♪ 石榴なるルビーの玉を内に秘めやがて開かむ由里子 吉高
吉高由里子は、以前から気になっている存在ながら彼女の事はほとんど何も知らない。たくさんの映画やTVドラマにも出ているようだが、そのどれをも見た事もないし見たいとも思わずに来た。
僅かにその姿を知っているのはTVのCMぐらいなもの。そのほんの短い映像にみせる瞬間に受ける印象だけで、何かを感じるのだ。
存在感とでも言えるもので、私の個人的価値基準はいつもその一点にある。
ピピっとくる瞬間で決まる。何のキャプションも要らない。セリフも音も要らない。
サントリー・トリスのCM
何かの番組で話しているのを見た事があるが、それにはあまり興味も関心も持てなかった。若いのだ。
若干24歳で、数々の新人賞(ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞、ブルーリボン賞 新人賞、日本アカデミー賞 新人賞、日本映画批評家大賞 新人賞、エランドール賞 新人賞)を獲得しているという実力は認める。
それでもやっぱり今時の若者だ、何だか軽い。
彼女が10年20年後にどんな女優になっているのか、その辺りに関心が向く。
自身のツイッターにこんなことを書いていた。
綺麗な月の夜の日に
連絡してくる人がいる
雨が降っている日は
たまにあの人の事思い出す
晴れた空を見た時に
人の気持ちの匂いがする
灰色の空をみた時に
人から見た自分を想像する
夏の終わりを感じる日に
去年をきっと思い出す
この音楽が流れた時
あの日の事を思い出す
高校1年生の時に、原宿で買い物をしているところをスカウトされてこの道に入ったという。
もう普通の人生は歩めない。様々な艱難辛苦が、彼女をどう創り上げていくのか。そして彼女が何を目指して行くのか。
女優という奇怪な職業は、聡明すぎても莫迦でも務まらない。常識を超越するような強かさを持ちながら、なおかつ、純粋な心を併せ持つ生き物。それ故に叩かれもし揶揄されもし、足元を掬われもする。
「自分を持ちながら、自分を捨てる」ことを繰り返し、内面をさらけ出しながら、その内面を構築していくというパラドックス。
一度やったら辞められないという役者稼業。彼女がどこまで本腰を入れて取り組んでいくのか、注目していきたいところ。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
タイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
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