謹賀新年
どじょう宰相
どじょうとは日本では「泥鰌」と書くのだ。
「泥」の字義が「泥(なず)む=はかばかしく進まない、滞る」
「政治に求められるのは、いつの世も『正心誠意』の四文字があるのみです。
私は国民の皆様の声に耳を傾けながら...」
9月13日、衆院本会議での初の所信表明演説で、こう述べた首相だが、
正心誠意はどこまで本気なのかは図りかねた。
デビュー戦ともいえる臨時国会の会期はわずか4日でスタート。
逃げ腰で始まり、本格論戦を求める野党からは「どこが正心誠意なんだ!」と
首相の演説にはヤジも飛んだ。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題がなかなか安定軌道に乗らない。
政府は辺野古移設に向けた環境影響評価書の年内提出を目指しており、
関係閣僚は沖縄県側の態度を軟化させようと
、入れ代わり立ち代わり沖縄を訪問している。
だが、田中聡前沖縄防衛局長の不適切発言で、
その努力も水の泡になろうとしている。
同時並行で玄葉光一郎外相も自民党の標的にされ出した。
野田政権の足元はぐらぐらだ。
今月2日の衆院外務委員会。
質問に立った自民党の河井克行衆院議員はあることを材料に玄葉氏を責め立てた。
あることとは、10月26日の衆院外務委での玄葉氏の答弁だった。
産経新聞の10月29日付朝刊で既報だが、10月26日の答弁をおさらいしてみたい。
玄葉氏はこのとき、鳩山由紀夫元首相が衆院選前の平成21年7月に沖縄県内の集会で「『最低でも県外』の方向で積極的に行動したい」と発言したことについてこう答弁した。
「誤りだったと思っている。あの発言を聞いて、鳩山政権ができたらこの問題で終わるのではないかと思い、現実のものになった」
これに激怒したのが他ならぬ鳩山氏だった。