時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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July 11, 2013
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 「リスボン 坂と花の路地を抜けて (KanKanTrip)」(青目海:書肆侃侃房)を読みて作る歌。長歌形式での書評にチャレンジしてみました。長歌は五七を続けていき、最後に七で結ぶものです。反歌もつけています。

目の前の 頁開けば     
広がるは 異国の街並
我が心 海をも越えて    
飛んでいく 遥かなる地に
ポルトガル 美しきかな    
リスボンは 古き都

アンタンの 通り行きかう
たくさんの 異国の人たち
珍しき かの地の言葉
紙面より 聞こえてくるや

リスボンは 花の街にて    
目を奪う 紫の花
そはこれが あのジャカランダ 
美しさ 街を覆いき
窓辺には 白き蔓バラ    
咲き誇る 今が盛りと
市場にも 色とりどりに    
花売られ 食されるなり

リスボンは 坂の街にて   
行き通う 路面電車
息切らせ 上り来たりし
坂道で ふと立ち止まり  
見下ろせば かのテージョ川
煌めくは 青き水面
映りけり 目に鮮やかに

我が体 邦土にあれど
心飛ぶ まだ見ぬ地へと
あこがれは 山より高く
積もりせし 読み進むほど
思い入れ 海より深く
沈み行く 本の世界の 遥かな淵へ

反歌
身はひとつ 東の島に あろうとも 
心羽ばたく リスボンの空

※ 本記事は、2013年07月10日付で 「本の宇宙」 に掲載したものの写しです。





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Last updated  July 11, 2013 09:05:05 PM
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