俳優探訪
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Netflixで連続ドラマの一気見!こんな春の、寒暖差が大きくて体調もおかしくなりそうな時期に、さらに夜更かしをして、体調を自ら崩すという…暴挙に出てしまいました。でも、一気見って、達成感があって楽しい&気持ちいいですよねさて、観たのは、東野圭吾原作の連続ドラマW『さまよう刃』です。事前情報全くなしで、オススメに出てきたので観てみました。ミステリーやサスペンスものをよく観るので、それで出てきたのだろうと思いますが、結論、観てみて正解でした主演は、竹野内豊さん。私が若い時からずーーーーーっとかっこよくて、ずーーーーーっとご活躍。このドラマでもやっぱりかっこよくて、でもかっこいいだけでなく、恐らく、かなり役作りをして望まれたであろう、瘦せていて、やつれていて、伏し目がちな表情は、とても心に刺さるものがありました。でもでも、ここではみんなが知っている竹野内さんのお話はちょっと横において、私が注目したのは、週刊誌の記者役で出演していた、瀧内公美さんです。ドラマの話に入る前に、まずは瀧内さんのプロフィールを。■所属事務所 吉住モータース 公式プロフィール■Wikipedia高校生のころからグラビアをされていたそうですが、本格的に女優としての活動を開始されてから、まだ10年ちょっとくらいなんですね。けっこう早い段階から数々の名作品に出演されているということは、早くからその才能に気づいたプロの方がたくさんいたんでしょうね。着実に実績をあげられている印象です。私が初めて瀧内さんの名前と顔が一致したのは、映画『火口のふたり』でした。いつものことながら、AmazonPrimeだったか、おすすめに出てきたの事前情報なくで観た、という感じだったのですが、…正直、詳細なストーリーは忘れてしまったというくらい、私個人的には、あまり好きではない映画でした。が、瀧内さんの演技だけは、強く印象に残りました。誰だ、この美人さんはなんとも言えないこの妖艶さはなんなんだと思いながら観ていたのを覚えています。それから、いくつかのドラマやCMなどで目にするようになり、その度に色々な女性を演じているのを見て、「この人はこれからもきっと活躍していく人だろう」と確信しました。火口のふたり [ 柄本佑 ]楽天で購入さてさて、本題の『さまよう刃』の話に戻ります。先述の通り、瀧内さんはこのドラマで、週刊誌の記者役を演じられています。昨今話題の「週刊文春」みたいな、まさにあんな感じの週刊誌の記者です。このドラマは、妻に先立たれた後、男でひとつで大事に育ててきた娘が、未成年の若者たちに襲われて亡くなってしまうという、悲しい事件からスタートします。その悲劇の父親を竹野内豊さんが演じています。瀧内さんが演じている記者は、刑事の間では“要注意な記者”として名が知れている人物で、しつこくて、ちょっとしたことからネタの臭いをかぎ分けて、わき目もふらずに情報をとりにやってくる、という意味を込めて“猪突猛進”と言われています。作中何度か、人格を疑ってしまいそうなくらい、「その人に話聞く?今??」「この人は人情とか、気を遣うとかないのか?」と思う場面があります。そのなりふり構わない感じや、その行動の根底にある“記者魂”みたいなのを、瀧内さんはみごとに演じ切られています。記者としての行動は、常識はずれなこともあるし、人の感情を逆なでするようなところもあるのですが、その真意は、事件を風化させないであるとか、被害者の悔しさを伝えたい、であるとか、犯人を野放しにさせない、であるとか・・・記者としての正義感があるわけです。終盤に近付くと、そんな破天荒な記者でも「書いていいのか」「どう書くべきか」と葛藤しているような様子も見え隠れします。しかし、私はどうしても週刊誌のやり方は好きにはなれないな・・・・・・と、観ながら現実の週刊誌を想起してしまうほど、瀧内さんの記者っぷりは、おみごとでした。こんな非情な、破天荒な女性を演じる瀧内公美さんを見たことがなかったので、それもさらに私の心に強く印象に残りました。非情さの隙間に垣間見せる葛藤の演技も、素晴らしかったです。そんな瀧内さんを見てみたいよ!悲劇のパパを演じる竹野内豊も見てみたいよ!という方は、ぜひ『さまよう刃』観てみてください。ちなみに、最後の最後、「え?そうだったの?」という終わり方をします。私は完全に騙されていました。あの人がアレをしているものだとばっかり・・・気になる方は、ぜひご覧ください全6話です。そして、瀧内さんの今後の活躍にも期待です■WOWOW 連続ドラマW『さまよう刃』 公式サイト連続ドラマW 東野圭吾「さまよう刃」 DVD-BOX [ 竹野内豊 ]楽天で購入
2024.04.04
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