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夢だったとは思えない 確かに母の声だった 確かに私は答えていた かかってくるはずのない 料金未払いのままの電話 自分で掛けても繋がらないのに 何かの力が兆したかと かえって不安になったけど これって実家が メタルプラスに入ったお陰?
October 12, 2009
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憧れていた町 限られた時間にあの城も あの絵も見るためには この路地で迷ってなんかいられないのに 尋ねる言葉もわからない
September 21, 2009
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今年は自分から 電話したのに 産んでくれてありがとうと 言えずになんとなく 鼻声になる誕生日
August 1, 2009
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新しい水たちよ 古い川を行くな 大河に急がす 新しい流れを作れ 結局縦縞が鮮明になっただけなので、ゴシゴシゴシゴシ。
May 31, 2009
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月の見えない夜には月を思う 星の見えない昼には星を思う 故郷の見えない遠い惑星で 元の時代に帰れないなら タイムスリップして来たここで とことん生きる 記憶の中の歴史や科学や芸術できっと レオナルドダウ゛インチにだってなれるはず
April 19, 2009
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横縦横 斜め斜め 横縦横 一度にまとめて来るよりも 少しずつでも何度でも 降って来てそして積もればいい ―|―\/―|―
December 7, 2008
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薔薇もトルコもリンドウも グラジオラスもお辞儀した 百合も匂いがきつすぎて 使えない花が多すぎて 危ない花に手を出した きっと蔓梅モドキの実ははじけ パラパラ殻が落ちるだろう 雪柳の葉も散るだろう でも日毎に明るい橙に 変わる姿を見てほしい 一週間変わらぬ姿の [もつ花]よりも クレーム来ても構わない 咲いてゆく花を見せたい 死んでゆく花を見せたい
September 29, 2008
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被爆資料として保存されている 焼けただれた様々な衣服を 誰が遺体から脱がせたのだろうかと まだ終戦に至らない日に 何の目的で誰に訴えようとして 止まった時計や 千切れた服を集めたのだろうかと 遺族がそこに居たならば 未来のためでも承諾したりはしないだろうと そんなことを考えていた
July 27, 2008
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高速を走るトラックの音 側道で渋滞するエンジン音 海側を通る電車の轟音 すれ違う下りも鉄橋を渡る ラジオの音楽 ボーカルとドラム たまに聞こえるトランペット ソロでやっと聞こえるギター 車の間をすり抜けるバイク 警官のホイッスル トレーラーのブレーキから出る空気 全部まとめてただの騒音に 耳をすませる 野性のカンを研ぎ澄ますように しかし野性の動物ならば 人の作った音に聞耳立てる必要はない 彼らは車のクラクションさえ聞いてない 他に聞くべき音があるからだ 何時もは聴き分けない音を ふと聞いてみようとしただけで 昔の地球はもっと静かな世界だったと 空を見上げることになる 地上の音はどの高さまで聞こえるだろか 低く棚引くスモッグまでか 雲海の上なら清く静かな空なのか 成層圏まで爆発の聞こえた時も きっとあったに違いない オーケストラの楽器を聴き分けよう 料理の味付けを言い当てよう 登場人物の心理を読み分けよう そしたら自然と地球の事を考えるから
July 12, 2008
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どうしても取りたくて 仕方ないけど我慢して 我慢して 雄シベの付いたままの 百合を飾る イライラを やっと乗り越えた頃 お礼みたいに真っ白の 蕾が開いて 粉まみれの雄シベを揺らす
June 21, 2008
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チョット水が欲しい時でもいつも湯沸しが点火していたんだと気付いて水栓のレバーをお湯から水のほうに変えたもう歯はしみないのだから
June 18, 2008
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何処でもあなたの行く先に 何時でも花が飾られて いるような人になりなさい 私はせいぜい自分の部屋と 仕事場を花で溢れさす
June 11, 2008
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お花に水をあげてるだけで幸せな気持ちになれるからとお花が好きな理由を花屋に教えてくれた人を幸せにしたいと思う
June 9, 2008
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ローテローゼの外側の 赤黒く縮れた花びらを 捲りながら考えた 宇宙の一番外側や 時間の終わりもやはり こんなにただれているのだろうか だとしたらとても解り易い だとしたら今はもう むしって棄てる一枚の 赤黒い花びらのとき
May 14, 2008
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太くて堅くてトゲのある ヤツにも寄り添う ヤツがいて やっぱり 太くて堅くてトゲがある
April 26, 2008
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ひび割れた古い石鹸が なかなか溶けないのは 固形剤のせいだから いい加減諦めるべきなのに また今日も泡立ててみる
April 24, 2008
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お茶碗3~4杯分はありそうな 挽き肉丼をペロリと食べた でも往復20分は歩いた
April 20, 2008
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球根の花は花びらが6枚 (これは八重だけど) 百合水仙チューリップ アマリリス韮オーニソ ヒアシンス アルストロメリアもよく見れば グラジオラスはどうだったっけ
April 16, 2008
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球根の花は花びらが6枚 (これは八重だけど) 百合水仙チューリップ アマリリス韮オーニソ ヒアシンス アルストロメリアもよく見れば グラジオラスはどうだったっけ
April 16, 2008
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クローバーの 葉の上に 銀色に 光る玉を 見つけた
April 13, 2008
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強で解凍されて 春が満開に
March 28, 2008
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バスタブに浮かべた十数輪の花の船にじわじわ入ってくるお湯を出そうと次々花首を傾けるお湯に浸かるとオシベの色が変わり花びらに張りがなくなり年老いて水面下に沈んでしまうから何時まで繰り返されるのか貴人のメイドのような作業薔薇にもオシベがあることを思い出させてくれながらローテローゼは外側の花びらの縁を三角にカールさせていく花屋は薔薇の蕾が少し緩むと醜く感じて捨ててしまうまだ中心の見えない花びらの重なりだけを褒めそやす咲ききった本当の花の姿を知るために職業病を治すため贅沢な花の風呂は私に必要なセラピー
March 6, 2008
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白に近い灰色の 空から落ちて来るときは まだ灰色の昼の雪 地上付近で白に変わる 景色を白で埋めつくす 雨が落ちて来るときは 灰色に見えることはない 地上の景色を濃い色にする きっとあなたはまだ雪で まだ白い空を飛んでるの
February 6, 2008
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いつになったら暖かく なるのとこぼす人 がいるのに驚いた せっかくせっかく 今年こんなに寒いのに 小学生の時以来 霜柱を壊して音を聞く 氷を叩いて金魚を起こす カレーにラツキョに福神漬け ウスターソースと卵を混ぜる
January 27, 2008
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毎年配達してるけど はじめて 寄り道する気になって 紅葉祭りの 成田山 ここ十年 インプットしなかった 行楽地の 記憶を 上書き 一人で歩く 女性も見かける そういう年になったから これから もっと見ていこう
November 25, 2007
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初詣は 地元の神社にするものと 来たことなかった 明治神宮を はじめて歩く 七五三の家族連れ 軍服の老人 写真を撮る外国人 意外にも多い人出 参道は長い 作法どおりに 杓を使ったり ニ礼ニ拍手 信仰はない といいながら さすがに祈りも 願いもしない 形だけ 手を合わせるのは 見た目を気にして サイ銭もあげてしまった 私みたいな 形だけの信者で 神社の経営が 成り立っているんだろう
November 23, 2007
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10分程人を待ち 初めて気付いた 違う立場の人の存在 気付かなかった 私の日常
November 13, 2007
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一つを分ければ分けるほど パンは小さくなるけれど それを分ければ分けるほど あなたの心は 大きく育つ
November 8, 2007
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ぶつかり合って 角が取れ 丸くなっていく石の 間で壊れる 堅い石 壊れても 壊れても 尖っていたい 堅いけれども もろい石
October 27, 2007
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日本中から各界の 才能が集まって できたチームの一人になって 私に何が出来るか 言えないでいた
October 18, 2007
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作りすぎ 売りすぎ 買いすぎ 料理しすぎ 食べすぎ
October 13, 2007
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初めて見たという 花の名前を教えてと 見せられた画像は 彼岸花 20代の歯科助手に 先生だって 知らないでしょう 名前だけは 聞いたことあるけどと 30代の歯科医
October 10, 2007
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頭や心に 私の核はありません 身体に普く 60兆の仲間には 一つずつ在るけれど 66億の人類の 誰かが核ではありません みんなでやっと 一つの 命です
October 9, 2007
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よく見る夢には 町内を流れる用水 古墳を囲む コの字形の池 ねじれた現実
October 6, 2007
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太陽はまだ40度の高さにあり 谷間を薄いオレンジ色の光で満たしている。 バーミリオンサンズを思い出す。 この流れに沿って町に着く頃には 全てがもっと濃い色に染まっているだろうか。 昨日から治療を始めた奥歯の詰め物に舌先で触れて、 ルート沿いの沖縄料理の店は見送ることにした。 10日前からお見舞いに行っていない人の所へ 今日こそは顔を出さなければ。 歩行者天国の中をそろそろと進んで 仕事を終えた時ちょうど 眠らない町の夜が始まった。 そういえば昨日まで夜中じゅう鳴いていた蝉の声が もう虫の声に代わっている。 明日はあの鈴虫を飼っている日本料理店に、花を届ける日だ。
August 26, 2007
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小学校の文集の自分の拙さが恥ずかしくいい作文を書いてる同級生が決して読まないようにと願うあのころは真面目なことが書けなくて卒業文集さえ投げ遣りでそのくせ自分が一番うまいと思っていた驚いたのは先生の言葉35億の人類が・・・1970年代からわずかの間にもう20億増ちゃんと調べたら31億増でもっと驚いた
August 18, 2007
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昔の友達とあって 太ったな老けたな禿げたなと 互いにズケズケ言い合える それが嬉しい でも実はショック 金が無いとかメタボとか 愚痴を言っても結局は 自分が選んだ道だろと 突き放してくれる 厳しい旧友
August 15, 2007
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ガンダムみたいな物がどうして空に浮かぶのか 圧倒的に軍事力の勝る敵に何故立ち向かうのか たとえ人類が玉砕しても守りたいものは何か 生物の多様性を阻み大量絶滅へと導くのは誰か 地球上の生命を全滅させる文明を持ちながら 敵はヒトを生かしておこうとするのは何故か 我々が漁獲割り当てを決めるみたいに
August 8, 2007
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センスのいい人が センスが悪いと言うことに いつも反論できなくて 笑ってごまかしたり 同調して叫んだりしてきたあげく たまに電線が 空を激しくカットしている 町並みを見ると とても 懐かしくなる 電柱や看板や 昭和生まれの老人や 見た目の悪い人たちを 排除した クールな景色に慣れすぎて
August 2, 2007
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ため息を つかないで 幸せが 逃げちゃいますよ 幸せな人は言う 素直にそうね ありがとうと 言えずに ため息 三連発 わあ幸せで 溢れてるんだ という反応に 少し疲れた 少しなごんだ
July 20, 2007
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雨に躊躇い 壁ぎわに 並べてしまう 新しい レインシューズ 嬉しくて フローリングで履いたまま 外に下りても 誰も叱る 人はいない 古いほうは 靴屋で 捨ててもらうの 一度に二足も 履けないでしょう 少しの痛みと 後悔があるけど すぐに馴染むから これから一緒に 歩いていこう
July 18, 2007
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恋もなんもしなくても からだの中を 電気が走る 神経をビンビン 伝わっていく 小さな小さな 電気の粒が 核の周りを回る音 きるきるきるきる 耳鳴りになって 歩くだけで からだじゅうから 放電しそうな 水の粒子が 漂う夜
July 13, 2007
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爪を立てた痕だけが明るく光る有り明けの空そこから空を剥がせばもうマンゴー色の朝がペロリ
July 12, 2007
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君の涙は塩酸の雨 僕の心に穴をあける 僕の涙は希塩酸の雨 君の心が渇いた頃に やっと穴をあけるだろう
July 10, 2007
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悔しくて時間を巻き戻したくなるけれどまだ使わないもっと大事な何かを失うときまで一時間戻せば寝過ごさないで花を処分されずにすんだのに二時間戻せばいっそ撤去に行かないで三時間別の仕事ができたのにまた睡眠が三時間一生に一度だけ使える力で今日、時間を戻しても得るものは小さすぎるから我慢自分の口から出た言葉を彼女の記憶から消すためにベランダから落ちかけた孫の命を救おうと使ってしまう人もいる誰もが持ってる力を一度も使わずにこの世を去る人だけに見えるという走馬灯巻き戻す力はその時の上映のために幸せと感謝の気持ちに包まれて逝きたいから
June 27, 2007
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歩きながら話しながらどこか遠くを見ながら君は赤い傘を折り畳んでいく大きな花のようにも見えるつまんだ襞を整えて巻いて蕾にしてしまう歩きながら話しながら傘を見ないで傘をしまう君の傘を僕はずっと見てしまう
June 26, 2007
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大きな花を挿すと細かい枝とか、なかなか咲きそうにない蕾はバサバサ捨てます。その中から花を拾ってアレンジを作るのは賄いメニューに似た感覚。もったいないとか、花が可哀想とかを言い訳にしながらも自分が芸術家でもなく、職人でもないことを実感して情けなくなるのにやめられません。
June 25, 2007
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腰のベルトを 確かめるみたいに 両腕を 引き寄せてくれてから スロットルを回す彼 信号待ちの間だけ 少し離した上体を また密着させて 続いていく 彼と私のツーリング
June 21, 2007
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制服の 白いブラウスの 胸の辺りを 丸く光らせ 自転車こぐ娘 バックミラーは 一枚なのに 濃淡の 光が二枚 踊っているよ
June 18, 2007
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真夏のような 光と温度 よく出来た偽物だ 蝉の声が無いから 見破れる 虫たちは 季節を間違えない 何ものかが この国を 暑さで滅ぼそうとしても 人類が 増えすぎて このままでは 皆で飢え死に するという 日本だけが 罰を受けるのは 悔しいけれど もっともな 生け贄の選び方
June 16, 2007
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