時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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July 10, 2009
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 最近よく読んでいる「千里眼シリーズ」は、元航空自衛官の臨床心理士という岬美由紀が、まさにハチャメチャといってもいいようなとんでもない活躍をするという痛快娯楽作品である。

 今回読んだのは、ちょっと古い作品だが、調べてみると小学館版の5作目に当たる 「千里眼 メフィストの逆襲」 (松岡圭祐:小学館)である。文庫版の発行年は2002年のようだ。


○「千里眼 メフィストの逆襲」(松岡圭祐:小学館)


 このシリーズの一番面白い点は、美人臨床心理士の美由紀が、まさに文字通りの「大暴れ」をすることである。細かな理屈を言えばツッコミどころはいくらでもあるのだが、問答無用で主人公が暴れるのには、理屈を超えた爽快さがある。

 本作の前半は、まだ美由紀が戦闘機パイロットの時代の話だ。まさに暴れ馬のような性格である。容姿もかなり男っぽいようだ。しかし、後半は少しキャラが変わっている。美人臨床心理士として有名になり、男っぽさは影を潜めている。戦闘機パイロットの時は、上官に言いたいことを言っていたのに、臨床心理士になってからは、勤務先の所長に圧力をかけられると黙ってしまう。このキャラの変わり具合も面白い。

 今回の美由紀の敵は、二つのマインドコントロール集団。この二重の敵に美由紀どう立ち向かうのかと思ったら、一番いいところで次の巻に続くとなっていた。この巻で完結していなかったのが一番残念!

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Last updated  July 10, 2009 06:47:43 PM
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