしょうか。洗濯機についている乾燥機能って、貧弱だし、洗濯と乾燥が同時に使えない(乾燥機回しつつ次の洗濯をしたりできない)ので不便そうです。なのに、電気屋さんに買いに行くとあんまり種類がないんですよね。不思議です。…やっぱり、小田原地方は湿気ていて、他の地域では乾燥機はあんまり必要ないのかも~。さて、先日買った新書たち。ちょこちょこ読了。新書は、興味があって読みやすいものだとさらっと読めてしまいます。コーカサス国際関係の十字路↑相当に複雑な情勢を、かなりかみ砕いて分かりやすく書かれています。半分くらい理解不能ながらも、大まかな流れは分かりました。アゼルバイジャンがどこにあるのかも知らなかったけれど、ロシアのあっち側にあるんだ~なんて分かっただけでも収穫。グルジアとロシアの軍事衝突についても、その背景がうっすらと理解できました。…といっても、ものすごく複雑で大変なんだね…っていう程度ですが。とにかく、昔から紛争の多発地帯で、問題の根は深く、一朝一夕で解決するようなものではないということはわかりました。強権と不安の超大国・ロシア↑これも買って読もうかと思っていたけれど、コーカサス問題でなんだかもうお腹いっぱいになっちゃったので、また今度。ロシアも、不可解な国ですな。陰謀やら暗殺やら…日常茶飯事っぽい…。お隣同士ですが、こういう国と日本はどう付き合ってゆけばいいのか…。難しいです。堂々たる政治↑総裁選に立候補している与謝野馨氏の著書。与謝野さんに人間的に興味があって、前から読みたいと思っていた一冊。与謝野晶子と鉄幹の孫。何度も挫折を経験していて、波瀾万丈な人生。しかし、正直。まっとう。そんな印象です。いいことばっかり言ってないで、ちゃんと悪いところも見ましょうよっていう姿勢には共感します。とてつもない日本↑だいぶ前に読んだので内容忘れてますが、麻生太郎さんの本も面白かったです。政治家とか経営者で、人間的に魅力的な人の著書は面白いです。麻生さんは根っから家柄の良い、でもやることは大胆な「おぼっちゃまくん」で、与謝野さんは苦労も知っていて実は良識的な「びんぼっちゃまくん」って感じだなぁ。二人がタッグを組んだらよいのでは~。いまの時代の政治家の本って、時代を反映しているし、現在の流動的な状況をリアルに描いていて、ちょっとドキドキします。これを歴史小説だとするならば、その小説に自分が参加しているみたいな気分になるのです。だって、自分たちの代表として、選挙でこの人(または政党)を選んだり、または選ばなかったり、って意思表示ができるわけです。織田信長の本を読んでいても、そのときの歴史は変えられないけれど、いまの政治家の本を読んで、自分が行動することで、いま(または未来)の歴史の流れを変えることができるかもしれないのです。そう思うと、自分に割り当てられた一票の重みを感じてしまったり。なんかすごいことだなぁと思います。与謝野さんの本も、麻生さんの本も、とても分かりやすい言葉で書かれています。自分の考えを、多くの人に分かりやすく伝えるっていうのも政治家の資質だと思います。政策の良し悪しとか、政治的手腕はよく分からないけれど、ともかく、お二人ともタイプは違うけれど、とても魅力的な人物です。でも、いい政治家が、いい総理大臣になるかというと…そうではない気がします。適材適所。総理大臣ってどんな人が向いてるんでしょうね…。やっぱり、一筋縄ではいかない、奇人・変人………。。。。
Sep 19, 2008
体調、落ち気味。夏、遊びすぎた疲ればかりではなさそう。ぐだぐだ、だらだらしています。…いや、涼しくなったからちょっとは歩いて運動したほうがいいのかな。でも今朝は雨。ちょっぴりやる気になっていたのに。残念、残念。…と言いつつパソコンの前でにやにやしてしまうのでした。動くの苦手です。。。だから病気になるのか!?先日、また本をいっぱい買ってしまいました。最近はネット書店利用が多いのですが、珍しくリアル書店で新書まとめ買い。新書って意外に高いのですよね。散財しちゃいました。 ↑「孤母社会」「御社の営業がダメな理由」「コーカサス国際関係の十字路」「「狂い」のすすめ」「発達障害の子どもたち」「堂々たる政治」。買ったのはこんな本たち。ホント、雑食性なのです…。読めもしないのにどんどん本ばかり増えてゆきます。ステロイド飲み始めてから、集中力なくて一時期はホントに読書どころじゃありませんでした。いまだに以前のペースでは読めません。なのに、買うのは以前よりハイペース。これじゃ、溜まる一方だわ。そして、家に未読の本がどのくらいあるのか、ざっとしか把握できておらず、同じ本を買ってしまうこともあります。こりゃまずい。ってことで、蔵書管理に着手。バーコードリーダーでISBNコードを読み取って、Amazonのデータと照らし合わせてリストにしてくれるようなフリーソフトもあるらしいです。バーコードリーダーも意外に安いし、この方法はいいかも、って思ったんですが、フリーソフトがWindows版。将来的に、ソフトの開発が滞る可能性もありそうなので、もうちょっと別の方法がないかと探していたら、ありました。ブクログ。書評を登録できるブログなんですが、蔵書管理もできます。以前も検討したことがあったんですが、そのときは使い勝手がイマイチと思いやめたのでした。今回、改めて見てみたら、だいぶ機能がアップした模様。とりあえず、蔵書を登録するのにはいいかなと思い、使い始めました。本の表紙が一覧できたりして、視覚的に蔵書を確認できるのがいいです。新規登録すると自分の本棚ができます。未読の本をザクザクと登録していたらあっと言う間に200冊超。ついでなので、実用書系の蔵書も登録。本を買うときに、どれを持っているのかわからなくなっちゃうのです。ここに登録しておけば、ざっと一覧できるし、これから欲しい本もメモ代わりに登録できて便利です。そんなこんなで、仮装本棚の本はあっという間に400冊を超えてしまいました。まだ登録してない本があるからもう少し増えそう。登録するために、本棚の奥に眠っていた本たちを確認してみたら、そういえばこんな本買ったなぁってのがけっこうありました。買ったまんま忘れてました。これからは、新しい本を買う前に仮装本棚をチェックして、眠っている資産を有効活用しようと思います。仮装本棚で本がキレイに整理できて大満足なのですけれど、現実世界の本棚は何も片付いていません…。うっかり安心してしまうところでした。リアル本棚ももっと片付くと良いなぁ。The pig photo book↑癒されたくて、こんな本も買ってみた。でも、ブタって食料ですよね…。え?ペット? カレンダーもありますよ。
Sep 15, 2008
そろそろ梅雨明けしそうですね。…明ける前にもう一雨くらいくるのかな。カリフォルニアから一時帰国した方のブログを読んでいたら、日本のじめじめで頭が痛いって~。やっぱりじめじめしてるんだ。私もハワイに移住したら(なぜハワイ?)病気が治りそうな気がするんだよなぁ。しかしかなりチャレンジャーなことなので実行できません。(…ところで、この日本語、あってるんだろうか)光文社の古典新訳文庫というのがあるのですが、古典名作を次々新訳で発行していてなかなかチャレンジャーだなと思っていたわけです。たぶん、有名な古典は既刊で(半分古典になっているような)名訳だとかあると思うんで、それを短期間で次々と新訳として発行するのってすごいなぁなんて思っておりました。ま、私はこの文庫では一冊も読んだことないんですけどね。そしたら、この文庫で出版された新訳の「赤と黒」(スタンダール/著、野崎歓/訳)、誤訳だらけだという記事が。ちょっと前の記事ですけど。「不注意による単純なミスから、単語・成句の意味の誤解、時制の理解不足によるものまで誤訳の種類も多種多様であり、まるで誤訳博覧会」というスタンダール研究者の意見に対して、光文社文芸編集部の回答は「読者からの反応はほとんどすべてが好意的ですし、読みやすく瑞々しい新訳でスタンダールの魅力がわかったという喜びの声だけが届いております。当編集部としましては些末な誤訳論争に与(くみ)する気はまったくありません。もし野崎先生の訳に異論がおありなら、ご自分で新訳をなさったらいかがかというのが、正直な気持ちです」というもの。そもそも、この批判の文章はスタンダール研究会の会報に掲載されたものらしいです。それを新聞社が記事にしたもので、その反響が大きかったらしく、会報バックナンバーのページにその後の経緯を表すような文章も掲載されていました。該当するバックナンバー(No.18)自体はなぜか見られなかったです。元のテキストを引用したブログによれば、誤訳のみならず、どうやら日本語自体もおかしいという指摘があるようです。翻訳物で、悪名高いものといえば、アカデミー出版の“超訳”を思い出します。たしか、英文から直訳したものをさらに別の筆者が読みやすい日本語に直すというものだったと思います。たしかに読みやすいのですが、原書からかけ離れた別物という感じで、賛否両論だったと思います。私は英語を含めて外国語全般に疎いので、原書を読むなんてことはしないのですが、なんとなく、原書の味わいが感じられない日本語の文章に馴染めませんでした。シドニィ・シェルダン氏はベストセラー作家だそうだけど、あの超訳のおかげでなんだかすごく安っぽい作家というイメージが…。もっときちんとした訳で読んでみたいものだと思いました。版権の問題でたぶん、他の出版社からは出せないんでしょうけど。あと、ハリーポッターシリーズの訳もあまり好きじゃないです。講談社あたりから出したら全然違うものになってただろうなぁ。これも版権の問題で静山社以外からは出せないんですよね。いつも思うのだけど、翻訳家というのは、外国語やその国の文化に精通していることはもちろんなのだけど、日本語能力というのも相当に高くないとダメなのです。だから、外国語の能力では専門の研究者に劣るであろう日本の作家が訳した文章のほうが広く読まれたりするんでしょうね。“超訳”は論外だと思うんだけど、原文のニュアンスを表現するためには必ずしも原文通りに直訳する必要はないと思うのです。特に、長編だったら、多少原文と違っていても許される場合もあるのではないかなぁ。長く読み継がれている村岡花子訳の「赤毛のアン」も原文を忠実に訳しているわけではないと聞いたことがあります。なので、最近になって別の方が訳した完訳版なるものが刊行されているようで。それはそれでいいのではないかと。本当に正確な原文が読みたければ、英語の原書を読めばいいんですからね。そもそも、「赤毛のアン」というタイトルが原書とは違います。しかし、とてもよいタイトル。→「赤毛のアン」いろいろタイトルが違うと言えば、「星の王子さま」だって原書の直訳では「小さな王子」ですよね…。そんな感じで、日本人の感性に合うように、日本語の語幹が心地よいように工夫するっていうのも訳者の醍醐味かもしれません。→「星の王子さま」いろいろそれで、前出の光文社古典新訳文庫の「赤と黒」も、研究者から見たらひどい訳かもしれないけれど、読みやすさなどを考慮したら翻訳上の多少の間違いがあっても出版する意義はあるのではないか、などと思ったワケです。…が、日本語としておかしいとなると話は別。そして、日本語のミスっていうのは、訳者だけでなく編集者のミス。「些末な誤訳論争に与(くみ)する気はまったくありません」なんて呑気に構えてる場合じゃなかろう。出版社としての信用に関わる問題だと思うぞ。 ↑「赤と黒(上)」「赤と黒(上)改版」。左が噂の光文社古典新訳文庫。右が桑原武夫/生島遼一訳の岩波文庫版。赤と黒↑マンガで読みたい方はこちら。誤訳の多い(らしい)光文社版を読むよりはマンガで読んだほうがいいのかも。
Jul 6, 2008
どうにもダルいので、今日はゴロゴロする日にしました。…しかし、こんな時に限って子どもたちが…。広場にオリエンテーリングか遠足に来ていたみたいで…、班ごとにわかれてあっちできゃぁきゃぁ、こっちできゃぁきゃぁ。…ね、寝られん。やっと子どもたちが帰って行って熟睡…と思ったらもうお昼。とりあえずご飯食べてからまた寝よっと。…裏の家で解体工事が始まりましたよ…。がががががががが…すごい音! 窓開けてると心地よい風が入る季節だというのに、うるさくて寝られません~。窓閉めてもすごい音。しかたないんだけど…、やめてくれ~って気分です。こういう日はイライラしてしまいます。ゴロゴロしつつ、少しずつ見ていたターシャ・テューダーのDVD見終わりました。思ったよりよかったです。なにしろ、映像がきれい。出演者は90歳のおばあちゃんですけどね。その庭はすごいです。庭造りを始めたのが57歳。30年以上かけて作った理想の庭。敷地は東京ドームの何十倍だって。庭だけじゃなくて森も持ち物なのね。スローライフとかっていうより、なんだか究極の道楽って感じです。ターシャの収入源って、絵本の印税なのかな。ほぼ自給自足なのかもしれないけれど、生活費は必要ですよね…。庭だけじゃ無理だよねぇ。公開して入園料取ってるわけでもなく、完全に自分自身が楽しむため。凄い壮大な趣味って感じがしてしまいました。NHK喜びは創りだすもの↑ターシャの庭の一年間を追ったドキュメンタリー。花々が咲き乱れる輝きの季節、庭仕事に追われる暑い夏、美しい紅葉の季節、雪に覆われる冬。自然とともに生きる喜びが伝わってきます。ターシャはほとんど電気の光を使わずにろうそくで生活しているそう。お日様が出てるときに起きて、暗くなったら眠るのだろうな。それが人間本来の姿。夜中まで働いている日本人はおかしいよ。一見、自由に作られたように見えるターシャのナチュラルガーデン。実はものすごく手がかかっているようです。そして、計算され尽くされて植物が配置されているよう。どこに何を植えれば美しく花を咲かせるか、必要ならば土作りからするらしいです。ものすごく勉強してるのです。ターシャは新聞も読まないしインターネットもしないそうですが、庭にかかわっていたら、そんなことしてる暇ないですね。お茶の時間も削れない大切な時間です。インターネットをしないのに、ターシャファミリーのウェブサイトはあるっていうのが面白いです。ターシャが亡くなって、あの庭はどうなるのだろうって心配になりましたが、ターシャのファミリーが引き継いでいってくれたらいいな。DVDの中で、ターシャは「庭を自然に帰したい」とも言っていました。手入れされた庭から徐々に自然に帰してゆくのもいいのかもしれません。DVDの中で、ターシャの後についてちょこちょこと駆け回るコーギーがかわいかったです。まるまるとよく太ってるなぁと思ってみていたんですが、「太りすぎって言う人もいるけれど、全然そんなことないと思う」ってターシャ本人が言っているのを聞いてほのぼのと笑っちゃいました。ターシャが言うなら太りすぎじゃないですね。うん、うん。ターシャとコーギ↑ターシャとコーギー犬は切っても切り離せない仲なのです。NHKターシャからの贈りもの↑これも見たい…けど今のところ予算がないので来月までお預け。 ↑ターシャの庭の本、欲しいです。「最新刊!ターシャの庭づくり」「ターシャの庭」四季を通じてのガーデニングが分かる!ポールスミザー 四季のガーデン生活 BOX【DVD】↑ガーデニングって本を見てもよく分からないのでDVDがないかなぁと思っていたんですが、これは良さそう。…うちの黒松、しなびてしまいました。植え替え時期が早かったのかなぁ…。失敗を繰り返して人は成長するのだ。次はがんばろ。
Jun 25, 2008
新緑の季節ですね~。しかしなんとも湿気が多いです。だる~~ん。着ぐるみ着てるみたいに体が重たいのです。布団から起き上がるのも辛かった数年前に比べたら格段に良いのですけどね。それでも湿気のないところに行きたいです…。でも湿気がないところはこんなに新緑がきれいじゃないのかな。新緑は見たいな。だるだるなもので、家の中の片付けも進んでおりませぬ。いろんなものが出しっぱなしだったりしまえなかったりしていて、夏物の衣類の入れ替えもまだ…。もうあっついんですけどね。着られるものだけひっぱり出して着たりしています。クリーニング済みの冬物は段ボールに放り込んであります。このまま冬になってしまったらどうしよう。…出しっぱなしの冬物、そのまま着ればいいのか。押し入れの中のコミックがだいぶ片付いたのですが、まだまだ片付かない本がたくさんあって、どういう風に片付けようか考えています。楽天で本棚を物色中。カートで引き出せる本棚が欲しいのですが、これって地震のときに飛び出して来ないのでしょうか。…なんて心配していたら、ちゃんと地震対策ができてる商品がありました。【他社、類似商品とは収納力・使い勝手が違います!!】1台4役 AVワゴン ビデオ/コミック/DVDタイプ(本体:可動棚6枚入)↑これこれ。何がいいかと言うと、背面に板が入っていて、棚の高さが調節できて、取っ手が左右どちらにもつけられて、地震対策の補助ベルトやストッパーピンが付いてるのです。でも基本的に転倒防止用みたいなので、大きな地震のときは棚ごと飛び出してくるかも。うーむ。カートにストッパーついていればいいんだけど。愛書家さん専用!奥行き17センチ本棚天井つっぱりラック カシマカスタム↑この本棚もいいです。地震対策でブックガードなるものが付いています。本が落ちにくいみたいです。詳しくは販売ページを見てもらいたいのですが、読みながら「はぁ…」「ほう!」と思わずため息と感嘆が漏れてしまいました。ほんと、こんな本棚が欲しかった~! 仏文学者の鹿島茂さんからのご要望、いちいちもっともなのです。そうそう、そうなのよ。本棚は薄い方がいい。でもちょっと大きい本も入れたい。そして棚の高さは細かく調節してぴったり収めたい。いやはや。恐れ入りました。やっぱりランキングに入ってる商品はひと味違うのですよね。困ったときのランキング。本棚ランキングに入ってる商品、みんな欲しいぞ。セール SALE 30%OFF確実 マルチディスプレイラック ハーモニー 3列2段↑雑誌収納用に、これも欲しいの。フタが閉まるから見た目がすっきりするかなと思って。【ラック】雑誌も飾れる回転式ラック5段<gt870688>↑これもいいなぁと思うんですが、回転ラックって、広いお店とかならいいけど、自宅に入れるときっと、意外に大きくて邪魔になりそうな気がします。収納家具とか実用的なものって好きです。カタログなんか飽きずにずっと眺めちゃいます。サイズみたり素材見たり。隙間にぴったりはまる感じがとってもいいです。本棚は…まず置ける空間を作らないと買えません…。とりあえず、物色、物色。
Jun 19, 2008
作家の氷室冴子さん死去のニュース。まだ51歳。中高生の頃、むさぼるように読みました。このニュースを聞いて最初に思ったのが「あの本の続きはどうなったの!?」。…たしか未完の本があったはず~。もう何年も新刊が出るのを待っていたのに! 天国までおあずけとなってしまいました。私が行くまでに、完結させておいてくださいね、氷室さん!田植えがほぼ終わりました。田んぼに風景が映ってきれいです。この苗もぐんぐん育って、映った風景もすぐに見えなくなってしまいます。雨だと思ったら急激に暑くなって、体がついていきません。ダルダルというよりもぐったり。疲れたって感じです。睡眠とらなきゃ(いまでも寝過ぎなくらいだけど)。銀の海金の大地イラスト集銀の海金の大地(11)↑未完だった気がするのはこれ。11巻で「一部完結」って書いてあるけど…私はいったいどこまで読んだんだろう…。記憶のかなたです。冬のディーン夏のナタリー(3)↑そういえばこれも途中だった気が…。ジャパネスク・アンコール!(続)↑ジャパネスクに熱狂しましたね~。懐かしい! 今は小説のほうは品切れも多そうですが、また増刷されるかな。 ↑コミックのほうは愛憎版が出ています。→氷室冴子さんの本コバルト風雲録↑久美沙織さんが綴る、“あの時代”。コバルトに熱狂した世代は面白く読めると思います。
Jun 7, 2008
「本が大量にあって、家の中が片付かない~」という話を、友人とします。読み終わったけど、捨てるに捨てられない(売るにはしのびない)本がいっぱいなのです。友人は何度も同じ本を読み返すタイプだから、家に置いておくのもいいのですが、私の場合は未読本が多すぎて過去に読んだ本を読み返すことってほとんどありません。なら処分すればいいと思うんですけど、これがなかなかねぇ。。。。で、こんなのあったらいいよねぇって言ってたのが、友人同士のグループでどこかトランクルームのような貸倉庫のような場所を借りて、それぞれの手持ちの本を保管。メンバー同士ならそこにある本を自由に持ち帰って読むことができる…なんてシステム。これなら重複する本を買わなくて済むし、自宅も片付きます。本も手放さなくて済みますから、同じ本を何度も読むこともできます。交通の便が良くて、立ち寄り易い場所があれば実現可能な気がするんですが、そんなうまい話はないのでした。なんて思っていたら、新聞記事で“ブッククロッシング”という運動があることを知りました。手持ちの本を、公共の場所などに置いて、他の人にも読んでもらう…読み終わったらまた別のところに置いて別の人の手に渡り…と本が旅するのです。なんだか楽しそう!本を完全に手放してしまうと、古本屋さんに売ったりするのとあまり変わらない気がしますが、受け取った人がネット上でその本の所在について書き込むことができるので、本が今どこにあって、どんな人が読んだのかが分かる場合もあります。…場合もありますっていうのは、必ず誰かが書き込んでくれるとは限らないと思うから~。当然、行方不明になっちゃう本もあるだろうなぁ。それはともかく、本を知人に渡すっていう方法もあるのです。あとは馴染みのお店の本棚に置いてもらってもいいかな、と思いました。知人に渡せば、その知人がそのまた知人に渡して…と繋がりのある人から人の手に渡って、古本屋さんに売るよりもなんとなく安心だし、嬉しい気がします。馴染みのお店の本棚に置いたら、読んだ人がまた同じ本棚に返してくれる可能性も高くて、これまたなんとなく嬉しい。当然、旅立つ(行方不明になる)本もあるかもしれませんが、それはそれでまた楽しいかも。本を登録して手放す(リリース)にはサイトへの登録が必要ですが、特に難しいことはありませんでした。主体が英語サイトらしく、ときどき英語の画面になりますが、前段階で日本語での説明ページがあるし、本のタイトルなどの情報は日本語で表示されるので問題なく利用できます。日本での登録者はまだ2000人強。世界規模では66万人以上が登録してるようです。うーむ。これって多いのか少ないのか…。少ないのかな…。一応、本のリリースできるブッククロッシングゾーンというのが登録されているのだけど、国内では81カ所。我が家の近くにはありませんでした。ここなら安心して本をリリースできる、という場所で、必ずここにリリースしなければいけないってわけではないのでいいのですけどね。もっと増えるといいのになぁと思います。ともかく、まずは手持ちの本を登録してみることにしました。最初は様子見なので、とりあえず古本屋さんに売る予定で段ボールに詰めてあった本の中からピックアップ。本についているISBNという番号を入力すれば、本のタイトルなどの情報は自動的に入力されます。すごく簡単。あとはジャンルとコメントを記入するだけ。これで自分の本棚に本が登録されます。(本を登録する前に会員登録する必要があります)ルンルン♪と5冊登録。私の本棚に本が表示されるようになりました。そうそう、ユーザ登録するときの表示名、こういうサイトではたいてい先約がいて「登録できません」とエラーになるのですが、まだ登録者が少ないので「noriko」で登録できました。なんだか得した気分です。登録された本には一冊ずつBCIDという番号がつけられます。この番号を入力することで、本がの旅の記録を検索することができます。(私の本はまだ旅をしていないので、検索しても記録が出てきません…)このBCID番号は、ラベルに記入して、本に貼り付けます。すると、この本を手に取った人が番号を入力して記録を書いてくれたり、それ以前の旅の記録を参照したりできるのです。なんかわくわくしますね~。ラベルはブッククロッシングのサイトから印刷できます。最初、普通に印刷したのですが、これを何で本に貼るべきか考え込んでしまいました。ノリ? セロハンテープ? …そうだ、最初からシール用紙に印刷してしまえばいいのだ。そんな訳で、家にあった、ノーカットのA4のラベルシール用紙に印刷。ちょきちょきとハサミで切って、あとは貼るだけ。これも簡単。海外の場合、ペーパーバックの本が多いのでしょうが、日本の場合は文庫にも新書にもカバーがついています。このカバーをどうするか、また悩みました。外してしまうのも一案ですが、とりあえず、表紙と裏表紙にラベルを貼って、念のためカバーを外した本体にもラベルを貼っておきました。BCID番号を記したラベルは裏表紙の内側に貼りました。これで準備完了。さてさて、この本、どうしましょう。どこから旅に出そうかな。読みたい方には送料はこちら持ちでお送りします。メッセージください(勝手ながら面識がある方、以前にも交流のある方に限らせていただきます)。もちろん返却する必要はありません。読み終わったらそこからまた旅に出してくださいね。エーワン マルチプリンタラベル 紙ラベル A4判 ノーカット 20シート【税込】 28409(エ-ワン) [...↑家庭用のインクジェットプリンタで印刷できるノーカットラベル。 ↑リリー・フランキー「東京タワー」、東野圭吾「手紙」、石田衣良「波のうえの魔術師」。ブッククロッシングに登録した本の一部。基本的に手放しても惜しくない本なので、おすすめ本ではありません…(おいおい…)。
May 14, 2008
なんだかんだバタバタしていて、昨年末くらいから「本の雑誌」が未読のまま溜まっていたので、ざざっと読んでおります。「本の雑誌」、面白いのだけど、困ったことにだいたい一号に一冊くらいは「コレ欲しい」って本が載っているのです。そういう主旨の雑誌なのだからいいんだけど…そんなに全部買えないし、買っても読めないし、やっぱり困ってしまうのでした。ところで、「本の雑誌」といえば、最近ではすっかり有名になってしまった「本屋大賞」発祥の地(要するに“主催者”)。「本屋大賞」はもともとは、いまの流通システムではベストセラーにならないような埋もれた名作を発掘しようというような主旨だったような気がするのだけど、最近ではノミネートされるのが最初からベストセラー路線の本。その中から大賞が選ばれるので、埋もれた名作…という感じではないのですよね。埋もれた名作っていうのは、“出版社や取り次ぎが売りたい本(お金をかけて宣伝して本屋さんへの配本数も多い本)”ではなくて、宣伝もそれほどされていないし、配本数も少ないけれど本屋さんが本当に面白いと思って売りたい本、という意味。本屋さんが売りたい本と出版社が売りたい本が同じ場合だってもちろんあるだろうけれど、そうじゃなくて、あんまり宣伝されてないけど面白い本を紹介しようっていうのが最初の主旨だった気がします。審査方法は数段階あって、最初は全国の本屋さんが3作品選んで投票。その中から投票数の多かったもの10作品がノミネート。これが第一段階。この時点で、人気投票的な要素が強くて、ベストセラー路線のものが選ばれてしまうのも仕方ないかも。だって、本屋さんといえども一読者。やっぱり話題作を優先的に読むよねぇ…。で、第二段階ではノミネートされた10作品全部を読んだ書店員さんがベスト3を推薦理由と共に投票。その集計結果により大賞が決まる…そうです。この10作品全部を読むっていうのもハードルが高いです。一冊一冊をじっくり読む人は投票できないですよね…。本好きの本屋さんが投票する賞だから、そのくらいのハードルが必要なのかなぁ。。。結局、読みやすい本が大賞に選ばれている気がしないでもない…。ま、売れる本というのは、読みやすい本だから、そういう本を「売りたい本」=「本屋大賞の帯をつけて平積みすれば売れるであろう本」だと思う書店員さんが多いというのも分かる気がするけど。これはこれでいいのだろうけど、「本の雑誌」を読みながら、別の審査方法はないものかと、ちょっと考えてみました。私は、本を選ぶときに書評を参考にすることが多いです。で、ある本について、多くの書評が書かれていて、そのほとんどがその本を賞賛していても、書評を読めば読むほど「ああ、この本は私向きじゃないな」と思ってしまう場合があります。でもそんなに褒めてるんだから読んだら面白いのかもしれない、と思って読むのですが、大抵、書評から受けた印象と変わらず、やっぱり私にはあまり面白くない本だったりするのでした。逆に、たったひとつの書評でも、「あ、この本は絶対面白い」と思った本は大抵、買って読んでも損した気分にはならないのでした。以前、父が新聞の書評を読んで、この本読みたいから買って来て、と言われたことがあるのですが、これはたぶん、父が読みたい内容でなくて、書評がうまいだけじゃないの? って思ったことがあります。書評は、父の琴線に触れる内容でしたが、紹介している本の内容ではなくて書評を書いた人の体験に基づくものが多くて、その本自体はそういう内容じゃない気がしたのです。で、くだんの本を買ってきて父に読んでもらったらやっぱり、父が想像していた内容とはちょっと違ったらしいです。そんなこんなで、うちの父は例外として、本読みな人というのは、書評を読む力というものもある程度、持っているのではないかと思うのです。逆に言えば、書く力も。ひとつの本について書かれた書評をいくつか読めば、だいたいその本がどんな本なのかわかるのではないかという気がします。そういう意味ではAmazonのレビューもかなり参考になります。いくつかの書評が、ひとつの事柄について(肯定的であれ否定的であれ)触れてあれば、自分がそれについてどう感じるか、というのはなんとなく想像できてしまいます。それを判断材料にして、その本を買うかどうか、読むかどうかを決めることも多いです。だからね。本屋大賞も書評(レビュー)を活用した審査方法ってのができないかしら、とちょっと思ったのでした。書評で、ある程度判断できたら、(どう考えても自分には面白いと思えない本も含めて)10冊全部読むなんてハードルもいらないし、埋もれた名作も発掘できる気がするのですけど。具体的には、審査員というか、参加できるのは書店員さんだけで、Amazonのレビュー機能のようなものを使って、おすすめ本のレビューを書いてもらい、そのレビューを読んでその本を読んだ人がさらにレビューを書き連ねてゆく、というもの。面白い本はレビューがたくさんつき、それほどでもない本はあまりレビューがつきません。面白くなかった、というレビューもあるかもしれないから、★印や点数で評価をつけて、その合計を集計してもいいかも。秀逸なレビューがひとつだけあったとしても、それで読んだ人たちが本の内容を面白いと思わなければ、それ以上は点数が増えません。逆に、つたないレビューでも本の内容が面白ければ、読む人が増えていき評価の点数は増えるはず。で、最終的に一番評価が高かった本が大賞!これでも、結局はベストセラー路線の本が入賞するような気もするけれど、こういう選び方もけっこういいと思うのでした。ま、「本屋大賞」はベストセラー路線の本が大賞になって、出版社が大々的にバックアップして売り出すから話題になったという面もあるだろうし、ベストセラー本だろうと埋もれた名作だろうと本が売れる、というのは本屋さんにとって嬉しいことだから、いまのままでもいいのかもしれないですけどね。余計なお世話でした。本屋大賞(2008)↑1年以上前に出版された本から選ばれる発掘本大賞なども掲載されてるようです。ゴールデンスランバー↑今年の「本屋大賞」は伊坂幸太郎さん。
May 11, 2008
子泣き爺さんが、新年のご挨拶にいらっしゃったようです…。来なくていいのに。頭の後ろがずぅ~んと重いです。なんだか目がちかちかするし。最近調子いいと思っていたのですが、こうなると何もできなくなっちゃいます。軽い家事労働はしますけど。やっぱり調子がいいときと悪いときの差が激しいです。外に出てる時は調子がいいときだから、元気だと思われてしまうけれど、やっぱり病人なのだよなぁ…と自分でがっくり。ここで変にがんばっちゃうと膠原病(多発性筋炎)が再燃しそうなので大人しくしています。先月号(1月号)の「ダ・ヴィンチ」に金原ひとみさんのインタビューが載っていました。芥川賞を取ったときには一緒に受賞した綿矢りささんのほうがかわいいとか(一部で)言われていましたが、私は金原さんのほうが好きです。双方の作品を追いかけて読んでいますけれど、金原さんのがいいなぁ。彼女、私とは全然タイプが違うと思うのですけど、なんとなく本質的な部分で共感するところが多いです。綿矢作品は文学的によく出来ていて評価も高いようですけれど、あんまり共感はしないのです。作品の良し悪しではなく、好き嫌いの問題で。綿矢りささん、作品読んだり、インタビューとか対談とか読むとすごい人だなぁとは思うのですが、好きかと言われると「別に。」と答えたくなってしまう。でもそれも好きのうちなのかしらね。それはともかく、金原さん。最近の2作はまだ読んでませんが、芥川賞の「蛇にピアス」から「オートフィクション」までの4作は読みました。作品が好きというよりも、作品からかいま見える彼女(作者)が好き。小説はレースのカーテンみたいなもので、そこからうっすらと作者の生き様が透けて見えることがあります。そこに共感というか共振・共鳴するとなんだかとてもいい読書をした気分になるのでした。「しばらく書かないでいると、普通にテレビを見たり雑誌を読んだりすることすらできなくなっていくんです。アウトプットするという目的もなく、ただ情報を取り入れていくことの虚しさに参ってしまって。」「生きるために書いているのか、書くために生きているのか。自分は何のために生きているんだろう、と考えてしまいます。たぶん、いつかこの気持ちも書くんでしょうね」「今日書いていることは、明日は書けない、と思ってしまうんです。今この瞬間は二度とやってこない。今を逃したら一生かけないと思って、尽きるまで書いてしまおうとする」インタビュー記事の彼女の言葉に、激しく共感。そう、今じゃなきゃダメって思う。見たもの、聞いたこと、感じたことをアウトプットしないと生きていけない。私の場合は、文章だけじゃなくて、絵や写真もアウトプットの手段なんだけど、彼女の言っていることっていうのはよく分かるのでした。そして、その焦燥感のようなものが、小説の中からも伝わってきていたんだろうな、きっと。最新作も読みたくなりました。が。なにしろ積ん読が多くて、多くて。今年はそれらの本を読破しなければ。だがしかし。ざざっと目算すると積ん読本、50冊ではきかないのです。100冊近く、ひょっとしたらそれ以上あるかも…。恐ろしい~。ここ数年ではなく、学生時代から少しずつ増えていったものです。さかのぼれば中学生くらいでしょうかね、需要と供給のバランスが崩れたのは。一年で100冊読むには週に2冊くらいのペースですか。そんなに読めないです。要するに買いすぎってことですね。今年は買い控えなければ…。…たぶん無理だけど…。 ↑既読の金原ひとみ作品。 ↑最新2作。「ハイドラ」と「星へ落ちる」 ↑綿矢りさ作品。
Jan 9, 2008
自費出版大手の新風舎が事実上倒産。やっぱり訴訟の影響が大きかったんでしょうか…。会社側に落ち度がなかったとは言わないけれど、これで倒産となるとちょっと同情します。詳しいところは各種報道で確認していただきたいのですが、大雑把に言えば、「(新風舎は)自費出版した本が全国の本屋に並ぶと言っていたのに、地元の一部の本屋にしか並ばなかった」と訴えられてます。まあ、たしかにそうなんだろうけど。大人なんだから、冷静に考えればわかるだろう…とも思うのでした。だってさ、全国の書店に確実に並べたいのならもっと大手の出版社から(自費ではなく)普通に出版すればいいわけで。そういう大手の出版社が出版しないということは採算が取れないからだというわけで。大手の出版社は、印刷やらデザインやらの実費もさることながら本を売るために営業さんが全国の本屋さんを回って注文取ってるわけですよ。それなりのお金をかけているのです。それでも本が売れないと嘆いている時代。自費出版の本がそう簡単に全国の本屋に並ぶわけがない。自費出版の出版社はどんな原稿でも褒めておだてて自費出版させるらしいとは聞いていました。全国の本屋に並びますよ…とも言ったでしょう。それは大げさだったでしょう。うまく乗せられちゃった人もいるでしょう。その点は反省すべき点もあるでしょう。たしかにやりすぎだと思える部分もありました。それを訴えるというのならそれも仕方ないかと思うけれど。正直言って、騙されるほうも騙されるほうだという印象もぬぐえませぬ。訴訟については当事者同士の問題なので置いておいて。全国に本が並ぶっていうのは、半分はものの例えではないかと、私などは思っていました。従来の自費出版では書店で流通させるのって難しかったのではないかと。その点、新風社などでは店頭に本は並ばなくとも書店で注文すれば手に入る、というのがウリだったんじゃないかなぁ。場合によってはネット書店でも注文できるという。だから、例えば自分のサイトなりブログなりで本の宣伝をすればどこの誰だか分からない人でも自分の著作を買ってくれるかもしれないわけです。それってすごいことです。たとえ書店の店頭に本が並ばなくても、書店で手に入るっていうのは大きな魅力だと思います。実際に私も知人の出版した本をネット書店で買ったことがあります。完全な自費出版ではなくてたしか共同出版だったと思います。出版社が費用の何割かを持ってくれます。原稿の出来を見て、その割合を出版社側が提示してくれるらしいです。売れそうな原稿ならば全額出版社側が負担という場合もあるみたいです。全国の書店の店頭に並ぶ自分の著書を見たかったら、その本を一生懸命宣伝して話題を作り、全国の書店が注文したくなるような状況にすればいいのです。個人でやるのは至難の業かもしれませんけれど、実際、自費出版からベストセラーになった本というのも最近では少なくないですから非現実的な話ではありません。出版直後に、もし本当に全国の書店に本が並んだとしても、それっておそらく一瞬のことです。本屋のスペースは限られているので、毎日届く新刊本に押されて売れない本はさっさと返品されます。数日置いてあればいい方で、場合によっては店頭に並ばずに即返品ということもあります(そういうことをちゃんと説明しなかったっていうところが問題なのですよね…)。だから、どちらにしても“売れる”本でないと書店の店頭には並ばない可能性が高いと思われます。私の印象では、新風舎は賞を設けたりして積極的にいい原稿を探していたような気がします。おそらく賞に漏れた人にも出版をもちかけたりはしていたと思いますが(その過程で度を超した営業があったかもしれませんが)、敷居の高い大手出版社からの出版を諦めた人にも門戸が開かれているというのはいいなぁと思っていました。だから、自費出版のノウハウを持つ出版社がひとつ消えてしまうというのはちょっと寂しい気がします。今後、再建の道を探るようですので、これから出版する人にもこれまで出版した人にも、訴訟している人たちにもいい方向に向かえばいいなぁと思います。倒産したらお金取れなくなっちゃいますからね。
Jan 8, 2008
ものすごく面白いというわけではなかったのだけど、早く結末が知りたくて一気に読んでいた本。結末が分かればあとは未練ないわ~って思っていたのに、読み終わってしまったら、妙に寂しい気分です。もう一度最初から読みたい気分。こういう本を“名作”って言うのですね。レベッカ(上巻)改版 レベッカ(下巻)改版↑読んだのはこれ。だいぶ古い本ですが、ヒッチコックが映画化してるみたいです。今度、舞台を観に行くのですが、たまたま友人がこの本を持っていて貸してくれました。淡々としたサスペンス。この映画は観たことないのですが、小説自体がなんとなくヒッチコックっぽいです。大きなお屋敷、お花のお庭、優雅な生活。お茶の時間。晩餐。仮装舞踏会。なんとなくそんな舞台設定にちょっとドキドキ。大きなお屋敷に住む年の離れた男性と結婚した若い女性が死んだ前妻の影に怯えながら追い詰められていきます。そして衝撃の真実が明かになり、最後は…言えないっ。レベッカ↑単行本でも出てるんですね。レベッカ↑ヒッチコックの映画はこれかな。いやぁ。久々に充実した読書をしたって感じです。満腹。最近、パソコン関係の本ばっかり買ってます。高い~。全部まとめたらターシャ・テューダーのDVD買える値段だよ…。DVD買ったほうが良かったかなぁ。。。。 このほかにもいろいろ買ってますが…↓ ↓ ↓ ↓こっちのDVDが欲しい~。サンタさ~ん♪NHK喜びは創りだすもの NHKターシャからの贈りもの
Dec 17, 2007
録画してあったドラマ「働きマン」の第9話を見ました。出版社の営業さんのお仕事を描いたこの回は、コミックの中では一番好きなお話。ドラマでも、報われない営業さんのお仕事に涙、涙です。あ、私の泣き所、ちょっと普通の人と違うかもしれないんですけど。書店でバイトしていたときに、よく営業さんとお話ししました。「こんな新刊がでます」「じゃあ、○冊お願いします」とかその程度ですけども。出版社にもよりますが、営業さんが書店の棚をチェックして売れ筋なのに棚にない本とか、定番なのに売れちゃってる本とかを注文書に記入してくれます。本屋の店員じゃないのに、注文リストのバインダー持って棚の前で在庫チェックしてるものだから、お客さんによく店員さんと間違われて「○○って本ありますか?」って聞かれたりしています。本屋でスーツ姿で、斜めがけの鞄かけて棚チェックしている人はたいてい出版社の営業さんですから、話しかけないであげてください…。ドラマの中でも取り上げられていましたが、本が売れれば作者の力、売れなければ営業の努力不足…。ほんと、報われないですよね…。一生懸命、一軒一軒本屋さんを歩き回って地道に注文とっているのは営業さんなのですよ。もうほんと、コミックでこの話を読んだときに、よく書いてくれた! と拍手したくなりました。そして泣きました。最後にちょっとだけ営業さんの努力が報われるんです。そこが好き。ドラマでは作家さんの役を小西美帆さんがやっていて、この方、朝の連ドラのヒロインだったそうですが、最近はドラマの脇役でちょこちょことお見かけします。好きです。ドラマで出ているのを発見すると嬉しくなる役者さんの一人です。営業さんもそうですが、本屋さんも重要。大手出版社の社員の給料と本屋さんの社員の給料、雲泥の差です。本を作っている人と売っている人でなんでこんなに差があるんでしょう。本屋さんがいなければ本、売れないのに。本屋さんは給料が安いので辞めてしまう人も多いです。だからベテランが少ない。本を売るには、知識と経験が必要なのに、経験がない本屋さんの多いこと。人材がいないから、書店の個性もなくなって、いまやどこに行っても同じような本が並んだ本屋ばっかり。取り次ぎから配分された本を機械的に店頭に並べればとりあえず本屋の体をなします。でもねぇ、買うほうとしては「おおっ、こんな本があったのか」と唸るような本棚がある本屋さんがいいのですよね。個人の本棚を見ればその人の人となりが分かるように、本屋さんにも個性があっていいと思うのです。お客さんにとってどうだったかはよく分からないのですが、私が本屋さんで働いていたときには美術書コーナーと児童書コーナーを好き勝手にいじってました。私が担当する前よりは売り上げはあがっていたみたいです。美術書コーナーはどこだったか忘れましたが出版社の方が来てなにかの参考にするために本の並びをメモしてました。ちょっぴり嬉しかったです。「ケーキを毎日タダで食べられるからケーキ屋さんになりたい!」というのと同じ理由で、「毎日本がタダで読めるから本屋さんになりたい!」と思って本屋さんでバイトしはじめましたが、本が読めるのは嬉しかったけれど、給料は泣きそうなくらい安かったです。本、売る人がいなければ売れないのですよ。出版社の取り分が多すぎるような気がする~。もっと書店に利益が入るようにしてもらいたいです。いい本作れば売れる訳じゃなくて、いい本をいい本だと認めて、多くの人に売ってくれる人がいるから売れるんですよ。出版社の人にはそこのところ、ちゃんと分かってて欲しいなぁ。【新刊】 働きマン (1-4巻 続巻)↑とりあえず「働きマン」読んでください。
Dec 7, 2007
昨日録画したドラマ「はだしのゲン」の前編を見ました。子どもの頃にアニメ映画で見たときはとにかくおどろおどろしい場面が印象深くて、同級生の間でもかなり話題になりました。そのあと、大人になってからマンガを読んで映画よりも奥深い物語があったのだと知りました。ドラマの脚本は「踊る大捜査線」の君塚良一氏。この方、欽ちゃんの元で修行した放送作家でしたよね、たしか。昔、欽ちゃんの番組にも出ていたのを覚えています。アニメ映画のおどろおどろしいイメージがすごく強かったけれど、原作マンガではゲンが明るく強く生きていく姿が描かれていました。ドラマでもそういうところがよく描かれていて、前半は笑いながら見ていたのだけど、後半で原爆が落とされたあとはもう号泣。笑いがあるからこそ悲しみも増すのです。君塚氏のインタビューで、本当はお笑いがやりたかったワケじゃないけれど、お笑いの勉強をみっちりやったからこそ、今、シリアスな脚本も書ける、というようなことをおっしゃっていて、なるほどなぁと思ったことがあります。今日は後編。マンガのストーリーは忘れかけているので、どうなるんだったかなぁと思いながら楽しみにしています。いま、原爆の是非についていろいろ言われていますけれど、最近思うのは、原爆が良いか悪いかという以前に、戦争をしないようにするにはどうしたらよかったのかということを、もっと考えてもいいのではないかということ。戦争しなければ、原爆が投下されることなんてなかったんですから。原爆とか沖縄戦とか、終戦の頃の悲惨な話はたくさん聞くけれど、日本がどうして戦争に突入したのかっていうことは、あまりよく知らないということに気づきました。そのへん、もうちょっと勉強してみたいと思います。家族が戦地に行って犠牲になるのも辛いけれど、戦地で人殺しをするというのも辛いです。そして、生活レベルではいろいろな規制が敷かれたり、食料がなくなったり、娯楽がなくなったり…。ペットなんて飼う余裕がなくなったら、うちのちっちゃい生き物も非常食になっちゃうかも…。ちっちゃすぎて食べるところないけどね。 ↑「はだしのゲン」原作コミック。→ダウンロード版・DVDなどもあります。夕凪の街 桜の国↑映画の評判がいいので原作マンガを読んでみました。原爆投下後10年。生き残ったことを後ろめたく思いながら生きている女性。ようやく愛する人と巡り会え結ばれそうになるのだけど、原爆症で亡くなってしまいます。そして現代。被爆二世の女性が両親と祖母の過去に思いをはせる旅に出ます。総員玉砕せよ!↑8/12に放送されるNHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕」の原作。漫画家の水木しげるさんの南方での戦争体験に基づいて描かれています。ワニに食べられたり味方に誤射されたり、戦闘以外で死ぬ人も多かったらしいです。
Aug 11, 2007
母が妻夫木聡主演の「憑神」の映画を見て面白かったと言うので、文庫本を買って読みはじめました。父はハードカバーの本を図書館で借りてきて、だいぶ前に読んでいました。珍しく、家族全員で同じお話の話題ができます。(後半でちょっぴりネタバレありです。ストーリーを知りたくない方は読まないでくださいませ)母は今読んでいる本が読み終わったら浅田次郎の「憑神」を読むんだと言うので、「まだ読み始めたばっかりだからちょっと待っててね」と答えました。私はまだ三分の一ほどしか読んでないのですが、なかなか面白いです。映画のポスターでは登場人物たちが勢揃いしていて、主演の妻夫木さん、西田敏行さんなどの印象が強いです。それで、映画は見ていないのに小説の中の登場人物が映画に出ている役者さんのイメージになってしまっています。小説のなかで登場する修験者の役はいったい誰がやっているのか気になって、母に聞いてみると、「そんな人出てないよ」とのお答え。もしかして、映画ではこの役はなくなってるのかなぁと思って「憑神」の公式サイトをチェックしたら、佐藤隆太さんがやってました。なるほど、なるほど。わかる気がする~。なんて思いながら、母に報告。すると「ああ、そうだ。出てた出てた」と、母。そして何の前触れもなく唐突に、一言。「主人公と一緒に最後○○しちゃうんだよねぇ」………。お母さん、それって結末でしょ。私、まだ最後まで読んでないんですけど。つまらない本だったらいいんです。結末が予測できる本だったら気になりません。ですがっ。まだ結末を予測するところまでは読み進んでいないということもあるし、うすぼんやりと思い描いていた結末とも違っていたので、かなりの衝撃でした。面白いと思っていた本だけに、結末を先に知ってしまったことにがっかり。この悲しみをどこにぶつけよう~~、と思っていたら、そばで父が本を読んでいました。この会話も聞いていたはずっ。「お父さん!! お母さんが結末言った!!」と訴えると、父は平然と「お父さんなんか結末を確かめてから本を読むよ」だって。むきゃ~。お父さん、それは邪道です。そういえば、父が村上龍の「半島を出よ」を読んでたときに、先に読み終わっていた私にしきりに結末を聞いてきました。最初は教えなかったけれど、かなり本気で教えて欲しそうだったので仕方なく教えてあげたのでした。どうなるのか知ってから読んだほうが安心するみたいで、新しく読む本はいつも結末だけ先に斜め読みして確かめてから読み始めるらしいです。へんなの。そんなワケで、この悲しみを共有してくれる人がいないということが、さらに悲しみを倍増させました…。しくしく。とりあえず、本の続きは面白く読んではいますが、「どうせ最後は○○しちゃうんだ」と思うと、面白さも半減です。しくしく。私の幸せな時間を返してください~。憑神↑幕末を舞台に、おかしな神様たちに取り憑かれた下級武士の奮闘記?憑神 メイキングDVD 幸せ(ツキ)を呼ぶ男 妻夫木聡↑映画本編は公開中なのでまだDVDは出てません。 ↑村上龍の「半島を出よ」上下巻。近い将来、こういうことが起こる可能性もなきにしもあらず。
Jul 17, 2007
最近、新書を読みあさっています。たまに、新書ブームがやってきて、だだだ~っと読みます。新書って読み始めるとけっこう一気に読める物が多いので、こういう現象が起こるのですが、読む気にならないときは全然読みたくなりません。というか、読めません(でも買ってしまうのだけど)。政治、科学、歴史など学術的、実用的なものが多いから頭が受け入れ体制を作ってないとダメなんでしょうね。「ウェブ進化論」の梅田望夫さんと芥川賞作家の平野啓一郎さんの対談をまとめた「ウェブ人間論」は面白かったです。梅田さんは「ウェブ進化論」が出版されたあとに、その感想を書いたブログなどを半年ぐらい読みあさっていたらしいです。ご本人が言うには一万件以上! 私が書いたものも読まれてるのかも~。一万件の中に埋もれてるとは思いますが。この方、一日に300~400のブログを見る、とおっしゃってます。そういう人の情報処理能力ってなんなんだろう。大量の情報のなかから、必要なものをより分けてさらにそれを自らの糧にするってすごい能力です。私だったら頭痛くなります。平野啓一郎さんは私と同年代なので、子供の頃は携帯電話もなくて、大学卒業後にネットが急速に普及して…というようなことが共通体験としてすごくわかります。対談のなかで、紙の本はなくなるのかどうか、という話題が出てくるところはとても興味深かったです。平野さんは作家として、著作が無料で自由に読めるようになることについて心配していて、それについて梅田さんは、作品自体は無料で、それを紙の本にまとめて読みやすくするという利便性にお金を払うようになる、と言っています。なるほど。電子書籍はどんどん発達するかもしれないけど、最終的に紙の本はなくならないのではないか、というのが梅田さんの考えのようです。私も賛成。梅田さんの言葉で紙の本は「プレーヤーがいらないスタンド・アローンなメディア」というのがありました。そうそう、それそれ。私もずっとそう思っていたのです。一言で言えば「スタンド・アローン」なのですね。CDとか、ビデオとかDVDとかって、プレーヤーがなければただのプラスチック。本は、それだけで本。そこが違うのです。だから私は本が好きなんだな。レコードがCDになったり、ビデオがDVDになったりして、レコードやビデオのプレーヤーが家の中からなくなると、手持ちのレコードやビデオってなんの役にも立ちません。でも、本はいつまでもその価値が変わらない。本は本としていつでも読めるのです。素晴らしい! しかも最近のDVDプレーヤーや携帯電話みたいな分厚い取り扱い説明書もいらない! ただめくれば読めます。いつも思うのですが、いろんなデータをパソコンに入れておいたり、マイクロフィルムで保存したりするのはいいのかもしれないけど、結局、紙で保存するのが確実なのではないかと。紙も劣化するけれど、紙の資料は機械がなくても読めるから。私も、自分のパソコン内に保存してあるデータの一部をパソコンを立ち上げなくても参照できるようにプリントアウトしています。データの整理などはパソコンを使うと便利ですけど、その結果はやっぱり紙で見た方がわかりやすい。アナログ人間なのかしら。あと、情報化時代を生き抜く方法として自分の子どもに有名人と同じ名前をつけるとか、買った本は本体を捨ててもネットで読めるようになるとか、興味深い話がいろいろありました。膨大に広がったウェブの世界は、これからは逆に「人間」に向かって収束しているのかな。ネットが普及してほんの十年くらい。まだまだ過渡期で、これから洗練されてゆくのだと思います。どんな風になってゆくのか、怖くもあり、楽しみでもあります。ウェブ人間論↑まさに「ウェブ」と「人間」についての対談。顔をつきあわせての合計16時間。メールやチャットじゃないところが、すごく人間的だと思いました。(→「日々のほのぼの」にも感想載せてます)ウェブ進化論↑ウェブのこれからを見すえた梅田望夫氏のベストセラー。難しいけど、わかりやすい。(→「日々のほのぼの」にも感想載せてます)顔のない裸体たち↑対談にも登場する平野啓一郎氏の著作。ネットの匿名性がもたらす怖さ。内容、あまり覚えてないけど、読みやすかったです。(→「日々のほのぼの」にも感想載せてます)葬送(第1部 上)↑平野氏の長編。対談にも登場していて、読みたくなりました。
Jul 11, 2007
朝刊の書評欄を読んでいたら、「三島由紀夫」「初版」「一万五千円」という単語が。ただでさえプレミアがついている一万五千円の古本が、帯付きだと十万円以上にもなるらしいです。すげー。我が家にもあるのです。父が大事にしている三島由紀夫の初版本。「豊饒の海 全四巻」。…と思ったら、一巻は初版じゃないかもだって。二巻も六刷だから厳密には初版ではないのかなぁ。帯はついていません。売るつもりはないけれど、我が家の本はいったいどのくらいの価値があるのか興味がわいて、調べてみました。古書店サイトで検索したら、一冊1000円が相場みたいです。四巻セットで4000円。ちょっと拍子抜け。もっと価値があるのかと思ったのに。でも、当時の定価が680円とかなので、一応プレミアは付いているみたいです。「豊饒の海」が仮に一万円以上するならば、我が家にある最近の作家の初版本も30年後にはプレミアがついてお宝になるかも~なんて思っていたのですが、それほどの価値はなさそうでよかったです。あやうく、全部取っておこうかなんて考えてしまうところでした。危ない、危ない。これ以上荷物が増えたら二階が落ちて来ちゃうよ。ちなみに、この「豊饒の海」は父が若い頃に買って読んだ本(出版年が私が生まれた年の数年前でした)で、定年後に読み直そうと取っておいたものです。で、父はいままさにに読み直しているところなのでした。実にタイムリーな新聞記事でした。小太郎は、読書の友なので本を読んでいる父の横にぴったりくっついています。春の雪 改版 (豊饒の海 第1巻)奔馬 改版 (豊饒の海 第2巻)暁の寺 改版 (豊饒の海 第3巻)天人五衰 改版 (豊饒の海 第4巻)↑新潮文庫の「豊饒の海」全四巻。作家の値段↑新聞の書評のタマになっていた本はこれ。古本屋さんが書いた本みたいです。
Jul 8, 2007
最近のチワワの小太郎、ますますオヤジ臭いです。広場で走ってるときには楽しそうだったのに、写真を見てみたら無表情。ストレス溜まってるの? 目が怖いのはおやつに必死だからですか。毎日文章を書いているとこの表現で合っているのか不安になることも多々あります。今日も出てきましたが「ストレスをためる」という場合の漢字は「貯める」か「溜める」かいつも迷ってしまいます。辞書で調べてもあいまいで、その日の気分で適当に変換してました。毎日新聞用語集改訂新版で、新聞に広告が出ていたこの本を買ってみました。他の新聞社からも出てるかもしれませんが、うちは毎日新聞なので。さっそく調べてみたら、そのものずばり「ストレスをためる」という例文が載っていました。「溜・貯」どちらでもいいみたいです。やっぱりフィーリングでいいのね(ほんとにいいのか?)。うちの母はよく「けんもほろほろ」と言うのですが、それって合ってるの? っていつも疑問でした。正解は「けんもほろろ」だそうです。「けん」も「ほろろ」もキジの鳴き声。だから「剣もほろろ」と書くのは間違いだそうです。でもキジの鳴き声だったら「ほろほろ」でもいいような気もします。キジは「ほろほろ」とは鳴かないんでしょうか。用語集のほかにも全国の地名(ふりがな付き)やスポーツ用語、裁判・法律用語、年号・西暦対照表、歴代総理大臣、オリンピック開催地、科学用語、経済・情報技術関連用語、略語集など使える資料がいっぱいです。スポーツ用語の項目にはラグビーのスコアの見方とか、相撲の決まり手なんかも載っていました。面白かったのが、「特定商品名の言い換え」。カルピス→乳酸飲料、アデランス→かつら、コカ・コーラ→コーラ飲料、味の素→うま味調味料、シーチキン→まぐろ(カツオ)の(油漬け)缶詰、エレクトーン→電子オルガン、ピアニカ→鍵盤ハーモニカ、ボンド→接着剤……という具合。一般名詞だと思っているものが実は商品名だったりするんですよね。「誤りやすい慣用句」というのも勉強になります。「早起きは三文のトク」のトクは「徳」が正解らしいとつい最近知ったのですが、これは「得」も正解らしいです。でも「徳」という字で載せている辞書のほうが多いらしいです。慣用句は割と正しく覚えているものが多かったのですが、「押しも押されぬ」は間違って使ってました。「押しも押されもせぬ」が正解だそう。「カトリックの牧師」というのも間違いで「カトリックの神父・司祭」が正解なんだそうです。勉強になります。半分雑学の世界ですが、ぱらぱらとめくって見ているだけでかなり面白いです。アメリカンヴィンテージファブリック↑一緒に買ったこの本もぱらぱら見ているだけで楽しいです。前から気になっていたのですが、つい勢いで買ってしまいました。ポップでキュートなプリント柄がいっぱいです。今日はパソコン絶不調で、なんどもフリーズ→再起動で何度も書き直し…。まさに修行。私、前世でよっぽど悪いことしたんでしょうか…。はぁ。
Apr 15, 2007
ここ数日、ちょっとハードスケジュールでした。しかも寒いし。気がつけばもうすぐ2月も終わり。なんと、今年の六分の一が終わろうとしている!! はやっ。今年も、あれやって、これやってとスケジュールが詰まっているから、ちゃんと計画的にしなきゃいけません。資格試験も、いろいろ受けたいものがあるのですが、欲張るとどれも中途半端になっちゃうので冷静に考えなければ。でも考えすぎると何もできなくなっちゃうのです。人生って難しい…。幸せのちから↑映画「幸せのちから」の原作本。アメリカで一時はホームレスになりながらも自らの努力で成功をおさめた黒人男性の自伝。目標を見失わずにポジティブに努力すれば夢は叶う…という気になりました。稼いだお金を社会に還元しているところがとても好感が持てます。私もお金持ちになったら社会の役に立つよう(できれば子どもたちのため)にお金をいっぱい使いたいです。(←小学生の作文並の夢です)
Feb 26, 2007
お散歩コースの梅が咲きました。ほのかな匂いが漂ってきて、春~な気分になります。ほわほわ。昨日、三浦しをんさんの「まほろ駅前多田便利軒」を読み始めたのですが、なんと冒頭からチワワ登場。(ほんとうの名前は別にあるんだけど)「チワワ」と呼ぶと尻尾を振って寄ってくるチワワのかわいさも手伝って、一気に“しをんワールド”に引き込まれてしまいました。チワワをそのまんま「チワワ」と呼んでしまう登場人物たちがまたツボ。それに尻尾を振って喜ぶチワワにも「それでいいのか!?」とちょっと突っ込んでみたり。そして、びっくりしたのが、私が日々利用している超ローカル私鉄の大雄山線が登場。すごいピンポイントな説明で、それって○○駅のあそこじゃない? ってわかっちゃいました。三浦しをんさん、なぜ知っているのでしょう。こっちに知り合いがいたりするのでしょうか。もしかして住んでいたとか。タイトルの「まほろ」というのは架空の街ではあるものの、読んでいれば「ああ、あそこか」とわかります。たぶん(というか確実に)町田市あたりでしょう。その付近も通学でよく通っていたのでなんだか不思議な感じです。小田急がハコキュー(箱根急行)になっているのも笑えます。まだ途中までなので、今後の「チワワ」の運命も気になりつつ続きが楽しみです。まほろ駅前多田便利軒↑第135回直木賞受賞作。便利屋の多田のもとに転がり込んだ行天。男二人の微妙にかみ合っているようなかみ合っていないようなコンビぶりが面白いです。
Feb 11, 2007
チワワの小太郎を見ていて思ったのですが、仰向けに寝る動物って、あんまりいないですよね。人間ってかなり特殊な部類なんでしょうか。うつぶせ寝が生物として正しい形なのかも…。などと思いつつ、そういえば、ワンコでも仰向けでおっぴろげ~で寝ている子もいっぱいいることに気づきました。仰向け寝は果たして生物として進化した姿なのか、退化した姿なのか…。人間というのは、そんなどうでもいいようなことをうだうだと考えるからいけないのですね。動物はなんにも考えてなくて、なんというか、ピュアに生きているところが素晴らしい。家族で、コタちんは何歳まで生きるのかしら…とか話しますが、当の小太郎は長生きしようとか健康に気をつけようとか、考えてないんですよね。死ぬ瞬間まで自分が死ぬことなんて考えないんだろうな、動物は。そんな風に生きることができたら、もしかしたらそれはそれで幸せかも。現代語訳般若心経↑これがとても分かり易いというので読み始めたのですが、ほとんどわかりません~。これがわかりやすいということは、他の本はもっとわからないってこと!?キリスト教はとても分かり易いのですが、イマイチ私には共感できません。仏教は分かりにくいのですが、分かった部分はとても共感できることが多いです。「現代語訳般若心経」に引用されてましたが、方丈記の冒頭「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし」というのは「諸行無常」を表しているのだとか。うんうん。これはよくわかる。同じように見えてもものごとは常に変化しつづけているのです。あと、そこにある水が蒸発して「減った」と言うけれど、実は気体になっただけで減ったわけではない。地球規模で見れば減っても増えてもない。人が生まれ死ぬことも大きな目で見ればそ~んなたいしたことじゃないじゃん。とか。そうそう、そんな大騒ぎすることじゃないんだから、もっと悠然と構えてればいいのよ、って思います。小さなことで一喜一憂する悲しさよ。お釈迦さまは過去も未来も行き来が自在で、どこにでも現れて、しかも同時にいろんなところに出現したりするらしいです。便利。わかりやすい。そういう、都合のいい感じが好きです。
Feb 1, 2007
だめだぁ。魔境・本屋さん。また大量に買ってしまいました…。うーむ。リアル書店で踏みとどまったのに、帰って来てからネット書店で注文してたら一緒じゃん…。重くないってだけで…。夕方、父と小太郎の散歩。ちょっといつもと違うコースで紅葉が見える場所があったので記念撮影してみました。いま、箱根は紅葉シーズンで混んでいるみたいです。今日は新宿から小田急ロマンスカーで帰ってきましたが、観光客らしき人たちも多くていつもより混んでました。新宿の紀伊国屋書店は恐ろしいところです。田舎の本屋にはない本がたくさんあります。そして、「きゃー、手にとって見てみて~」「買って~」「連れて帰って~」と誘惑します。おーコワ。そんな誘惑に負けて、思考時間30秒くらいで買ってしまいました。だってすっごいかわいいんです。この本。「世界のかわいい紙」というタイトルどおり。かわいいのに、楽天ブックス、なぜ画像がないっ。Book/世界のかわいい紙↑これは売り切れ(画像載せたかったの)。楽天ブックスで買えます。→「世界のかわいい紙」この本の中身、お見せできないのが残念(著作権とかあるので写真載せるわけにいかず)。出版社の紹介ページでちょっとだけ見られます。包装紙とか、ラベルとか、スタンプとかちょっとレトロっぽかったり、ヨーロピアンテイストなものだったり、乙女心をくすぐるようなかわいい紙がいっぱいです。印刷だけど、コラージュされたような構成になっていて、質感まで伝わってくるようです。本自体の紙も途中でちょっと変えてあったりして芸が細かい!ピエブックスの本は魅力的な本いっぱいあります。が、ちょっと高め。ビジュアル系だから仕方ないです。ピエブックスに限らず、模様の本とか好きで欲しいのいっぱいあるのですが、全部は買えません。 ↑店頭で踏みとどまったのに、帰宅後に注文しちゃった本たち。「宝石の写真図鑑」はタイトル通り、宝石の写真がいっぱい。宝石って見てるだけで幸せになれませんか?(わたしだけ?)「ファッションの歴史」はヨーロッパのドレスの図版が多くて欲しくなっちゃいました。「地球の宝石」は岩合光昭さん撮影の希少動物たちの写真集。希少動物も好き。岩合さんも好き。あれ?でも買ったのと表紙が違います。楽天ブックスでは最新版売ってないのかなぁ。Amazonでは中身も見られました(「宝石~」も見られます)。ナイショです…。ちなみにわたしがいつも利用するのはbk1だったりします。1万円以上で1000円キャッシュバック~。
Nov 27, 2006
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