我王

明雅へ捧ぐ


咲くのが一番遅かった

周りが散ろうとしているのを
感じながら
つぼみのなかで僕はずっと涙を流していた

涙はやがて詩になって
ずっとつぼみの中で踊っていた

それでもやがて
皆が散ってしまった頃

遅れて花見に来てしまった
女の子の前に
僕は咲くことが出来た



僕はその大きな桜の中で
咲くのが一番遅かった

それでも
一番大きく花開いたのは
僕だった


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