ＧＯＡＬ通信

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2008.01.13

あと何日だ

カテゴリ：生徒たち

　また、私のカミナリが落ちた。

　私立入試まで９日、公立前期まであと２３日となった受験生。

　私の前にいるその３人には、受験生としての空気が伝わって来ない。

　この時期になっても、遅刻者する者がいる。

　大事なポイントを説明しても記録しない。

　問題もよく読まず、ダラダラと同じ間違いを反復している。

　年末特訓で扱ったものが、２日前のトライアルで扱った問題が、

　相変わらず解けない。

　家で見直しをせず、力を付けようともせず、

　やる気のないまま、疲れた様子でただここに集まっている。

　何度も授業をし、その都度ポイントを教わり、

　少なくともお前たちなりに、進歩していかなくてはならない。

　その総決算を私にぶつけてくる、受験前の仕上げの時。

　同じことを何度説明すれば身に付くのだ。

　１０回か、２０回か。

　ここは幼稚園のしつけの場か。

　お前たちは、高校に行きたくないのか。

　ここで一緒にやってきた最後の踏ん張り。

　お前たちの根性は、所詮この程度なのかい。

　私の中の張り詰めた糸が、何か切れたような感じだった。

　選択肢は二つ。

　ふざけるなと、机やホワイトボードを蹴り倒すか。

　こんなんでは時間のムダだ、もうやめようと告げるか。

　私は後者を選んだ。

　「お前たちの問題だ」

　「やる気がないんだったら、説明してもムダだ」

　語気を強め、失ってはいけないものを伝えた。

　解ったのか否か。

　空気に少しだけ緊張感が増したようだった。

　最後に、宿題のほかに、もうひとつ課題を与えた。

　１年間この授業で使ったプリントを、しっかりファイルして次の授業の時に持ってくること。

　もうそれで十分。

　そいつをもう一度つぶしていこう。

　どれだけ赤が入っているか、そしてどこを間違えているのか。

　腰据えて、じっくり向き合っていこう。

　今日は北辰テスト、明日は前期対策がある。

　また次でやればいいという誤魔化しは、いよいよ通じなくなってきた。

　発表会なら、リハーサルを行う頃。

　スポーツなら、最終記録会や仕上げの実戦練習を行う頃。

　受験なら、何だ。

　よく考えて毎日を過ごせよ。

　問題練習、弱点補強、パターン研究、リストの作成、

　そして必死に暗記すること。

　合格のためにすべきことは、山のようにある。

　家での練習の成果を、ここに持ってきなさい。

　カレンダーを見てみろ。

　醜態はもういらない。

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