市の教育委員会指導課

【市の教育委員会指導課】

次にLDについての具体的な指導方法をまとめた資料がないかを聞きに
市の教育委員会指導課を訪ねました。

担当の先生は
具体的な支援方法は把握していないが、
数年前モデル事業校だった小学校の教頭先生に問い合わせてみると良いでしょうと
アドバイス下さいました。

早期発見・早期療育がLDには効果的という研究もなされていること、
現状での個別指導は無理でも、このようなケースにはこんな対応策が、
ここに行けばこんな情報が得られる等の体系立った情報があれば
親は一人ひとり走りまわらずに済むし、
わが子に少しでも早く対応することが出来る。

と申し上げると、

確かに今の状況では、各々の先生方に抽象的な指導法を伝えるのみで
具体的な方法は各学校、各先生に任せられていて体系だった情報は
市の指導課の方にはない。とのお答えでした。

そして、現状は
個別指導計画の立て方について各小中学校の先生方に6月に話する予定で、
そこから各学校で指導計画が立てられ、指導が始まるとお話下さいました。
(情報の方は早くて4,5年先だなぁとの見通しを得ました。)

文科省の特別教育支援ガイドにも早期発見・早期療育の重要性が説かれているのに
「やっぱり、早期療育は効果的なのですか?」
と、先生に聞かれたのには本当にがっかりしましたが、
モデル校だった教頭先生に連絡を取ること、LDに関してお詳しいであろうフリースクールの校長先生、
市の特別支援教育の骨組みを作っていらっしゃる大学の先生の連絡先を教えて頂けただけでも収穫がありました。

そして最後に以下の小冊子のコピーを頂きました。

「特別支援を必要とする子どもの参考資料」
平成16年3月
特別支援教育推進体制モデル事業に係る調査研究運営会議


各学校にも配布されていて、もしかしたらインターネットにも
載っているかもしれませんが、と仰りながらご丁寧に全部を
コピーして下さいました。

コピー室にて、
以前は小、中学校の教師をしていらっしゃって国語がご専門だったこと、
今になって思えば
こんな子いませんか?の文科省からの資料に当てはまるような子供はいたし、
その頃それがLD児だと知っていれば
もう少し幸せな学校生活を送らせることが出来たかもしれない。
今、こういう事に携わるようになってつくづく思うけれど
もう少し親身になってあげられれば良かったと思う。
とちょっぴり本音の部分も聞く事ができました。

そして、
やはり、 要望を保護者から出してもらわないと
市の指導課サイドでも動きが取れないので
意見を述べてきてくれると助かる

とも仰っていました。



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