2005年10月24日
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カテゴリ: 雑記・雑文
=告=
この物語は管理人の妄想の産物であり、
本編とは関係ありません。


多分





響鬼
「めずらしいな、お前がおごってくれるなんて。
 あ、オジさん。俺、はんぺん、ちくわとゴボ天ね」

轟鬼
「いや…それがですね、ちょっと聞いて欲しいコトがあるんス」

響鬼
「? なんだよ、一体」

轟鬼
「それが…斬鬼さんとあきら君のコトなんっス」

響鬼
「ん? あの二人が、どうかしたのか?」

轟鬼
「なんか最近、あの二人…よく会ってるみたいなんス」

響鬼
「そう言えば、今日は二人で朱鬼さんの
 墓参りに行くって言ってたなぁ」

轟鬼
「いや、今日だけじゃ無いんス。
 前の職場の同僚から聞いたンすけど…
 あの二人、一緒に夜の街歩いてたって」

響鬼
「お前の前の職場って…… 警察?!
 警察が何で?」

轟鬼
「いや、二人を見て『 エンコー 』だと勘違いされたらしくて」

響鬼
「何、エンコーって?」

轟鬼
「え~……、つ、つまりッスね。
 若い高校生くらいの娘が、小遣いほしさに…その
 も~ぉおお! 分かるっしょ?!」

響鬼
「……あ、なるほどねぇ~。
 あ、オジさん。お冷おかわり」

屋台のオヤジ
「へい、どうぞ」

轟鬼
「響鬼さんっ!」

響鬼
「…っ て大声出すなよ。
 近所迷惑だぞ? お前。
 あ、イカとコンニャクちょうだい。

 でさ

 別にへんなコトじゃないだろ。
 朱鬼さんのこともあるし、
 威吹鬼は『鬼祓い』のコトとかで、
 色々落ち込んでるし。

 それに、あの人責任感強いから。
 あきらに対して責任感じてんだろ?

 なにもおかしいことないじゃん」

轟鬼
「それだけじゃないんス!
 昨日、その朱鬼さんのことで、
 斬鬼さん苦しんでると思って…
 俺、一緒に気晴らしに飲みに行ったんですよ。
 そしたら、妙にあきら君の話ばかりして、
 終いには泥酔して


 可愛い~
 可愛い~~
 あうう~~』


 とか言い出してんスよ!」

響鬼
「……なんかどっかで聞いたせりふだなぁ」

轟鬼
「問題っスよ?! これは!
 ほら、よく聞くじゃないッスか。
 とっても年下の女の子にしか興味が無い…
 ああっ! ナンって言ったけかなぁ…っ」

響鬼
「ん? 確か「ロ」なんとかいうやつだっけか?」

轟鬼
「それっス!
 ロ、ロ、ロ…なんだっけかなぁっ」

響鬼
「ロ、ロ、ロ…
 …
 ……
 ……… ロボコン?

轟鬼
「♪お~い~ら~ロボット~、
 ろぼっとだ~け~ど~♪

って何歌わせてンスかっ!!

屋台のオヤジ
「兄ちゃん、歌下手だねぇ~
 そんなんじゃ、ぬかみそ腐ちまいますよ」

轟鬼
「ほっといてくれませんかっ!
 そう! ロ○コンっすよ!

 響鬼さん、俺はね、斬鬼さんには
日菜佳さんのような 、いい奥さんもって欲しいんス!
 あきら君が悪いとかそういう意味じゃないッスけど
 なんっつ~か、若すぎるッス!
 これはもぅ、 犯罪ッスよっ!!

響鬼
「ん~斬鬼さんは俺より一コ上で
 あきらが少年と同い年だから…

 (指折り)…倍は年齢違うよなぁ。

 あ、コブ巻き頂戴。

 でも良いんじゃない?
 斬鬼さん、あんな感じだし
 あきらもしっかりしてるし、
 古風なトコあるから。
 結構似合ってるって思うけどなぁ。

 そりゃ、今のトシだと問題だけど
 あきらが二十歳になったら
 斬鬼さん三十六だろ?

 そうおかしな歳の差でもないだろ。

 それにあの人、今まで 女運無くて
『お友達でいましょうね♪』
 ってパターンが多かったわけだし。

 いい機会だと思うよ? 俺は」

屋台のオヤジ
「いいですなぁ~。若い女房は男の浪漫ってね。
 ほい、コブ巻きお待ち」

轟鬼
「しかしですねぇっ!」

斬鬼
「オヤジさん、一杯…
 ん? なんだ前ら。来ていたのか」

響鬼
「あれ、斬鬼さん。奇遇だなぁ。
 今帰りですか?」

斬鬼
「ああ、今あきらをマンションまで
 送ってきたところだ。
 ところで俺の名前が出てきたみたいだが…?
 何を人をサカナに飲んでるんだ」

響鬼
「や、トドのヤツがね、斬鬼さんが
 あんまりあきらのコト構うもんだから
 ○リコンじゃないかって」

斬鬼
「……なに馬鹿なこと言ってんだ、お前。
 威吹鬼のヤツが自分のことで精一杯だから
 代わりにフォローしているだけだ。

 ……彼女のことは、俺にも責任があるからな。
 あ、熱燗一本つけてくれ」

轟鬼
「斬鬼さんっ! 信じて良いんですよね?!
 斬鬼さんっ!!」

斬鬼
「俺を信じろ。
 だから酒臭い息を吹きかけるな」

響鬼
「……? あれ、斬鬼さん。
 その紀之国屋の包みは?
 なんの本買ってきたんです?」

斬鬼
「………プライベートだ」

轟鬼
「……怪しい。
 斬鬼さん、ちょっと中を拝見しまッス!」

斬鬼
「ちょっと待て、お前!
 プライベートだと言ってる……!」

ばさばさばさ

轟鬼
「………なんスか、この写真集の山」

Fresh Summer days Natsumi 16歳
純少女 Picnic on holiday 渚物語
新垣里沙写真集「新垣里沙」

響鬼
「うわ、10代の女の子ばっか」

轟鬼
「ざ、斬鬼さぁ~ん!(滂沱)」

斬鬼
「…
 ………

うっ!!
 む、胸の古傷がっ!!


響鬼
「や~れやれ…
 オヤジさん。もう頃合かな?」

屋台のオヤジ
「そうですね~、いい頃合じゃないですかねぇ?」

響鬼
「というわけで
『どっとはらい』 (しゅっ)」






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最終更新日  2005年10月24日 14時00分59秒
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