あひるとひよこたちの部屋

2歳7ヶ月~11ヶ月の絵本

2歳の絵本(2歳7ヶ月~)


 ついに,甘えんぼのひよこもおねえちゃんになりました。
生まれたのは双子の男の子,ピイスケとチイスケです。
私が朝ばたばた弟達に着替えをさせたりおっぱいをあげたりしているあいだ,
ひよこは黙って一人でおままごとをしたり,絵本をめくって待っています。
お世話が一段落したら,ひよこをひざに入れて絵本タイムです。
双子たちも横にごろん。楽しそうに見ています。

夜は夜で,私が寝室で弟達を寝かしつけているあいだ,帰宅したダンナが
ひよこに絵本を読んでやっています。
ダンナの読み聞かせもずいぶん上手になってきました。
時には,私がいないときに弟達が泣き出したりすると,ひよこが絵本を読んでやることも。

それに,お話のストーリーをじっくり楽しめるようにもなってきたみたい。
我が家の絵本もますます増え,収納場所に頭を悩ませています(笑)




「かばくん」 岸田衿子 中谷千代子 福音館書店

表紙の地味さにだまされますが,これはとんでもない絵本です。
とにかくかわいい。かばくんも,ちびのかめも,かめのこも。
岸田衿子さんののんびりとした語り口が素敵。ひよこは体調が
イマイチのときに,よく持ってきます。癒し本です。一家に一冊!



「おちゃのじかんにきたとら」 ジュディス・カー 童話館

傍若無人なとらの振る舞いに,まったく動じないお母さんも素敵なら,
ジェントルマンなお父さんもかっこいい。こういう夫婦は理想です。
ひよこに「こういうひとと結婚すると幸せよ」と洗脳中。



「わたしとあそんで」 マリー・ホール・エッツ よだじゅんいち 福音館書店

とても暖かいお話。子ども時代の幸せ感がただよっています。
ゆっくりと,自然や生き物と向き合う大切さを教えてくれます。



「かみさまからのおくりもの」 ひぐちみちこ こぐま社

ずいぶん前から家にある本なのに(ひよこの誕生祝いにもらったもの)
今までどういうわけかまったく興味を示さなかったのですが,
弟たちが生まれたら大好きになった一冊。
「天使が赤ちゃんたちにプレゼントを持ってくる」って内容です。タイムリー。



「こんとあき」 林明子 福音館書店

リクエストランキング堂々のナンバー1。最初,少し長いかなと思いましたが
真剣にくいついてきました。なんども読んでいるのに,時々ふっと涙腺が
ゆるんでしまいます。あきを守ろうとするこんが本当にけなげ。



「おでかけのまえに」 筒井頼子 林明子 福音館書店

独身のお嬢さんがこれ読んだら「子どもいらない」と思うことうけあい。
「あやちゃん」の,はりきりすぎたゆえの失敗を絶対叱らない
パパママはすごいと思ってたら,ひよこは
「あやちゃん,お手伝いたくさんできてえらいねえ」と言ってました。
そうか。そういうことなんだよね。



「はじめてのおつかい」  筒井頼子 林明子 福音館書店

ドキドキ感がダイレクトに伝わってきます。小さい頃ってこうだったよね。
「ママちょっといそがしいの」って,読むたび「ちょっとどころじゃないだろ」と
思ってしまいます。なのに笑顔のママ,立派です・・。



「ボリボン」 マレーク・ベロニカ みやこうせい 福音館書店

あの「ラチとらいおん」と同じ作者さんです。
ひよこは,おもちゃをなんでも破壊しちゃうガビにはびっくりしたようで
「あーあ,こんなことしちゃって」とぶつぶつ言ってます。



「パンやのくまさん」フィービとセルビ・ウォーシントン まさきるりこ 福音館書店

昔NHK教育でやっていた「はたらくおじさん」的面白さがあります。
一日がんばって仕事をして,夜はやすらかに眠るくまさん。いい絵本です。
上品でかわいらしい絵も素敵。シリーズでそろえたいです。



「めのまどあけろ」 谷川俊太郎ぶん 長新太え 福音館書店

子どものための詩,というか,ことばあそびの絵本。
「いちばんぼたん,とうりゃんせ」とか,「せっけんさんがすぅべった」とか,
ひよこも日常の中で自然に使っています。言葉が生きてるのよね。
谷川さんの言語センスにはつくづく脱帽,です。



「しろくまちゃんぱんかいに」「さよならさんかく」わかやまけん こぐま社

こぐまちゃんシリーズにはずれなし。両方とも,図書館でさんざん借りた後,
「おうちにもほしいの」と言われて買いました。
「さよならさんかく」はことばあそびの本ですが,リズムが良くて楽しいです。



「ぼく おかあさんのこと」 酒井駒子 文溪堂

本屋の店頭でひよこが「これ読んで」と持ってきました。
「ぼく おかあさんのこと・・ キライ!」と読んでやったら
ひよこはものすごく衝撃を受けたらしい。びっくり顔がおもしろくて購入。
ラストで二人がむぎゅーと抱き合うシーンでは,毎回ああよかった,とにっこりしてます。



「バムとケロのにちようび」「バムとケロのそらのたび」「バムとケロのさむいあさ」
「バムとケロのおかいもの」「かばんうりのガラゴ」「うちにかえったガラゴ」  
島田ゆか 文溪堂

これ,私自身が現在進行中で夢中になっているので,
まともな感想が書けません・・。とにかくシリーズ全部大好き!
私はみんなでミイラになるとこが一番好きかも。
もちろん,ひよこも大のお気に入り。一時期はまりにはまって,
全冊くりかえして読まされました。



「リサのいもうと」「リサとガスパールのたいくつないちにち」 
アン・グットマン ゲオルグ・ハレンスレーベン 石津ちひろ

リサとガスパールは,犬なのかなんなのか??分かりませんが,
生まれたばかりの妹リラちゃんの「あかちゃん感」はすごい!
あかちゃん独特のかわいらしさがぎゅぎゅっと濃縮されてます。
ひよこもリサのまねして,ピイスケ&チイスケを抱きしめて
「うーんなんていいにおいなのー」とやってます。



「しろいうさぎとくろいうさぎ」 ガース・ウィリアムズ 福音館書店

子どもがうまれたら絶対に読んでやろうと思っていた一冊です。
小さい頃読んだ記憶ではものすごくカラフルだった気がしていたのに
改めてみてみると地味な色彩で驚きました。
内容も「好きだから一緒にいよう!」と直球勝負。ほのぼのしているのに力強い。



「おやすみなさいフランシス」 ラッセル・ホーバン ガース・ウイリアムズ まつおかきょうこ

「おやすみ絵本」というジャンルには色々なのがありますが
これは本当におすすめ。フランシスの言い分がいちいち面白い。
お父さんとのかけあいが楽しいです。ダンナもこれすごく好きらしい。
ガース・ウィリアムズの絵もやわらかくてとても素敵。



「とん ことり」  筒井頼子 林明子 福音館書店

ラストのせりふなしの2枚の絵がすごいです。
林さんは,実物を見ないと絵が描けないのだそうで,
この2人の女の子にもモデルがいるのかなと思うんですが・・
でもここに描かれているのは,普遍的日本の女の子の全開の笑顔。
思わずじーんとしてしまいます。



「マトリョーシカちゃん」 加古里子(ヴェ・ヴィクトロフ イ・ベロポーリスカヤ)福音館書店

バムケロのおうちにも,林さんの絵本の子ども部屋にもマトリョーシカがいるので
これが何かを説明するために(?)買ってみました。
加古さんの絵本は,どれものどかでかわいくて大好きですが,これも当たりでした。



「ちいさなヒッポ」 マーシャ・ブラウン うちだりさこ

「かばくん」が動物園のカバなら,こちらは野生です。
2冊に共通しているのは,口をがばーっと開いた大画面の迫力。
かば絵本はこうでなくちゃ。ヒッポとおかあさんの親子愛もすばらしい。



「わにさんどきっ はいしゃさんどきっ」 五味太郎 偕成社

五味さんらしい,楽しい絵本。
かかりつけの歯医者さんや小児科の待合室に置いてあるので,
そこで読んでやると,なぜか周りの子どもたちもわらわら集まってきます。


「3びきのこぶた」 瀬田貞二訳 山田三郎画
昔話の定番,いろんな絵本が出ていますが,ここはやっぱり瀬田貞二さんの名訳で。
1ひきめと2ひきめのこぶたは哀れ食べられてしまいますし,
おおかみも大鍋でことこと煮られます。変なはしょりがありません。




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