キプロス06-10




あ~、昨日早起きであまり寝てなかったから、良く寝た~。
夕食美味しかったな~。
やっぱり海の幸が多いところの食事はいいよね。
KEOっていうキプロスのビール、
なんとなく日本の生ビールって感じ。
ビアガーデンでビールをちょっと炭酸で割ったって感じの味。
スコットランドの冷やさないビールに慣れてたから、久しぶり。

食事も隣のテーブルの人たちが話掛けてくれて、余計に楽しくとれた。
みんなのんびりしてる。
特に何かしないで楽しむって感じ。見知らぬ人たちが話しの輪を
広げていく感じ。やっぱり老夫婦って感じの人たちが多いかな~。
次に家族連れ。ひとりで来ようなんてのは、、、
やっぱり居ないよね。

だから独りでツアー旅行っていうのは、あまりにさびしいかと
思っていたけど、こういう雰囲気なら楽しめそう。
それに日本人、それどころか東-東南アジア系のひとって
誰も居ない。街にも見当たらなかった。
こういうのってちょっとうれしかったりする。

以前からキプロスっていつか訪れたいところだったけど、
日本からだと不便なところ。日本から訪れる人が少ないのもわかる。
でも、旅を終えた今も、ここはとってもお薦めの場所。
またいつか、1ヶ月くらい休みが取れたら、英国に滞在しつつ
1週間くらいのツアーに参加してここに来たい。
日本との便を良くして欲しいな、と思いつつも、
不便なままでいて欲しい、という気もする。


Welcome Meetingで得た情報は、、、え、やっぱりエジプト
日帰りって企画、あるんだね!でも、、、フライトが2日!?
ダメじゃん!!2日は帰る日。
あと一日ずれてたら、、、間違いなく行ってた。
長期滞在はさすがに怖いけど、日帰りツアーなら、、、
あ~行ってみたかった~。ピラミッド、スフィンクス。
この目で見たかった!!

旅行会社のDebby姉さんに帰国スケジュールのスケジュール変更
は利くのかって聞いてみたけど、、、だめだった。

落ち込んでばかりはいられない。それじゃあどうしよう、、、
レンタカーはまだ借りられそう。頼んでしまおうっと。
それと、民族的なイベントはっと。
あ、今夜フォークイベントのナイトアウトがある!
さっそく予約しよ。

よしよし、じゃあ今日はパフォスの街に繰り出してみよう~。
それにレンタカーで行くところ、地図とガイドブック買って
調べなきゃ。インタネットで調べてきたけど、
お定まり情報だけじゃやっぱり不足だからね。

朝からの雨もまもなく上がり、バス停に向かう。

<いよいよパフォスの街に繰り出す。パフォスのハーバーにある、
ビザンチン様式のお城を見つつ、期待は高まるばかりの次号へ>
SarandaKolonnes


■■キプロス07(現代史[2日目。12月27日])■■


パフォスの街の感じはつかめたぞ。
旧市街と新市街があって、、、お土産関係のお店ってホントに多い。
それでもリゾート大開発された感じがあまりない、昔ながらの街って感じ。
バスが15分おきくらいにあるし、のんびり歩いてもいい雰囲気。
博物館がここにあるっと。有名なモザイクは港の近くだし、
王家の墓も街とホテルとのバスルート上。

なかなか本屋ってなかったけど、なんとかガイドブックもゲット。
ホント観光客の街。あ、革製品安いんだ~。MacDuffさんによると
それでもローカルな感じが減って、ブランドのお店が増えてきたんだって。
どこもそうなっていくのかな~ちょっと残念。

そうだ、キプロスの首都ニコシア(現在名はレフコシア)はギリシア側と
トルコ側に分断されて、UN(国際連合)が境界を管理している。
たしかトルコ側に、境界を越えて行けるはず。。。
ガイドブックのどこかに書いてないかな~。

実はキプロスは1974年にトルコがキプロス北部を占有して、
独立国を主張している国際紛争地帯でもある。あまりに平和な
リゾート地と、血なまぐさい紛争のマグマと傷痕が隣り合っている、
そんなところでもある。キプロスに来てみたかったのは、
そこも気になっていたひとつだった。

さらには英国軍が駐留していて、湾岸戦争のとき英国軍機は
ここキプロスから飛び立ったといわれている。
といってもここが攻撃されることはないだろうし、
英国軍基地は、離れたところにある。

いろんな文化圏に囲まれたキプロスの地理的な宿命は、
度重なる領有権争いを呼び、逆にまたそれが様々な文化を残す元
となった。。。今回はお気楽なバカンスと一緒に、世界の現実も
見えるかも知れない。

あ、境界越えの記述があった。けど、、、良く判らないや。。。
辞書持ってくれば良かったかな~。
それでも読み返しているうちに、行くべき場所と、どうすれば
良いかは大体つかめた。
さあ、行くべきか行かざるべきか、それが問題だ。

まあ、ニコシアは遠いから行くなら明後日、土曜日。
旅行会社のDebbyさんも明日の朝ホテルにいるって聞いてるし
ニコシアのこと聞いてみようっと。
明日は中距離、リマソール!ここは世界遺産指定じゃないけど
すごい遺跡がある。クリオンの遺跡群。
天気は良さそうだし、楽しみ~。

その前に、今夜はキプロス・ナイトだ。

<これがクリオンの遺跡群の一部。>
KourionCity


■■キプロス08(キプロス・ナイト[2日目。12月27日])■■


さあ、もう日も暮れた。今夜はキプロス・ナイト。
え~っと、案内によると、、、
ワインとキプロス料理と民族ダンスと音楽でお楽しみだって。
こういうの、結構住んでても知らなかったりする。

エジンバラにいても、スコットランドの伝統民族舞踊みたいなのって
観光客イベントに参加して見た。
エジンバラ・ミリタリー・タトゥーとか、今回と同じような
食事ア~ンド、ショーみたいなの。
電話で予約して行ったら、2~300人入る広い会場でびっくり。
観光大型バスが数台乗りつけてきて驚いたっけ。。。

観光客のほうが、その土地の伝統を見てたりするんだよね。
海外からの旅行者のほうが、日本人よりも
能や狂言を見てたりするようなものかな。

ホールで時間つぶしてたら、
昨日夕食でお隣した方が、良かったら一緒に食事しない?
って声をかけてくれた。うれしいね、こういうの。
マンチェスターとリバプールの間くらいに住んでるって言ってたっけ。

さあ、到着。普通のレストランっぽいところ。
飲むぞ~。ワイン飲み放題。
近くに座ったのは、MikeとLynn、Laithとその彼氏。
Laithはケニア出身でプリモスに住んで6年になる学生さん。

ギターとバンジョーみたいな楽器で演奏は二人。後はリズムボックス
ワインは、、、まあ飲み放題に期待しちゃあいけない。
ミディアムドライで飲みやすいから許そう。
それではキプロス料理を。

少しずつ、いろんなものを楽しむ趣向で次々やってくる。
どれも口にあうな~。
あれ、これレバー!?こういうのもあるのか。
魚介類が少ないな~。これはお客の多くがブリティッシュなのを
意識してるのかな?ちょっと残念、期待してたのに。
おなかが落ち着いたあたりから、ダンス&ショーの始まり。

男性は、踊りながらかかとに触れるのが特徴。
アイリッシュダンスにもあるな。
あとはハンカチのような小ぶりの布を使った踊り。女性が白を使う。
女性は全く派手さのない、フォークダンスのような感じ。

今度はグラスを回したり、頭に載せてバランスとりながら踊ったり。

最後は観客を巻き込んでのダンス。
久しぶりに踊った。。。

なかなかいいショーだった。
ワインたっぷり飲んで、食べて、話して、、、踊った。

今日も良く寝られそうだ。
おやすみ。。。

<幸福な気分で2日目終了。ちょっと暗いけど、グラスを頭に載せて
バランスをとるお兄さんの絵をどうぞ。さあ、明日はレンタカーでドライブだ。>
Balance


■■キプロス09(レンタカー[3日目。12月28日])■■


2日続けて、ゆっくりの朝。
さ、レンタカー受け取りにレセプションに行きますか。

うっ!! いけないものを見てしまった~。
自分が日本人旅行をしていることが身に染みる~。
今日はいい天気。今は10時で17度くらい。別館からレセプションへは、
プール横を通り抜ける。
そこには、、、水着になって横たわる人、人、人、、、
そして普段着のまま読書している人。寝てる人。

くじけそう。ホリディなんだよな~。
自分もそのつもりだったのに、いつのまにか変わっちゃってる。。。
でも、キプロスなんて次にいつ来れるかわからないと思うと、、、
やっぱり日本人旅行になるよな。
ホリディか。。。どこかでホリディしようかな。
。。。


あれ、頼んだのクラスDの車ですよ?これ、クラスIって
書いてある。。。
えっ?無償アップグレード!?
ラッキー。

直前のカップルは、グレードCを頼んでて、自分が頼んだ
グレードDを手に入れてご満悦。
これはツイてる。これでロングドライブも楽になる~。
きっと、グレードCの車、全部出払ったんでしょう。

[あ、ところで、もし知ってたらでいいんですけど、、、
ニコシアって北側、トルコが占領してますよね。
今でもまだ行けますか?]

<行ったことないけど、まだいけるはずですよ。
お金が要ったように思うけど、、、安かったと思いますよ。>

やっぱり行けるんだ。

そうだ、もう旅行会社のDebby、もう来てるかな~。
あ、いたいた~。
[すみません、教えてください。
ニコシアのトルコ占領側って行けると思うんですけど、
今行っても大丈夫ですかね。危なくないですか?]

<行くことは可能ですけど、お勧めできない(Not Advisable)ですね。>
あらら、Advisableのお出ましか~。
SuggestとAdviseって提案とかお勧めのときの丁寧な言い方で
出てくるけど、な~んかうさんくさい感じがする。
Not Advisableって、Noって言いたいとこだけど、
そこまでの権限がないから、Adviseで柔らかく言うってことが多い気がする。

まあ旅行主催会社としたら、ツアー参加者が無事に帰国できないかもって
危険は、冒して欲しくないよね。。。
う~ん、どうしよう。
まだ決めるまでに時間はある。今日は~、リマソールの近くだ。


どれどれ、Opel Astraの走りはどうかな?
オートマか。久しぶり。
あ、エアコンもついてる~。まあ使わないと思うけど。


<いよいよドライブに出発~。クリオンのモザイクのひとつ、
グラディエーターの家をどうぞ>
Gradiator


■■キプロス10(リマソール1[3日目。12月28日])■■


さあ、リマソールへ出発~!
道路案内標識は、ギリシア語と英語の並列表記。
道路標識はほとんど英国と一緒。信号も一緒。右ハンドル、
左側通行だし、ラウンドアバウト(ロータリー式の
交叉点のしくみ)も一緒。おまけに、英国運転免許が
あるから国際免許も要らない。
これは日本人にも楽だし、英国在住者にはとっても楽。

あ、一つ英国と大きく違うのはKm表示を使ってること。
これは、空港からのバスの道のりで、65っていう速度標識
を見て気がついた。これって40マイル=64Km
ってことに違いない。英国とアメリカくらいだよね~、
マイルを止められそうにないの。

てことは、地図を読むのもより簡単。
地図上の長さと距離の換算が簡単だから。
10万分の1の地図なら1cmが1Kmだもんね。
20万分の1の地図買ったから、1cmは2Km。

普段見ている1インチ=4マイル地図なんて、いまだに感覚
湧かない。1インチってどのくらいだっけ??2.6cm??
ってことは~、10cmくらいだと、、、何マイル??、、、
結局看板だけが頼りになったりする。

うわ~、パフォスの街中は混んでる~。
独りじゃ抜け道なんて探してられないし、
おとなしく行きますか。
混んでたのは街中だけ。A6高速で快調~。

お、もうすぐかな~、、、あれ?
ここで降りたいのに降りられないじゃん。
あ、反対側だけインターチェンジがあるのか~。やられた。

まあ、戻っても知れてるか。
1時間半ほどでクリオンに到着。

料金は1ポンド。1キプロスポンド。
だいたい1.1イギリスポンド。
お金の感覚もわかりやすい。
車で上がっていくと、T字路。どっちからにしようかな?
右に行ってみるとすぐ駐車場。一体何があるのやら。。。
あ、劇場だ!!
これこれ!地中海を望む劇場。
綺麗だ。。。

紀元後2世紀、ローマ時代の円形劇場。KourionRomTheatre.jpg
これはかなり大きい。楽に1000人はいける。
このガイドブックだと、3500人入るって。

そしてモザイク。KourionMosaics.jpg
紀元後5世紀ころのキリスト教の影響を受けたもの。
この時代は、幾何学模様や鳥などを描いたものが多い。
送った絵は唯一の人物。”想像力”を司る。手にもっているの
はローマ時代の長さの単位、Footを測るメジャーだって。

道を戻って、T字路の反対側へ。
これまたすごい。クリオンの古代遺跡。(KourionCity.jpgこ
れは前送ったね)
とっても大規模。風がちょっと強いけど、出てきた陽に輝いて
地中海も綺麗。。。

あれ、多くの人が、金網の内側にいる、、、
あ、金網の端は閉じてないのか。
でも、入っちゃいけないような気もする。。。
何も書いてないし、いいか、、、

十分堪能したころにメキシカンハットみたいなの被った
カウボーイみたいな係員(女性、、、だよね。)が来て、
出ろって、ゼスチャーされてしまった^^;
やっぱりいけなかったのね。m(__)m
でも、たっぷり見ちゃった^^

しばらく車を走らせると、アポロン神殿 ApollonHylates.jpg
のある遺跡。
端の一部しか残っていないけど、これはきっとすごいものだっ
たってすぐにわかる。規模が違うなあ。
神殿の近くの遺跡もたいしたもの。

なんか早くも砂岩と大理石の柱に飽きはじめたぞ。

<早くも感動を呼ぶ、キプロスの遺跡たち。
これから一体どんなものが!?次号を待て!!>

KourionRomanTheatre
ローマ時代の円形劇場

KourionMosaics
メジャーを持つひとのモザイク

ApollonHylates
アポロン神殿


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