時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

PR

Profile

風竜胆

風竜胆

Favorite Blog

土山たぬき New! ブラジョンさん

ウバステ [ 真梨 幸… New! じらーるぺるごーさん

気まぐれんな旅行屋… 富士家のぱこさん
マークス・ストーリー マークス5406さん
パパだって見たいん… 大希・大我のパパさん

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

May 25, 2024
XML
 本書は、優れたリーダーは、見えないところで部下をサポートしたり、自分の仕事にも工夫を重ねるものだということを述べたものだ。

 よく企業などでは、リーダーシップが重要だと言われる。それではリーダーシップを取るには、どんな行動をすればいいのだろう。そもそもリーダーと言うのはどんな存在なのだろうか。みんな漠然としたイメージがあると思うが、実際にどのような人かを語ろうとすれば案外難しい。

 社長や担当役員などの会社を率いている人や部長、課長や係長などの部下を指揮している人はリーダーといえるだろう。本書には、「管理職やリーダー」と言う表現が出てくる(例えばp21)。これを見ると、管理職の他にリーダーがいるように思える。しかし、同じページにはリーダーに部下がいるような表現がある。会社によって体制や制度などが違うのかもしれないが、厳密に言えば、部下がいるのは管理職だけである。それに、仕事を割り当てるのはリーダーではなく管理職の仕事だと思うのだが。

 もし、評価する人が無能だと、悲惨なことになる。能力がなく毎日遅くまで残らざるを得ない人を、「あいつは毎日遅くまで頑張っている」とプラスの評価し、逆に能力があり過ぎ、やることが無くなるので毎日定時に帰るような人を「あいつは毎日定時に帰ってけしからん」とマイナスの評価をしてしまうのだ。

 本書には、人の褒め方が書かれている。私はこれは褒める人の立場が結構重要なのだろうと思う。よく引き合いに出されるのが山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」というのがあるが、もし五十六が軍曹くらいだったら、現代までその言葉が残っていないのではないか。それと同じように、社長から褒められるのと係長から褒められるので重みが全然違う。だから管理職やリーダーは、メンバーの手柄を上の方にアピールしていく必要があると思う。

 本書には尻に火がつかないと始動しない「ラストスパート型」よりは、できるだけ早く始動する「スタートダッシュ型」を勧めているが、私もこれには賛成である。人生明日何があるか分からない。病気になるかもしれないし、事故にあうかもしれない。出来るだけ早くできることはやっておくに越したことはないのだ。

 よくビジネス本というと、早朝出勤などを進めているようなものを見かけるが、本書はこれにも疑問を呈している。私もこれには賛成だ。朝弱い人もいるだろうし、早朝出勤をしてもいいことは何もない人もいる。私も朝は苦手なので、早朝出勤などしたことはない。そして定時になるまで、仕事とは関係ない本を読んでいた。


☆☆☆☆







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  June 6, 2024 01:00:54 PM
コメント(0) | コメントを書く
[日々の読書(ビジネス)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: