野点を愉しもう！

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2010.09.21

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テーマ：想像して楽しむ(132)

カテゴリ：イラスト（空想）日記

先ずはこちらをご覧ください<(_ _)>　【迷子のｵｶﾒｲﾝｺ、かえちゃんを探してください】

冒険インコ posted by (C)勇者ラーメン

前回のお話はこちら

ゴスに誘われ、野点に加わることになった瑞穂とピスタ。

赤い毛氈の上で、かなり大きなジャンハムと、ほっそりスリムなジャンハムが準備を整えて待っていました。

ゴス　「さあ、ふたりとも、遠慮はいらないっチュよ。どうじょどうじょ。」

瑞穂　「こんにちは・・・」

ピスタ　「こんにちは・・・」

たのしい野点 posted by (C)勇者ラーメン

大きなハム　「おや、新入りさんでチュね？まだちいちゃくてかわいいこと・・・私はメロン。ラーメンしゃんに飼われていたんでっチュよ＾＾」

ほっそりしたハム　「僕はまゆ。よろしくね！ゴスやメロンといっしょに、ラーメンしゃんとこにいたんだよ＾＾」

瑞穂　「みなしゃん、みじゅたちの大先輩なんでっチュね！僕、みじゅほでっチュ！」

ピスタ　「僕、ぴーちゃんでっチュ！」

ゴス　「今日はメロンが、君たちにも麺道のお作法を教えてくれるからね？」

瑞穂　「麺・・・道？」

メロン　「そうでチュ。今日は麺道の中でもカジュアルな、カップ麺道のお作法でチュよ。」

まゆ　「メロンちゃんは、カップ麺道の流派の中でも、格式に囚われ過ぎずに自由に麺をすすることを重んじる【裏万家】のお師匠さんなんでチュよ。」

瑞穂＆ピスタ　「へーーーーーーーっ！！（←あんまりわかってはいない）」

メロン　「お作法と言っても簡単なんでっチュ。お作法はただ、おいしくカップ麺を食べるためにあるものでチュからして・・・」

メロンは、瑞穂とピスタに、カップ麺のお作法を教えてくれました。

その、お作法とは・・・・

お作法 posted by (C)勇者ラーメン

メロン　「食べたいカップ麺を選んだら、先ず、それを手に取り・・・いいでチュか？・・・手に取り・・・原材料とかいろいろ書いてありまチュね？それをみんな読むっチュ・・・じっくりと・・・その時大切なのは、ちゃんと味を想像しながら読むこと・・・自分の中でそのカップ麺への期待を膨らませておくんでっチュ・・・カップ麺の種類は数あれど、リピートするのはほんの数種類だけ・・・今、食べようとしているカップ麺とは、もうこれっきりの出会いかも知れないっチュ・・・一期一会・・・カップ麺を食すために、とても大切な心がけでチュ。」

みんな、カップに印刷されている文字をじっくりと眺めました。

ピスタ　「魚介エキス、ポークエキス、野菜エキス、チキンエキス、椎茸エキス、酵母エキス・・・エキス～～～どんだけエキスっチュ！」

メロン　「面白いでしょう？」

メロン　「さぁ、お湯が沸きましたよ！ふたをめくって・・・そうそう、この時、カップ側にふたが破れて残ったりすると、ちょっぴり残念な感じですね？でも、裏万家においてはそれも【侘びている】とされ、味わい深いものとして評価されているチュ。みんなめくったっチュね？じゃ、メロンがお湯を入れてあげるっチュ。必ず規定の線か、それよりちょっと下くらいが塩梅よくできるっチュ・・・」

瑞穂　「わぁ！いい匂い！お腹がすいてきちゃった！！チュ～」

メロン　「３分待つっチュよ。ほら、割り箸をふたにのせておくっチュ。ふたをめくった向きに対して縦方向に置くのがコツっチュ。」

みんなメロンの言うとおりに、割り箸をふたのうえに置き、黙って待つにはほんのちょっぴり長く感じる３分間を過ごすのでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　<つづく>