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2006.07.30

言葉ってのは・・・

何かを誰かに語る時
誰かに何かを伝えたい時
便利なツールとして使われます。

話すことも、そして書くことも、また言葉ですね。

でも、この言葉ってのは時々、一人歩きします。

一人歩きした言葉は、時に暴走したり、時に異図していなかった隙間に落ちて
形態を変えることもあります。

これは、怖いですよね～

言葉ってのは発する時に
１．その言葉を発する為の異図
２．その言葉の後に続くであろう事柄
の、二つがその言葉を発する前後に付いてきて、真ん中の
言葉だけが伝えられることが多いんですよね。

　例えば「本日３時に飯食いに行きましょう」

　ってのが有ったとしたらその言葉の前には
１．「それまでは自分は忙しいから」
　そしてもしかしたら、その後には
２．「飯食って時間があったら、その後色々と話もしたいし
　　飲みに行けたら面白いかも～」と、続くこともあります。

　けど、言葉ってのは真ん中だけ。

　たとえ言葉を尽くしたとしても人間の認識力も
その真ん中だけしか受け取らないので有れば、出来るだけ
相手にその前後も感じて貰えるような魅力的な言葉を
使いたいなぁと思うのでありました。

　と、言うのもね

　今、池波正太郎さんの小説を読んでいるんですけどね
小説ってのは登場人物の過去現在未来を書くと共に登場人物の
異図を知らしめる為に「簡潔に丁寧にその人の思いを書き連ねている」わけです。

　これは・・・ほんと・・・上手いなぁと、そう思う訳ですよ。

　これが出来ている作家がいつでも愛される作家の条件なんだと
思うのでありました。

　ふーむ
　　ふーむ　
　　　ふーむ

　なかおは「下母澤　寛」さんと「池波正太郎」さんの文が
大好きです（ってか、まじであこがれています）。

追伸　
　今、なかおは「かなり不揃いの起業家たち」って本の２００６年版の
出版予定の原稿を読んでいます。

　起業家達の過去現在未来をそれぞれの起業家の方の視点で
書かれている「継続する物語」なのですがほんと、面白いなと思います。
http://www1.ocn.ne.jp/~laimu/hon/

追伸２
　最近は人それぞれに文として書いたモノを発表する媒体が
生まれましたよね。

　プログにしろメルマガにしろです。

　これらでみんなの文を読んでいると

未来にのみ向かっている人
過去に縛られて過去の話に終始している人
うまく過去の体験を未来への希望へと変えて流している人

色々とおられますね。

皆さんも今書いていることはどんな異図があるのかを
今一度考えて自分の書いたモノを読み返すと面白いですよ。

それぞれにあらためて見直すと「異図が見えてきて」考えさせられる
事もありますよ～。

何にしても書く文には「過去現在未来」の過去（書く異図）現代（伝えたいこと）
未来（言葉で相手に納得して貰いたい思い）なんて感じで気軽にでも良いから
織り込んでいきたいなぁ～

　しみじみ

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