歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2024.05.30
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カテゴリ: 残念なこと

♪ さくら花散りてしずもる下草の花たおやかに星のきらめき


 ヴァイオリンの、それもバッハの無伴奏のためのソナタとかベートーヴェンのクロイツェル、ブラームスのヴァイオリンソナタなどがの演奏が鑑賞できるというので、取りあえずチケットを。タイトルからして普通の演奏会とはちょっと違うらしい。


 ワンコイン500円なのであまり期待はしない方が良いかもしれないが、プレミア会員の先行販売の後だったのでどうかと思たが、運のいいことに最前列の9番の席をゲットできた。



 多目的ホールは、以前も 「山根一仁」のヴァイオリンのリサイタル を聴きに行ったことがある。小さな舞台だし間近に観られればそれに越したことはない。

 それで昨日、太田川の芸術劇場へ行って来た。
 先ずは、バッハのヴァイオリンソナタ1番 アダージョ、そしてフーガ。なんだか音が不安定で硬い。緊張しているのか。

 2曲終わったところでMCが入る。会のタイトルの通り、音楽や曲についての解説をすることになっているようで、今回のプログラムの説明などがある。ドイツの3大Bの曲を選んだ経緯や、そのバッハ、ベートーベン、ブラームススの曲の特徴などを説明してくれる。しかし、その話しぶりがいかにも付け焼刃的でまとまりがなく、中途半端で分かりにくい。

 ベートーヴェンの曲に入る前にピアノ伴奏者を呼び入れて、なおMCがつづく。その話しぶりがあまりにもたどたどしいので、ピアノ演奏を待つ彼女はちょっとイラついてる感じ。何せ3mか4m先にいるのですから、表情はとてもよくわかる。

 合田 有里(ヴァイオリン)
 5歳よりヴァイオリンを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て東京藝術大学音楽学部を卒業。子どものためのヴァイオリンコンクール金賞及び中日賞、全日本学生音楽コンクール東京大会奨励賞全国大会入選、かながわ音楽コンクールヴァイオリン部門特選、刈谷国際音楽コンクール奨励賞、神戸国際音楽コンクール最優秀賞、兵庫県教育委員会賞等、多数受賞。
 大学在学中に札幌交響楽団のオーディションに合格。札幌交響楽団を経て現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団ヴァイオリン奏者。


 江川 智沙穂(ピアノ)
 東京藝術大学音楽学部器楽科卒業、愛知県立芸術大学大学院音楽研究科博士前期課程修了(修士)。国内のコンクールにおいて受賞多数。器楽伴奏、室内楽、オーケストラなどアンサンブルピアニストとして定評がある。
 2013年、セントラル愛知交響楽団とブラームスのピアノ協奏曲第1番を共演。2014年より定期的にリサイタルを開催している。2019年、イタリアの音楽祭Musica Prospettiva に招かれ、ドビュッシーとアジアの作曲家で構成したリサイタルで好評を博し、イタリアのレーベルSheva Collection よりソロCDをリリース。瀬戸音楽協会理事。


 東京藝大出進つながりでピアノ伴奏をお願いしたのでしょうか。どちらも東京藝大出進ということで期待していたのですが、前回鑑賞した山根一仁(音大は出ていない)の演奏に比べると雲泥の差。2,000円のリサイタルと比べる方が悪いのでしょうが、学歴で判断するのも間違いだということを知った夜でもありました。

 ブラームスはとにかく難しいことを力説して、自分の無力さを認めるような発言もあった。「練習し過ぎで指を痛めているので今回はアンコールは無しということで」と、あっさり終了してしまった。
 ワンコインで開く音楽会を舐めていたんじゃないだろうか。冒頭で「無名なのにこんなにたくさん(7割ほどの入り)のお客さんで驚きました。」との発言にその演奏家としての無自覚さが現れていたように思う。



 終了してから、ピアノの江川さんからきっぱりとしたダメ出しを受けていたことでしょう。そうでなければこの子はダメになってしまう気がする。
 野球でもなんでも、プロになったと満足して努力を怠って消えていく人は数限りない。モチベーションを維持することもプロとしての必須条件だし、際限なく上を目指していくという自己の哲学がなければプロとしては失格だ。プロとは孤独なものなのです。 








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最終更新日  2024.05.30 11:50:57
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
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