我王

詩人


確かにそこに

詩人は詠った
涙ながらに
全てを皆に伝えようと

詩人は抱いた
泣き崩れる老婆を
幼き屍を
小さな希望を
ただ暖めるために

詩人は死んだ
何のためか
誰のためか
誰にも告げず
詩人は死んだ

しかし
詩人は
確かに
微かに
微笑んでいた


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