珈琲の原料は、アラビアコーヒーノキの種子です。アラビアコーヒーノキはアカネ科の常緑低木で、高さは三~四・五メートル。原産地はエチオピアです。
エチオピアとはアフリカ北東部の連邦民主共和国「シバの女王の国」と称して世界最古の王国とされています。このシバとはアラビア南部にあった王国のことで、コーヒーの樹は、どうやら現在のエチオピアにアラビアからやってきた木とされているようです。
現在では、コーヒーの樹は、アフリカ原産で中南米やハヤイなどの熱帯各地で大規模に栽培されています。
そして、飲料としてのコーヒーは15世紀以降にヨーロッパに伝えられたとされており、ブラジルに伝わったのは18世紀になってからのこと。そして、19世紀には本格的に栽培され始めたようです。
飲料としてヨーロッパで盛んに飲まれるようになっつたのは17世紀のことで、コーヒー店、コーヒーハウス、カフェなど文化人たちを中心に嗜好品として広がりました。
日本には明治21年1888年に東京上野の黒門町に出来た可否茶館(かつひーさかん)が日本で初めてのコーヒー店といわれています。その後、銀座のカフェー・プランタンとカフェー・パウリスタが開業して一般に広まって行ったようです。
コーヒーの花は細長い楕円形の葉の付け根に小さく白い花をさかせます。可愛らしい小さな花です。
南の太陽の下で育った苦味が、日本でもとても美味しいです。アイスコーヒーや御菓子の材料などにも大変好まれています。
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