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今年のお正月は熱海のリゾートホテルに泊まりました。オーシャンビューのホテルで初日の出を見るのが1番の目的です。31日は天気があまりよくなかったので、伊豆高原のシャボテン公園に行きました。ここは子供が小さいころ家族や友人家族とも行ったことのある思い出の場所です。その時とはだいぶ様子が違っていて、チンパンジーのショーは犬などの動物ショーになり、また動物の種類がかなり増えていました。リスザルやクジャクなどが園内を自由に歩き回っているのにびっくりしました。ホテルの夕食はバイキングにプラス特別料理もついていました。お刺身とかアワビを焼いたものなど普段食べられない豪華なものが並んでいたのですが、我が家はみんな海のものが苦手なため豪華食材がすべて私のところに集まる(笑)それだけでおなか一杯になってしまい、バイキングの料理がほとんど食べられなかったのが残念でした。寝たり起きたりウトウトしているうちに年を越し翌朝は大浴場から初日の出を見ました。オーシャンビューをウリにしているホテルだけあって、どこからでも海がよく見える、最高の初日の出を見ることができました。朝ごはんのバイキングも和洋両方ありとっても豪華でした。サクラエビやシラス、イクラなどもご飯にかけ放題、パンやソーセージはいつでも食べられるので、ご飯を3杯おかわりして海のものを食べまくりました。もちろん家族はみな洋食のパンやソーセージを食べていましたが、それぞれ好きなものを食べられるのがホテルバイキングのいいところです。その日は天気がよかったので船で初島まで行きました。久しぶりに乗る船にはしゃいで行く時は寒いのにずっと甲板にいましたが、帰りは室内の席で爆睡してました。初島では海を見ながら散歩したり、アジアガーデンでサモサやマンゴージュースを頼んでのんびりし、ハンモックで寝っ転がったりもしました。ただ島の食堂は海のものばかり、おみやげ物も海のものなので、熱海に戻り、高速のパーキングエリアで遅い昼食をとりました。最近できたパーキングエリアはB級グルメで有名になった焼きそばやラーメンが食べられたり、各地のお土産品の中でも人気ランキング上位のものが置かれていたり、そのサービスのよさにびっくりしました。
2018年01月02日
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ゴールデンウィークで祝日を避けて草津温泉に旅行に行ってきました。1日目、予定としては軽井沢を通るつもりでしたが、雨が降りそうだったので伊香保を通るルートに変更しました。途中2回ほど道の駅で休憩して、お昼前には宿泊予定のホテルに到着したら突然の激しい雨ホテル内のレストランで昼食をとりました。そしてホテルの人に雨が降っても大丈夫な場所を聞いて熱帯圏という熱帯の植物と動物がいるところに行きました。大きなドームにヤシの木とか植えてワニとかヘビカピバラなどを飼っている、温泉地によくある(笑)動植物園です。草津のそれはかなり前にできたもののようで「昭和」の雰囲気でした。その後雨が止んだので「湯畑」や「西の河原公園」など定番の場所を巡りました。そのあたりは雑誌などで見慣れていたので、思っていたよりも小さい印象を受けました。でもおまんじゅうや民芸品、ガラス細工の店などいろいろあって楽しかったです。そのあたりはコンビニも周りに合わせて黒と白の地味な色にしていました。ホテルにチェックインしてまずは大浴場へ、リゾートホテルなので正直あんまり期待してなかったのですが、かなりよかったです。そして夕食バイキングも特別なものはなかったけど野菜料理がたくさんあって味もよく夫が喜んでいました。夫は海のものが苦手で間違えて食べてしまうと大変なことになる(アレルギーとかではなく単に嫌いなだけだが)けどまぎらわしいものがなく安心して食べられたようです。2日目は天気もよく白根山のロープウェイに乗りました。私も夫も草津=温泉とイメージしていて軽装で行ったら山の方はかなり雪が残っていてびっくり、ハイキングコースとかは封鎖されていたけど、雪山の絶景を見ることができました。帰りは軽井沢方面を通ったので、鬼押し出し園にも行きました。こちらは雪山とは全く違う溶岩だらけの場所、夫は喜んでたくさん写真を撮っていました。軽井沢ではハルニレテラスなんかも寄ってみたいと思ったけど、駐車場はどこも満車でレストラン前もものすごい行列、あきらめて通り過ぎました。小川が流れ林の中におしゃれなレストランやお店、パン屋さんなどがあるいかにも「軽井沢」という雰囲気でとっても素敵だったのですが・・・高速に入ってからハイウェイオアシスというところで遅い昼食を食べました。そこはまたミニ遊園地や噴水まであって無駄に広くてカラフル(笑)いや最近の道の駅や高速のサービスエリアはすごいと感動しました。
2017年05月03日
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先日、次男の大学の入学式に行ってきました。人数が多いので学部ごとに時間が分かれての入学式、会場に入れるのは新入生だけで、保護者は別の大きな部屋でモニターを見るだけです。それでもものすごくたくさんの人が来ていました。長い歴史を誇る大学なので親子2代、中には3代という人もいるのでしょう。家族で盛り上がっている人がたくさんいました。モニター画面だけど校歌を聞いたり教授の祝辞を聞いていると大学生になったのだなとジーンとしました。自分が大学生だった頃から30数年後、時代も大きく変わりました。私たちの頃はパソコンや携帯は普及してなくて連絡は電話のみ、アパートにある共同の電話を使ってました。今は出願から書類提出、科目の登録まですべてパソコンを使います。早めに着いたので入学式前に時間が余ってしまい近くの本屋で暇つぶしをしました。見た目小さな本屋でも奥は広く、岩波文庫や新書などがすごく充実していました。やっぱり大学近くは授業で使うということでしょうけどそうした本がよく売れるのでしょう。そして料理本のコーナーで、家の近くだとかなり大きな本屋でしか置いてないような種類の本がちょうど目の高さのところにバンバンおいてあって感動しました。普通おいてあるような「素早くできる夕食」とか「簡単レシピ」人気ブロガーの本ではなく(それも上の方にあったけど)「ドイツ修道院のハーブ料理」とか「バスク料理大全」なんて本がドーンとおかれていたのです、今の私ならすごく興味があるけど、学生時代に料理するためにこういう本は選ばなかったなあと(笑)次男の大学入学で自分も学生時代をいろいろ思い出しました・バスク料理大全 家庭料理、伝統料理の調理技術から食材、食文化まで。本場のレシピ100[本/雑誌] / 作元慎哉/著 和田直己/著ドイツ修道院のハーブ料理 中世の聖女、ヒルデガルトの薬草学をひもとく[本/雑誌] / 野田浩資/著
2017年04月03日
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次男の大学受験、センター利用でM大学とC大学が受かり、一般入試で私立のW大学に合格しました。思いがけず難しいところも受かってしまったのであせってPTAで高校に行った時に進路指導の先生にも相談、その後本人や夫とも話してW大学に決めました。
2017年02月28日
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昨日次男のセンター試験が終わりました。文系科目しか試験を受けないので1日で終わります。心配していた雪も降らず(寒い日で曇り空だった)無事試験を受けられてまずはほっとしています。自分が受験したころはまだ共通一次試験と呼ばれていて国公立を受験する人だけだったけど、今はセンター利用があるので私立が第1希望でもとりあえず受けるよう高校の先生に勧められます。長男は私立が第1希望だったけどセンターでの願書も出していました。そして長男の受験の時には主流ではなかったネット出願、今は私立はほとんどその方式です。新しいパソコンを購入し、ドキドキしながらセンター利用の大学のネット出願をして、そして昨日の試験、なんかもうこれだけで今年の大きな仕事を終えたような気分です。まだまだ私立の試験国公立の2次試験があるのですけど・・・
2017年01月15日
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新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。お正月は家族で西伊豆方面に旅行に行っていました。西伊豆のホテルに泊まるのは数十年ぶりです。次々と新しいテーマパークや複合施設ができる東伊豆に比べて、西伊豆は時の流れが止まったような素朴な雰囲気でした。お土産物屋や食堂などは数十年前に家族で海水浴に行った頃とあまり変わらない、レトロな昭和の感じでした。最初に行ったのは雑誌にも載っていたイタリアレストラン、町の中心から離れた場所にあるにもかかわらず結構混んでいました。並ぶのが大嫌いなうちの家族、早くもイライラしていました。席に案内されて私はどれがいいか迷いに迷った末に前菜とアクアパッツアを注文しました。夫などは食べられるものが少ないので、ファミレスにある無難なパスタを注文してました。出てきた料理はどれも野菜や魚などの素材を生かした繊細な味で私は大感激でした。でも「量が少ない」(前菜だから当たり前でしょ)「パスタが硬い、○○の方がおいしい」(アルデンティにゆでてあるの!)不満の声が気になって落ち着きません。本格的なレストランに行くのは家族とよりも友人と一緒がいいかなと思いました。クリスタルパークに行っても夫は「何がいいのかよくわからない」と不満顔でした。でも西伊豆の景色、特に海と富士山が見える場所に来ると大喜びで写真を撮りまくっていました。何に感動するかは人それぞれ、本当に違います。ホテルに着くと建物が古いとか富士山が見えないとかまたまた文句言ってました。西伊豆だと海の向こうに南アルプスの山々が広がっていてそれはそれで雄大な景色なのですが、夫の場合は富士山が見えるかどうかで評価が大きく変わるようです。翌日は金山によって金箔のついたケーキやお菓子をたくさん買い込みました。そして水族館により、イルカやアザラシなどを見て帰りました。セイウチのぬいぐるみAQUAセイウチSS【ぬいぐるみ/プレゼント/海】【定型外郵便不可】【あす楽対応_北陸】【あす楽対応_東海】【あす楽対応_近畿】【あす楽対応_関東】【コンビニ受取対応商品】
2017年01月02日
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数日前から新しいパソコンを使い始めてます。買い替えを決心したきっかけは次男の大学受験です。高校の進路説明会で、今は多くの大学でネットで出願をする、子供は受験勉強の最後の追い込み時期だから出願に時間はかけられない、保護者の方々やってくださいと言われたからです。古いパソコンではネットでリンクをクリックして新しい画面を開くのに時間がかかってイライラしてました。新しいパソコンを使い始めて、やっぱりネットを見るには断然スピードが早くてストレスがありません。すぐにリンク先にいくので、日記も気軽に書けそうです。入力スピードは相変わらずですが(笑)読者の皆様、これからもよろしくお願いします。PTAの企画でデコパージュのトートバッグつくりを体験たらすっかりはまりました。ネットで見ると、ペーパーナプキンは本当にいろいろな色や柄のものがあって、値段も手ごろなのでついつい買ってしまう、そんなにたくさんバックは作らないだろう(笑)というくらい集めてしまいました。[Paper+Design]ドイツ製 2枚 バラ売り ペーパーデザイン ペーパーナプキン 紙ナプキン デコパージュ[Punch Studio]PunchStudioペーパーナプキン[メール便OK]●カクテルサイズ●ウィンターランド 2枚入りパンチスタジオクリスマスコレクション
2016年12月24日
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アレクサンドロス大王の死後、帝国は分裂してプトレマイオス朝エジプト、セレウコス朝シリアなどヘレニズム王朝がいくつもできます。マケドニアでは部下のカッサンドロスがアレクサンドロスの母オリュンピアスと激しく争った後王位につきます。でもカッサンドロス朝マケドニアは短期間で終わり世界史の教科書には出てきません。 カッサンドロスはアレクサンドロスの妹テッサロニケと結婚してマケドニア王になります。王妃の名前をつけた都市テッサロニキは今でもギリシャ第2の都市でギリシャ北部の玄関口(旅行会社の人でも知らなかったけど)聖書にもその名前が出てきます。カッサンドロスとテッサロニケの間には3人の子供が生まれました。でもカッサンドロスの死後、王位を継いだ長男は早く亡くなり、次男は母を殺し(三男の弟の方が母に愛されていたから自分は殺されるかもという怖れから?)兄弟間の争いは周りの国も巻き込み結局どちらも死んでカッサンドロス朝マケドニアは滅びてしまいます。その後アンティゴノスが国を統一し、その名前は世界史の教科書に出てきます。 悪名高いボルジア家のチェーザレは次男です。父は聖職者であったため正式に結婚はしてなくて私生児でしたが、母の違う兄がいたため次男で聖職者の道を選ぶことになります。家を継いだ兄は早く亡くなり、兄の領土や婚約者はそっくりそのまま弟のホアンに受け継がれることになります。自分は血の滲むような努力をして勉強し父に認められようとしたのに、遊んでばかりいたできそこないの弟が地位や領土を全部受け継ぐことになった、その悔しさは相当のものだったと思ます。悔しくても普通はしかたがないと諦め聖職者として高い身分を目指しますがチェーザレはそうではなかった、そして彼のそばには腕のいい暗殺者(ミゲル)がいました。誰がやったか証拠は出ていませんが、弟ホアンは暗殺されチェーザレは還俗します。 今の時代、兄弟で殺し合うことはなくても、ちょっとの違いで親に差をつけられたと深く恨むことはあるかもしれません。自分は努力して公立の大学に行ったのに弟は私立に行かせてもらった、会社で兄は社長の地位を継ぎ、自分はずっと下の役職しかもらえない、妹が働いてなくてひきこもっているのだから自分ばかり苦労して働くのはバカバカしい、他人なら諦められることも同じ家に育った兄弟だからこそずっと恨みに持ったりします。そして恨みや不公平感から働いたり勉強したりと努力することすらバカバカしいと考え自分の人生すら狭めてしまうこともあります。損か得かで考え、兄弟への恨みにこりかたまってしまえば結局自分の人生もだめにしてしまうと思います。
2016年10月19日
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9月になりいつもなら新学期が始まって仕事の時間も少なくなりほっと一息のはずですが、今年は前半の2週間はハードスケジュールでした。 ざっと書き出すと、高校PTAの委員会、保護者会(進路説明会)センター試験願書の確認とお金の振り込み、文化祭準備と文化祭2日間の参加、夫のビザ関係の書類書き、高校の体育祭、長男が中古の車を買ったので保険会社への問い合わせなどがありました。そして自分の誕生日もこの疾風怒濤のど真ん中に(笑)もちろん仕事も行っています。 よく考えると文化祭などは準備も当日も自分が実際に動いて準備をするのではなく連絡事項を伝えたり交通費の清算をする、後は自分の子供のクラスの劇を見たくらいで体を動かすことはしていません。体育祭は雨で延期になって結局見に行けなかったし、書類を書いたり保険会社の問い合わせも何時間もかかったわけではなく仕事の合間にやっただけ、それなのにどっと疲れがたまったのはいつもやっている仕事や家事ではないイレギュラーのことがたくさんあったからだと思います。9月後半は祝日もあり少しは落ち着いて休めるはずです。
2016年09月17日
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王妃マリーアントワネットの漫画が新しく連載されたので、さっそく雑誌を購入して読んでみました。この作者らしい美しく丁寧な絵と隅々まで時代考証に気を配られた作品で安心して読むことができました。ジャンヌ・ダルクや王妃マルゴなどもそうですが歴史上の人物が題材の場合イメージが出来上がっているので、よっぽど自分の興味がない限り詳しい本や小説を読んでみようとは思わないです。でも漫画だとその人物の好き嫌いに関係なく絵の美しさに助けられて気軽に読め、歴史背景も学べるのでありがたいです。 今の時代はたくさんの本が出版されているので、かなり話題になった本でもみんなが読んで知っている、センセーションを巻き起こしてイメージを変えたということにはなかなかなりません。でも漫画や映画だと多くの人が同じ時期に見て共通話題にしやすいです。逆に言えば活字だけではなかなか多くの人が読むということにはならないようです。 漫画の中で王妃への誹謗中傷、スキャンダルがおもしろおかしく語られているという場面がありましたが、写真はなくても今の時代の週刊誌と似たようなマスコミはもう存在していたのだと思いました。ベルサイユ宮殿や華やかな舞踏会などは一般庶民に遠い世界だけど、それでも宮廷内の生活がベールに包まれていたのではなくスキャンダルという形で国民が知っていたことで憎しみも生まれ、革命が加速したように思いました。ジャンヌ・ダルクの時代フランスの王権は弱く、特に王太子は不安定な立場でしたが1度戴冠式をして王になってしまえば神の加護を受けた特別な存在となる、でもマリーアントワネットの時代は華やかな宮殿に住んでいてもマスコミによって生活が暴かれ、王が神に選ばれた特別な人間だという意識が薄くなった国民の目に晒されてしまう、そこに大きな悲劇があったような気がします。そして作られたイメージではない真実の姿を描こうとしているこの作品の続きがとても楽しみです。ただ今ままで連載していた作品の再開はいつになるのかそれも気になりますが・・・たくさんのファンがいる作品でも連載が長くなるほど紙の雑誌で毎号読むのではなく単行本や別の方法で読む人が増えてくる、でも同じ作者の新連載なら新鮮な話題や興味でしばらく雑誌を購入してくれる、出版社側の事情があるのかもしれません。新連載はうれしいけど別の作品のことを考えると複雑な気持ちです。
2016年08月19日
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0普段は午後数時間だけの仕事をしているのですが、夏休みに入ると朝8時から午後2時あるいは5時までとフルタイムに近いくらい働いています。忙しい夏休みはアルバイトを雇ってくれればとも思うのですが、諸事情からそれも難しい、普段と同じ人員でやりくりするしかないようです。 ただこの年齢で(半世紀以上生きている)雇ってもらい必要とされる、あてにされるというのはある意味とても幸せなことだとも思います。以前パートを辞めて次の仕事が決まるまで1カ月以上かかった時、何も予定がないのだけど出かけたり友達に会ったりする気分にはなれず鬱々と家で過ごしていました。たった1ヶ月でもパートの面談に行って断られることが続くと人格や人間性まで否定されたようで辛かったです。だから決まった時はほっとしました。今の仕事で100%満足というわけではなく、いろいろトラブルはあります。でも面倒なことがたくさんあっても、自分で働いてお金を得られる、そして必要としてくれる人がいるというのは何事にも代えがたいものです。 知り合いの家族で結婚もせず仕事もしない、いわゆるニートの状態が何年も続いて40代になったという女性がいます。今の時代結婚しなくても大丈夫ですし仕事も1度辞めると正社員になるのは難しいかもしれません。でも正社員になれなくてアルバイトやパートでもいいからとにかく何かしら仕事をしてみることが大切だと思います。病気ならどこかに相談する、役所に行く、プライドを捨てて何か行動を起こさないと何も変わらずにそのまま年をとってしまう、そうなるとますます働くのは難しくなります。政治が悪い、制度が悪いという前に(今の政治家は本当に酷くて期待できないけど)まずは自分の生活は自分で守ること、そのために収入をどう確保するか考えることが大切だと思います。
2016年07月24日
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先日次男が通っている高校のPTA役員の懇親会というか飲み会がありました。保護者会とかもそうですが、大体そういう時の話題の中心は子供や学校のことと思っていたのですが、なぜか10数年前のマニアックな旅行の話題で盛り上がってしまいました(笑) 新婚旅行で「○○の歩き方」片手に途上国へ行ったとか友人を訪ねてアフリカへ行った、あるいは家族旅行や国内でも飛行機や船が揺れて大変な目にあったなどなど武勇伝が次々と出てきました。途上国への旅行でつきものなのがお腹をこわすことと感染症、今だから笑って話せるけどその時は大変だったと思います。 ただそういう大変な経験をしている人は世間の常識に縛られない、細かいことを気にしないおおらかさがあります。あんまり大雑把過ぎても仕事は進まないけどPTA活動などは重箱の隅をつついて批判するような細かい人が多くなりがちなので、少しのことでは動じない人が多数いるのはラッキーだと思いました。そうでなくても3年生は受験生を抱えてピリピリしがちなので、PTAを明るく楽しくやっていけるのはありがたいです。
2016年06月27日
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何か行事があるたびにダイエットしてこの服を着られるようになろうと決意し、結局挫折しています(笑)若い頃は少しぐらい太ってもすぐに元に戻せたのに、今は年を取るとともに体重も増えるばかりです。これはもう自分の意志の弱さだけでなく、主婦という立場がダイエットにはとても不向きなのではないかと考えてみました。 主婦というのは家族のために食事を作らなければなりません。大家族でも少人数であっても、とにかく自分以外の人の食事を作ることが義務としてあります。自分の好き嫌いやお腹がすいているかどうかに関係なく、とにかく食事を作らなければならず、さすがに今の時代はちゃぶ台をひっくりかえすお父さんはいなくても、おいしくないと言われたり、今日は外で食べると作った後でメールがきたり、かなりストレスはたまります。せっかく作ったものなのでもったいなくて捨てられずついつい食べてしまう、食事作りをしている限り食べ物に関するストレスはなくならず、またすぐ食べられる場所にいる、主婦がダイエットを成功させたり短時間で家族みんなが喜ぶ食事を用意するのは難しい、だからたくさんのダイエットやメニューに関する本が作られ、雑誌でも特集されるのですね。 主婦とダイエット、芸能人とスキャンダル、政治家とお金など、特定の立場や職業の人は決まった問題を起こしやすい傾向があるようです。もちろん個人によって違うのでしょうけど、その人の意志の弱さや倫理観の欠如というだけではないような、あまりにも割合が高いような気がします。その立場特有のストレスや自分は特別だと思う高揚感が逆に本人にとっても望ましくない選択をさせてしまうような気がします。主婦のダイエット、雑誌でよく取り上げられているというのは、それだけ本当はすごく難しいことだからかもしれません。
2016年06月19日
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0先日次男が通っている高校の合唱祭がありました。合唱祭では先生とPTA内での希望者が一緒に歌うこともします。去年、本部役員になってすぐの大きな行事が合唱祭でした。PTAコーラスの練習や本番で、本部役員は全員強制参加というわけではないけどやっぱり参加できる人は先頭に立ってみんなをまとめ誘導しなければいけない立場にいます。去年は慣れない中役員は朝早くから集合してコーラスに出る人がまとまって座れるよう先生にお願いしてあらかじめ席を確保しておいたり、担当の先生と細かく打ち合わせしたり、誘導のため客席から控室、そして舞台そでまで行く道順を通ってシュミレーションしたりと心配していろいろやってました。そして自分の子供の学年の合唱とコーラスが終わった後はもう疲れ果て、役員の何人かはしばらくは控室でぼーっとしてました。今年は自分の子供も3年生、最後の合唱祭です。去年のように役員の仕事で疲れて、自分の子供の歌の時にぼーっとしているという状態にはなりたくなかったので、シュミレーションはほどほどにして席もまとまってではなく好きな場所に座り、適当に会場を抜けて休憩をとるようにしました。そうしたら最後の方の3年生の合唱、全部きちんと聞くことができました。去年も自分の子供の学年、2年生の時はずっと座席で聞いていたのですが、体はそこにあっても心は不在、いろいろなことをグルグル考えていて音は耳で聞いていても感情が動くことはありませんでした。今年は役員も2年目なので、去年の経験から当日の役員の誘導なども必要最低限にしました。そうしたら本番の合唱の声がよく聞こえる、よく知っている歌でもこんな意味だったのかとあらためてジーンとして涙ぐんでしまいました。3年生最後のクラスの歌を聞いた時にはもう感極まってボロ泣き、この後すぐPTAコーラスがあったのですが、誘導どころか出遅れて人の後ろを歩いてました(笑)そしてコーラス、去年は自分が歌うだけで精一杯でしたが、今年は余裕があるので人の声もちゃんと聞くことができました。一緒に役員やってたこの人、こんなに歌がうまかったのかと。自分は自信がないので控えめに声出していましたが・・・去年は慣れない役員でしかたがなかったのですが、役員という立場を考え過ぎると余裕がなくなり歌声が全然聞こえなくなる、それでは本末転倒なのでどうしたら役員の負担を減らせるか一生懸命考え、それがうまくいったので本当によかったです。
2016年06月10日
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またまたPTAネタです(笑)高校のPTAでは、大きな行事の時は委員の人以外にその日だけのお手伝いを募集してました。そしてその募集は本部が新年度が始まってすぐに必要な行事すべてのお手伝いをまとめて行っていました。今までそのやり方でよかったのですが、去年は委員の人とお手伝いの人の間でいくつかもめごとがありました。そうなると責められるのは本部役員です。「何を考えてお手伝いをまとめて募集したのですか?」「来た人が仕事の内容がわかるようにきちんと募集する時に書いてください!」などなど・・・何を考えてと言われても今までずっとそうやってきたから深く考えてはいません(笑)前年度やってきたことを続けてしただけです。でもそれでさんざん批判されたので、今年度はやり方を変えてみました。お手伝いの人を募集する時は、それぞれの行事に合わせて、委員の人にどういう目的で何人ぐらい必要か確認してからお便りを出すようにしました。去年批判されたのは、本部としてはよかれと思ってというか習慣でまとめてお手伝いの募集をしたけど、委員の人にしてみれば自分達が知らない間に本部が大事なことを決めていて、その結果仕事だけ押しつけられたように感じたのでしょう。同じようにトラブルがあっても、それが委員会で話しあったり確認して起きたなら、納得していれば「(何も考えてない)本部が悪い!」ということにはならなかったはずです。これは子育てにも応用できると思いました。親が先回りし過ぎて何もかもこうしなさいと決めてしまうと、子供は納得できなくて時に不満が爆発してしまう、手間暇かかってもそのつど選ばせて、その結果不都合なことが起きても、なぜそうなったか本人に考えさせることが大事です。
2016年06月04日
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「マクベス」を映画館で見てきました。最近は1人で映画館や美術館に行くことがほとんどなかった(見たい時は友達を誘ってランチも兼ねて行っていた)のですがこの作品は大好きな俳優が主演なので重い腰を上げました(笑)「300」のスパルタ戦士役の時からのファンですが、他にもこの人の出演作は「エンジェル」「ジェーン・エア」「プロメテウス」などを見ていて、いずれも強く印象に残っています。後でパンフレットを見て知ったのですが、マクベスにはドラマ「ボルジア家」でミケロット役の人も出演していました。パンフレットを見てまず驚いたのが、マクベス以外の将軍役2人が顔に鉄格子のような黒い部分があること、これは刀傷なのか、それとも拷問で焼き鏝でもあてられたのかとゾッとしました。映画を見て戦いの前に兵士みんなが炭か何か顔に黒いものを塗っている場面があってほっとしました。敵を脅すため、あるいは誰が偉い人かわからないようにするためにあのような顔にするのでしょうか?とにかくびっくりです。最初の戦いの場面からものすごくリアルで迫力がありました。マクベスは最初領主ですが、最初に住んでいた家はそれほど立派ではなく、後から住むお城に比べると大きさや豪華さが全然違いました。中世のスコットランド、王様が住むお城はあれだけ立派なのに領主の場合はそうでもない、その格差の大きさも野心が芽生えたきっかけになったのかもしれません。3人の魔女に会って予言を聞き、最初は奥さんにそそのかされたような形で王を殺すのですが、王位についてからはそれを守るために常軌を逸脱する、その迫力に圧倒されました。魔女の予言で王位を継ぐのはマクベスの子ではなく別の男の子孫だと聞き、親友でもあったその男を殺す命令を出してその後亡霊に怯える、ある男が危険と予言を聞けば、その妻子を捕え処刑するなど残酷さはエスカレートするばかり、ついには最初暗殺をそそのかしたマクベス夫人すら夫の変わり様に驚き精神に異常をきたしてしまいます。人間は恐怖にかられた時、自分に歯向かう者はこうなると見せしめのために最も残酷になるのかもしれません。1度敵と見なせば幼い子供まで容赦なく殺すマクベスの狂気、でも彼が気が狂った暴君で人間性を失っていたのかと思うとそうではなく、死んだ妻を抱きしめ髪をなでる姿に深い愛と美しさを感じました。王様や貴族というと愛人をたくさん作ったり不倫してドロドロというイメージが強いのですが(笑)マクベスも他の将軍も妻や子供を深く愛していた、だからこそ妻のささやきで罪を犯し、また復讐の鬼になりうるのだと思いました。敵と見なした者の妻と子はあれだけ残酷に扱いながらも死んだ妻に対する行為は慈愛に満ちている、人間は本当に不思議です。スコットランドの自然、山や森や湖、そして果てしなく続く荒野に圧倒されました。あのような場所なら魔女や精霊など何が出てもおかしくなさそうです。戦場となった場所では多くの人が死に、病気や飢えなどで女性や子供が若死にすることも多い残酷な世界、でも不思議といやな感じはしませんでした。地獄や死、狂気と隣り合わせのような世界、でもそこにいる人々はその世界で生きて死んでいく、悲惨な運命や死に方をしても大きな自然や異形の者に包まれている、そんな安心感や力強さを感じました。シェイクスピアが生きた時代、王位をめぐる争いや戦争は身近な出来事であり、人の死を見ることも今よりずっと多かったはずです。劇に登場するのは極端な人物だけど、作者も観客もそれが遠い時代の物語ではなくもっと近いできごとだと感じていたに違いありません。そして映画を見る私達も遠い時代の出来事を今そこで見たような迫力で感じることができます。お勧めの映画です。
2016年05月26日
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新年度が始まって2カ月が過ぎました。4月から仕事先でも学校のPTAでも大きな入れ替えがあって、周りを見渡したら自分が1番年上で経験も長いのではないかという状況になっていました。自分の場合経験は長くてもベテランというわけではない、人に的確に指示を出したり大勢をまとめるというのは苦手です。それに去年から今年にかけて本当に仕事先でもPTAでもたくさんのトラブルを経験してきました。「何もできないけど、去年失敗した経験を生かしてもう1年頑張ります」とPTAの引き継ぎで宣言しました。本当にトラブルはいっぱいありました(笑)でも失敗がなければ人はどうしても前の人と同じことをやりがちです。うまくいかなくて責められて落ちこんでとことん考えたからこそ、同じ失敗を繰り返さないためにはどうするか、今までのやり方を変えていくことができるのです。仕事でもPTAでも数々のトラブルを経験したからそれを知らない人にどう伝えるか、どのように変えていけばスムーズにやっていけるか、それを考えるのが年長者であり経験者である自分の役割だと思っています。
2016年05月22日
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ゴールデンウィークに袋田の滝を見に行ってきました。滝近くの温泉で1泊、今回は子供達は参加せず私と夫それに私の父を誘って大人だけの旅行でした。大人だけだったのであちこち観光地やテーマパークには行かず途中道の駅に寄ったくらいですぐに目的地の滝へ行きました。この途中で寄った道の駅、新しくできたばかりだそうで、それまで山の中ほとんど家もないような道を車で走っていたのに突然渋滞、駐車場に入るまでかなり時間がかかりました。でもそこで食べたアユのアクアパツァがすごくおいしかったです。その時までアユは塩焼きでしか食べたことなかったけどオリーブ油やトマト味ともあっていました。袋田の滝、さすが観光名所とあってすごく混んでいました。でも周りをよく見ると連休なのに子供連れの家族や若い人はあんまりいなくて年配の方(自分達もそうだけど)か外国人(ツアーできた?)がほとんど、やっぱり滝は年を経た方がしみじみ感動できるのかなと思いました。滝を見ていつも不思議に感じるのは周囲にそれほど高い山があるわけでないのにこの大量の水はどこから来るのか、そして滝壺を出て流れている川の水がどう見ても少ない、いったいどこへいってしまったのか不思議です。熟年の旅なので、早めにホテルにチェックイン、明るいうちから温泉につかりました。そして夕食、実は私の夫と父は魚介類に関する好き嫌いが多い、山の中だからそれほど海のものだらけで食卓が埋まっていることはないだろうと考えていて、2人が食べられるものはそれなりにあったのですが、メインはアワビがどーんと(笑)私が3人分食べることになりました。正直アワビはちょっとだけ食べてこそありがたみがわかるもの、たくさん食べると飽きてしまいます。でももったいないから全部食べました。それ以外にも家では絶対作らない珍しいものが次々運ばれてきました。夫と父は決まったものばかり手をつけて未知のものは絶対食べない、だから何でも食べられる私がいろいろ引き受けることになります。夕食後は本を読んでいました。旅行の時は暇になるので本を読むのがお勧めです。それも読みたいと思っているのになかなか手をつけられないもの(難しいとか分厚いというわけではないけど)を1、2冊だけ選ぶとそれしかないから強制的に読めます。翌朝、朝食はバイキングでこれまた温泉卵とか手造りとうふなんていう魅力的なものがずらりと並んでいる、ダイエットを忘れて少しずついろいろな種類のものを取りました。夫はやっぱり慣れないものに手を出さないから同じようなものだけを大量にとってくる、まあ人のことはほっときました。そして青いネモフィラの花を見るために海浜公園へ、少し時期が過ぎていて満開というわけにはいかなかったけど、それでも見渡す限り一面に咲く花に感動しました。青い花がこれだけたくさん咲いている光景はそんなにないと思います。子供達へのおみやげ(チーズケーキとか食べるものばかり買っていた)を買って家に向かいました。
2016年05月06日
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カラヴァッジョ展を見に行きました。平日の昼間なのにもかかわらずかなり混んでいましたが、見応えがありました。ここから先、かなり個人的な感想や解釈が続きますのでそれを承知で読んでください。私はカラヴァッジョは絵画に革命をもたらし、またその作品は特に人物、宗教画では頂点に立っていると思いました。それまでのルネサンスの絵も素晴らしいのだけどそれはあくまでも絵としての美しさを追求したもの、でもカラヴァッジョの絵は舞台で劇をやっていてその一場面を写真で撮ったような、前後の情景や登場人物のセリフが感じられるほどの生々しさや迫力があります。時にはこの人本当に美しいの?と疑問を持つほどリアルな表現、好き嫌いは分かれるでしょうけど、絵画でこれほど感情をかきたてられることは他の画家の作品ではないと思いました。カラヴァッジョの生涯もまた劇的です。ミラノ近郊で生まれて若い時に両親を失ってたった1人でローマに出て絵の修業をする、ある枢機卿に気に入られてその庇護を受けるが作品を描いては町へ繰り出しお酒を飲んでトラブルを起こす、チンピラみたいな生活が続きます。そしてとうとう殺人事件を起こし、ローマ教皇から死刑判決を受けてしまいます。ナポリへ逃れ、マルタ島へ行って大作を仕上げ騎士にしてもらうもまたそこで他の騎士を怪我させ、今度はローマ教皇からだけでなく騎士団の刺客にも追われるようになる、昔の友人にかくまってもらいながら作品を描き続け、最後は恩赦が出たのにもかかわらず手違いがあって作品が別の船で行ってしまいそれを追いかける途中熱病にかかって死んでしまいます。現代でもスポーツ選手や歌手、俳優など栄光を掴んでいる人がなんでこんなことするの、と思うようなスキャンダル起こしています。人一倍ストレスの多い世界にいると、望みがかなった時にわざとそれを壊したくなってしまうのかもしれません。カラヴァッジョも殺人を犯して追われているのだから大人しくしていればいいのにまたトラブル起こして敵を増やしてしまう、逃亡生活が続くとそのストレスからさらに危険な方へ自分から行ってしまうのかもしれません。でもその恐怖から迫真の絵が描けた、カラヴァッジョの絵は時代の要求と個人の才能や性格が複雑に絡まって生まれた奇跡と言ってもよいでしょう。若い頃の作品は「バッカス」や「果物かごを持つ少年」など身近な人物をモデルにした(あるいは自分がモデル?)風俗画が多い、教会での宗教画以外に貴族や裕福な庶民がそうした絵を求めたからでしょう。そしてそれはパトロンとなった枢機卿の好のみと一致したのかもしれません。後半生の逃亡時代は逆に聖人を描いた宗教画が圧倒的に多い、そうした絵を描くことが贖罪に繋がったのでしょう。罪を犯しては悔悛する、その繰り返しから生まれた「マグラダのマリア」の絵は圧倒的な迫力がありました。ただリアル過ぎて怖くもあるので、自分の好のみとしては「洗礼者ヨハネ」の絵が今回見た中で一番よかったです。ジャニーズ系、自然な感じの美少年なところが(笑)「この人を見よ」というタイトルの絵、解説を読んで総督のピラトは本当はイエスを処刑したくなかったのかもと思いました。もう十分傷つけられたこの人を民衆に見せて慈悲を与え助けようと考えたのが、民衆はそうではなく死刑を要求した、そんな雰囲気がカラヴァッジョの絵から強く感じました。同じタイトルの他の画家の作品ではピラトは本当に悪人顔でしたが。死刑を宣告された画家が慈悲を与えてくれと訴えているようにも見えました。ローマ教皇から死刑宣告が出されるということは破門されキリスト教社会では地獄行きとなる、何重にも重なる恐怖の中で逃げまどい絵を描き続けた、すさまじい生涯です。
2016年04月13日
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入学式の時期です。先日私も高校の入学式に自分の子供の入学ではないけどPTA役員なので来賓として慣れないスーツを着て出席しました。しかし、役員としての本当の仕事は入学式後の保護者会、先生のお話の後に行うクラスの役員決めのお手伝いです。PTAの活動を紹介するために広報誌やパネル、決まった人の名前や連絡先を書いてもらうための用紙、あらかじめ配布していた役員を引き受けることが可能かどうかのアンケート用紙、さらにはアミダクジまで入った「役員決めセット」を持って、前年度の役員が2人ずつペアになって1年生の教室に行くのです。正直言って私は小、中学校で何度か推薦委員になりましたが、本部役員をお願いするために電話をかけたり直接話したりするのがとても苦手でした。自分自身が本部の経験なかったし、そもそもやりたいと思っていない、そんな役員を人にお願いするのだからうまくしゃべれなくて当たり前と今ならわかります。よっぽどしゃべるのが得意な人は別として、誰もがこの推薦作業は苦手だったと思います。でも今回の役員選出のお手伝いは、自分も役員の経験があるので、仕事内容も具体的に詳しく話せます。さらに役員をやってよかったこと、高校だと学校へ行く機会が少ないけど知り合いができた、手作りコーナーで企画を考えたり準備するのが楽しかった、みたいなことも話しました。もちろん役員、特に本部は楽しいだけでなくトラブルもいろいろありましたが、そんなことは間違っても口にせず(笑)始終笑顔でいました。人に何か勧める時に、推薦委員の時のように自分は経験もなくやりたくないからあなたやってくださいと心の中で思ってお願いするのと、自分も経験して大変だけどこんな良いこともあったとわかっていて話すのでは話している時の気分が全然違うと思いました。そして、しゃべりながら全体をざっと見て下向いている人でなく顔を上げていてうなずいてくれる人を何人かマークして、その人に語りかける感じで話していたら、次々と役員をやりますと自分から手をあげてもらい、無事クジを使うことなく役員選出が終わりました。人に何か伝えようとする時、しゃべりかたがうまいかどうかよりも自分自身がその内容をよく理解していてよさを自分の言葉で伝えるのが大事だと思いました。
2016年04月08日
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潜在意識というのは自分が思っている以上に大きな力を持っています。特に子育ての時の親の言葉や態度は子供の人生に決定的な影響を与えてしまいます。わかりやすい例がアレキサンダー大王です。アレキサンダーの母オリュンピアスはマケドニアの王フィリッポス2世と結婚しますが、相手は田舎者で羊飼いの王、自分の方が由緒正しい家柄と思って馬鹿にし、さらに王は戦争が終わるたびに契約代わりにその国の王女と結婚するから王妃もたくさんいる、夫との仲は冷え切り愛やエネルギーはすべて息子アレキサンダーに注がれることになります。幼い頃から「お前はヘラクレスとアキレスの血を引いているのです」と言い続け邪魔者は消す、そしてアレキサンダー自身も神や英雄の血を引いていると思い込み、アキレスの物語「イーリアス」を熟読します。20歳で父フィリッポス王が暗殺された時、若き王の心の中にはギリシャ神話、特にアキレスの物語が完全に刷り込まれていました。そして本人だけでなく、周囲の人間側近から歩兵までみなそれを信じて疑わなかった、だからこそペルシャとの戦いで圧倒的に兵力は少なくても勝ち、その後も勝ち進んで広大な帝国を作りあげます。でも神話の英雄が長生きしてないと同じようにアレキサンダーも親友の死で気力を失い、その半年後に熱病であっけなく世を去ります。わずか32年の生涯で、それでも世界史への影響は大きい、いろいろな事が重なった結果なのでしょうが母オリュンピアスの刷り込みも大きいと思います。現代に生きる私達は、自分の子供を英雄の血を引いているなんて言って育てると大変なことになりそうですが(笑)それでもその子自身を認め得意なことを伸ばすように育てるのと人と比べてだめな子だと思いいつもしかってばかりでは大きくなってから大きな差が出るでしょう。子供の幸せを願うならできるだけその子に合ったいいところを見つける必要があるのですが、現代社会はそれが難しいです。一見宗教や大きな貧富の差による縛りが無く自由に見えますが現代の日本は情報が入り過ぎて、こういう恋愛や結婚をしたい、こういう仕事や生活がしたい、子供はこういう子がいいと他の人が作った価値観に縛られ過ぎて自分は不幸と思ったり子供の欠点が目についてしまいます。人の価値観に惑わされず、いかに自分なりの基準を持つかが大切だと思います。本当は隣の子がいいと思いつつ自分の子もとりあえず褒めるというのではなく、自分の子の個性をいかに人にアピールできるかが大事です。やり過ぎると親ばかと言われますが、今は大人も子供も自分に自信がなくて人の目や価値観を気にし過ぎる、親ばかと言われるくらいでちょうどいいかもしれません。
2016年03月25日
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この記事はあくまでも私の感想で一般的な美術論とかではありません。イタリア文化館でやっていたバーチャルミュージアムというのを見てきました。ルネサンス期の有名な絵が本物ではないけど実物大のレプリカがあったり、スクリーンで作品の詳しい解説を見たり、タッチパネルで絵の大きさを変えて細かい部分まで見ることができたりとなかなか楽しめました。中に2点カラヴァッジョの絵もありました。私はカラヴァッジョはかなり好きな画家なのですが、そこにあった「バッカス」と「メデューサ」と言う作品に妙な違和感というか気持ちの悪さを感じてしまいました。まあ「メデューサ」は題材が題材だから見て気分のいい絵ではありませんが、「バッカス」を見て感じる不自然さはなんなのかと考えてみました。もともと私がカラヴァッジョの絵に強い興味を持つようになったのはある昔の映画がきっかけでした。「指輪物語」のボロミア役ショーン氏がモデル役で出ているというのをファン仲間から聞いてさっそくDVDを購入しました。本当に画面には若き日のボロミアがたくさん出てくる、それも半裸で赤いマントつけてけだるい表情で座っていたり、古代ギリシャかローマ風の盾や槍を持ってポーズを決めている、ファンにとってはたまらないシーンが次々出てくるので食い入るように画面を見つめ(笑)繰り返し見ました。そしてすっかりカラヴァッジョの絵イコール若き日のボロミアがモデルをしているというイメージが自分の頭のなかでインプットされてしまいました。そして数年前、ボルゲーゼ美術館展で初めて本物のカラヴァッジョの絵、「洗礼者ヨハネ」を見た時、「ええー、こんなに若いの?まだ少年じゃない!」とびっくりしてしまいました(笑)頭の中に若き日のボロミアがいかに定着していたかということです。それでも「洗礼者ヨハネ」はまだ少年時代のボロミアと無理やりこじつけることができそうな美少年だからいい、でも「バッカス」はどんなに無理してもボロミアからはかけはなれています(笑)一度自分の中でこの人の絵はこういうイメージという固定観念ができてしまうと、そこから違った同じ作者の絵を見た時になんとも言えない違和感や後味の悪さを感じてしまうのだなとつくづく思いました。ボッティチェリやフィリッポリッピなどの絵はそういうフィルターがかかってないから普通に見て美しいと感じるのですけど。好きなものほど1度フィルターがかかってしまうとなかなかそれがはずれず、自分のイメージと実際の姿のギャップに違和感を感じてしまうのかもしれません。つくば万博 イタリア館ポスター ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ「バッコス」価格:10,800円(税込、送料込)
2016年03月12日
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少し前に「ボッティチェリ展」を見に行きました。ボッティチェリだけでなく師匠のフィリッポ・リッピぼってぃちぇりと弟子のフィリッピーノ・リッピ親子の作品もたくさん展示してあって楽しめました。この3人の絵はみな優雅で美しく女性好み、そのためか平日の昼間にもかかわらずかなり混んでいました。私もどっちかというとミケランジェロのムキムキの絵よりボッティテリの優雅なビーナスやかわいらしい天使の方が好みです。ボッティチェリの師匠フィリッポ・リッピは修道士でありながら修道女と駆落ちしたというすごい人です。ルネサンスで人間らしさが見直され芸術が花開いたと言ってもまだまだ天国や地獄が真剣に信じられていた時代の修道士が現代の芸能人スキャンダルも真っ青なことやるなんて(笑)後から見ればメディチ家のコジモが助けてくれて還俗が許され子供も生まれ仕事も同じようにたくさんもらえているのですが、すべてを失うかもしれない状況で駆落ちする、すごいことです。それも50歳を過ぎて30歳近く年下の女性と。でもフィリッポ・リッピのエピソードはこの駆落ちだけでなく好きになった女性には全財産あげそうになったとか、仕事がはかどらないからコジモが監禁したとか、とにかくどうしようもなく女好きだったようです。だからあんなに美しいマリア様の絵が描けてそれをボッティチェリが受け継いで素晴らしい傑作を残しています。フィリッポ・リッピの子フィリッピーノは父親が浮気を繰り返し突然死んで母親が苦労するのを見て育ったからでしょうか、すごく親孝行の子だったみたいです。一生懸命がんばる優等生、子供として持つならフィリッピーノが一番よさそうです。ただ優等生というのは強烈な個性や特徴は出にくいので、他の2人に比べ知名度では劣るようです。美しい夢のような絵が次々と描かれたルネサンス期、でも当時のフィレンツェの平和や繁栄は長くは続かず、サボナローラの神権政治、共和制、そしてまたメディチ家の支配とめまぐるしく変わっていきます。イタリアは分裂したまま長い間スペインやフランスの支配を受け続けるけど、それでも芸術の中心地でした。18,19世紀のイギリスでは金持ちの子弟がイタリアを中心に大陸を旅行するグランドツアーが大流行し、ラスキンやラファエル前派の画家達がボッティチェリなどを再評価します。鼻もちならない金持ちお坊っちゃまラスキン(笑)私はこの人嫌いなのですが、好きな画家を評価してくれるという点では素晴らしい功績を残してくれています。名画・油絵 ボッティチェリの名作「若い婦人の肖像(シモネッタ・ヴェスプッチの肖像」価格:77,760円(税込、送料込)
2016年02月11日
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「王妃マルゴ」の第4巻、発売されてすぐ購入し少しずつゆっくり読もうと思っていたのが我慢できずものすごい勢いで読んでしまいました。登場人物が多く性格も複雑なのに描き分けている作者の力量はすごいです。4巻はマルゴとナヴァルの王子アンリとの結婚が決まり歴史的に有名な惨劇が始まる前の状況が詳しく描かれています。登場人物1人1人に愛する相手や大切な信念がありそれぞれ懸命に生きている、でも貴族の勢力争いや宗教の違い、さらには個人的な復讐心や野望、憎しみ支配から逃れたいという思いなどが複雑に絡み合って惨劇は起きてしまいました。事件の中心にいた人物がものすごく残忍非道というわけではなく人間的な愛や尊敬の気持ちを持っていて平和を望んでいたはずなのに最悪の結果になっています。兄の死で子供の時に国王になったシャルル9世が圧巻です。幼い頃反乱が起きて処刑の様子を見せられそれが深いトラウマになっている病的な王、圧倒的な強さを持つ母の支配から逃れようとして父親代わりになっている人物を尊敬するあまりその人物の死がきっかけで糸が切れてとんでもない命令を出してしまいます。それはシャルル9世だけでなく王家に生まれ権力争いを見ている者ほど誰も信じられなくて孤独になり奔放に生きたり残酷な決断をしています。本来優しく気弱な人間が悪魔になる、権力は怖ろしいとつくづく思いました。今の時代ほとんどの国は王政ではなく、王がいても強い権力はなく国の象徴として存在しています。実際に国を動かす大臣や大統領は世襲制ではなく選挙によって民主的に選ばれています。昔のように王や権力者の考え方によって戦争が起きたり迫害を受けるということは少なくなってます。でも選ばれた権力者が本当に国民のことを考えているかというとそうでもなく、政権を続けることや利益の追求が1番になり、国民の多数がいいと思う政策をすればそれでいいと思っているようです。歴史を見ると昔の王や権力者は痛々しいほどトラウマを抱え病的な人が多く、国が大変な状況に陥っています。今は理路整然と話す一見健康に見える人が権力のトップに立ちますが、それはそれで1つの考えにとらわれ国民を巻き添えにして突っ走ってしまう、とても危険なことです。トラウマだらけの狂気の王も危険だけど、自分の正義を信じている現代の権力者の方が愚かな決断をして地球を滅ぼす可能性もある、怖ろしいです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】王妃マルゴ 4 [ 萩尾望都 ]価格:668円(税込、送料込)
2016年01月29日
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「ラファエル前派展」を見に行きました。ラファエル前派というグループの私のイメージは「不倫、略奪愛、薬物中毒など現代のマスコミが飛びつきそうなスキャンダルいっぱいの芸術家集団」です(笑)不倫とか略奪愛は大嫌いな私ですがラファエル前派の絵は神話や伝説をモチーフにしてあって派手で豪華、わかりやすくすぐに感動できるのでかなり好きです。イメージ通りの派手な絵がたくさん並んでいました。画家が違っても女性の顔や雰囲気に共通点が多い、グループ内の理想の女性、女神なのでしょう。裸の女性の絵もたくさんあって、修道院や教会には絶対置いてもらえそうもない(笑)産業革命後に経済が発展し金持ちの市民がたくさんいたイギリスだからこそこのような絵が売れたのでしょう。神話や詩、戯曲をモチーフにしているので、現実離れしたロマンチックな絵が多い、だからわかりやすく感情移入しやすいのだと思います。馬に乗った騎士やドラゴンとの戦い、甲冑に身を固めた天使などまさにファンタジー映画の世界、イギリスでファンタジー小説や絵本が発達した背景にはラファエル前派の影響も大きい、スキャンダル画家の集団と侮れないと思いました。古い体制を壊してこそ新しい芸術が生まれる、それを実生活でも行ったのでしょう。道徳的に認められないこといっぱいやっていますけど(笑)派手で豪華、ロマンチックで感情移入しやすい絵がたくさんあったけど、私がその中で最も感動したのは地味な2つの風景画でした。1つはジョン・ラスキンの「旧コニストン・ホール」という絵です。ラスキンは美術評論家として有名だけど、私にとってはターナーの映画に出てきた鼻もちならない金持ちのマザコンお坊っちゃま(笑)というイメージが強いのです。最初にターナーの絵に感動した「英国巨匠の水彩画展」では絵の横にラスキンの美しい言葉がちりばめられていた、もしこうした言葉がまったくなかったら、絵だけ見てあれほど感動していただろうかという思いがあり、ラスキンはターナーの絵へ導いてくれた恩人でもあるはずなのに、どうも私はラスキンに対していらっとしてしまいます。そのラスキンの絵なのですが、小さくてぱっとしなくどう見ても描きかけ、「あれだけ絵に対していろいろ批評して映画でお母さんが息子の審美眼を自慢していたラスキンも本人の絵は大したことなかったのね」とまるで鬼の首でも取ったような気分になりました(笑)実は美術展を出てのお土産品コーナーで本を見たら、素人離れしたラスキンの絵を発見!芸術家としての才能もあったようです。もう1つはアルフレッド・ウィリアム・ハントという画家の描いた「ダラム」という絵です。似たような名前の別のラファエル前派の画家の方が有名で、その絵は絵ハガキにもなってなかったのですが、今回見た中で1番欲しい、複製画でいいから部屋に飾りたいと思ったのはこの絵でした。これから先ラファエル前派展に行く人がいたら、ぜひこの絵に注目してください。高級印刷で再現した美の至宝!インテリアやコレクションに!【メール便OK!】アートポストカー...価格:1,080円(税込、送料別)
2016年01月18日
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「バスク・モンドラゴン、協同組合の町から」 石塚秀雄著という本を読み終わりました。この本を読んだきっかけは、仕事の研修で協同組合に関するビデオを見ている中でスペインのバスク地方が出てきたので興味を持って調べ、本にたどりつきました。今から20年以上前に書かれているので、バスク地方の状況や組合、企業グループの規模などはかなり変わっていると思いますが、それでもさまざまなことを考えるよいきっかけを与えてくれた本でした。最初モンドラゴンの町の様子が書かれている部分を読んだ時、あるファンタジー映画の場面が思い浮かびました。町の名前からしてモンドラゴン、龍の山という意味で村人が協力してドラゴンと戦ったという伝説が残っている、さらにバスク地方には人類最古の遺跡とも言える洞窟壁画がたくさんあって、バスク語は他のヨーロッパやアジアの言語とは共通点がなくバスク人がどこからやってきたかもよくわかっていない、鉄鉱石の採れる山があって昔から銃剣や武具が作られていた、などということがロマンをかきたてくれます。さらに村人が協力するシステムが昔からあったこと、みんなで集まってごちそうを作って食べる風習があることなどがまさに映画に出てくる村を連想させてくれるのです。そしてファンタジー的な町は1人の神父の献身的な努力によって協同組合という新しい形での働き方で次々と工場ができ発展して町に住む人は豊かになっていく、その町では教育や余暇を楽しむスポーツ、音楽が大切にされ老人や女性も働きやすく、さらには精神病院(アルコール依存症の患者が多いらしい)でも患者が人間らしい生活ができるよう注意がはらわれている、現代のおとぎ話、理想郷のようでした。けれども後半部分を読み進めていくうちにその神父が体験したこと、そしてバスク地方の厳しい現実が見えてきます。その人は3歳の時に事故で片方の目を失明し、神学校で学んでいる間にスペイン内戦が始まり反フランコ側で従軍記者として戦場に行き、捕えられます。一緒に捕まった仲間は銃殺され、内戦やその後の独裁政権の中で周りの聖職者や一般市民も多数殺されるという経験をしています。モンドラゴンの町に副司祭として来て荒廃した町の様子に心を痛め、技術者を育てることで町の復興を目指し、その後協同組合という形での働き方を提案して工場が増え続け、スペインでも有数の大きな企業グループとなっていきます。内戦と独裁政権の中でバスク地方は独立運動が高まり、組織は分裂を繰り返して過激になっていきます。ファンタジーやおとぎ話ではドラゴンや悪代官をやっつけるところで物語は終わっていますが、現実世界ではただ悪者を倒せばいいというわけにはいかず、最初は独立や自由を求めての戦いがいつのまにか過激な思想を持つ無差別テロに変わっていきます。大国に支配された歴史を持つ国や地域ほど今度は暴力で奪い返そうと過激になって極端な独裁やテロを生み出してしまいます。モンドラゴンで協同組合を作り指導してきた神父も独裁政権やテロの影響が強い時代と地域で生きていましたが、一貫して暴力を否定し民主主義を守ろうとしました。それができたのは思想と宗教からでした。正直言って私はスペインの歴史の中で宗教、カトリックは異端審問やユダヤ人の迫害などでかなり酷いことをしているとあまりよい印象は持っていませんでした。でもそれは宗教そのものが悪いのではなく、自己の利益を守り都合の悪い者を迫害するために宗教を利用してきた人間が悪いだけ、どの宗教もそれができた時代のもともとの考えでは他人や自分自身を傷つけることを何よりも否定していたのではないかと思います。バスク・モンドラゴン 協同組合の町から価格:1,888円(税込、送料別)
2016年01月14日
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昨日は七草がゆを作りました。うちは夫が外国人なので日本の伝統食などはあまり作らないのですが、長男が仕事先の上司からお店で扱っている商品はできるだけ自分でも食べてみるようにと言われたみたいで、「七草がゆセット」なるものを買ってきて家で作れとリクエストしてきたのです。本格的にお米からおかゆを作るのは時間がかかりそうなので冷蔵庫に入れてあったご飯を利用しての雑炊風七草がゆ、リクエストした長男や高校生の次男がそれだけを喜んで食べるとは思えないので他のおかずや白いご飯も用意しました。反応は思った通り、少し食べてもういらない、残りは全部私が食べるというここまでは予想通りの展開でした。ところがここで夫も帰ってきたので話しがややっこしくなります(笑)夫が好きな味でないことはわかっているので普通のご飯と別のおかずを出しておけばよいのですが、私が食べているのを見てそれはなんだと好奇心を持ってくる、日本の伝統食を食べさせないとそれはそれで外国人である俺を差別したと逆切れされるからとりあえず味見にと少しだけ出したら「よくもこんなまずいもの夕食に出した!」とすごい剣幕で怒りだす、困ったものです(笑)別に七草がゆがおいしくないわけでなく夫や子供たちの口に合わないだけ、私はけっこうこういう素朴な料理は好きです。それでも夫にしてみれば仕事で気を使ってストレスためて帰ってくるのだから、夕食は自分の好みに合ったしかも時々は珍しいものや日本の伝統食も並べろということなのでしょう。うーん日本食って本格的にするほど薄味だったりダシにこだわるので好のみに合わなくなるのですけど(笑)そしてこれは夕食の問題だけでなく夫の母国での価値観も大きく関わってきます。今はそれほどでもなく大きく変わってきているのでしょうけど、夫の母国で昔は男尊女卑が徹底していて、家族がいる男の人が家事、特にお皿洗いや洗濯など汚れたものを洗うタイプのことをしているのを他の人に見られるとものすごく下の人間と思われたみたいです。だから日本に住んで20年以上たっても私が出かけて帰ると洗濯物や汚れたお皿がたまっています。洗濯機に洗濯ものと洗剤を入れてスイッチ押すだけという単純な作業でも(干すのが嫌ならコインランドリーの乾燥機を使ってくれればいい)そんなことしたら男としての威厳が損なわれると固く信じ込んでいるようです。これは相手が外国人で国際結婚だからこういうこともあると諦めもつきますが、日本人同士の結婚の場合今男尊女卑なんて言ったら誰も結婚してくれないし、2,30年前も男女平等の教育をしっかり受けてきたのでそれが当たり前と意識の上ではみんな思っています。でも無意識ではそれが納得できなくて本当は家では自分が一番威張っていたいのにそれができずストレスがたまって別の方向に行ってしまうということが結構あるような気がします。深刻な状況になる前に夕食をめぐっての小さなケンカや言い争いくらいするのがちょうどよいガス抜きになっているのかもしれないです。
2016年01月08日
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新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。12月31日から1月1日にかけて1泊2日で千葉県に旅行に行ってました。今回は長男が31日まで仕事で車を使うのでレンタカーで行きました。夫は希望の車が借りられなかったとブツブツ言っていましたが、私にとってレンタカーは最新版のナビがついているので助手席で寝てられる(笑)とっても楽でした。高速道路なんて毎年変わっているから数年前のナビ情報だと全然役に立たず首都高でいつも苦労しているのです。車の種類や色なんてなんでもいい、レンタカー万歳です。最初に鋸山にロープウェーで登りました。私としては展望台から景色を見ておりるつもりだったのですが、実はあの山は石仏とか観音様とか見所がたくさんあったのですね。外国人の夫と日本史大好きな次男は張りきってどんどん歩いていくけど、私は日本のお寺や神社にあんまり感動できない(某テーマパークにあったスペインのお城を再現したものにすごく感動していた)長い石段を登ったり降りたりは拷問のようでした。昔は山登りのクラブに入っていたのですけど、今はもう全然ダメです。そしてホテルへ到着、お正月でバイキングの料理も豪華なのにこの値段でいいの?と思ったホテルはかなり古い感じでした。きっとできた当時は最新リゾートホテルだったのでしょうけど、「昭和」なのです。テレビとか部屋のつくりとか・・・私は古いホテルでいっこうに構わないけど、夫と次男は文句を言いまくっていました。でも古いホテルというのはちょっと薄暗いので霊的なものと繋がるには都合がよいのです。それは別にオバケが出るとかそういうことではなくてスピリチュアルな存在、ガイドなどと繋がりやすいということです。普段は食事の用意や後片付けがありテレビを見たりパソコンをいじったりと何かしらしている、でもホテルの部屋だとテレビは1つしかなくて次男に独占されるしパソコンも持ってきていない、本を読んでもすぐ眠くなって結局9時間ぐらいベッドの上で寝たり目が覚めたりを繰り返していました。睡眠と覚醒が交互なるという最適な状況、おかげで去年の反省や今年の目標などガイドとたくさん話しができました。去年は新しい出会いや体験がたくさんあったけど、それをうまく消化できずにあたふたしていただけで終わってしまった、今年は仕事でもPTAでも決められたことをこなすだけでなく自分が主導権を握って不満に思うことは変えていこう、そんな目標を立てました。そして仕事やPTA活動はスケジュールが決まっているし、家事も決まったことはやらざるをえない状況だからやっている、でも自分でやろうと決めたこと(スペイン語の勉強など)やらざるをえない状況を自分で作り出さない限り一生やらないで終わってしまうので、強引にでもスケジュールに組み込もう、そんなことも考えました。2日目はフラワーパークに行きました。高校生の次男は相変わらシラッとしていましたが、夫は普段見られない花や果物の木、鳥などを見て思いのほか喜んでいました。これでホテルの恨みは忘れてくれたかなと思ったら、このあたり場所はいいけどホテルはやっぱり改装が必要だとか言いだす、いえそれができないから料理などでカバーしてがんばっているのだと思います。バブルがはじけてホテルやペンションがなくなったり名前や経営者が変わるということがいくらでもある今の時代、変わらないのは素晴らしいことかもしれません。ただ、新しいものが大好きな夫や次男と行く時はとりあえず設備やクチコミも調べて無難なところを選ぼうと思いました。
2016年01月01日
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またまたPTAネタです(笑)今年はPTAの本部役員という大役を引き受けたために、他のいろいろな出来事は吹き飛ばされてしまいました。それでも来年1月からは来年度の本部役員を引き受けてくれる人を選ぶ選考委員会というものがあり、今度は逆に他の人にPTAのよさをアピールしなければいけないという矛盾したことをします(笑)小、中学校の場合、本部役員を推薦する選考委員というのはもっぱら電話攻撃でした(笑)でも高校の場合ほとんどが知らない人ばかりなので、まずは推薦用紙に名前を書かれた人(クラスで目立っていたか役員をやっていた?)に集まってもらい、そこで互いに話し合いをしながら来年度の本部役員を決めていきます。その時すぐに引き受けてくれる人はまずいないので、1人ずつ順番にできない理由を言っていき、深刻な理由がないと前年度の役員から集中攻撃ではなく引き受けてくれとお願いされ(笑)しかたなくというパターンで決まっていきます。去年の1月私も選考委員会に呼び出され見事このパターンで本部役員を引き受けることになりました。1年前、私は引き受けてもいいかと思っていたので、それほどこのやり方に疑問を感じませんでした。でもいざ自分がそれをやるという立場に立たされると、見ず知らずの人を呼び出して仕事や家庭の事情をあれこれ聞き出して役員を押し付けなければいけない、なんて失礼なことをするのだろうと思いました。できない理由なんて本当に人それぞれ、それを他人がとやかく言うのではなく、まずは本部や役員の仕事内容、大変さをきちんと説明し、本人が自分の仕事やその他の事情を考えて引き受けるかどうか決めるのが本来のやり方ではないかと思うのです。まあ引き受けられそうな人には無理を言ってお願いしてしまうのですけど・・・大変なことも多いけど、それでもPTAの役員、特に本部役員を引き受けるメリットはいろいろな体験ができるということです。普段私達の生活や仕事は決まったことの繰り返しがほとんどでとんでもない未知の体験はまずありません。それが役員になると合唱祭で舞台に出て歌ったり他校との交流会でバレーボールをやったりと数十年やってなかったことを突然引き受けなけれならなくなります。文化祭での企画を出して準備を進め、当日会場に行けば仕事ではなかなか経験できない達成感や満足感を味わえ、そうして出会った人との絆は昔の友達や趣味や好きなことの繋がりで知り合った友人と会うのとはまた違う感動があります。小、中学校のPTA活動は子供の見守り、学校行事のお手伝いといったことが中心となり、それはそれで必要なことだけど、あんまりクリエイティブなことはできません。それに比べて高校のPTAは保護者の親睦が目的で自由に思いきったことができるはずなのに、じっさいやってみたら特に本部は行事をこなし各委員会の調整や人間関係で疲れ、気がついたら苦情引き受け係になっていてストレスをたくさんためていた、ということになっていました。理想と現実が大きく食い違ったまま1年が過ぎてしまいましたが、だからこそPTAの活動や行事について次にやる人と一緒に根本的な見直しをしたい、一緒に考えていきたいと思っています。
2015年12月23日
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昨日に続いて今日もまたPTAネタです。本当にあった恐怖のPTA裏話(笑)こんなこと書くとみんな怖がってPTA役員など誰も引き受けなくなってしまうかもしれませんが、これはたぶん極端な例だと思います。日頃から不満が絶えない某委員会と本部との間で新たなトラブルが発生しました。それはお便りの問題で、年に何回か全校生徒に配るPTAからの手紙で、学校行事やそれぞれの役員の活動報告を紹介していました。その中になんと某委員会の活動報告だけすっぽり抜け落ちていたと言うのです。自分達はしっかり活動報告書を出したのになぜそれが載ってない、本部の中で最終チェックはしてなかったのか、なんか恨みでもあるのか、と大変な剣幕でした(笑)そのお便りは担当の人が原稿を作り、本部全員とはいかなくても何人かの人が読んでチェックしてから印刷して配っていました。それなのになぜ1番ミスがあっては困る某委員会の活動報告の部分だけすっかり抜け落ちてしまったのか本当に不思議です。タイトルに「無意識が現実となる?」とつけましたが、これはスピリチュアルの世界ではよく言われています。引き寄せの法則とか無意識を変えて幸せになろうとか。でも無意識というのはよいことばかりでなくトラブルも引き寄せてしまうパワーを持っています。私は本部の中でその某委員会の担当だったので、直接その委員会と関わりいろいろ言われてきました。トラブルや言われたこと全てを本部の人全員に話して共有するのは不可能なので、自分の判断で伝えるべきことだけ皆に伝え、後のことは自分の胸の中にしまってきました。某委員会の人に言われたこと、それに対しての自分の感情は抑えて無意識の中に封印していたのです。でもそれがたくさんたまってきて、これまた無意識のうちに「ああ、めんどくさい。某委員会から言われたことは全部なかったことにしてしまいたい」という思いが生まれ、それがまた本部の委員の人にも無意識に伝わってしまったのでしょう。言葉にしないからこそ思いを共有してその結果某委員会の部分がすっぽり抜けているということに誰も気づかないというミスをしてしまったのです。お互いいろいろ思っていても、とりあえず表面上はニコニコして某委員会とトラブルなしに役員の任期が終わればよかったのですが、見事に無意識の感情が現実のものとなってしまい、本部VS某委員会の争いがますます激しくなりそうです。
2015年12月16日
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今回の記事もまたまたPTA関係のグチです(笑)今年1年、本当にPTA関連でいろいろありました。先日今年最後の委員会があって、覚悟はしていたのですが、本部の人間は各委員会から激しい批判の言葉を浴び集中攻撃されました。まあその後で本部は忘年会をやって思いっきり飲んだのですけど(笑)なぜここまで批判されるのか、その大きな原因は本部それぞれの委員会の人間とのPTAのとらえ方の違いだと考えました。PTAに限らず日本のほとんどの会社、組織は会長、社長を頂点とするピラミッド型になっています。上に立つ者が権限と責任を持って組織を支配、コントロールする、中間や下の者はそれぞれの役割を全うし組織に貢献するのが当たり前、そういう考えがしみついていてがんじがらめに縛られています。組織のためにこうするのが当たり前、がんばって結果を出さなければという意識が強過ぎて結局それができない者を排除し、いじめる、日本ではそういった雰囲気がかなりあります。幸か不幸か今年私が所属したPTA本部はピラミッド型組織が当たり前という考えではない人が集まっていました。会長、副会長の肩書にこだわらず、みんなで助けあってやっていく、みんなで意見を出し合うという雰囲気でした。それはまさに仕事の研修で習った共同労働の理念と同じで、別に私がそうやろうとみんなに意見して引っ張ったわけではないのに、いつのまにかそうなっていました。でも本部は横繋がりで仲良くやっているのに、各委員会の人はそうではなかった、ピラミッド型組織の幻想に縛られて仕事を休んだり家族に迷惑をかけてでも委員会がある日はきっちり参加しなければいけない、自分の役割は果たさなければと、特に委員長、副委員長になった人は大変な覚悟を持ち、いろいろなことを犠牲にして活動してきたのでしょう。一見仲良く活動し行事がうまくいって喜んでいたように見えた委員会の人たちが、自分はこれだけのことを犠牲にしてきた、あの人は楽している、なんていう不満や怒りをいっぱい抱えてマグマのようにドロドロしていたのかもと想像すると怖ろしいです。だから本来なら組織の頂点に立ち、もっと苦労して役目を果たすべき本部の人間が、一見楽しそうに和気あいあいと活動していてボロボロミスばかりしているのが許せない、それが批判になったのだと思います。でもPTAなんてほとんど無償のボランティア活動なので、そこに覚悟や責任を厳しく追求したら、そうじゃなくても本部役員なんて引き受ける人がなかなかいなくて毎年苦労しているのがますます難しくなります(笑)今回の批判があって、PTAは何のためにあるのか、もう一度考えてみたいと思います
2015年12月15日
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私は今あるNPO団体で非常勤として働いています。具体的には市から委託された学童保育所で週3日ほど午後だけ働いています。短時間の非常勤ではあっても組合員となっているので出資金を出したり研修や会議にも参加しています。先日共同労働についての研修があり、ビデオを見る中でスペインのバスク地方にある団体の紹介がありました。私はスペインの小説や芸術にはかなり興味を持っていろいろ調べてきたのですが、正直言ってスペインは世界遺産や芸術は魅力的だが経済水準はヨーロッパの中で遅れている国という印象でした。だからスペイン北部のバスク地方に世界一の共同労働の団体があると聞いて驚きました。スペインの団体で感動して、結局その後の研修での話しはほとんど覚えていないのですが(笑)その後その団体についていろいろ調べてみました。バスク人は現在はスペインとフランスに分かれた地域に住み、独自の言葉と文化を持つ民族です。もとは別の国(ナヴァル王国)だった地域が王家の婚姻関係や戦争など複雑な歴史の中でスペインとフランスに併合されてしまいます。スペイン内戦ではバスク軍はフランコ反乱軍と戦って負け多くの人が殺されました。その時従軍して投獄された経験を持つある神父が赴任してきた町の荒廃した様子に心を痛め、町の再興のために産業を発展させなければいけないと考え、まず初めに技術専門学校を作ります。その卒業生が最初の協同組合での工場を作り、その後その団体は工場だけでなく銀行や大学まで作って発展していきます。その神父は資本主義や共産主義とは違う労働者が主人公となりながら個人の所有権を認める新しい形の企業を理想としました。そして暴力を否定し、暴力が必要ない社会を作ることを目指しました。その活動は保守派だけでなく独立運動や協会側からも激しく批判されましたが、それでも信念を曲ることはありませんでした。その神父は61歳で亡くなりましたが、団体の施設に銅像など作られ意志が引き継がれているようです。日本での共同労働、NPOでの働き方は課題はたくさんありますが、それでもスペインでの成功例を知って大きな刺激を受け、荒廃した地域の復興のために信念を持って行動した1人の神父の生き方に深く感動しました。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】バスク・モンドラゴン [ 石塚秀雄(哲学) ]価格:1,887円(税込、送料込)
2015年12月11日
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漫画「王妃マルゴ」に登場するスコットランドの女王メアリとナヴァラの女王ジャンヌについて思ったことです。漫画を読んで考えたことなので史実や作者の思いとは違うことがあるかもしれないので、それを承知で読んでください。2人とも王家で他に王位継承者がいないという状況の中女王になります。最初の結婚はいずれも自分の意志とは関係ないもので、メアリなどは幼い頃からフランスの宮廷で育ちます。夫と死別、あるいは別れた後、女王という立場は求婚者が殺到したのでしょうけど、2人とも家柄と見た目はよいけど頼りにならないというダメ男と恋愛結婚してしまいます(笑)2度目の結婚は自分で選びいくらでも相手がいるのにどうして見てくれだけよいダメ男にコロっと参ってしまうのか、宮廷内で大切に育てられるので男を見る目が育たないのかもしれません。その後メアリは夫に見切りをつけて他の男と親しくなり数々のスキャンダルの後、貴族のクーデターで王位を奪われエリザベス女王のいるイギリスに逃げ込み監禁状態に置かれます。ナヴァラの女王ジャンヌは宮廷で浮気を繰り返すチャラ夫に見切りをつけながらも他の男に夢中になることはなく、母から受け継いだプロテスタント(カルヴァン派、ユグノー)の信仰に情熱を傾けることになります。漫画ではカトリーヌと競って豪華な宴を催したり息子のアンリが同い年のマルゴより背が低いことを気にしたりと微笑ましい一面を見せていますが、戦争の時捕虜を全員殺せと命じたりする怖ろしいところも見せています。おそらく自分の国ナヴァルやフランス内にある領地ではプロテスタントの家臣でまわりを固め、カトリックの迫害をしていたのでしょう。その後メアリはイギリスで処刑され、ジャンヌも息子のアンリとカトリーヌの娘マルゴの結婚式に出るために訪れたパリで急死(カトリーヌに毒殺された?)と非業の死を遂げています。けれどもメアリの子はスコットランドとイギリスの国王、ジャンヌの子がナヴァルとフランスの国王になります。非業の死を遂げた2人の女王とダメ夫の間にできた子が大国の国王となって君臨し、同時に母である女王がもともと受け継いだ国は併合されることになる、歴史は複雑で皮肉です。
2015年12月04日
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12月に入り今年も後1ヶ月となりました。1年を振り返ろうとして真っ先に浮かんだ言葉が「苦情受付係」です(笑)PTAの本部役員という人生初の大役は同時に苦情や批難もたくさん浴びました。もちろん今年1年PTAのことだけを考えていたわけではなく、スペイン語教室に通ったりオフ会で新しい出会いがあったり友人と美術展に行ったり食べ歩きもした、感動的な出来事もたくさんあったはずなのに、そしてPTAだって行事を無事終えそれなりに評価されたのに、そうした感動や喜びを消し去るとまでいかなくても印象を薄めてしまう、苦情や批難のパワーはものすごい力があります(笑)そして「苦情受付係」というのは1度その役割が定着すると他の場面でも無意識でやってしまうことがあります。別に顔に書いてあるわけでないのにどうもその係ですというオーラを出しているのか、仕事先で保護者からの苦情を聞くことがぐんと増えました。苦情というのはこの人に言ってもしょうがないという人には言わないので、そういう話しを持ちかけられるというのはある意味信頼されている、この人なら話しやすいと評価されているのだと思うのですがそれでも知らず知らずのうちにストレス貯まります。さらに家でも今年の4月から1人暮らしをしていた長男が就職して戻ってきたので食事が3人から4人分作ることになり、それぞれが文句を言いたい放題、ここでまたストレス貯めました。苦情受付係、もし自分に言われたことをすぐ改善できるだけの能力があればそれほど苦にはならなかったと思います。でもそれができないから落ち込み、そして役割が定着してしまうと、それは他の人に言うべき苦情でしょ、ということまで引き受けてしまうことになる、困ったものです。今年1年、数々の苦情を受け付けてその道のベテランになったので(笑)来年はそれにどう対応していくかの能力を高め、「苦情対応特別係」になれるようにしたいです。
2015年12月02日
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3巻でマルゴは14歳になり、この時代はこれくらいの年齢で大人とみなされます。2人の兄シャルルとアンリは相変わらず妹マルゴを取りあい、それにギーズ公やナヴァル王子のアンリ、それぞれの家来や待女、結婚相手まで加わって関係はますます複雑になります。そして1巻ではかわいかった1番下の弟プチ・エルも11歳になり、見事なイヤなヤツキャラとなって(笑)存在感を見せています。そんな複雑な関係の中でマルゴの身に大変なことが次々と起こります。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、とにかくジェットコースター的な展開、昼ドラのようです。こうした出来事は実際の歴史とは違う著者のフィクションかもしれませんが、こうであったという事実以外にこういうことがあったかもしれないという虚構をうまく織り交ぜることで漫画や小説は面白く生き生きとしたものになり、事実だけを伝える以上にその人物を深く理解し共感できるのではないかと思いました。マルゴはチェーザレの妹ルクレツィアに似ていると感じました。どちらも権力者の娘で絶世の美女であるために政略結婚に利用され、自分らしく生きようとして別の人を愛したために状況を悪化させて周りを不幸にし悪女、不道徳といったレッテルを貼られています。本当は2人ともかなり頭がよい才女で父や母の仕事を手伝ったりもしているのですが、そういった部分はあまり知られてなく、周りを不幸にする絶世の美女のイメージばかりが強調されているような気もします。シャルルは若くしてフランス国王となり、アンリもまた10代今の時代なら中学、高校生ぐらいの年齢で戦争に行ったりしています。子供である年齢の時から急速に大人になることを要求されアンバランスに成長した彼らが痛々しくも見えます。過酷な体験、異常な環境の中不自然に育った少年の痛々しさや美しさ、歪んだ愛や憎しみを描くのはこの作者、そして少女漫画の得意分野なので、ぴったりの題材を選んでいてさらにフランスの歴史もよくわかるこのような漫画を読めるのはとてもうれしいです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】王妃マルゴ 3 [ 萩尾望都 ]価格:668円(税込、送料込)
2015年12月01日
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「王妃マルゴ」の2巻と3巻をまとめて読みました。この漫画は登場人物が多くものすごく複雑なので本当は日をあけて1巻づつ丁寧に読もうと思っていたのですが、我慢できずに一気読みしてしまいました(笑)2巻のマルゴは12歳から14歳、この時代は14歳くらいで大人と認められ結婚もしていたようです。母カトリーヌはフランス大巡幸を行います。国王一家に家来や待女なども全部連れた豪華な旅行、でもカトリーヌはただ派手好きだからこのような巡幸をしたのではなく、国王の姿を広く国民に見せることでフランスが国としてまとまり、カトリックとプロテスタントの争いをなくそうと考えていたようです。このあたりの考え方は祖先であるメディチ家のコジモやロレンツォが文化人や芸術家を集めて豪華な祭典をやることでフィレンツェの豊かさを見せつけ平和を保とうとしたのと似ていると思いました。巡幸の間にはスペインに嫁いでフェリペ2世の妃となった姉のエリザベトやナヴァラ女王ジャンヌとも会い、そこでまた豪華な宴を催します。プロテスタントのナヴァラ女王ジャンヌはカトリーヌへの対抗意識も強く、田舎者とばかにされないよう派手な宴を催します。そして王子のアンリがカトリーヌの息子達より背が低いことを気にしたり、母であることを丸出しにしているのが微笑ましいです。カトリーヌも三男のアンリを溺愛し、病弱で気弱な次男シャルル(兄の死で国王となった)を叱咤激励したりと母親らしいです。2人とも母親らしい微笑ましさを持ちながら、いざ戦争になると捕虜を殺したり謀反を起こした者を容赦なく処刑したりと残酷になります。男だと宗教や信念の違い、祖先の恨みや父のかたき討ちなど理念や直接関係ないことで争い残酷になるけど、女の場合は夫や子供が殺されたり危険な目にあった、侮辱されたからあの女が憎いと言うような直接の被害や感情的なことが原因で残酷になってしまうのかもしれないと思いました。マルゴを中心に見て母はメディチ家のカトリーヌ、父はフランス国王アンリ2世(騎馬試合の催し物で怪我をして亡くなる)長兄フランソワと結婚したのはスコットランド女王メアリー、姉エリザベトはスペイン王妃、2人の兄シャルルとアンリはやがてフランス国王となり・・濃い家族です(笑)そこにカトリックで父のかたき討ちを誓うギース公のアンリやナヴァラ王子(ジャンヌの息子)も加わり、さらに待女や従者との絡みも加わって誰が誰の子でどこと争っているのか、この人とこの人が愛しあって、え、この人も絡んでくるの(笑)と複雑なキャラクターを見事に描わけていてすごいです。漫画の面白さが詰め込まれた作品でついでに世界史にも詳しくなる、苦手でない人限定だけどお勧めです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】王妃マルゴ(volume 2) [ 萩尾望都 ]価格:668円(税込、送料込)
2015年11月27日
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「王妃マルゴ」を1巻から3巻までまとめて購入し1巻から順番に読み始めました。著者の初めての歴史劇と書いてありましたが、複雑な登場人物を見事に描き分けていて濃厚で読み応えのある漫画です。ただかなり残酷な場面や性的な描写も出てきますので、苦手な人は読まない方がいいかもしれません。第1巻はマルゴと呼ばれたマルグリットが6、7歳くらいの少女時代ですが、母カトリーヌから始まってアンリ2世、愛人ディアーヌ、フランソワ、シャルル、アンリと3人の兄、フランソワと結婚したメアリ・スチュワートフェリペ2世と結婚する予定の姉エリザベートなど歴史の有名人物がずらりと登場します。ただ歴史的に重要なだけではない、小説や劇、オペラや映画に出てくる人物が集まっていて、この時代のフランス宮廷はとにかく豪華です。宮廷につきものの権力をめぐっての貴族の争いはもちろんあって、陰謀や暗殺も日常茶飯事、それに宗教の争いや不倫関係、その他いろいろな要素も加わってなんでもありの世界(笑)繰り返し小説や劇の題材にされるわけです。自分の現実とはかけ離れた夢の世界、フランス宮廷でのドロドロ劇は漫画の題材としてもうってつけ、それに作者の巧みな絵とストーリーが加わるのですから面白くないわけありません。夢中になって読みました。ただ登場人物も複雑だし気分転換に気楽に読める話しでもない、映画を見たのと同じくらいの濃厚な世界でクラクラしてきますので、時間がある時にじっくり読んだ方がいいです。第1巻マルゴがまだ6,7歳の少女の時からこうなのだから、この先どうなるのか(笑)とても楽しみです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】王妃マルゴ(volume 1) [ 萩尾望都 ]価格:668円(税込、送料込)
2015年11月25日
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「黄金伝説展」を見てきました。この展覧会は目玉となるような有名な作品が展示されているわけではないのでそれほど混んではいなくてすぐに入れ、ケースに顔を近づけてじっくり見ることができました。金は腐食したりということがないので数千年前のものでも細かい細工がしっかり残っているのがすごいです。中にはエジプトのピラミッドより古い年代のものもあって驚きました。研究が進めば世界史の教科書が書き変えられるかもしれません。副葬品などの金の装飾品と一緒に金にまつわるギリシャ神話の絵もたくさん飾られていました。金羊毛を求めて英雄を集めて旅に出た英雄イアソン、王女メディアの復讐が強烈過ぎて主人公は影が薄いのですが、そうした冒険で金が重要な役割を果たしています。それにしてもギリシャ神話は浮気して悲惨な目にあうというパターンが多いです。それぞれの展示品がどこの博物館にあるかも気になりました。圧倒的に多いのはギリシャのアテネ、でも同じ博物館に全部集めてしまったら観光客が繰り返し訪れなくなってしまう、もっと地方に分散させた方がリピーターが増えてギリシャにとってよいのでは?などと考えてしまいました。他にはライデン博物館というのも結構あってどこの国かわからなかったのですが、後で調べてみたらオランダでした。たくさんの財宝がどのような経緯をたどって発見された国から遠く離れた場所にある博物館に置かれるようになったのか気になります。金というのは腐食しないので細かい細工でも半永久的に残すことができます。複雑な模様の装飾品をいくつも見ていたら、文字のない時代や文明ではこうした模様や金の粒が記録を残したり交易をする時に重要な役割を果たしたかもしれない、そんなことを考えました。
2015年11月23日
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早いもので今日はもう11月3日、今年も後2カ月を切りました。9月に文化祭、10月に他校との交流会と秋に2つの大きな行事があり、本部役員をやっていたので2ヶ月間かなり慌ただしかったです。高校の場合本部役員と言っても全員で集まったり作業する回数はそれほど多くはありません。学校に行く回数だけなら去年の役員の時とそれほど変わらないくらいです。でも責任の重さが違います。役員会や行事の時に遅刻するわけにはいかないし行事の前は連絡事項だけでも山のようにメールが来ます。慣れない役員の仕事で手際が悪いと、普通の連絡メールでもああこの人は今年の本部に不満があるのかなとか、すれ違いがあって怒っているとか別に絵文字で怒りマークがあるわけでもなく普通の連絡メールなのに感情がビシバシ伝わってきてメールの着信音が鳴るたびにドキドキする、トラウマになりそうでした(笑)実際の作業は少ないのに精神的にどっと疲れて集中できなくなり、本を読んだり長い文章を書くこともおっくうになって手軽なゲームにはまっていました。ストレスのかなり多い2カ月間でした。でも、役員の任期は終わってないけどとりあえず大きな行事が終わってほっとした今、本部役員に対するイメージが変わりました。正直今までずっとクラスからの役員はやってきたけど(順番やクジであたってしかたなく)本部は逃げてきました。本部役員なんて雲の上の人(笑)自分には一生縁がないと思っていましたが、やればなんとかなるものです。もちろん高校の役員となるとそれまで役員として戦ってきたつわものばかり、手際の悪さや連絡ミスなどあろうものなら目いっぱい批判されつつかれます。でもどれだけ批判されても自分達は大きな行事を乗り越えたと自信を持ちましたし、本部の役員同士はとっても仲良くなりました。そして批判されたりメールがトラウマになったりもしましたが、しょせん役員の仕事なんて期間限定のものだし、そこでいくら批判されたりトラウマになったりしてもそれで深く傷ついたり立ち直れなくなるわけではないということがわかりました。これは役員だけでなく仕事などにもあてはまると思います。傷つくのを恐れて本当は別の仕事をしたいのだけど今のままでいいと考えたり、あるいは人と関わり傷つくのがいやでひきこもっている人がいたら、こう言います。「何かをやれば必ず批判する人にぶつかって傷つけられトラウマもできます。でもそうした傷やトラウマより、それを怖れて何もしないで後悔したり何もできない人間になることの方がよっぽど怖ろしいのでは・・・世の中人を批判したり支配することが生きがいの人もたくさんいて人と関わる限り必ず傷つきます。でもそれで立ち直れなくなることはなく、助けてくれる人に出会えるかもしれないから、どうか傷つくことを恐れずにやってみてください」
2015年11月03日
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先日、PTA主催の大きな行事がありました。同じ市内のいくつかの高校が集まっての交流会、今年はうちの高校がもてなしをするホスト校だったので、役員にとってはプレッシャーの大きい行事です。ホスト校は交流会の進行をしながら昼食も用意しなければならない、大変な1日となります。順番がまわってくるのは数年に1度なので体験した役員はみな卒業しています。昔の役員の人に来てもらって話しも聞きましたが、準備段階で何より役に立ったのは当日のタイムスケジュールやら人の動き、買った物や値段まで細かく書かれた昔の資料です。それをもとに役員が進行係とまかない(昼食準備)に分かれ準備を進めてきました。私は進行係だったので当日は他の学校から来た人の案内や司会をしたりと大忙しでした。今月の星占いで「数年に1度の幸運期で、みんなの注目を集めます」なんて書いてありましたが、確かに交流会の司会などすればいやでも大勢の人に注目されます。あんまりうれしくありませんが(笑)でも無事終わってほっとし、あらためて記録を残すことの大切さを考えました。PTAの記録なら数年前と消費税が違うくらいでほとんどそのまま使えるし、話し合いとかはそれぞれの考えの違いから意見が対立したり批判されたりするけど、記録に基づいてスケジュール表を作っている限り対立することはなく、淡々と仕事が進められました。でもこれはPTA行事の記録で、当日どのように動いたとか何をどれくらい買ったというあくまでも事実なのでそのまま指針にして役立てることができたのであって、聖書などの宗教にかかわる重大な資料はそれをみんなで読んで役立てるというわけにはいかない、長い年月の間には使う言葉や社会の状況もすっかり変わってしまいます。読み手が変われば違う解釈も生まれるのだけど、聖書のような書物の場合は勝手な解釈は許さない、そのために数多くの争いや悲劇が起こりました。数年前の資料ならそばに書いた人がいなくてもそのまま読んで利用することができるけど、数百年、数千年と間が開くほどそのまま読んで内容が理解できるわけでもなく、わかりやすくするための解釈が必要でそこから争いが起きる、伝えることの難しさを感じました。
2015年10月23日
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「プラド美術館展」を見てきました。私はスペインの芸術といえば色彩が派手でゴチャゴチャ盛り込んでいて奇想天外でよくわからない(笑)というイメージを勝手に抱いていたのですが、それはスペインの近現代芸術であって、プラド美術館にあるのは王室コレクション、教科書に出てくるような有名な画家の作品が数多く見られました。教科書に出てくるような作品なのでみなどこかで見たよう、特別気に入った作品に出会うとか感動した、衝撃を受けたということはなかったのですが、スペインの歴史や王様の顔を思い浮かべながら(かなり詳しく知っているので)見ると興味深かったです。ヨーロッパの美術はルネサンス、北方ルネサンス、バロックロココ、古典など移り変わっていて、中心もイタリア、オランダ、フランスと変わっていくのですが、プラド美術館展は本当に教科書のように時代ごとの代表的な画家の絵が集められていました。前に見たボルゲーゼ美術館展などは本当に集めた枢機卿の個性が強烈に出ていて感情移入しやすい作品が多かったのですが、今回は集めた王様の個性よりもその時代の代表作が集められていると強く感じました。スペイン王家はカルロス1世、フェリペ2世の全盛期から後は衰えるばかり、それぞれの王様は強烈な個性の持ち主だったり政治は大臣にまかせっきりだったり、さらにスペインの歴史は反乱と弾圧宗教裁判や南米への侵略など血なまぐさい出来事も多いのに集められた絵は教科書的というのがある意味すごいと思いました。王様がダメでも(笑)集めた絵は一級品なのです。そうしたお手本となるような絵が膨大な量集められ、さらに宮廷画家は地位があった、そういう積み重ねがあったからこそスペインの芸術は近現代に花開き個性豊かな天才が続出した、そんなことを考えました。
2015年10月21日
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この記事はPTAのグチです(笑)先日、PTAの集まりがあり、またどっと疲れとストレスがたまりました。去年も役員をやっていましたが去年は役員と言ってもある委員の下っ端(笑)今年は本部役員というかなり上の方なので責任の重さが違うというのもあるのですが、それにしてもなんでこんなにストレスたまるのか、自分なりに分析してみました。去年、文化祭や講演会などの企画を行う委員を引きうけたのですが、その時は集まった他のクラスの役員やリーダーの人がたまたまそうだったためか、すごく自由でユルイ雰囲気でした。あんまり計画的でなく、突然大学教授を呼んでの講演会なんていう企画が決まったりしたのですが、たまたま平日のその日仕事が休みだったので手伝いに行ったら、よくわからないまま接待をしてと言われとりあえずお茶とお菓子を出して他の役員の人と一緒にどきどきしながらもその教授とお話したら、講演が始まる前に貴重な話をたくさん聞かせてもらえ、こんな役得があるなら超ラッキー(笑)役員をやってよかったーと思いました。でも無計画で暴走していたのはその年だけだったみたいで、今年の同じ委員会の人は非常にまじめ、計画的な人ばかり集まりました。去年の反省を生かして今年はきちんと計画的に企画を進めていこうと言う流れに自然になっていきました。まじめで計画的、それは仕事でもPTA役員でも高く評価されることです。きちんとやることはいいことなんだけど、そういうタイプの人は細かいことに気が付き過ぎて仕事でのお局様、家庭でのお姑さんタイプになりやすいです(笑)1年間ユルーイ雰囲気の委員会でのびのびやってきた私にはそれがけっこう負担で、でも本部役員としてはその委員と本部や先生との橋渡し的役割をしなければならない、これはストレスたまるわけだと納得しました(笑)まじめで計画的というのはそれ自体はとてもいいことです。でも家庭や仕事場、そしてPTAでもそれが徹底されるとものすごく窮屈になり、うまく対応できない人を追い詰めたり自分で自分の首を絞めることになるのではと思いました。どうも日本人、特に女の人が集まる場所はどうしても細かいことに気を使い過ぎて逆に「もういやだー」という結果を招いてしまうような気がします。そこまで細かいことに気にしてたら役員やっていて楽しくないでしょう、もっと肩の力抜いて気楽にやってくれればいいのにと心の中でつぶやきながらも面と向かって強いこと言えないので、ストレス貯めつつ役員の仕事をやっています
2015年10月11日
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10月になりました。いつもの年なら9月に入って夏休みが終わると仕事の時間も大幅に減りほっと一息つけるのですが、今年はPTA役員をしていたため9月10月は行事が続き大変でした。高校の役員は小中学校と違って学校に行く日数はそれほど多くない、でもその代わり集まった日には先々のことも考えて話しを進めていかなければなりません。役員をやってみて気付いたのですが、どうも私はこの先々のことを考えて計画的に行動するということが苦手で、役員には不向きだということがよくわかりました。今頃気づいても遅いのですが(笑)だからなんでもっと前から準備しないのよ、という批判を目いっぱい受けぐったりしました。それに加えて今年は予想以上に暑くてジュースを買いたしたり、雨で体育祭が延期になったりと想定外のことばかり、自分がいかにトラブルに弱い人間かもよくわかりました。ただ、親があんまり忙しそうにアタフタしているので、高校生の次男は、これはもう親はアテにならないと諦めたのか、自分でかってに勉強したり、文化祭の準備もクラスの中できちんとやっていたようで、気付いたら模範学生として先生に褒められていました。さらに今年の4月に就職した長男にどうやら彼女ができたようで(これは夫が車の中に女の子用のバッグが置いてあったと報告してくれてわかった)想定外のことでした。今まで彼女いない歴十年以上だったので。それ以来気をつけて観察していると、仕事帰りに食事に行ったり、休日に出かけたりとこまめに会っているようなので一安心です。この秋はよくも悪くも想定外のことがたくさんありました。
2015年10月04日
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9月前半には次男の通っている高校で文化祭と体育祭という二大行事があります。さらに今年は10月に行われる同じ市内の高校との交流会でもてなす学校の順番になっている、それらの準備や後片付けやらで役員にとっては忙しさとストレスマックスの2週間でした。慣れない役員の仕事というのは、特別に何か大変なことをしたとか毎日学校に行っているというわけではないのに疲れがどっとたまるものです。ただ慣れないことで疲れたりストレスがたまるというのはそんなに悪いことではないと思います。特に役員の仕事は1年、長くても3年という期間限定でずっと続くわけではない、ほとんどの人は1年で入れ変わるわけだから「どうぞ、不満があったらどんどん言ってさっぱりした気持で卒業してください」と思ってます。今の時代必要以上に傷つくことを怖れて人となるべくかかわらないようにしたりひきこもったりということも聞くけど、人間は生きていく上でどうしても傷ついたりいやなことを経験しなければならない、そこをうまく通り抜け自分は傷つかないようにということばかり考えると逆に人を傷つけるようにも思えます。今スペイン語である人物の伝記を読んでいます。スペインは特に複雑な歴史があって元々別の国で民族や言語が違う地方も1つの国となっているので、そうした地方の人が同じ地方出身の偉人に対する思い入れはかなり熱いです。そして不幸な死に方をしたからこそ歴史に埋もれずにその著書や思想が数百年の時を経て今日まで残ることもある、生涯の不幸はそれほど恐れなくてもよいのではと思うようになりました。人が争い傷つけあう根本原因は怖れからです。役員の手際が悪いと仕事が増え、また仕事を休んで学校に来なければならなくなると心配になり、せっかく準備したものが無駄になってしまえばプライドが傷つくから「何やっているのよ!」と文句も出ます。この相手を生かしておいたらいずれその考えに従う人が多くなって自分達が追い出され迫害されるかもしれないと怖れるから無理やり異端者にして殺してしまう、そんなことが数千年続いてきました。でも今はそれではやっていけない時代になっていると思います。
2015年09月17日
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09月に入り、仕事のスケジュールは夏休みの時に比べて大幅に少なくなり楽になりましたが、今月は高校の文化祭体育祭という二大行事があります。役員なので準備やら他の役員とのメールのやりとりなどで絶対ストレス貯まるだろうと予測してフラワーエッセンスを飲むことにしました。エネルギー不足や人間関係などをサポートしてくれるものを飲むつもりでいました。ところがふと思いついて、目をつぶってたくさん並べたエッセンスの瓶を手触りやエネルギー(あんまり感じないけど)潜在意識から選んでみたら次の3本が選ばれました。「カルマクリア」(フィンドフォーン)「メディテーション」(オーストラリアブッシュ)「アトランティス」(アルケミーエッセンス)「カルマクリア」はペンデュラムで選んだ時に何度も出てきたお馴染みのエッセンスです。よっぽどクリアにしなければいけないカルマがあるのか。行事で忙しいこの時期にカルマのことなんて忘れていたいのに(笑)オーストラリアブッシュは「ウーマン」「リレーションシップ」などを何度も使っています。現実的な効果が高いのでありがたい、今回もこれらのエッセンスを使ってサポートが得られればと思ってました。ところが潜在意識が選んだのは「メディテーション(瞑想)」何もこの時期じゃなくてもいいのに・・・そして「アトランティス」は今回初めて飲むことになります。今まで何度も前世療法やグループヒプノの体験をしたけど、アトランティスや他の星の過去世とは全く縁がなかったのになぜ今ここで?よくわからないけどとりあえず飲んでみることにしました。そして先日委員会があって文化祭や体育祭についての話し合いをしました。私は特別にいろいろ準備したわけではなくもっぱら連絡役、何をしたというわけでもないのに慣れないことで仕事以上にストレスが貯まったのか家に帰って完全に電池切れ、家事なんてやりたくなーい状態になってしまいました。幸い仕事は休みの日が続いたのでよかったのですが、家のことは必要最低限のことしかしない、とにかくやる気の出ない日が数日続きました。やっぱりこの時期、カルマや瞑想ではなくやる気を出し人間関係をスムーズにしてくれるエッセンスを飲んだ方がよかったのかもしれません。やる気がなくダラダラしている中、前に買っておいたスペイン語のある本を読み始めてみました。週1回習いに行っているとはいえまだまだ入門クラス、1ページの中の半分以上はわからない単語だし、そもそも過去形とかよくわかっていません。それでもわからない単語を片っ端から辞書で調べてパソコンに入力するという作業をダラダラとやっていたら、数日でなんとか1ページ読めました。必要に迫られてではなく全くの趣味で語学の勉強をし、これまた原書で本を読むという無謀なことをする(笑)でも気がつきました。人間関係のストレスなどでドーンと落ち込んだ時ほど必要ないことをやることが回復のきっかけになるということです。語学の勉強、好きな本を原書で読むというのは究極の現実逃避であり、だからこそストレス解消にはおおいに役立つかもしれません。そして私にとってはその本を読むことがカルマクリアに繋がっているのだと思います。アトランティスがどう関係するのかはまだ全然わからないのですが・・・フィンドホーン カルマクリアー 30ml フィンドホーン フラワーエッセンス フィンドホーン フラ...価格:4,104円(税込、送料込)
2015年09月07日
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長い夏休みもようやく終わりに近づき、ここ数日雨の日が多くて暑さも和らぎ過ごしやすくなりました。例年ならこの時期はほっとしているのですが、今年は急に涼しくなったため熱を出して寝込むということはなくても喉や頭が痛くなりどうもすっきりしません。天気が悪いと膝や腰も痛くなるし、年をとるといろいろガタが来て大変です。さらに今年はPTA役員なので夏休み明けは文化祭の準備で大忙し、高校の場合は毎日学校へ行って準備を手伝うわけではなく実労働は少ないのですが、それでも精神的には疲れます。だから夏休みが終わるのも気が重い、雑誌の占いページでは8月後半から9月にかけて12年に1度の幸運期みんなの注目を集めます、なんて書いてありましたが何が幸運なのか、役員やその他飲み会のお誘いは多く注目は集めてますが(笑)話しは変わってローマ帝国の末期は分裂したり異民族の侵入があって混乱していました。そんな頃今まで迫害されていたキリスト教が公認され国教となります。そして公会議が開かれ急速に宗教としての形が整えられていきます。325年の公会議でアリウス派は異端とされ、三位一体説が正統という形でキリスト教は以後続いていきます。宗教改革でもその原則だけは崩されることはありませんでした。敗れたアリウス派の人々は周辺諸国に逃れました。もしこの時の公会議で別の決定がなされていたならば世界の歴史は大きく変わっていたに違いありません。
2015年08月28日
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先日、次男の通う高校でのPTA役員の集まりと懇親会がありました。小中学校と違って高校は役員でもやらない限りめったに行く機会はなく、長男の時には正直先生の顔や名前はほとんど知らないまま終わってしまいました。役員だと今度は毎月のように何かしら集まって話し合わなければならない、それはそれで大変ですが学校内の様子などがあらためてよくわかりました。次男の行っている高校は部活動が盛んな進学校です。大きな問題もなくほとんどの子が進学していますが、いろいろ話しを聞くと「部活が忙しくて勉強をする時間がない」「クラスによって担任の指導力に差がある」「ある先生がボソボソと小さな声で話し後ろの席だと全く聞きとれない」「学年内の順位が下がって落ち込んでいる」「部活の顧問と相性が悪い」などなどさまざまな声が聞こえました。進学校なので小中学校ではそれほど勉強しなくても成績は上位だった子がほとんどです。でも同じような成績の子が集まっている高校では少しの点数の違いが順位では大きく差がついて今までにない挫折感を味わう勉強の悩みは深刻です。今、中学、高校の先生は授業をするだけでなく部活動や行事の準備などで本当に忙しく大変だと思います。でも部活に熱心なあまり疲れて勉強できなくなったり、授業が魅力ないものになっていたらそれはそれで問題だと感じました。小、中学校と違って高校は保護者の声が届きにくく、多少の不満があっても通過点と割り切って無事希望の大学に合格してくれればいい、そう考える人が多いと思います。でも高校のありかたとして本当にこれでいいのかと考え話し合う、それこそPTAの役割なはずなのに役員は行事に追われもうこりごりだと思ってしまうことが多いのが現実です。保護者の不満の声をとらえ、どう改善していくか学校の先生と一緒に考える、そうした活動をこれから少しずつしていきたいと思いました。
2015年08月18日
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Todos los dias me levanto a las cinco.Desayuno a las seis.Lavo la ropa a las siete.Enpiezo a estudiar a las ocho.Termino de estudiar a las diez.Hago la compra a las once.Como a las doce.Tomo la siesta a las dos de la tarde.Ceno a las siete de la noche.Me acuesto a las once.夏休みの1日の日課をスペイン語で書いてみました。アクセント記号などはうまく書けないので省略、あまり正しくはないです。訳すと毎日私は5時に起きます。朝食を6時に食べます。7時に洗濯をします。8時に勉強を始め、10時に終わらせます。11時に買い物に行きます。12時に昼食を食べます。2時に昼寝をします。夜7時に夕食を食べます。11時に寝ます。たったこれだけのことですが、スペイン語だと同じ音の言葉が何度も使われ、自然にリズムがつきます。冠詞をつけたり動詞の活用があったりと面倒ですが、きちんと文法通りに話せば自然に詩のようなリズムがつくスペイン語はすごいです。8時~10時まで勉強すると書いてありますが、実際はこの時間パソコンでメール書いたりゲームしたりもしているので、実際の勉強時間は1時間より少ないかも(笑)それでも勉強時間を入れているのでダラダラしながらも充実した連休を過ごせそうです。
2015年08月11日
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今年の夏は長男は休みの日こそ忙しい仕事だし次男は部活と文化祭の準備で学校へ行くことが多いので、出かけることは難しい、そして毎日暑い日が続くので仕事のない日や終わった後はどうしてもクーラーのきいた部屋でダラダラしがちでした。でもそうやって1ヶ月過ごすと自己嫌悪に陥りそうなので夏バテ気味のこの時期に今まで勉強してきたスペイン語の総復習をしようと思い付きました。まずは教科書を開いて単語や例文を片っ端からパソコンに入力しプリントアウトして、暇さえあれば眺めるようにしました。特に動詞の活用、スペイン語の動詞は活用が複雑なので不規則動詞は別に一覧表を作って覚えるようにしました。覚えにくい単語はパソコンゲームのペットの名前にしたり、活用表は朝晩見て唱えたり、とにかく短時間でもいいから目にする機会を増やしました。動詞の活用というのは唱えているとヤル気のない朝でも不思議と元気になれる魔法の呪文のような効果があります。そして教科書についていたCDは聞いていてとにかく眠くなるので、割り切ってお昼寝前に聞くことにしました。仕事前や後、1時間ほど寝るとすっきりして家事もはかどるようになりました。覚えにくい単語はゲームのペットの名前に、動詞の活用は朝唱えて無理やり元気を出す、CDはお昼寝前にと先生に言ったら怒られそうなことばかりしてますが(笑)これでけっこう勉強ははかどり、ダラダラしながらも充実した夏を過ごせそうです。
2015年08月07日
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オフ会に参加して刺激を受け、久しぶりに「女教皇ヨハンナ」のDVDを見ました。この作品日本では上映されず、DVDもパソコンでしか再生できない、英語とドイツ語だけといういわくつきのものですが、それでも指輪物語ファラミアのファンの方には絶対お勧めのDVDです。「カラヴァッジョ」(古い方の)のDVDを手に入れて見た時、若き日のボロミアだ!と大感激しましたが、このDVDはまさに10年後のファラミアがいっぱい出てくるのです。あらすじをざっと紹介すると、9世紀、ドイツの貧しい村に生まれたヨハンナは男尊女卑が酷い家庭に育ちながらも字を覚え学者に認められて遠く離れたところにある学校に入学します。その時下宿先となった辺境伯のゲロルドに密かな恋心を抱きます。9世紀の騎士の衣装とかはまさに指輪物語の世界と一緒で、馬に乗る姿、妻と話す場面、とにかく10年後のファラミアのような場面がふんだんに出てきます。特に兜と鎧をつけて馬に乗るシーンはたまりません。ヨハンナを邪魔に思ったゲロルドの妻は夫が遠くに行っている時に彼女を無理やり結婚させてしまいますが(よくあるパターン)結婚式で人が大勢集まっている時に海賊に襲われ大勢の村人が殺されてしまいます。ゲロルドが部下を連れて戻った時には家族はみな殺されていて、隠れていたヨハンナは生き残り、村を出て髪を切り男として生きる決心をします。その後ヨハンナは修道院に入って修業をします。修道院は建物は大きいけどあまり光はささず暗い感じ、修道士も地味な服を着て規律に従って動き、規則を破った者には過酷な罰が与えられます。そこでヨハンナは医者を手伝って医学を学びました。その後ローマに出てその博識によって出世しついには教皇にまで選ばれるわけです。雪の残るアルプスを越えてローマに入るとドイツとは光の強さや生えている木が全然違うと感じました。暗く寒そうな場面が多いドイツに比べてローマは光があふれ、人々の衣装は聖職者でも色とりどりなのです。後に枢機卿は赤など決まった衣装を着るようになりますが、この頃はまだ決まりななく、また教皇選も室内ではなく広場に市民が集まった中で行われていました。ドイツとローマでは建物や人々の雰囲気も全く違うのに、どこへ行っても村の司教とか修道院長、そしてヴァチカンの高位聖職者はでっぷり太っている(笑)みんなきっといいものを食べているのでしょう。ローマに行ったヨハンナとゲロルドは偶然出会い、その時家族を失い地位も捨てていたゲロルドは求婚しますが、彼女は教皇として生きる道を選び、ゲロルドは護衛隊長になります。本当にゲロルドは最初から最後まで女性の憧れをこれでもかと詰め込んでいる(笑)作者が女性のためかどういうタイプに憧れるか知りぬいているのです。その役をファラミアだった人がたっぷり演じてくれているので、ファンにとってはたまらない作品です。今回はゲロルドだけでなく、修道院やヴァチカンの内部にも注目しました。知らないのに知っているような不思議な懐かしさや、この人見たことある!というのがたくさんありました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】女教皇ヨハンナ(上) [ ドナ・ウ-ルフォ-ク・クロス ]価格:2,052円(税込、送料込)
2015年07月27日
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