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げじねこ

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November 3, 2007
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カテゴリ: 舞台&役者

『キャバレー』2007年10月28日(日) 愛知厚生年金会館 1階T列サブセン(下手)

日本語台本・演出:松尾スズキ

出演:松雪泰子・・・・・サリー・ボウルズ
   阿部サダヲ・・・・MC
   森山未來・・・・・クリフォード・ブラッドショー/ドイツ娘
   小松和重・・・・・シュルツ氏
   杉村蝉之助・・・・エルンスト・ルートヴィッヒ
   平岩 紙・・・・・ミス・コスト
   秋山菜津子・・・・ミス・シュナイダー           他

    


この舞台、とにかく秋山さんのシュナイダーが最高でした!
そしてサダヲちゃん演ずるMCがこれまたコケティッシュでかわいいのなんの。

全編を通して、時代そのものはナチス台頭前のドイツということでどことなく暗雲漂う。
ハズなんだけれど、「そんなの関係ない」(おい・笑)とばかりに夜の街は華やいでいて。
「キット・カット・クラブ」のショータイムシーンが楽しいったら。
「にせものでないおっぱい」が揺れ、「おとこでない」オトコが軽やかに舞い、
もちろん歌姫は艶然と登場し場をさらう。

華やかなシーン。
ありえないほどばかばかしいセリフの応酬。ありえない窓をいちいち割っての侵入とか(爆)、随所に笑いをちりばめて。
ドイツが舞台のはずなのにココはどこ?今はいつ?な不思議ワールドが特に1幕は全開で。

けど2幕になると忍び寄るナチスの影。
それでも笑えるシーンがまだまだいっぱいなのにいつのまにか苦笑いになり、
痛々しさに目をそむけたくなり、寒々とした空気が辺りを支配しているのに気がつかされる。

『普通に暮らせない街』
そうなってしまっていくその街を去る人。残る人。
そのそれぞれ選択が胸に迫る。

あの時代。
そうやって生きていくしかなかった、そうしなければ生き残れなかった、
そうやっても生き残れなかった多くの人たち。

時は立ち止まらない。けれど「あの時」を振り返ることはできる。

松尾ワールドな『キャバレー』に拍手!!


んではキャスト別にちょこっとね。


サダヲちゃん。
確信犯的かわいさたっぷりで場を仕切り盛り上げててホント最高!
なんなのよーあのメイク。あのカツラ。
ネタばれなしで臨んだ、ってかまぁ簡単なストーリーくらいは予習していたけれど、
あのビジュアルは予想GAYでござんした(爆)。
猫ヒゲメイクがあんなに似合うなんていったいどうよ?
あとで演劇系の雑誌で舞台写真とか見たら、そちらはおひげは普通に左右1本ずつ。
名古屋では猫ヒゲで左右3本ずつだったよん←オペラグラスで確認
いつから変えたのか知らないけれど、3本ずつのほうがチャーミングだったにゃん♪

物語が進むにつれて、まさにMCとして変幻自在に登場しては消える。
姿が見えるだけで、ナニカを期待してしまう存在になってた。
だってだってだって。
とにもかくにも卑怯にもかわいいんだもん。
ただね、うっかりなでなでしたら気がつかないうちに背中に「バーカ」の張り紙つけられてそうな小悪魔感も。
そこがまたニクイ♪


森山君はジミーじゃない、意外に地味な役。
人としての考え方は普通だけれど、愛・夢・理想と現実とのギャップに苦しむ。
あからさまな違いをそれでもどうにか受け入れようとしていたよね。
でも若さゆへもあってか結局受け止めきれていない。
あと異邦人ゆへのあの「生活の場」への執着が無いってことをちゃんと感じさせてくれた。
けど。
そう、けど。
ダンスも歌も物足りないーーー!!(><)
もったいないじゃないかーーー!!(シタバタ)
が正直な感想っす。

松雪さん。
やっぱキレイ。けど艶っぽさ、下世話さというかしたたかさがちょっとものたりなかったかな。
歌も思ったより歌えていたしいい声だと思うんだけれど、感情がどうも伝わりにくかったように思う。
全体にコギレイになっていたのかな。
もっとクドイ濃さが欲しかった。

杉村さん。
どっかで観たような雰囲気で。
誰だろうと考えていたらそうなのよ!劇団新感線の粟根さんと見た目も含めてどことなく似てるんだ!
粟根さんより目つきは悪くないけど(爆)キレモノで、かつウサンクサイ雰囲気がGOOD!
ものやわらかそうでいて、実はしっかり圧力かけているあたりとかよかったわ。

平岩さん
かわいいのに何気にしたたか。
そんなせいいっぱい今を生き抜く女性をなんなく感じさせていた。
TVドラマ「エースをねらえ!」にイジワルな生徒役で出演されてて
そのとき初めて認識したんだけれど、以降気になる女優さん。

小松さん
夏に新感線舞台でお目にかかったばかり。
あのときは自分勝手な人たち(笑)に翻弄される人のよい駐在さんだったけれど、
今度は初老の実直に生きてきたユダヤ人の商人。
ユダヤ人であるというだけで受ける差別に店も恋人も、そして生きる場さえも奪われてしまう。
やっと得た恋人とのしあわせいっぱいの婚約披露パーティでのありえないほどの弾けっぷりがGOOD(爆)。
でも、だからこそあとの悲劇が胸をうったよ。

秋山さん。
ブラヴォー!!!
一人でアパートの家賃収入を糧に生きてきた初老の女性。
最初ちょい老けメイクに「もったいないーーー!」と思いましたとも。
だって本当にオキレイだしスタイル抜群なんだもん。ねぇ!?
けどそんなのすぐに忘れさせるミス・シュナイダー。
ちゃっかりしてるけどどことなくかわいさだにじみ出てる。
コメディアンヌとしても一流だからセリフの応酬や間がなんともステキにおかしくってね♪
あと歌もすばらしいのよ。美声とは違うかもだけれど、しっかりこちらに届く歌声で。
もちろんしたたかさも、恥じらいも、しあわせも、迷いも、哀しい決断の感情も、
すべてがストレートにストンと届くの。
カーテンコールで誰よりもおきな拍手をもらっていたのがその証拠よね♪
本当にすばらしかった!大・大・拍手~


今更だけれどカーテンコールのこともね。
もちろん大盛り上がりだったんだけれど、コメントが実はグダグダでした(爆)。
司会を担当したサダヲちゃん、舞台のキレはどこいった?なのよー。

以下、順不同ながら覚えてる範囲でちょこっとね。しゃべる前は森山君とふたりでボソボソと客席無視して「もうしゃべることないよね」っておい。

森山君「僕昨日も言ったんですがこーゆうの(舞台挨拶)あんまりすきじゃないんです」とまぁ、実も蓋もないことを(爆)。

サダヲちゃん「昨日(日本シリーズ初戦敗退した翌日だったので)ドラゴンズ惜しかったですねー。
昨夜は(終演後)「ピカイチ」(熱烈な中日ファンが集うことで有名な中華のお店)に行ったんですよ」
に会場おぉ~となる。

松雪さん「名古屋の皆さんがあったかく迎えてくれてうれしかったです。
昨日はピカイチでちょっぴり辛いものを食べておなかを壊しました(が無事終えてよかったといいたかった?)」
とこれまた締まらないコメントで笑いを取ってました。

そんなこんなでグダグダにおしまい(笑)。かっこよかったのに、かわいかったのに脱力で会場をあとにしましたとさ♪






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最終更新日  December 5, 2007 07:45:09 PM
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