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2007/12/15

レンタルマギカ第十話「ホムンクルスの涙」

テーマ：アニメあれこれ(26474)

カテゴリ：アニメ

　遠き『黄金の小道』での出会いが、自動人形を突き動かす。

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　今回レビューにさしはさむのは、私が今年プラハの『黄金の小道』で撮った写真です。
　ここは、原作でいつきの父・伊庭司とユーダイクスが出会った場所であります。当時はまだ社会主義だったのかな（そのころのプラハを知りたい方は、トム・クルーズ主演映画『ミッション・インポッシブル』をご参照ください）。

　現在はユーロ経済になったために、司の時代とはまったく様相が異なるでしょうね。それでも『錬金術師の住む長屋』の跡らしく、時計や木製パペットのお店が多かったですよ。

　アニメでは今回カットされていますが、別の機会に出会いのシーンを再現して欲しいところです。

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　時計の部屋。

　やはり原作の『千の時計が渦巻く薬剤室』は描かれませんでしたか（苦笑）。
　確かに原作どおりにしていたら、作画が崩壊しますよね。

　しかしながら、そのためにユーダイクスと影崎の最後の会話がカットされたのは残念ですね。
　一番最後の影崎の台詞、ちょっと好きだったのにな。

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　その他にも、細かい部分がカットされていますね。

　原作ではユーダイクスがいたのは『廃墟となった病院』。病院の特異性と、ユーダイクスの実験が相まって、呪波汚染寸前の状況になっていました。
　『禁忌に近づくほどに、力を増す』という会話があったんですよね。

　また、『協会を頼れば、アストラルも巻き添えになりかねない』という社会戦の会話もカット。
　いつきも土壇場では、意外と頭は切れるんですよね。

　そして、『いつきが二重人格を抑え込む』シーン。
　アニメでは二重人格がなくなっているため、眼帯を取った後も平然といつきの性格でいられましたよね。
　でも、原作ではユーダイクスを殺しかけるのを、いつきがかろうじて止める演出になっていました。

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　そして人造人間は、いつきにもらった優しさをもって、家族を求めることをあきらめない。

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