我王

消え入る言葉を絶え絶えに





あの日の記憶を



今でも鮮明に
かすむことなく

あの日
小さい少女が
目に涙をためながら自分に訴えてきた

その姿を
愛おしいと思った
守りたいと思った

けど
返事は言わなかった

消え入る言葉を絶え絶えに
涙目になりながら
自分を見つめる
小さな暖かい存在を
自分の手によって
汚すような事はしたくなかったから


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