みかん日和。

世代交代。

私の尊敬しているフィギュアスケーターがまた一人、競技から引退した。昨年末には、尊敬はしてないけど、同郷のよしみで応援していたノブナリ、特に好きではないけど、競技者として、攻める姿勢を崩さなかった安藤美姫選手、そして、世界選手権が終わったあと、大好きだった鈴木選手・・・高橋大輔選手と浅田真央選手は、去就は保留として、シーズン休養をサクッと、表明して春を迎えた今年。どうなのかしら、とドキドキはしてたのだが、よもや、突然。でも、シーズンが始まる前にけじめをつける、いかにも高橋選手らしいなぁと思った。見た目、いかにも軟弱そうな王子様ふうなのに、自分に対する厳しさは、みんな知ってるし、それでいて、とても繊細で、誰にでも優しくできるってのも、みんな知っている。そんな高橋選手の決めたことだから、尊重せねばならんのですが、あまりにも寂しくて。昨年末、高橋選手の捨て身の全日本を見て、あまりにも、美しくて、儚くて、覚悟ができているのだろうな、とは思ったけれど。私の記憶の中のベストには、高橋選手の『道』が入っている。今までのオトコマエ路線から、コミカルから悲哀に満ちた演技への転換。本当にすごかった。あの表現力、今、誰が持っているだろう。今後、そうそう、出てくるとも思えない。そう思うと、ますます、無念。高橋大輔という人が、これから、どういう人生を歩むのかはわからないけど、もし、スケートに関わることがあるのなら、応援したいな、と思う。もし、スケートに携わることがなくても、今まで、我慢することが多かった分、青春（ちょっと遅れ気味だけど）も謳歌して、シアワセの多い人生を歩んでくださいませ。願わくば、電撃復活・・・待ってます(^^)/