北海道の森と湿原をあるく

天人峡/東川町


天人峡
東川町

2005年10月24日

10月24日に泊まった場所の空はもう冬模様

もう冬空ですね

木にはまばらな葉がつくだけ
寒い冬の景色になっておりました・・・

さあてこの寒い空の景色はどこかしら?

ここはですね
大雪山系の「天人峡温泉」
こんな有名な滝のある場所です

大変有名な滝

270メートルの高さから雅な絹糸のような水を落とす滝
この滝の名称はまた明日の日記で♪

旭川市に近い東川町に入り
忠別川沿いの道道を進むとやがて
「柱状節理」という柱のような岩の
断崖絶壁にどんどん圧迫されてゆく・・・
クルマが入れるぎりぎりの場所まで行き着くと
断崖絶壁の隙間に数件の温泉宿
そこが「天人峡温泉」という場所です

ここを訪れるのはなんと
Ottyまだまだ可愛かった小学6年生のとき
修学旅行で泊まったっきりの○十年ぶり!
当時とそんなに変わっていないひなびた感じ・・・

いいとも悪いとも 好きとも嫌いとも
どうにも表現できない独特の
陸の孤島のような寂しい雰囲気があって
お隣の「旭岳温泉」と比べ
かなりワイルド

まあ変に観光地化されていないので
これもアリかしらね~

「天人峡温泉」からは
軽登山道やトムラウシに繋がる登山道
有名な滝に向かう歩きやすい遊歩道や
さらに奥の滝を見に行くトレイルもあったり


行った日はお天気も良く
滝を見にトレイルを歩きました
片道2キロちょっとで往復1時間半のお散歩
(お散歩というには急な坂も多かったけど)
忠別川が増水していると途絶えてしまうトレイル
わたくしたちが行ったときは大丈夫でしたよ♪

遊歩道などで見つけたもの

まだ頑張ってます

お天気が良いといっても吹く風は冷たい!
そんな冷たい風に耐えて日向ぼっこの白い「蛾」
雪の便りのように真っ白・・・

「ゲンノショウコ」がまだ咲いて

まだ頑張ってます花

驚きました!
前回行った白老ポロト湖でも
葉が真っ赤になってお花はすべて種で膨らんでいたのに
こちらのは一部 こうやってお元気に咲いているの!

もう葉が落ちた樹木が多かったので
比較的 野鳥さんは探しやすかった!
こんなに寒いのに「オオルリ」や「キバシリ」を見ました
期待していた「イヌワシ」は
絶壁の岩のてっぺんにはとまっていなかった・・・
やっぱり「イヌワシ」は幻なのね


この滝は「羽衣の滝」といいます♪

天人峡羽衣の滝

「日本の滝100選」のひとつです
高さ270メートルの絶壁から幾本もの銀色の筋・・・
これが天女の羽衣のようだということで
「大町桂月」さんという方が命名したそうです

温泉街からこの「羽衣の滝」まで600メートル
ほとんど気楽な格好でお散歩に丁度いいコースですね

「羽衣の滝」から少し険しい道を1.5キロほど進むと
これまた「敷島の滝」という素晴らしい滝もあります
そこの画像はまた別の機会にでも紹介しますね♪

「敷島の滝」までのトレイルから「忠別川」の流れ

忠別川

限りなく透明でみずみずしい流れ
この川に絶壁から落ちる大小さまざまな無数の滝
道々で素晴らしい光景が展開されます♪

「忠別川」沿いは苔がいっぱい♪

忠別川の苔はみずみずしく緑!

紅葉が終わりの寂しい冬景色に近い色あいの中で
「苔」だけが青々と輝いてます
この「苔」の生えた石の上を歩くトレイル
とっても滑りやすいので登山靴でないと危険みたいですね~

この「忠別川」には大雪山の雪が100年かけて溶けて湧く「名水」
旅館でもいただきましたが本当においしいお水です



「羽衣の滝」あたりの紅葉は「カツラ」がキレイ

カツラの紅葉

札幌円山の「カツラ」より紅葉の色がきれいのような・・・
甘~い匂いも漂って
ここから離れたくなかったですねぇ♪

「ツルリンドウ」の実

ラメバイオレットなツルリンドウの実

落葉のあいだからチラチラと見えるのが
このラメ付バイオレット色の実!!
ネイルに使えそうなほど上品で鮮やかな配色が
この自然の中に違和感なく派手に目立つのがステキ♪



こんなキレイな写真を撮った次の日は
朝から雪が降りました
積もることはなかったけど
野鳥も虫も花も凍えそう・・・








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