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子供達の夕食は、美味しいオムライス。
カイのオムライスの上には、『SHReK』の文字。
シュレックって、eだけ小文字なんだって。
それに、Sには耳も付いてます。
カイが、教えてくれました。
さて、話は変わり…
夕方、買い物の帰りに、近所の公園で遊んでいました。
ヒロとヨシは先に帰ったので、カイが遊ぶのを見ていた私。
するとそこに、
S先生と娘さんが、同じく買い物帰りに通り掛かりました。
この一年、幼稚園で介助に付いてくれてたSさん。
近所に住んでる、
私の最も身近な、自閉症児を持つ先輩母です。
Sさんの娘ちゃんは、
5年生の思春期に入り難しくなってきました。
儀式一杯なので、
公園に来ると、折り合いがつかずなかなか帰れなくなります。
それでも、カイと私の姿を見つけ、走って来てくれました。
娘ちゃんは、今ヨシが大好きなのですが、
ヨシは帰っていないので、カイと遊ぶと言ってくれましたよ。
でもね、
自閉症児と自閉症児が遊ぶって、ものすごくややこしいんですね。
娘ちゃんは、積極奇異型で人が大好きな自閉ちゃん。
コミュニケーションも、ほぼ言葉で問題ありません。
しかし、娘ちゃんは5年生ですが、
精神遅滞も伴うので、自分が年上と言う自覚はありません。
『カイちゃんが、一緒に遊んでくれへん
』
と、ちょっと怒って訴えてきました。
親二人は、
「カイちゃんは、声が聞こえてないだけやから、顔の前でお話しして!」
「待て待て遊びが好きやから、待て待てするよ~って誘ってあげて。」
と、娘ちゃんにアドバイス。
すると、今度はカイの耳に届きました。
今度は、カイが「待て待て?!」と、反応。
『そう、カイちゃん。娘ちゃんに待て待てするよ!って言うてみ!』
そしたら、カイはちゃんと
『娘ちゃん、待て待てするよ~』
娘ちゃんも
『うん!いいよ~♪』
おぉ~!
何か通じたやん!と、感心してたけど、
お互い自閉症の二人は、ルールが決めれない。
娘ちゃん5年生だけど、いつも追いかけられる方。
そしてカイも、追いかけられる方。
始まらないことに、業を煮やしたカイが、
娘ちゃんを伴って私の方へ来ました。
『お母さん!待て待てするよ!』
どうやら、
「娘ちゃんに話が通じないから、通訳をして!」
と、言ってるようです。
Sさんと、二人で顔を見合せて笑ってしまいました。
同じ自閉症と言う診断が付いてる二人です。
タイプもよく似てます。
それなりのコミュニケーションは、二人とも取れるんですけど、
それは健常者とは出来るけど、自閉症同士では出来ないんですね。
二人の「話にならないわ~」という表情が、
ものすごく面白かった。
娘ちゃんは、
いつもカイが「知らんぷりして、遊んでくれない」って、怒るんですよ。
自閉症同士だから、
お互いの心の中はわかるってことはないんですね。
だって、自閉症だから、心の裏は読めないもんね。
なかなか奥深い、自閉症の人達です