♪ 立ち合いの電光石化 遠藤の白鳳破りは前日にあり
怪我もようやく癒えて東前頭3枚目まで上がって来た遠藤。三大関を破り、その上横綱全部に勝つのはさすがにハードルが高い。
そこで打倒白鳳の作戦を立てた遠藤は、前日の日馬富士にのど輪であっさりと負けることで白鳳に油断を与えることに成功した。
そして昨日、案の定、遠藤のまさかの鋭い出足に、白鳳は為すすべがなく寄り切られた。
遠藤に真意を問えば、「一生懸命にやった結果です」と答えるに決まっている。
作為的だったのか否かは、本人にも分からない事かも知れない。無意識の中の何かが反応し、体が勝手にそういう風に動いたというのが本当のところかも知れない。
人の体は本人の意思とは裏腹に、勝手に緊張したり力んだりする。ここ一番の大事な時に、自分の意思ではどうにもならない事が起こる。
結果を左右するのは、半分以上はモチベ―ションの差だ。実力が伯仲していれば、その差はそのまま勝敗を左右する。吾々は、そのモチベ―ションの差を観ることでスポーツを堪能しているに他ならない。
昨年初場所以来5度目の挑戦で初めて白鳳を撃破。
遠藤は「そういう日を迎えられるように耐えてきた」と。
今場所、東前頭3枚目の遠藤の意識の中では、三大関を破ったことで目標の7割がたを達成しているのじゃないか。あとは横綱とどう対戦するか。今の大関の様な訳にはいかず、金星を挙げることは大変なことだと重々分かっている。無闇にエネルギーを使い果たしてしまうよりも、目標を一点に絞ることで最大限の結果を出す。
「肉を切らせて骨を断つ」的発想で、日馬富士には負けてもいいと。白鳳を相手にして必然的に、最大限の力を発揮したということだろうと思う。
怪我で番付を落して辛酸を舐めていた時期が長かっただけに、腹は据わっているだろう。大関、横綱の難所を乗り越えれば、もう向かうところ敵なしだ。
今日は、力むことなく全勝の横綱・鶴竜戦に本来の力を存分に発揮して立ち向かうだけ。怪我さえなければとうにこの地位で活躍しているはずの遠藤だけに、取りこぼしさえなければこのまま優勝争いに名乗りを上げるのはほぼ間違いないでしょう。
そして、次の横綱を目指して着々と実績を重ねていく。白鳳にも陰りが見えてきただけに、意外とその時期は早いかも知れない。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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