イギリスに、「木を見て森を見ず」といことわざがあります。
もちろん、一つの木ばかりを見ていると、森全体が見えないという意味です。これは、西洋医学の考え方にも当てはまるように思います。人間の体を機械部品の集合体のように考えていて、病気というのは部品の故障なのです。
これに対して、漢方医学は、「森を見る医学」です。つまり、漢方は「木を見て、森も見る」医学だということです。
つまり、森は体全体にあたり、森全体が水不足ではないか、日照りで木が枯れてしまっているのではないかなどと、全体をみていくなかで、一本一本の木も癒していこうと考えるのです。
もちろん、西洋医学の優れた点は、多々ありますから、西洋医学の弱点の「森を見ず」を、漢方医学の「木も森も見る」で補って治療をしてもらうと、理想的だと思います。
両方のよいところを取り入れることにより、より納得のいく医療に近づけるはずです。
実際に、最近では、漢方を取り入れて診療をしているお医者さんも多くなっているようですし、もっと増えてもらって、近所の「かかりつけ医」のお医者さんもこうなって欲しいものですね。
そして、私たち患者も、漢方薬をより効果的にかつ安全に使うために、最低限の知識を持つ必要があります。漢方治療を上手にうけられるように、患者自身が変わっていく必要もありそうですね。
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