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題名:「カラスの常識」著者:柴田佳秀発行:寺子屋新書頁数:239読みやすさ:4/5おすすめ度:4/5 カラスといえば、誰もが嫌う生き物の一つになってしまっていますね。でも、かつては神の使いであったり「七つの子」で歌われている慈しみの対象であったりしたはずなんですけどね。 なんといってもあの全身まっ黒い姿が受け入れられないものがあるんでしょう。カラスに責任はなさそうですが・・・。カタツムリはかわいいけどナメクジは嫌だ、というのと少し似てるのかもしれませんね。 そうはいいながら、他にもカラスが嫌われている原因はあって、例えば鳴き声や食い散らかし、人への攻撃、それになんと言っても学習能力の高さからくる人馴れやカンに障る行動の数々ではないでしょうか。 カラスにすれば生きていくためにごく当たり前のことをしているだけなのですが、その行動の結果が人間生活といろいろなあつれきをおこしていることは事実です。 何故カラスが来るのか、何故ゴミを食い散らかすのか、何故人に攻撃をしてくるのか、カラスの側の視点で街を見れば容易に理解ができます。そうすれば被害を減らすために、人間としてはどうすればよいか、ということが自ずと見えてくるというものです。 これはカラスに限ったことではありません。カラスを含めて野生動物と人間生活との間に起こっている様々なあつれきはこのような問題を抱えています。当たり前のことですが、人間に嫌がらせをするのを目的に行動している動物はいません。 それではどうしたらいいかということですが、動物のことを正しく知ることと、動物が何を目的にその行動に至るのかを冷静に考えることです。その上でできることから始めないとあつれきは終わりません。 いくらとっ捕まえて殺し続けても、一方でエサ(ゴミを含めて)やり放題の状況をほったらかしていては、カラスたちは増え続け、最悪のエンドレスループに陥っていくわけです。行政頼みも解決にはなりません。住民自らが考え、行動しなくてはダメなんだと思います。 なんだかんだいっても相手は動物です。いくら頭がいいったって人間より頭がいいわけありません。違うのは、やつらは常に“命がかかっている”ということでしょうか。
2009年12月31日
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題名:「花よりもなほ」著者:是枝裕和発行:角川文庫頁数:289読みやすさ:4/5おすすめ度:3/5 剣術が全く苦手な地方のお侍が、ひょんなことから父の敵討ちをしなければいけなくなり、江戸に出て仇敵捜しをしながら、江戸の庶民との暮らしになじんでいく物語です。 長屋の人たちとの心の交流を深め、その生活に充実感を感じていきながらも、剣術は苦手でも侍としての生き方にこだわる自分との葛藤がいきいきと描かれていて、なかなか読み応えありでした。 今の時代だから理解できる話ではあるのですが、それぞれの立場でそれぞれの生き方を考えていく。また“本当の幸せとは”というような、読者に考えさせるメッセージが含まれています。 さらに、弱いものは弱いものなりの処世術や、様々な価値観の中で自分を生かしていく、エールのようなものも感じます。 世の中いつしか「勝ち組・負け組」なんて殺伐とした言葉が大きな顔をし始め、リベンジとかバトルとか、とかく競争を煽り結果を求める風潮が蔓延しています。本来いろんなタイプや考え方の人がいて成り立っているはずの社会なので、もっとバランス感覚がほしいところです。 そういう意味で、この本の登場人物たちは読んでいてとてもほっこりする感じがしました。 ただ、話としてきれいにまとまりすぎてて、どこか物足りなさを感じる部分もありました。贅沢ですか・・・ ところで是枝さんが監督をして映画化されているようなのでぜひ見てみようと思います。でもあの登場人物が宮沢りえさんかぁ!ちょっとイメージ違うなぁ!まぁとりあえず見てみたいと思います。
2009年12月20日
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題名:「いのちの食べかた」著者:森達也発行:理論社YA新書頁数:123読みやすさ:4/5おすすめ度:5/5 「放送禁止歌」という革命的なドキュメンタリーを監督し、同名の本も書かれました森達也さんです。 この本の構成は、子供に呼びかけるような口調で、難しい漢字にはふりがなもふってありますから、子供でも読もうと思えば読めるようになっています。また、子供にこそ読んでほしい、という著者の熱い思いも伝わってきます。 私たちの日々の暮らし、特に食事をとるという行為は、たくさんの命を奪うことによって成り立っています。ごく当たり前のことですが、普段そんなことを意識しながら食べることはありません。「生き物を殺すことで生かされている」ということを具体的に説明してくれています。 「僕はベジタリアンだ!」っていう人だって、植物も命です。どんなに否定しても、“生きている”ということは、何らかの形で命をやりとりしていることは間違いありません。 「僕はお肉は食べるけど、牛を殺したことなんかないし、殺したくない!」と言ったって、食べてることと殺すことは同じです。違う誰かが牛を殺してくれるから焼き肉が食べられるのです。 こんなことをずっと考えていたら食事ができなくなりますが、ではどうしたらいいのでしょうか? それは「生きていくことは命のやりとりである」という事実を受け入れて、その上で自分の口にはいるまでにどんなプロセスがあるのか、というようなことをちゃんと知って、誰かが自分に代わって手を汚してくれているということを感謝しながらありがたく「いただく」という気持ちを持つことだと思います。 本書後半は前著の「放送禁止歌」での大きなテーマでもあった差別問題をとりあげて、この問題の奥深い心の闇にまで言及しています。したがってどうしても難しい言葉や表現が出てくるので、小さな子供にはだんだん難しい内容になってきます。でも小学校でも高学年か、まあ中学生ぐらいなら十分に理解できるのではないかと思います。 重いテーマではありますが、著者の「わかりやすく書きたい」という思いが伝わってくる内容でした。 私も仕事柄(?)このようなことを人に訴えたい気持ちはあったのですが、どう表現していいのかずっと悩んでいた部分もありますので、こういう本の出現を待っていました。 皆さんにお勧めいたします。
2009年11月29日
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題名:「裁判長!これで執行猶予は甘くないすか」著者:北尾トロ発行:文春文庫頁数:284読みやすさ:4/5おすすめ度:4/5 北尾トロさん、傍聴シリーズ第2弾です。 それにしても北尾さんの「傍聴眼」とでも言うのでしょうか、前回の「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」から、裁判を見る目が確実にスキルアップしています。 裁判に登場する各キャラクター、被告人や検事、弁護士、証人などの取る行動や発言を、そのねらいや背景まで深く考察していくところが前回より味わい深いものになっています。それら登場人物を客観的に描きながらも、そのキャラクターを際だたせ、読む物をグイグイ引き込んでいく描写は、すっかりはまってしまいます。 これを読んでいると、もし自分が裁判の当事者(被告人、被害者およびその家族、証人など)になったらどうしよう・・・という思いが常に生じます。というかいつその立場になってもおかしくない、という気がしてきます。実際その可能性はいつでもあるわけですから。 ただ、可能性があるのは被告人かその家族、あるいは証人に限られるわけで、そうなったとき、裁判での検事さんや弁護士さんがどんな人かで判決が左右されるのかと考えてしまったりします。 ただ最近はそれとは別に「裁判員」という可能性もあるわけで、そうなったらそうなったで悩んでしまうよなぁ・・・なんて思ったり・・・ とにかく一気に読んでしまう本でした。 裁判の傍聴、してみたくなりました。
2009年11月27日
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題名:「広島にカープはいらないのか-カープ主砲論を語る-」著者:迫勝則発行:南々社頁数:270読みやすさ:4/5おすすめ度:3/5 2005年に発行されたこの本ですが、2009年も終わろうかという今、これを読むと時代の流れを感じざるを得ません。 ミスター赤ヘル山本浩二と中学の同級生だったという著者が、カープに寄せる思い、カープの主砲の役割、カープファンの夢、に関して思いの丈を語っています。 広島カープの頑張りは、原爆で廃墟となった広島の地、百年は草も生えないと言われた広島の地を復興させようと頑張った広島市民の心の支えとなりました。その精神は現代にも引き継がれ、ファンの思い入れは他球団とは質の違う物であると思います。 そのカープに今まで主砲といわれた名選手が数々存在し、ファンの心をとらえてきました。4番打者の特殊性、ファンが寄せる期待を綿々と綴っています。特に著者と同級生の山本浩二、ミスター赤ヘルへの思いはストレートに伝わってきます。また、ファンとしても彼に対する特別の思いは同じです。それを受け継ぐ主砲として、特に著者が期待を寄せているのが新井選手でした。 この本の原稿が書かれた2004年当時はまさに“4番新井”がこの後どうなるか、ということがテーマでした。 著者はことのほか新井選手に大きな期待を持っていたことがわかります。入団当時からの彼の試練やつまづきも交え、ページ数的にも相当費やしていますので、その期待のほどがうかがえます。嶋・新井・栗原というクリンナップに計130本(当時の背番号:嶋55+新井25+栗原50)のホームランを目標に掲げ、赤ヘルの夢を語っていただいてます。特に新井に関しては将来カープを背負っていく打者としての大きな期待を持っていたことがわかります。 しかし新井選手は2007年にFAでカープを去っていきました。著者の迫さんはどんな思いであの会見をご覧になったのでしょうか。 執筆当時はプロ野球界の激動の年でもあり、特に各チームの主力を漁り、巨大戦力を造り上げようとする読売グループに嫌悪感をあらわにする記述が目立ちます。さらに言うと阪神球団には、「勝って喜び、負けて楽しむ」という応援スタイルに好感さえ持たれています。たしかにこの頃までは阪神もそんなに忌み嫌う球団ではありませんでした。我々も「共に読売に対抗しよう!」という気持があった時代です。もし発行してすぐにこの本を読んでいたら、同じ思いを共有し、目頭を熱くしたと思います。 今は昔、そんな阪神も見てのとおりのありさまです。逆に読売は当時の反省があったのか(どうかはわかりませんが)、育成に成功して若手をうまく表舞台に上げてきました。 あれから数年しか経っていませんが、シーツの移籍、新井のFA、新球場の完成など、カープにとっていろんなことがありました。著者の迫勝則さんの今の思いをぜひ聞いてみたいです。 それはそれとして、最後の方で球場に足を運ばないカープファンと、球場に足を運ばせる努力をしないカープ球団(選手・フロントを含め)に対し、プロ野球の楽しみ方を説くくだりは共感します。 全国のカープファンの皆さん新球場へ行きましょうで!
2009年11月21日
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題名:「卵の緒」著者:瀬尾まいこ発行:新潮文庫頁数:216読みやすさ:4/5おすすめ度:3/5 短編2本立てのシンプルな本でした。 1本目の「卵の緒」は「僕は捨て子だ」という言葉で始まるこの作品ですが、読み進めていくととても深い物語でした。 小説らしく普通にはありえない展開なのですが、家族とか、絆とか、あらためて考えてしまう内容です。全編を通じて、奔放なお母さんに育てられ、逆に冷静な子供になっていく主人公がいい感じでした。 2本目の「7’s blood」は、ひょんなことから異母兄弟が2人暮らしをしなくてはいけなくなるお話で、その兄弟(姉と弟)のやりとりがおかしくもあり悲しくもあるという感じで、ストーリーの軸になっています。特に父親が外に作った弟が舞い込んできてからの行動たるや、とても小学生とは思えないくらいかいがいしく働きます。でもその裏にはいろいろと子供なりの処世術があったり、純粋な気持ちがあったり、なかなか複雑な心模様が感じられて興味深い感じです。 この本は2本の短編がパッケージされていますが、どちらも一般的な状況ではないのですが、家族とか絆とか、普段あまり意識していない部分を読者に問いかけるようなメッセージがあるように思いました。
2009年11月06日
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題名:「ゲリラ戦争-キューバ革命軍の戦略・戦術-」著者:チェ・ゲバラ(甲斐美都里 訳)発行:中公文庫頁数:197読みやすさ:2/5おすすめ度:4/5 久しぶりのチェ・ゲバラです。 内容はゲリラの戦い方の基本から、装備、武器、日常の過ごし方、戦闘の手順など、ゲリラ兵士としての基礎技術を細かくマニュアル化したものです。中には火炎瓶や落とし罠、ハンモックの作り方など、細かい記述もあってなかなか興味深いものでした。 もちろん技術的なことだけでなく、ゲリラ兵士としての心構え、組織の一員としての振る舞いなど、公私全般にわたってのマニュアルで、24時間ゲリラ兵士であることを規定しています。 特に、ゲリラ戦術の中で、何のために戦うのか、その先に何があるかを提示しながら地元住民をいかに味方につけ、戦いを有利に進めていくことの重要性を説いているところに共感を覚えました。この考え方はゲリラ戦だけでなく、現代のいろんな仕事に通じる内容ではないかと思います。 ところで“ゲリラ”といえばすぐに“テロリスト”と結びつけてイメージされます。しかしこの本を読むかぎり、チェ・ゲバラのめざすゲリラ革命は、「武装」という手法そのものは議論のあるところだとは思いますが、無差別に人を傷つけるテロ行為とは全く別のもののような気がします。 今、チェ・ゲバラが生きていれば、テロとの戦いが深刻化した現代をどう思うのでしょうか。
2009年10月10日
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日に日に温度も下がりますひこばえの露が光ってる今年はどんぐりいっぱいではかどる森の冬支度このブログもしばらく放置してましたが、時々は世話したいと思ってます。壁紙は森のどんぐりです素材は「フリー素材桔梗屋」さんから頂きました。
2009年10月01日
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日に日に温度も上がります生き物たちの出番です田んぼにやっと人影が季節の始まり伝えます花はクローバーです素材は「フリー素材桔梗屋」さんから頂きました。
2009年05月01日
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昔のことわざに「桜切るバカ、梅切らぬバカ」というのがあります。 元々は梅の木をせん定せずに放任栽培することを戒めることわざだと思いますが、桜の木は切り口から腐りやすいとか、いろんな理由もあって、桜をむやみに切ることを戒める意味ももちろんあるわけです。 最近うちの近所の桜の木が次々に切られているのを見かけます。今ちょうど花が咲いて見ごろを迎えているためによけい目立ちます。 もっとも青森県弘前市のようにリンゴせん定の技術を背景にソメイヨシノをよみがえらせたりした例もあるので、“切る”ことがすべて悪いことではありません。ただそこには桜をよみがえらせたりバランス良く伸ばすためのヴィジョンと技術がなくてはなりません。そのようなヴィジョンや技術を持たずに“邪魔な部分を切る”というだけのことであるならば、切らない方がましだと思います。 世間では敷地外に出た木の枝は地主の権利を主張されると切らなくてはならんそうで、敷地の外周に植えられたような桜はことごとく切られているようです。枝によって事故が起こるかもしれない道路とか、隣家の窓を突き破りそうな枝とか、明らかに邪魔な枝ならわかりますが、歩道や農地などに出たやつまで切られているのがあります。 また落ち葉や毛虫も問題になるということらしいのですが、そんなに世知辛くなってしまって良いもんでしょうか?“邪魔→切る”という短絡的な発想に今の世を見るようで、とても心が痛みます。 近所の切られまくっている桜も、そのような明確なヴィジョンと科学的根拠に基づいた、しかもせん定の技術に裏打ちされたものであることを切に望みます。
2009年04月06日
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桜の花も足踏みでちょうど帳尻合いますか?会うは別れの始めなり悲喜こもごもの新年度新年度あけましておめでとうございます本年度もどうぞよろしくお願いいたします花は桜ではなくチューリップです。 画像はお花の壁紙館さんからです
2009年04月01日
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2月は「逃げる」、ごもっとも3月「去る」とは、よう言うた春は別れの季節なりそれでも命は動き出す花はサクラソウです花素材mayflowerさんより
2009年03月01日
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2月はそれでも寒いかな?花粉がそろそろ出番です梅もムズムズ咲きたげに雪も最後の出番待ち壁紙はふきのとうです春の香りを楽しみましょう 画像は「季節の窓」さんからです
2009年02月01日
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題名:「内部告発者」著者:滝沢隆一郎発行:角川文庫頁数:284読みやすさ:2/5おすすめ度:4/5 インフルエンザ読書シリーズ第2弾!・・・です。 この本はなんとも重いテーマで、ちょっと疲れるストーリーでした。 最近の偽装問題や企業ぐるみの隠蔽問題に加え、構造改革によって吹き荒れた再編の嵐、外資の参入、さらには日本を支えてきた企業体質の評価など、社会のいろんな問題を含んでいて、とても濃い内容でした。 経済や法律関係の用語が多いので少し読みにくい部分もありますが、やさしく解説してあるのでなんとかついていけました。 会社のためを思って、ワンマン経営のトップに意見をして、最後は閑職で終えることになっても、なお勤め上げた会社を好きでいる人間と、そんな彼を慕いつつも新しい波に乗って進もうとする中堅社員のコントラストが印象的です。 悪役はホント絵に描いたような悪役で、ワンマン経営者とそれを取り巻く茶坊主や、政界財界のワルなど、今でもニュースやなんかで出てきそうな感じの面々です。中には「ああこれはあの人のことか?」と思えるような設定もアリで、なかなか楽しかったです。 いずれの登場人物も映像として想像しやすく、映画化やドラマ化したらピッタリ来るような配役が目に浮かびます。 組織の不正や隠蔽などはこの内部告発でしかなかなか表面化しないので、社会全体の利益のためには尊い行為として推奨されるべきことなのでしょうが、実際に中にいる人間にしたら大変なことです。 また、内部告発に至るきっかけが決して高邁な心からではなく、逆に自己保身からであったり、単なる「私怨」であったりすることもあるわけで、いろいろと複雑な要素を内包していると思います。この本では内部告発が結果的には社会のためになったわけですが、特に推奨している風でもないのが心に残ります。 なお、この本の原稿が執筆されていた時期は「公益通報者保護法」が国会で審議されていた最中で、同法は2004年6月に成立しました。ただ、法律ができたからといってすべて守られるわけじゃないんですよねえ。外から見れば結果「英雄」なのでしょうが、実際の本人にすれば何もかも失うぐらいの覚悟が必要なんでしょうね、きっと。
2009年01月18日
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題名:「むかしのはなし」著者:三浦しをん発行:幻冬舎文庫頁数:287読みやすさ:3/5おすすめ度:4/5 インフルエンザに感染してしまってしばらく寝床から離れられなくなってしまいました。うなされてる時はどうしようもないのですが、熱が下がった時などにはやることもなく、思わぬ形で本を読む機会を得ることができました。 皆様もお気をつけください。 ---------------------------- この本の構成は短編ですが、不思議なお話7本仕立てです。 はじめはそれぞれの短編にあまり関連はないように思ったのですが、途中からそれが絶妙に関連していることがわかります。とくに最初のと最後のがバチッとつながるところがなんともいえません。 大きなテーマとしては、全人類にとって避けようのない出来事を前に、それぞれ人間はどんなことを考えていくのか、という比較的重たいもので、「あなたならどうする?」的な、読者を試している部分もあるように思いました。 表現方法は、全編を通じて誰かに“語る”という形が取られていて印象に残ります。例えば警察の取り調べだったり、カウンセリングの人だったり、そこは「むかしのはなし」というタイトルと関連づけられてるんだと思います。 「昔話」といえば、各編とも冒頭に日本に伝わる有名な昔話のあらすじが記してあり、各編の内容もさりげなくそれをシンクロさせたような構成になっていて、不思議な展開をしています。 読まれる時は短編ですが順番通りに読まれることをお薦めします。
2009年01月17日
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今年も正月あたたかい?暖冬続きがあたりまえ?それでも朝方霜がおり車の始動に手間かかるみなさまあけましておめでとうございます本年もどうぞよろしくお願いいたします 画像はお花の壁紙館さんからです
2009年01月01日
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今年もやっぱり暖冬か?それでも体は冷え冷えとさらに懐冷え冷えと・・・暮れの節季がやってくるトホホ・・花はクリスマスローズです花素材mayflowerさんより
2008年12月01日
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題名:「姥捨てバス」著者:原宏一発行:角川文庫頁数:262読みやすさ:3/5おすすめ度:3/5 無許可営業のバス会社、いわゆる「白バス」の運転手とその相棒であるツアコンを中心に繰り広げられるヒューマンドラマです。 白バスを足がかりに上昇志向で走り続けようとする相棒と、対照的にどこか世間を斜めに見ながらも誠実に生きようとする主人公が絶妙のバランスで描かれています。 テーマ的には今の社会で、年老いた親との関係を中心とする「家族」の問題から、企業社会、そして戦争の傷跡まで、身近な問題から大きな問題までいろんな要素がちりばめてあり、考えさせられる内容でした。 ストーリー全体は現実にはとてもありそうにない、夢で見るような突拍子もない展開ですが、登場する人たち一人一人の心の中は、それぞれの世代や置かれた立場で日常的に思うこととそんなに違うとは思われません。その辺が物語に引き込まれる部分でしょうか。 いろんな状況が偶然に重なりあったら、もしかしたら本当に起こるかもしれない、と思わせる不思議な物語でした。
2008年11月29日
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題名:「金正日の正体」著者:重村智計発行:講談社現代新書頁数:237読みやすさ:4/5おすすめ度:4/5 最近めっきり本を読む機会が減っていて、久しぶりの書き込みになります。 テレビでよくお見かけする重村智計氏の専門で、なにかと謎の多い北朝鮮のお話です。この本はつい最近発売されて、現時点での分析が、比較的信頼できる情報を元に冷静に分析されているところが真実味を感じさせます。 金正日に影武者がいるのはもう常識だったり、特に金正日が落馬して車いす生活になってからはよけいにそうみたいですね。(落馬してた、というのも驚きですが・・・) また、喜び組の振り付けは赤坂にあるレストランシアター「コルドン・ブルー」というお店のショーをパクったものだ、とか、我々素人には「へぇ~!ほんまかいな?」という内容ばかりで興味津々です。 でも、その情報源や分析は、著者の重村さんが今まで築いてきた人脈や、ジャーナリストとしての経験や手法に基づいて、とても丁寧に書かれているのが印象的です。いろんな情報が飛び交う中で、信憑性の高い情報をいかに見極め、また断片的な情報をどうつないでいくのか、重村氏ならではの分析が光ります。 過去にはいろんな方面から圧力を受け、大変な苦労を強いられた時期もあったようで、北朝鮮関連の取材、特に真実を報道しようとする人は命がけであったことがうかがえます。 重村氏がテレビで発言されているのを見ると、淡々とした口調で、そんなに熱さを感じることはありませんが、この本では、時折「ジャーナリストのなんたるか・・・」みたいな訓辞もあって、記者としての意地を前面に出した熱い思いが伝わってきて、ちょっと意外な感じもありました。そういう意味ではプチ自慢の部分もありますが、重村氏が情熱と使命感を持って北朝鮮問題に向き合ってる姿勢を感じました。
2008年11月08日
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朝晩寒い、と厚着して日中暑い、と半袖で山の葉っぱも色づいてみなさんそろそろ冬支度?壁紙は“お約束”のもみじです。素材は「Art Kaede」さんから拝借です。
2008年11月01日
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朝方ふとんが恋しくて目覚まし鳴ってもまだ暗いそれでも晴れればちょと暑い年度の半分もう来たか最近サボってばかりですが、とうとう秋になりました。花は萩です。花素材mayflowerさんより
2008年10月01日
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場所:姫路市立遊漁センター時間:11:00~15:00仕掛:のべ竿4.5m、投げ竿3.6m、磯竿1号5.4m ほか サヨリ仕掛、サビキ仕掛、投げ(ジェット天秤)タナ:50cm~2mエサ:中粒サシアミ、アミエビ(レンガ)釣果:サヨリ50匹、アジ2匹 長男坊主が釣りに行こうというので、あまり乗り気ではなかったのですが、足場のいい市立遊漁センターに行ってみました。 途中で釣具屋によって釣況を確認しましたが、遊漁センターではアジのサビキとサヨリがボツボツという感じで、あまり活気がないような感じです。息子に「ちょっと景気悪そうやで!」といって釣れなかった時の予防線を張ります。 それでも「投げ釣りでキスとか釣れんかな!」などと無謀なことを言うもんですから、イシゴカイを少々買いました。あとはサビキ用のレンガとサヨリ対策のサシアミを仕入れて出発です。 釣り場に着くと休日とあって家族連れが多く、なかなか釣り場が見つかりません。先の方でなんとか2人入れるスペースを見つけて、彼は早速投げの用意。私はとりあえずサビキの準備にかかります。 よく見ると「サヨリの大群??」と思いきや、小さなイワシの群れがうようよいます。サビキで釣っても出汁にもならんかなぁ、というサイズ。サビキを投入しましたが意外にも全然かかってきません。テンション下がりまくりですが、イワシの影にサヨリを発見! 早速サヨリの仕掛けに切り替えます。 スーパーボールが付いた飛ばし用仕掛けで狙いますがなかなか針に乗りません。いくらサヨリとはいえタナがあまりにも浅すぎると見てハリスに小さなオモリを打って再挑戦します。 よしゃっ!来ましたよ! でもやっぱりサヨリはのべ竿の軽い仕掛けで手返しよく釣る方が効率的です。カラミも少ないしね。 それからは安定してサヨリは釣れ続けてくれました。 問題のアジはとなりの小学生がちょくちょく上げはじめたので、こちらも本格的に狙いますが、結局2匹で終わりです。となりの僕はなかなか上手でした! 暑い日差しの中、3時に近づいてエサも乏しくなったので納竿です。 結局投げにはまったくアタリが無く、大物はおあずけとなりました。 サヨリは帰ってから唐揚げと焼き物でいただきました。あと彼が頑張ってあの小さなサヨリを数匹分刺身にしてくれたのでそれも食べました。けっこういけました。
2008年09月23日
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<技能試験を終えて> 技能試験が終わってからというもの、すっかり緊張感がなくなっています。 嫁「もう試験すんだんやったらその辺のゴミちゃんと片づけてよ!子供に言われへんで!」と、またまたありがたいお言葉。練習で出た残骸を片づけながらも、技能試験の接続ミスが心配でため息をついたりなんかしてしまいます。 練習で余ったケーブルがもったいなので、これでなにかできないかな、と思い立ち、作ってみたモビールです。実はもっとコンセントやらランプレセプタクルやらもつけて、なかなかにぎやかにしていたのですが、家族中に「なんかキモイ!」とか言われて取り外しました。確かに夜中にコンセントがブラブラしているのはどうもいただけませんでした。 あとは静かに待つのみです。というか仕事や家の行事等もなんだかんだとバタバタしてしまって、この試験のこともあまり気にならなくなってしまっていました。<技能試験結果> やってきました発表日(9/5)、筆記試験の時と同じくその日になるとWEB上で確認ができます。昼間職場のパソコンからこっそり見るも、混雑中でアクセスできません。 帰ってからチェックしてみると・・・ ヤッター・・・・・!検索の結果は「入力した受験番号は合格者一覧にあります」ということで、筆記試験の時と同じで、とりあえず胸をなで下ろしますが、やはり画面上の無機質な文字はいかにもありがた味を失わせます。 ところで試験会場では「いち早く試験結果をお知らせします!」などという胡散臭い業者がうろついてるわけですが、要はこのWEB上での検索結果をお知らせするだけの、ほぼ詐欺グループということで注意喚起がされていました。こんなのにひっかかる人いるんですかねえ? 通知ハガキの発送は9/9からということで、その到着が待たれるわけです。 そして届くかどうかという2日後に、果たして・・・その通知は届いてました。 だがしかし・・・・ その日は仕事で自動車に乗って調査のためウロウロしてたのですが、夕方頃道を探したり確認しながらキョロキョロしていたためか、思わぬところで接触事故!お互い身体にはまったくケガも無く、人身事故にはならなかったので一安心ですが、その日は事故の処理やなんかで、合格発表のことなどすっかり忘れておりました。 憔悴しきって家に帰り、机の上を見て「あっ!そうやったんや!そろそろ来る日やったんや!」と、あらためて思い出しました。 そして結果はめでたく「合格!」 春からの投資と練習の成果が報われた瞬間でした。 あとは必要書類をそろえて県庁の担当課まで免状交付の申請に行くばかりとなりました。 さらにその免状交付に県の収入証紙が5200円もいるってぇ・・? なんでそんなにかかるんやろ?しかも免状交付に1ヶ月近くかかるって・・・ 結局、事故のおかげでなんだか嬉しさ半減の合格通知となってしまいました。トホホ・・・ 嫁「最後まで金のかかる資格やねぇ・・・まあでもよかったね」 と愛のある(?)コメントをいただきホッといたしました。―完―
2008年09月23日
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<技能試験> ついに仕上げの技能試験の日がやってきました。筆記試験とは違う会場でしたがこちらもそう遠くないところなので、送ってもらって会場入りです。 お~来とる来とる。参考書片手に最後のあがきをしている人、目を伏せて集中しようと力んでる人、いろんな人を横目で見ながら試験会場に。 それにしても暑い!7月下旬というこの時期に技能試験を設定するなんて、嫌がらせとしか考えられません。汗で工具が滑りそうです。 受験番号を見ながら該当する教室を探します。「あっ!ここやここや!」と教室に入ります。 会場の教室に入ってみると「せっ狭い!しかも机がナナメの講義室や!」ナナメの机はドライバーや小さい部品がころんで落ちたりして非常にやりにくい、となにかに書いてあったっけ・・・ 席に着いてからもそんな心配ばかりしていましたが、そのうちに時間が来て問題用紙が配られます。 問題用紙は一人ずつ丁寧に配られて、裏向けに置かれますが、目をこらすと用紙の裏からうっすらと材料一覧が見えます。すかさず「この材料は何番の問題かなぁ?」と想像してみるがよくわかりません。「連用取り付け枠が1枚だけなのに、それに付けそうな部品が4つもあるなぁ!3個までしか付かんのにおかしいなぁ」などと考えを巡らせて、ついに「あっ!あれか!」とひらめきました。と同時くらいに「では始めてください」のコール。苦労して裏向けの問題用紙から出題されたやつがわかったのに意味ないやんけ!とか思いながら作業にかかります。 まずは複線図を余白に書き込みます。技能試験の基本でもあるこの「複線図」はテキストやネットを見ながらけっこう練習してたので、比較的早く書けるようになっていました。 しかし・・・私の弱点であるスイッチの渡り線がある問題で一瞬とまどいましたが、他の渡り線がある候補問題よりはましな方だったのでなんとか複線図が完成。問題はこの複線図通りに接続できるかどうかです。 複線図にしたがって、ランプレセプタクルやこの問題の特徴でもある送りのあるコンセントをケーブルの色を意識しながら取り付けます。そして問題のスイッチ部分、パイロットランプとスイッチの渡り線の接続に注意しながら、なんとかつなぐことができました。あとは交差部分の接続です。配線の色を確認して、仕上げの終端接続、リングスリーブと差込型コネクタの使い分けや、圧着の強さを入念に確認しながら作業を進めます。ここで間違えたら万事休すので、つい慎重になってしまいます。 やっと接続が終わり、名札を付けて形を整えて確認をします。ここで時間は33分。制限時間まで7分を残し、なんとか時間内に作業を終えることができました。 それにしてもホーザンのVA線ストリッパー(P-956)というのは優れものです。VA線の切断、外装被覆剥ぎ、心線被覆剥ぎ、末端処理(のの字曲げ)が1本でできるほか、スケールが付いてておよその長さを瞬時に測れます。これがなければきっと時間内での終了は難しかったでしょう。 私はさらに取っ手のところまでマジックで目盛りを付け、20cmまで測れる様にしてたので、ほとんどメジャーを使わずにすみました。 となりのおじさん、練習していなかったのか、まだ半分ほどのできばえにイラついてる様子。他の人を見渡すと、出来上がった人と必死で工具を使ってる人が半々ぐらいです。「形は僕のがきれいやな・・・」などと妙な自信が沸いたのですが、形は審査にあまり関係ありません。いくらきれいにできていても接続間違い一つでアウトです。不安を残しながら試験終了のコールを聞いて、一つの区切りになりました。 今回は候補問題の7番が出ました。帰ってから複線図の確認をして接続がまちがっていないかチェックしました。複線図は一応合っていたので一安心ですが、問題は複線図通りに接続したかどうかです。 それからの日々は運を天にまかせて、ひたすら合格を祈るばかりです。あの投資が報われるかどうか・・・―続く―
2008年09月20日
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<技能試験対策> 筆記試験合格で安心してる時間はありません。次は難関の技能試験です。 技能試験は、配線図で与えられた問題を、持参した工具を使い、支給される材料で一定時間内に完成させるものです。試験時間は40分で、実際にケーブルやスイッチなどを使用し造営材に見立てた作業板の上で配線を完成させるものです。 試験問題は事前に候補問題として13課題が公表されていて、試験にはその中から一つが出されることになっています。どれが出題されるかはわかりません。 対策はその候補問題をひたすら練習して、時間内に完璧に仕上げるようにすることです。 ところが練習といっても、サラリーマンの身の上では、平日なら夜遅く、休日も行事の合間を縫ってのタイトなスケジュールです。筆記試験終了後、自己採点を信じて少しは練習らしきものをしたものの、結果がわからないのに身が入るわけはありません。筆記試験の結果が発表されてから本格モードにスイッチを切り替えようとしましたが、そこからは残された時間は約3週間足らずです。 それでもまあ筆記試験の勉強にくらべると興味のレベルが違います。身体を使っての作業は心地よい緊張感と達成感が味わえます。タイマーをかけて候補問題を一つ一つこなしていくのですが、一日でできるのはせいぜい1~2問。楽勝でできる問題もあれば、時間内で終われない問題なんかもあったりして、練習にも力が入ります。 技能試験の練習をしていると、筆記試験の配線の部分とか、その時はわからなかったところも少しはわかるようになったりして、「今筆記試験受けたらもうちょっと点数取れたのになぁ!」なんて、過ぎ去ったことに思いをはせたりします。ちょっと虚しいですが・・・ ところでその練習のための準備がけっこう大変でした。 テキスト類はもちろんですが、なんと必ず必要となる工具があるらしいのです。電気屋さんにはあたりまえの道具なんでしょうが、一般家庭には普通ありません。しかたがないのでネット通販でセットを購入します。さらに練習用の試験材料(スイッチ類や器具の端末、接続部品など)と対策用DVDをヤフオクで購入。(えらい出費や!) しかもそれだけでは終わりません。一回練習したらケーブルなどは短く切断したりするので次使うわけにはいかないのです。ホームセンターで何回か仕入れてきては残骸を出す、という環境に悪い練習を重ねて試験日を待ちます。 嫁「そこまで金かけて不合格やったらつらいやろね!」 って、人ごとみたいに言いやがって!! って、人ごとやからしょうがないか・・・くそぉ~!―続く―
2008年09月16日
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<筆記試験を終えて> 今の時代は便利なもので、次の日には解答がネットで公表されています。問題用紙は持って帰れるので、一応自己採点をしてみます。 審査基準では60%正解で合格です。一つ一つ「おっ!よし!」、「っあ~~!」、「うぅ~!」とか叫びながら、採点をしていきます。 すべてチェックしてから「○」の数を数えます。 そしたら、なんと「お~~!ぎりぎりセーフじゃー!!!」というわけで、自己採点の段階ではホンマにぎりぎりの線で合格ラインでした。しかし、浮かれるわけにもいきません。ホンマにぎりぎりなので、問題用紙への転記ミスやマークシートのズレなどちょっとでもミスがあればアウトです。1ヶ月後の合格発表までは安心できません。 嫁「一生懸命勉強しとった人に失礼やな」 って、おい!わしも勉強しとったんじゃ!お前が知らんだけじゃぁ!<筆記試験結果発表> ようやく発表の日が来ましたが、通知はそれから発送されるようです。しかしこれもネットのおかげで、受験番号を入力して早速に確認ができるのです。 検索の結果は「入力した受験番号は合格者一覧にあります」ということで胸をなで下ろしますが、画面上の無機質な文字はいかにもありがた味を失わせます。 数日間やきもきした後、通知が届いてやっと実感できる合格発表でした。 嫁「へぇ~?フフッ!」 って、おい!なんやその「フフッ!」っちゅうのは? さあ!これで次は技能試験だぁ~!ここまで来たらやるしかないのだぁ~!―続く―
2008年09月15日
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前回からの続き・・・<筆記試験対策> 申し込みがすんで、金も払ったし、腹もくくったし、もう後戻りできません。早速本屋まで対策用のテキストを買いに行きました。するとけっこういろいろ出てるんですねぇ。 どれにするか迷ったあげく、結局最初に手に取った参考書と、過去問が実際の試験用紙と同じ形になった問題集を購入し、約2ヶ月後の筆記試験に備えます。 家に帰ってあらためて参考書を見ると、オームの法則とか、合成抵抗とか、その昔技術家庭科や理科で、微かに聞いたことがあるような気がする懐かしい言葉が踊っています。「あ~あったっけなぁ~そんな言葉・・・」 その辺までは良かったんですが、三相がどうとか、法令関係の解説とか、眠気を誘う項目が目立ちはじめ、だんだん興味が薄れていくのがはっきりとわかります。 そうやって虚しく日にちだけが過ぎていくのでした。 なお、参考書はトイレに置いたり寝る前に眺めたり、自分としては一生懸命頭に入れようと努力しました。一応気持ちは焦っているのですが、どうもはた目には“真剣さが感じられない”らしく、「お金もったいないんとちゃうか?」などと冷ややかな言葉を浴びせられたりしました。<筆記試験(6月8日)> ついに筆記試験の日がやってきてしまいました。 会場は家の近くの大学だったので、嫁に車で送ってもらいました。会場へ続く車でちょっとした渋滞ができるほどたくさんの人がいました。こうしてみるとけっこうメジャーな資格なんだ、と改めて感じます。 中には高校生もいて、髪の毛ツンツン立てて、ピアスして、ズリパン腰に引っかけて、「あんなんと同じ試験受けるんかぁ・・・」などとつぶやいてるところに、嫁「あんな子らが案外勉強しとったりしてなぁ」というありがたいお言葉。「んなわけないやろ!」と根拠のない反論をつぶやきながら試験会場へと行くのでした。 マークシートは制限時間の半分ほどで埋まりましたが、「エイヤッ!」で塗ったものも多く、試験を終えても手応えを感じるでもなく、結果はどうも思わしくないような・・・。 「あのズリパンの高校生はできたのかなぁ」などとしょうもないことを考えながら帰途につきます。―続く―
2008年09月14日
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4月から、自己啓発的な活動として取り組みました「第二種電気工事士」の資格試験受験の記録を何度かに分けて書き留めたいと思います。 電気をさわるのはまあまあ好きな方なんですが、日頃はまったく関係ない仕事ですし、家でも切れた電球を取り替えるぐらいで、ほとんど縁がない世界です。ひょんなことから受験することになったのですが、久しぶりの緊張感と、違う分野の勉強は、少なからず脳みそに刺激を与えてくれたような気がします。 今の仕事の中で電気のことはほとんど関係ないのですが、ごく一部に絡むものがあり、何ヶ月か前に、その中の作業のさらに一部分の作業を行うのに資格があった方が望ましい、みたいな話がありました。その時は「へぇ~。どんな資格なんやろ?」てぐらいで聞き流していました。 一方、この2月頃に、嫁がなんか資格試験を受けて、「受かったかなぁ、どうかなぁ」なんてぶつぶつ言ってたのを聞いたのに加え、驚いたことに高校に通う息子も嫁と同じ資格試験を受けていたのです。 「そういえば僕も何かあったよなぁ。電気関係やったよなぁ。」てなことから、家族の影響もあり、ふと受験してみようと“つい”思い立ってしまいました。 とはいえ仕事上特に必要ってわけでもないので、気持ちはすこぶる中途半端で、気合いが乗らないスタートになりました。<申し込み> 思い立った日に、資格の名前から調べはじめ、とりあえず申請時期などを確認するためにネットで検索をしてみました。 そしたら・・・ななっなんと締め切りがアサッテ!! 内容を詳しく確認する間もなく、あわててインターネット申請で受付を済ませました。なんとかすべり込みましたが、よく見ると受験手数料が9300円!ゲゲー!! しかたありません。ネット送金でお小遣いが減りました。 そして新たな事実が・・・ なんと筆記試験に合格しただけではダメで、そのあと実技試験なるものがあるらしい・・・ 後悔してもあとの祭りです。乗りかかった船なので、投資を無駄にしないためにもモチベーションを上げていくことを決意したのでした。 嫁には「えらい高いなぁ!なんで確認しやへんの?あほちゃう?落ちたら9千ナンボか無駄になるん?」とグサグサ胸をえぐられる始末。 「でも大丈夫!筆記試験さえ受かれば技能試験に落ちても一年間は受験資格が維持されるので、来年は技能試験だけでもOKです」という説明を得意げにしたものの・・・ 嫁「筆記試験、受かれば・・やろ?それにまた9千ナンボか知らんけどいるんとちゃうの?」 って、「おっおまえ・・・友達なくすぞ!」と心の中で叫びました。―続く―
2008年09月13日
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朝晩少しはひんやりと草むら歩くと露で濡れ日が暮れ時間も早よなったそれでも日中汗まみれ花は定番「コスモス」です。夏休みも終わって、もう上半期の終わりになってしまいました。 画像はお花の壁紙館さんからです。
2008年09月01日
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今日は広島にとっては特別な日でした。 一瞬にして焦土と化した、またその後何十年にも渡る苦しみを背負い、それでも懸命に復興を遂げた広島の街。 私自身は広島人ではありませんが、学生時代に何年間か広島で過ごしましたので、8月6日の雰囲気は少しだけですがわかる気がします。 アメリカ人のブラウン監督はどんな思いでこの日を迎えたのかわかりませんが、広島カープの生い立ちやその後の歴史も、原爆とは無関係ではありません。 爆心地である原爆ドーム前の広島市民球場も今年で終わりです。 広島の街を不死鳥のように復興させた人々の心の拠り所となったのは広島カープです。そんなチームを応援できることは我々ファンの誇りです。 あ~今日は勝ってほんとに良かった!
2008年08月06日
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「暑い」て言うたら罰金や!それでも出てまう「あ~暑ぅ~!」寒ぅ~い夏もかなんけどここまでせんでもえんとちゃう?花は姫路市の市花「サギソウ」です。なんせお城が「白鷺城(はくろじょう)」ですから。 画像はお花の壁紙館さんからです。
2008年08月01日
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わが小学校区でこのたび「親父倶楽部」なる組織が立ち上がりました。日頃はお母様方に子供のことをまかせっきりなお父さんたちに呼びかけて、親父ならではの企画で子供たちと遊ぼうではないか、というグループを作りました。というか作っていただいたのでそれに乗せてもらいました。 チビスケが持って帰った「お手紙」をぼーっと見ながら、なんとなく名前を書いて出してしまったんですが、よく考えてみると日頃は仕事関係のおつきあいしかないので、まあ異業種交流もいいのかな、というわけでこの企画に乗せてもらいました。 その本格的な活動の第1弾として「校庭キャンプ」が実施されたのです。 この行事は文字通り校庭にテントを張って一夜を過ごそうというものです。子供たちも夜に学校にいるということは非日常でドキドキワクワクです。しかも教室の一部を使ってお父さん方扮するお化けの中を肝試ししたり、夕方から親子でプールに入って大騒ぎしたり、とても楽しい時間でした。 夜はみんなでバーベキュー・・・というより親父たちの酒盛りがメイン行事と化してしまいました。 それにしても暑かったです。エアコンに馴れた身体には応えます。 親父たちは子供を放し飼いにして勝手に飲みまくってましたが、子供たちも友達同士であまり干渉されずに楽しめて、結果としては良かったんではないでしょうか。「うるさくて寝られん!」という子供たちからの苦情もありましたが、お母さん方だとあそこまでの放し飼いはなかなかできないような気がします。 きもだめしも盛り上がったし、プールの湯加減は良かったし、理解のある校長先生に感謝いたします。 役員の奥様にも助太刀していただきました。また役員さん方にはお世話をおかけして申しわけありません。
2008年07月27日
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今年の梅雨はしっかりもん洗濯もんも家の中出てくる汗もじっとりと真夏の太陽まだかいな秋のイメージがあるキキョウですが、夏に咲いてますよね?たしか・・・ 画像はお花の壁紙館さんからです。
2008年07月01日
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ガソリン一滴、血の一滴!蛙ケロケロむぴょこぴょこちょっと早めの梅雨入りでワイパーゴムも早うちびる花は「紫陽花(あじさい)」とうとう今月更新できずで終わりました。つぎがんばります!花素材mayflowerさんより
2008年06月01日
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半袖姿も気にならず北海道でも真夏日が・・・山も緑に衣替え落ち葉のクスノキご苦労さん花はクローバーです素材は「フリー素材桔梗屋」さんから頂きました。
2008年05月01日
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今開催中の「姫路菓子博2008」、職場で前売り券を買わされ・・・いや、斡旋していただいてたので、この機会にどんなものか行ってみることにしました。 行った人の噂では、休日なんて行くもんじゃないとか、混雑の状況を伝えるコメントが多かったので、金曜日に休暇を取って行ってみました。 会場は普段犬の散歩コースにするぐらい近いところで、自宅から徒歩か自転車で行けるところなので、気楽に構えて開場の10分ぐらい前にフラフラと自転車で向かいました。そしたらなんともうゲート前には底が抜けそうなほど人が来ていて、開くのを待っている状態でした。開門時間前に既にこの様子にビックリ! ようやく開門してゾロゾロゾロゾロと会場内に入って行きます。会場とはいっても、いつもの公園と市立美術館や県立歴史博物館を利用したもので、見慣れたところです。そこを今日は特別の入場料を払って歩いていくわけで、なんとなく違和感を覚えながら話題の“お菓子の姫路城”があるテーマ館(歴史博物館内)に向かいます。前にあるのは市立美術館で、テーマ館はさらにその向こうです。姫路菓子博のマスコット“ひめかちゃん”です。 9:30開門と同時に行ったというのに、もう既に90分待ちというありさまでした。まあでも一応メインの展示物なので仕方なく並ぶことに・・・ 押し合いへし合いしながらも、じりじりと進む長蛇の列では、いろいろな人間像を垣間見ることができます。90分待ちを宣言された人たちの列 この日は平日ということもあってか、高齢者の団体さんが多かったように思います。人間年を重ねると丸くなっていく、というのはどうやら迷信のようですね。待ち時間に耐えきれない人があちらこちらから怒りの独り言を発しているし、スタッフに詰め寄っているのもほとんどが年配の男性です。 いっぽうオバ(ア)サンたちはというと、少しでも前に行こうと、ちょっとしたすきまがあると身体を差し込んできますし、連れとはぐれた人は必ず前にいる人が後ろの人を呼びます。普通は遠慮して前の人が後ろに戻るのが筋やと思うんですが、オバサンたちの常識はどうやら反対のようです。おかげでたくさん抜かされてしまいました。とはいっても案外差は付かないもので、最終的に入館時間にさほどの違いはありません。ゴシック体があくまでも冷徹に事実のみを伝えます。 それよりもっと気になったのは“日傘”の害です。オバサンたちが差している傘の縁にあるとんがったところが、ちょうど私の眼の辺りに来るので、怖くて怖くて何度も手をかざしてしまいました。人ごみの中で日傘を差すという感覚が、私にはどうも理解できません。 我々以下の、いわゆる“今日日の若いもん”はそんな年配者らに圧倒されつつ、文句の一つもこぼせないまま時間が過ぎて行きました。色とりどりの日傘は人ごみでは凶器に見えます。 テーマ館ではお菓子の姫路城もさることながら、全国の菓子職人さんが腕によりをかけて作った芸術作品が並び、それはそれは見事なものばかりでした。並んだ甲斐があるというものです。ただ、混雑状況ゆえ立ち止まれないし、撮影禁止というのがいかにも残念でなりませんでした。写真ぐらい撮らせてほしかったです。テーマ館ではありませんが、チョコボールでできた地球儀です。 その他にも各県のお菓子の名産品や、芸術的なお菓子の数々を見ることができて、博覧会自体はけっこうお値打ち感のある内容だと思いました。 混雑への対応や人の流れの制御など、不慣れな部分があるとは思うのですが、来場者に少なからずストレスを与えているようも印象もありました。これは菓子博を前に“臭い!”という理由で一時的に引っ越しをさせられたツチブタの獣舎です。動物にとって居場所を移動させられるのは相当なストレスだと思います。 帰りに動物園の事務所によってひめじ・ズーフレンドに申し込みをしてきました。 うちの近所でこんな大きなイベントがあることも少ないので、ちょっとワクワクしておもしろかったです。
2008年04月25日
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場所:兵庫県明石沖(播磨灘)時間:6:00~13:00仕掛:投げ竿3.6m、スピニングリール、 オモリ30号、胴付3本針仕掛(ハリス0.8号)、メバル針5号タナ:7~50mエサ:シラサエビ、イカナゴ(生)釣果:写真のとおり 有給を取って、同業者のお仲間計8名と仕立船でメバルをねらいに行きました。 今回も前回と同じく明石浦の釣り船「鍵庄」さんのお世話になりました。 今日は食いが渋く、厳しい釣行となりました。なんでも「昨夜の地震の影響が・・・」なんて噂もあり、あまりいい話がないままの渋い釣りでした。船頭さんはいろいろと釣り場を探していただいて頑張ってくれたんですけどね。 さらに今日は「雨っ!」。そのため一つ一つの作業がうっとうしく気が滅入るので、どうしてもテンションが下がり気味になってしまいます。 いっぽう、海はというと、雨にもかかわらず風もなく、穏やかな水面で、時折陸から流れてきた桜の花びらが帯状に連なっている潮目があったりして、春を感じる部分も多くありました。釣り場は明石海峡大橋の近くです。橋ができてからも元気に営業している“タコフェリー”雨の中の釣りとなりました。 さて、釣りの方ですが、開始からほとんど当たりらしいものが無く、つらい時間が過ぎていきます。私は船の前でやっていたのですが、後ろでやっていたグループがそこそこ上げているようで、ホッとします。 前の方でも先輩方がポツリポツリと上げはじめましたが、私はさっぱり釣れません。何度か当たりがあったものの、途中でバラしたりして、いっこうに釣れる気配がありません。船から望む明石海峡大橋(明石側の橋脚)海から大蔵海岸越しに見える明石天文台(明石市立天文科学館)東経135度、日本標準時子午線が通っている場所です。 時計の針はお昼に近づき「一人ボウズはさみしいなあ!」とあきらめムードがただよう頃、やっと竿にそれらしい重みがあって、はじめて小さなガシラを釣りました。穴釣りでももう少しマシなぐらいの極小サイズでした。そうこうしてるうちにちょっとした当たりがあって、やっとそれらしいサイズのメバルを上げることができました。その後イカナゴエサにまあまあのガシラが食いついて、意欲が盛り上がってきたところで、あえなく終了となりました。 港に帰って広げてみると、そこそこの釣果になっていて驚きです。特に船尾グループの頑張りはすばらしいものがありました。全員の釣果です。 なお、釣果はすべて山分け方式となっているので釣れない人もある程度持って帰ることができるようになっています。おかげでおみやげの確保もできました。ありがとうございます。 今回はほんとに皆さんの足を引っ張ってしまう結果となり残念でしたが、今春初めての釣りということで、楽しくわいわいできたので良かったです。港に帰ってから釣果の分配です。長老の判断にゆだねます。私の分け前です。皆さんのおかげでおみやげができました。すみません。次は波止か磯で頑張ろう...
2008年04月17日
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題名:「ペンギン・カフェ・オーケストラ」演奏:ペンギン・カフェ・オーケストラ 大変古いアルバムなのですが、ラジオでふっと耳にして、「あ~これっ!あったっけ~!」と懐かしく思っていた・・・だけならいいんですけど、それ以来、頭の中をあのメロディーがグルグルと回り続けてしまったのでした。なお、かかっていたのは1曲目のAir a Danserだけなのですが、頭を駆けめぐったのは27年も前に聴いたアルバムに入っている他の曲のメロディーまでもが次から次へとよみがえってきたのでした。 「あ~も~これは買うしかないか・・・」とあきらめて(?)「あめりかん・ぱい」さんにクリック!めでたく購入となりました。 いざ落ちついて聴いてみると、そんな昔の音楽とは思えない斬新な企画が随所に見られ、改めてこのアルバムの魅力を体感してしまいました。 存在感のあるメロディーや、いろんな音源を動員して奏でる音のしずくたちが、繰り返し繰り返し、耳の奥で踊ります。 ジャンルは「イージーリスニング」とかに分類されていたりするのですが、とてもイージーとは言い難い複雑な音があふれています。それなのに聴いていても他の作業の邪魔にならないスムーズさも持ち合わせていて、やっぱり「イージーリスニング」的なところもあったりします。 ただし、最初に言ったようにこのアルバムに入っているメロディーは確実に頭の中を巡ります。お聴きになる時はそのつもりで、心して臨んでください。(笑)
2008年04月11日
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早いもんです一年間いろんなことがあるけれど桜はちゃんと咲く準備春が来やへん冬はない!花は「いちご」で実も美味し!・・・花素材mayflowerさんより
2008年03月31日
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題名:「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」著者:武田邦彦発行:洋泉社頁数:221読みやすさ:3/5おすすめ度:3/5 なんだかまじめにゴミの分別をするのがイヤになるような本でしたが、“出されるデータを信用するならば”実態は悲しい現実と言わざるを得ません。「リサイクルするとさらに環境悪化につながる」なんてことを考えると、そういう取り組みへのモチベーションがグッと下がってしまいます。 でもよく考えると、なるほどっていう部分もあるわけで、ゴミを分けて捨てるだけで完全なリサイクル社会ができるというのも幻想ですし、ペットボトルも回収箱に入れれば“免罪符”となって、その気持ちが大量消費につながってしまえば、多少リサイクルしたところで全体としては増えてしまうんです。 以前読んだ「割り箸はもったいない?」にもありましたが、環境問題の「象徴」として取り上げられるものには、意外とえん罪的なものが多く、本質がないがしろにされていることがよくある気がします。 また、地球温暖化に伴う海面上昇のからくりや、ダイオキシンの有害性について、科学者らしい切り口で説明してあるので「ふんふん・・」て感じで読みました。 ダイオキシンは確かに毒性が強いんでしょうが、昨今の“たき火”まで敵視する風潮はどうも納得できないので共感できるところがありました。環境問題と国民の感情を煽ったり操作しているマスコミ報道などは冷静に見る努力をしなければいけないと常々感じています。 一方で、関係する役人や企業が、あたかも環境を食い物にして税金をネコババしているかのような表現には、やや違和感を感じざるを得ません。確かにそういう部分もあるんでしょうが、一派一からげでレッテルを貼ってしまう書きぶりにがっかりさせられるところもありました。せっかく科学的な検証をされているのに、この部分が感情的な印象を与えていてとても残念でした。
2008年03月07日
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今年の雪は粘っこい!冬用タイヤは威張り顔それでも日向はホッとする後はお彼岸待つばかり花は「菜の花」黄色い絨毯・・・花素材mayflowerさんより
2008年03月04日
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題名:「危ないお仕事!」編者:北尾トロ発行:新潮文庫頁数:290読みやすさ:4/5おすすめ度:4/5 北尾トロさんの潜入ルポは、ホント知りたいところにポイントをあててくれるのでうれしいです。 この「危ないお仕事!」は、あまりメジャーではないものの、世の中にしっかり存在する仕事で、いわゆる“すきま”を埋める重要な役割を担っているように感じます。(中にはそうでもないものありましたが・・・) そして、どの“お仕事”をとっても共通しているのは、徹底したプロ意識で取り組んでいる人ばかりだということです。(仕事といえるかどうかわからないものも含めて・・・) 特に万引きバスターズの視点や浮気調査の周到な準備、あるいは○ッチワイフ人形師の開発に傾ける情熱などは、ただただ驚くばかりです。 北尾トロさんの取材や潜入時の様子も仕事が仕事だけに、普通じゃない様子が伝わってきます。やはり個性の強い人が多い世界みたいです。 一方で、みんないきいきしているのが印象的でした。それぞれの仕事を自分のものにして誇りを持って取り組んでいる様子が伝わってきました。
2008年02月23日
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姫路のお城も雪化粧路面もテカって冬らしくそれでも寒さが和らぐと探しに行きたいふきのとう 画像はお花の壁紙館さんからスイセンの壁紙を拝借しました
2008年02月11日
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題名:「カラフル」編者:森絵都発行:文春文庫頁数:259読みやすさ:3/5おすすめ度:3/5 罪深く、輪廻のサイクルからはずされた“魂”が、自殺した少年の身体を借りて人生を見つめ直す、と言う設定で、なんとも不思議な展開につい引きずり込まれていきます。 “天使”とやらも登場して「なんかおとぎ話みたいなもんかぁ~?」と思って読み進めていましたが、けっこう中味はドロドロして、なかなかあなどれません。 世間をナナメに見る主人公(はぐれの魂)が身体を借りた少年の生活を演じる中で、いろいろと大切なことを経験しながら、気持ちを変化させていく様子が印象的です。 けっこう重たいテーマなんですが、著者の森絵都さんは元童話作家ということで、それらしく、最後はやはりファンタジックにきれいにまとめてあり、安心して読むことができたように思います。 全体の印象は、落ち込んだ時に、寝付きが悪くて悪い夢を見てしまうんですが、醒めてみたら不思議に元気になっていた、という感じがする、怪しくもさわやかなストーリーでした。
2008年01月23日
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暖冬一転寒い夜 夜だというのに人の波この一年の幕開けに掛ける望みの数を知る 画像はお花の壁紙館さんからです
2008年01月01日
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題名:「ホワット・アイ・リアリー・ウォント・フォー・クリスマス」演奏:ブライアン・ウィルソン ご存知ビーチ・ボーイズのリーダーにして、天才ミュージシャン、プロデューサーのブライアン・ウィルソンが2005年に発表したクリスマス・アルバムです。 ブライアン・ウィルソンは山下達郎さんや細野晴臣さんなど、日本のミュージシャンにも大きな影響を与えている人で、ある意味日本のポップス界への貢献度が極めて高いミュージシャンといえるかもしれません。 ビーチ・ボーイズも「クリスマス・アルバム」を発表していますが、年を経てじんわりと味の出たメロディーラインとハーモニーが、また違う趣を感じることができます。 とはいいながら、やはりビーチ・ボーイズ流れの曲調がわたし的には好みです。 1曲目の「マン・ウィズ・オール・ザ・トイズ」はビーチ・ボーイズの「クリスマス・アルバム」にも入っていた曲ですが、アレンジが新しくなって、ドラムのイントロからさわやかなハーモニーが炸裂して、インパクトを与えてくれます。2曲目でタイトルトラックの「ホワット・アイ・リアリー・ウォント・フォー・クリスマス」はブライアン・ウィルソンらしいハーモニー主体の内向的な仕上がりで静かに聴くことができます。 その他にも、新しい曲あり、ビーチ・ボーイズからのリメイクあり、クリスマスの定番曲あり、と季節感は十分に楽しめる内容になっています。とくに賛美歌系の曲はクリスマスムードを耳から感じるにはピッタリでしょう。 ジョン・レノンやワムもいいかもしれませんが、今年のクリスマスはブライアン・ウィルソンでどうですか?
2007年12月13日
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題名:「不味い!」編者:小泉武夫発行:新潮文庫頁数:208読みやすさ:3/5おすすめ度:3/5 自称「食の冒険家」、また「味覚人飛行物体」「ジュラルミンの胃袋」など、数々の異名を取り、どん欲なまでに食の探求を続けている小泉教授。当然世界中の美味い食べ物を知りつくしているわけですが、美味いものが美味いものとして存在するためには、それらを底辺で支える「不味いもの」があるわけですね。 というわけで、小泉教授がこれまでに出会った数々の「不味いもの」を紹介してくれます。ここに紹介される食材は31種ですが、外国の有名な食べ物から近くのスーパーで売っているものまで、あらゆるものを解説してあります。 しかしそこはさすがに科学者です。その不味さの原因物質や量、さらに食べる側の状況など、なぜ不味いのかを徹底的に分析しています。 観光地のお膳や、お弁当の類、衣ばかりのエビフライや味のない刺身など、日頃口にしている身近な食材は、私も怒りを伴うイヤな気分になることもあるので共感を持って読みました。ところが小泉教授はチャレンジャーです。カラスの肉やカメムシの幼虫といったゲテモノ系から、ホンオ・フェ(アンモニア臭のキツイ韓国料理)やシュール・ストレミング(スウェーデンの「地獄の缶詰」)という世界的にも有名な臭い料理まで果敢に挑戦しているのです。「冒険家」というより「殉教者」に近いものを感じてしまいます。 美味い食べ物を紹介した本は数々出ているでしょうが、不味いものを紹介した本は珍しいのではないでしょうか。
2007年12月08日
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暑い、温いも、もう終わり背中をまるめて街行けば黒や茶色の人影にツリー、電飾、酔っぱらい花はクリスマスに定番のポインセチアです花素材mayflowerさんより
2007年12月02日
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今週、カープファンにとってはすごくいやなニュースがありました。 そうです。“生涯カープ宣言”をした新井選手のFA移籍希望宣言です。 まあ、制度で認められたことですから、とやかく言う筋合いはないのですが、とくにあの涙の会見は見るに堪えないものでした。あれはなんの涙だったんでしょうか?「泣くぐらいならFAするなよ!」とか「カープ愛が・・・」とか、そんな単純なものでないかも知れませんが、見てるもんには意味わかりません。「何で出て行くか」より「なんで泣いたか」が知りたいところです。 なんか黒幕でもいて、FAせざるを得ないように誘導されていたとしたら話はわかりますが、そうでなければ、よく男女関係で「あなた(君)はきらいじゃないんだけど・・・」とか言って泣きながら別れ話を切り出すのといっしょです。自分をいい人で終わらせたいだけのパフォーマンスでしかありません。 「優勝を争いたい」という気持ちは野球選手として当然だと思います。でもその気持ちで「俺の力でカープを優勝させてやる」という方向には考えられなかったんですね。残された選手たちは屈辱でしょう。「おまえらとやってたんではしょうがない」と言われたのと同じですから。 エースと4番が抜けるカープですが、その分改革もしやすくなります。チームもファンも今の玉・次の玉をいっしょに磨きましょう!過去にもたくさん自分から出て行った選手がいますが、彼らを後悔させるためにも来シーズン以降のカープの奮起に期待したいと思います。 私は“カープファン”なので(特に自分から)出て行った選手には興味が無いですし、逆にトレード等(カープにFAで来れる人はいないので)でカープに来た選手には思いっきり応援します。 それにひきかえ、阪神ファンは“わが世の春”を謳歌しています。関西圏にいると特に傍若無人な方も多いので閉口することもありますが、まあ暗黒時代が長かったのである意味仕方ないのかもしれません。次にいつまたあの時代がやってくるかもしれないんですから、今を楽しむのはよいことだと思います。 ついにプロ野球は子供たちに“夢”を与える世界ではなくなってしまいました。子供たちに教えるとしたら「“夢”とかなんとかを語る前に世の中には厳しい現実があるんだぞ!」という社会のありかたでしょうか。それはそれで徹底してていいかもしれませんね。
2007年11月10日
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題名:「割り箸はもったいない?」編者:田中淳夫発行:ちくま新書頁数:203読みやすさ:4/5おすすめ度:4/5 私も常々“うさんくさい”と思っていたマイ箸運動ですが、実態がわからないので適切な反論もできず、環境問題への取り組みの一つとして、ある意味「しょうがない・・」と感じていた問題なので、とても興味深く読むことができました。 本書では、割り箸の生い立ちから製法、そして割り箸が置かれている現状や社会的な背景、さらに箸文化から日本の林業の将来まで、幅広い視野に立って割り箸の意義を論じています。 今、割り箸生産のほとんどは中国に依存しています。だからといってそのことが中国の森林破壊に直結していることなどありえないという事実や、まして熱帯雨林の破壊など割り箸にとっては無実の罪を着せられたようなものであることがよくわかります。 割り箸文化は日本人にとって、けじめの心、清潔の心、そして何より“もったいない”の精神から生まれた、環境への配慮という点で非常に優れた文化といえます。 森林破壊を問題にするならば、建築材料などもっと違う視点に立たなければ意味がありません。割り箸を悪役に仕立てるのは簡単ですが、どうしても“弱いものイジメ”に見えてしかたありません。 マイ箸運動を全面否定するつもりはありませんが、他人に強制したり、それを見せびらかしたりする人は私としては信用できません。ひっそりとやっていただきたいものです。 それをしているからといって「私は森林破壊に手を染めていません」と言わんばかりの態度はとても感じ悪いです。ましてや汚れたマイ箸をティッシュで拭いたり、大量の水で洗ったりしているのかと思うと・・・(マイ箸運動家の本もいずれ読んでみたいとは思うのですが・・) また、最後の方では日本の林業の行く末について、世界の林業との違いの中から、割り箸利用もさることながら、間伐材の利用など積極的な国産材の利用を探ることの重要性を説いてあります。 割り箸一膳から日本の林業や環境問題まで、いろいろと考えることができる一冊といえるでしょう。
2007年11月05日
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