我王

15+5


いつもの帰り道

長くも短くもない20分
僕は一人

10月の7時半
道を照らすのは人工的なものばかり
コウモリが僕をあざけ笑う

ひたすら歩く一本道

かばんを左肩に持ち替え

車が通るはずもない
道の信号を無視する


ふと
15分の孤独が幕を閉じた

小さな手が僕の手を握った
迷わず僕も握り返す

理由はあるのか
心臓が苦しい
鼓動が早くなっていくのがわかる

今から何をすべきかはわかっている

この大切な宝物を僕は一生守り続ける



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