楽天ごほうびネット！の添乗旅日記

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2012年02月25日

ご指名のお仕事は、医学学会の英語の総合司会

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テーマ：自分らしい生き方・お仕事(38864)

カテゴリ：お仕事・添乗

ご指名をいただき、お仕事で、東京大学に行ってきました。
おりしも、天皇陛下の入院と重なり、報道陣もたくさんいました。

なんの仕事かといいますと、これが・・
脳神経外科の学会の国際シンポジウムの英語総合司会のお仕事なんです。

たまたま、一昨年、肝臓学会の肝炎に関する、国際研究会が幕張メッセであり、
外国人の方の受付という仕事で行ったのですが、
急遽、台本を渡され、英語の司会を頼まれ、これが案外上手くできたので
今回ご指名をいただいたしだいです。

台本をみても、見たことも聞いたこともない言葉がたくさんで、
例えば、この学会のタイトルですが
International Symposium on Surgery for Catastrophic epilepsy in infant.
「重度のてんかん乳幼児の手術に関する国際シンポジウム」ですよぉ

言いづらいでしょ？

「次の発表は、○○教授によるPathophysiologyです。」って

Pathophysiologyなんて、日本語では病態生理学らしいんですが
病態生理学ってなんですか？そりゃあって感じです。

世界中から、有名な先生方がいらしている中、
つっかえないか、ドキドキでした。

朝から晩まで、学会は続くのですが、日本語で聞いてもさっぱり
わからない内容を、まして、英語でやってますから
私は、ちんぷんかんぷんで、眠くて眠くてたまらないんですが、
一番前の席では、うとうともできず、
たまには、わかった素振りでうなずいたりして・・
気を使います・・

あーあー、今日のお昼は何食べようかなぁなんて考えてると
いきなり、グロい脳神経外科手術の動画になったり・・
脳神経って、脳みその奥にあるんですねぇ。
繊細な神経の持ち主では、倒れます！！

webてんかん学会201202.JPG

学会パンフレット

てんかんって手術で治るの？って思われるでしょう
まだ、臨床の段階のようで、治る場合もあれば、だめな場合もあり
この場で、先生方が、いろいろなデータや研究結果を
発表しているわけです。

わからないながらも、重度のてんかん乳幼児には、
片方の脳に異常がみられる場合が多く、
体の片方に発作(seizure)やけいれん(spasm)がおこります。
これには、片方の脳の神経の異常を手術で治す
hemispherectomies（大脳半球切除術）
という方法がとられているようです。
まったく、完全に完治するところまではいかなくても、
赤ちゃんの時に手術をして、１０歳ごろにはサッカーができる
くらいに治った子もいますし、頭がすごくよくなった子もいます。

ただ、反対に、知能低下を招く事もあり、変化無しの場合もあり、
手術に反対の先生もいました。

また、韓国の先生方は、手術よりも、
古来から伝わるケタジェニックダイエットという方法を推奨していました。
これは、韓国独特の方法みたいです。

web東大正門201202.JPG

東大正門

でも、人生ってわからないものですね。
今まで、縁もゆかりもなかったのに、
脳神経外科の学会に出席して、大役を仰せつかるとは・・

学会の英語司会の仕事なんて、さぞ、良い日当なんでしょうねって
思われるかと思うんですが、受付と同じ日当です。
場合によっては、受付の場合午前中で終わったりするので、
同じ日当なら、断然受付の方がいいです。

慣れてきたし、大先生に褒められてすごく、うれしかったんですが・・

とにかく、日当あげてくれーぇ！