時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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February 7, 2008
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「ゾンビ屋れい子」 (三家本礼:ぶんか社)を紹介してきたが、いよいよ、最後のお話となる 「カーミラ編」 だ。この作品、結構気に入っていたのに寂しいことである。最終話だからだろうか、この「カーミラ編」だけは、上下二巻構成になっている。

 今回は二巻構成になっているだけあって、れい子にとって、カーミラという最凶の敵が登場する。カーミラとは、800年前に悪行の限りをつくしていた魔女である。そういえば、怪奇映画によくカーミラという女吸血鬼が出てくるが、直接の関係はないようだ。魔女カーミラは、魔女の石が本体であり、次から次に人間に乗り移って悪行をつくしてきた。この石を手にするものは、カーミラに体を乗っ取られるのである。魔女の石は、クレイマン博物館内にずっと封印されてきたが、盗賊が、この石を盗み出したため、カーミラが復活してしまう。上巻では、魔女の石を取り返すべく集められたれい子たち賞金稼ぎが、カーミラを追うという話がメインである。ところが、この賞金稼ぎたち、一癖も二癖もあるような連中ばかりで、案の定、裏切り者が出てくる。

 下巻では、カーミラがれい子の親友ジャスミンの体を乗っ取ってしまう。かって、親友を見殺しにせざるを得なかったれい子はなんとしてもジャスミンを救おうと決心する。カーミラの3人の弟子も甦り、れい子の仲間たちと壮絶な死闘が繰り広げる。実はれい子はカーミラと、前世で戦っており、この戦いは、因縁の対決ともいえるものであった。

 そういえば、この主人公のれい子、最初のころと比べると、かなり顔が変わっている。ずっと17歳と言う設定のはずだが、顔がだいぶ縦に伸びて大人の顔になっているのである。成長期だからか?まあ、他のキャラでは、いつのまにか途中から幼児体型に変えられたのもいるので、単なる作者の気まぐれだろうとは思うのだが。

 ところで、このカーミラ、この作品に出てくる他の悪役同様、最後にやられる時には、ものすごく情けない奴になってしまう。この作品の悪役の中でも一番の悪逆非道ぶりだったのに、このギャップの大きさは笑えてしまう。

○「ゾンビ屋れい子5(イーヒン編)」は こちら

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「ゾンビ屋れい子6、7」(三家本礼:ぶんか社)




風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)は こちら





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Last updated  March 21, 2008 07:16:29 AM
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