時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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April 21, 2008
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 かって哲学者の梅原猛氏が「隠された十字架」で、この法隆寺が、聖徳太子の怨霊を祀った寺であるという説を発表して、大きな議論を呼んだことは有名である。事の真相は、未だ定かではないが、明治初期に岡倉天心とフェノロサが、夢殿に秘仏として保管されていた救世観音の封印を解いたエピソードに代表されるように、多くのミステリアスな謎に満ちた寺であることは間違いない。

 この法隆寺に伝わる謎について解説した書が、 「法隆寺の謎」 (邦光史郎: 祥伝社) である。この本で提示されている謎は、

1.法隆寺の中門の柱は怨霊封じのためか
2.なぜ、五重塔の相輪に鎌がささっているのか。
3.なぜ、金堂に、本尊が3体もあるのか。
4.夢殿の救世観音は呪いの人型か。
5.法隆寺の伏蔵には何が隠されているのか。
6.なぜ、法隆寺の回廊は左右対称ではないのか。
7.法隆寺は、誰がなぜ再建したのか。

などである。本書には、これら謎が紹介されており、更に著者の考察が加えられている。また、聖徳太子天皇説や藤ノ木古墳についても章が割かれている。法隆寺へ旅行する際には、あらかじめ読んでおくと、一層興味を持って見物ができるのではないかと思う。


○ジグソーパズル「法隆寺」




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Last updated  April 22, 2008 09:46:37 PM
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