♪ 台風の風雨当たらぬ北角に巣を作りたるスズメバチはも
蟷螂の卵の産み付けられる位置で、翌年の雪の多い少ないを予測できるという研究がある。
スズメバチにもそんな予知能力があるのだろうか。北門の全く台風からは影響の少ない場所に作られた吾家のコガタスズメバチの巣。
毎日、働き蜂がせっせと巣作りをしている。その様子を写真に撮って観測しているわけですが、外側の様子は分かっても、中様子が分からない。内側にどのようにしてあの何段にも分かれたハニカム構造の巣を作っているのか。
巣盤を覆っている丸い外皮は何枚もの層からなっていて、間に空気室と呼ばれるすき間があるらしい。この空気室には外気との断熱効果があって、巣の内部の温度を一定に保つのに都合よくできているんだとか。
パルプ(木の繊維)で出来ていて、比較的もろいが水をよくはじき風雨から巣の内部を守る役目を果たしている。
内側をどうやって大きくしていくか。働きバチが、巣の 内側から外皮を削り取って 細かく噛み砕き、巣盤や支柱の材料に再利用しながら個室を作って行くという。成虫が羽化した繭のキャップの繊維もかみ砕いて混ぜ込むため、大変丈夫になっているという。
こうして、外形は丸いままで次第に大きくなっていくという訳だ。
オスや新女王の子育ては後から作られた3層目や4層目の巣盤で行われ、最初に働きバチの子育てに利用された1層目や2層目の巣盤は使われなくなって、育房の入り口は巣材で塞がれるのだとか。
それにしても、自然界は人間を超越した神秘の力を発揮して、我々を驚かせます。この蜂の巣の構造にしても、どうやってこんな究極の理想的な構造を手に入れたのでしょうか。
同一面積に対してもっとも外周が短い(図形を作るための素材が最も少なくて済む)のは円である。しかし、敷きつめた場合、そこには隙間ができてしまう。
外周の長さが等しい場合、その面積は正六角形が最も大きくなる。そして、敷き詰めた場合に、隙間なく連続できるのはこれしかないということを、物理も数学も知らない蜂たちが知っているということ。
このハチの巣のハニカム構造。原子のレベルでも、炭素同士が六角形に結合すると、あらゆる原子結合で最も強いことがわかっている。
全体がその六角形の結合からなる新素材・カーボンナノチューブは、 アルミニウムの約半分の軽さ、鋼鉄の100倍の強度、ダイヤモンドの2倍の硬さを 持ち、実用化されれば 地球と宇宙ステーションを結ぶ「軌道エレベーター」 にも利用される見込みだそうだ。
軌道(宇宙)エレベーター
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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