ＧＯＡＬ通信

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2009.01.13

地図記号妄想

カテゴリ：雑記

　地形図の読み取りを教えていると、

　地図記号の便利さがよく分かる。

　建物や施設などは、ここにあるよというサインが、

　たった一つの記号で済むようになっている。

　「○」　があれば、そこに役場があることが識別できる。

　以前に、これらの記号がすべて活字だったらどうなるだろうと、

　トンデモナイ妄想を抱いたことがある。

　「学校」　「郵便局」　「病院」　などは、

　地域にあまりなく、点在しているからよいが、

　土地利用がもし活字になったら、途轍もなく見づらいだろう。

　「果樹園　果樹園　果樹園　果樹園　果樹園　果樹園・・・」

　と書かれた北東の山肌と線路沿いには、

　「針葉樹林　針葉樹林　針葉樹林　針葉樹林　針葉樹林　針葉樹林・・・」

　と、針葉樹林が５０も書かれている。

　一区画は、

　「針葉樹林　広葉樹林　広葉樹林　果樹園　広葉樹林　針葉樹林・・・」

　と、混在している部分もあり、甚だ見づらい。

　「寺院」　や　「工場」　などは悲惨だ。

　比較的市街地から外れた地域に多いので、

　「広葉樹林　寺院　荒地　畑　畑　荒地　工場　荒地　竹林　畑・・・」

　と、自然に埋もれてしまい、探すのも一苦労だ。

　さらに　「集落」　や　「市街地」　まで全部活字になっている。

　紙面に白い隙間がほとんどない。

　そんな地形図で問題を作ったら大変なことになる。

　「神野から南東の方角にある道場一帯は広葉樹林で・・・」

　地名を探すのに何分かかるだろうか。

　やはり地図は、記号を使うから見やすいのだ。

　だから君らは、その地図記号をよく覚え、

　使いこなせるようにしておきたい。

　よく使われるものは、せいぜい２０種類くらいしかない。

　県の入試には必ず出るぞ。