前進あるのみ!!
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朝から、幼稚園の園長と先生方宛ての手紙を渡しました。少しすっきりした気分でいたら、私の母から電話がありました。昨日のことが、食卓で話題になり、「二人は離すべきだ」と、母から私に言うようにと電話してきたのです。双子という環境は、普通の兄弟とは少し違います。双子で、一人に障害があるのは、我が家だけのことではありません。よくあることで、小学校で二人を一緒にするか、別にするか、どの親も悩みます。学年が違えば、見て見ぬふりできることも、同じ学年であればそれができません。だから、親はいつかは二人を引き離そうと思うようです。私も、ヨシが思春期になる頃には、カイを支援学校への編入をと考えています。異性であるということは、ヨシにとって辛いものになりそうだからです。でも、なかなか当事者にならないと、気持ちなんてわからないでしょう?障害者を育ててみないと、障害者の親の気持ちはわからないし、双子を育ててみないと、双子の親の気持ちだってわからない。それは、男の子の親、女の子の親、一人っ子の親…皆同じようで全然違う。だから、全部を理解してもらうなんてことは、到底無理なのだ。私の親だって、わからない。母は、私が双子を出産して、夜二人が泣いても、二人を抱けない悲しみで泣いてる私に「いつまで泣いてるの。」と、さっさとヨシを自分の部屋に連れて行ってしまい、決して同じ部屋では寝てくれず、私は頭がおかしくなると、産後3週間で自宅へ帰りました。犬だって、自分のところから子犬を奪われたら探すでしょう。いくら同じ家の中でも、私の目の届かないところに一人だけ奪われたら、ものすごく情緒不安定になります。残されたカイを抱けば抱くほど、ヨシを抱けない悲しみが込み上げてきました。いくら訴えても、母には理解してもらえず、むしろ感謝しろと言われました。きっと、赤ちゃんが一人だけなら、そんなに思わないんです。二人を一緒に預けることには、抵抗なくできましたから。それは、子供達も同じです。カイもヨシも、お腹の中からずっと一緒だからか、一人ずつになると、必ずどちらかが我慢することになるのです。私との時間を二人一緒に半分ずつになることには抵抗がなく、「一人ずつを優先するから、もう一人はその間我慢する」ということになると、ものすごく悲しそうにします。見えないことに、ものすごく嫌なようです。でも、長女のヒロは、我慢してでも、自分だけが優先されることを望みます。ヒロは、二人が生まれるまで一人だったからでしょうか。とにかく、自分だけ一人が優遇されることを好みます。手紙には、ものすごく私の思いを書きました。しかし、幼稚園からは、手紙を受け取ったとの返事もありません。卒園式の前で、忙しいのは理解してるけど、何も音沙汰がないっておかしいでしょう?この日記を書き始めたのが水曜の朝で、今は金曜日の朝10時半。今日、もう一度「読んだのか?!」と、手紙を持たせました。悔しい本当は、解決してから載せようと思っていた手紙、次の日記でUPします。
2008.03.12
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