05月15日

 
女性心理研究1000人委員会の日記
 
これがワタシの恋の方程式なの♪
05月15日(土)
男性の思考はリニア(直線的)で、論理的といわれます。「AはBである。BはCである。ゆえにAはCである」という三段論法のような「一直線な考え方」をしています。記憶は結論中心、事実中心です。

それに対して女性の思考は連想的です。「AはBでしょ~♪でもAはCにもDにも近いけど、やっぱり私はBよね~♪だってカワイイもの♪カワイイといえばZなんかもいいわよね♪」というように連想で考える(感じる)ことが多いんです。

女性は思考する際に、いろいろな事柄をつながりの中で処理することができるのです。しかも処理する際には感情や感覚を付加して考えることができるのです。この感情・感覚を核にしたネットワークごと記憶してしまうのが特徴です。

このあたりが男性から見て女性が「難しい」とか「論理的でない」とか「ころころ考え方がかわる」といわれるゆえんです♪
男性が女性の会話を聞いていると、「だから何なんだよ、結論を言ってくれ、結論を!」ということになります。

女性心理を研究していて『ウラヤマシ~なぁ』と思うのは、女性の間で作られるネットワークの広さです。
女性は年齢を問わず、学校や職場、趣味などを通じたネットワーク、コミュニティを形成しています。
ネットワークというのは辞書的には『連結組織』の事です。
女性は連想的に考えながら連結組織をつくります。

そう、女性を理解する上でのキーワードは『連』です。これが今日の日記のテーマです♪

『連』とは、(広辞苑第三版によると)
●つらなること。つらねること。
●引き続くこと。繰り返すこと。
●つれ。仲間。
●連盟、連合などの略。
●連なったものや編んだものを数えるのにいう語。
という意味です。「連」を使った言葉には「連続」「連合」「関連」「連結」などがあります。

以前の日記で「女性語」について書いたことがあります(5月8日、5月9日)が、男性が女性語を使うようになったからといって、女性から理解されるかというと、必ずしもそうは言えません。
男性が女性から「○○についてどう思う?」と相談されたとき、一般的に男性は「○○は△△なので□□だ。だから●●だ。」なんて結論重視で語ってしまいます。
女性が男性に結論を求める場合もありますが、大体において意識はスレ違っています。ひどいときには「どう思う?って聞いただけなのに、どうしていつもアナタは結論ばかり言うのよ。」と女性はイライラします。

なぜ感情のスレ違いが生じるかというと、女性の会話には『連想ゲーム』が必須だからです。
少し前にテレビで「○○つながり」という言い方がはやりましたが、女性の思考はまさに「○○つながり」なのです。直線的に結論を出す事を求めません。

電話をする場合でも、話題が連結し、言葉は連想ゲームで広がっていきますので、おのずと長電話になります。コミュニティの『連絡網』の一環となると、電話が数時間にわたったりするのも日常茶飯事のようです。女性はこの『連絡網』という言葉もどうやら好きなようです。
男性の場合は三段論法ですから、電話も「AはBである。BはCである。ゆえにAはCである。以上。(ガチャン)」となります。

ビジネスにおいて、とても非常識なことが一般常識になっています。何かというと、初めて電話をかけてきた方に対して「いつもお世話になっております。」と言います。まだお世話になっていないにもかかわらずです。
一般常識として男性社会で決められているため、「おかしい」と思いながらもOLの方々も渋々その言葉を使っています。
曲がった一般常識をもし女性が打ち破ったとしたら『アラっ♪○○株式会社の小泉さんですか~♪初めてお電話をいただいたんですね~♪「小泉さん」って首相と同じ名前ですね♪ニックネームはライオンですか?』なんてことになるかもしれません。
男性上司がいたら怒られそうです。こんな連想できませんから。

「男性は体言止め」「女性は用言止め」という内容を以前日記で書きましたが、文法には「連用形」というのもありましたよね♪
またまた広辞苑の登場です♪「動詞・形容詞・助動詞の活用形のひとつ。用言につらなるときの形。」のことだそうです。
「咲き散る」の「咲き」とか「高く飛ぶ」の「高く」というのが連用形です。
男性はこの「連用形」が苦手です。「咲くなら咲く」「散るなら散る」ハッキリしていないと頭の中で処理できないのです♪

クチコミというのは「行動の連鎖反応」です♪男性企画担当が女性に商品を使ってもらい、クチコミで広げて欲しいと考えているなら、連結組織(コミュニティ)の中で、連想ゲームに参加する必要があるかもしれません♪

『例外の無い法則は無い』という言葉がある通り、一般的に女性が苦手な『連』があります。何だと思います?
女性が苦手な『連』は『連立方程式』です♪
「これがワタシの恋の方程式なの♪」と言っている女性がいたら、ぜひ「恋の連立方程式を解いたことある?」と聞いてみようかなぁ♪




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