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1月2日、有馬温泉恒例の入初式(いりぞめしき)が行われた。

今年は神戸大学の留学生が沢山参加してくれ、天気が良かったのかお客様も多く賑わいを見せた。
留学生たちは主に北米、中央アメリカそしてヨーロッパからの学生が多かった。そして日本語や歴史・文学を学ぶ学生が多く、喜んでくれたように思う。彼らが発信する事で有馬温泉の魅力が少しでも多く、海外に届くとありがたい。
その中で「“湯”という言葉は世界中で少ない!」という話をされた。前に座っているフィンランドの留学生はうなずきながら聞いていた。
先生の話は温泉から湯、そして漢字の訓読みの始まりの話だった。
まず“湯”は「湯につかる」「湯をポットに入れる」等に使用するが、熱い水とか沸かした水とは言わない。でも外国語には少ない。そして湯という漢字のある中国でも“湯”を湯という意味では使わず、温かいスープだ。
確かに湯麺(たんめん)という。
カミナリが起こった時に、日本人が中国人にどういうのか?尋ねた事があったのだろう。その時、“雷”と書いた。本来の日本語の意味からいうと“神鳴り”だったのに。
この様に出来たのが「訓読み」だという。
湯の場合は中国で無かったので、近いスープの意味の“湯”をあてたという。
そういえば年末、中国の大きな発明の一つが漢字だという特集番組があったなあ。
式が終わり行列が温泉街を戻る頃、ポーランドから来た学生が「ポーランドには湯というものがあるよ!」と教えてくれた。
言葉は忘れたが、シャワーを浴びる時は“あたたかい水”という意味の言葉を使い、お茶のポットに注ぐ時は“湯”の意味の言葉を使うという。
すごいと思ったのは彼女達が田辺先生の言葉を完全に理解していたという事。そして色々な国の人達が集まると、面白いと改めて思った。
“湯”という言葉はどうやら東欧には存在しそうだ。
その後、お寺で直会を行った。留学生たちにバラバラで座ってもらったが、皆有馬の人達と歓談していた。
有馬の国際化のカギが、又すこし開いたと感じた時だった。

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