♪ 人の世はメビウスの輪に朝霧の立ちて視界の幽(かすか)なるかな”「朝霧の」は「立つ」に掛かる枕詞でもあります”
今読んでゐる「心に残るとっておきの話」普及版は、平成8年に出版されたものを平成14年に改定出版されたものです。
とても読み応えがある。多くの読者の心を捉えるのは、世の名作を凌ぐ真実がいっぱい詰まっているからに他ならない。
*「何気ない巡り合わせを、流砂のように流してしまうか、玉として残
すかは、その人の感性をあらわすものでしょうか」
*「どの編も人の真実の心を観ずることができる。正に現代の経典とい
うべきものかと思います」
*「私の50年の人生が、この書との出会いを機に変わることを感じて
居ます」
*「心底を揺さぶる強い衝撃、かつて味わったことのない感動は、魂の
根源を問うに充分であり、感謝せずにはいられない」
*「この本を読んでゐると優しくなれる。失いかけていた自分の原点に
戻れる。そんな本です」
*「久しぶりに心のふるさとに帰って様な、心の奥で眠っていたものを
呼びさましてくれた様な、安らぎとやさしさに心のや移設砂を深く
知りました」
*「いたひたと押し寄せる感激に胸がいっぱいです。仰ぎ見る人生賛歌
の金字塔です」
などなど、多くの読者からちょっとオーバーかなとも思われる感想が寄せられています。
読んでみて、この表現が決してオーバーに語ったものではない事を実感しました。殺伐とした現代社会の片隅にも、この様な珠玉とも言える逸話が沢山あるのでしょうが、身近なことでもない限り耳に入ることはありません。
以前、新聞に「『美談コーナー』を設けては?」という投書をしたことが有りますが、残念ながら採用はされませんでした。人々が求めているのは、どうしようもない人間の愚行や犯罪の話ではなく、心温まる感動的なものでしょう。
それは、人間が犯罪を犯すのは、根源的な部分で悪を抱え、根絶することなど出来ないという諦念と達観の果てに、「光」を求めるという贖罪の意味合いを含んだ心理なのかも知れません。
この本は、そんな黄変してしまった心をグサッと突きさし、渇望している魂の隙間に暖かい血が流れ込むように沁み込んで来ます。性善説の人のみならず、性悪説の人の心にも感じ入るであろう脚色のないドラマです。
その中の一編をご紹介します。「貴子のためのコンサート」
新潮編集部は、「『心に残るとっておきのいい話』が多くの読者から熱いエールを送られてきたのは、生きた人間を忘れた頑固な信念や澱んだ常識の戸板をはずし、新鮮な空気と、その向こうに広がる豊かな可能性を呼び醒ましてくれるからに違いない。」と結んでいる。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
◆ 満10年となりました。 2016.05.07 コメント(2)
◆ 長年の便秘が治った様な爽快な気分。 2016.05.06
◆ 思い付きの出たとこ勝負 2016.05.05
PR
カレンダー
キーワードサーチ
サイド自由欄
コメント新着