歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2025.05.12
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♪ 一斉にドローン百機向かわせて暗殺をする夢を見ている



 トランプがやろうとしている、Make America Great Again 「MAGA」の本質はどこにあるのか?

 大変革のさ中、80近い爺には分からない事ばかり。新聞を読んでいるお陰で、辛うじてあらましはなんとなく分かる。分かったような気になっていると言った方が良いかもしれない。
 新聞の「中野剛志氏」へのインタビュー記事から、トランプがやろうとしていることを探ってみることに。

米国は世界中から一方的に大量の製品を輸入し続け、その結果、貿易赤字、経済収支の赤字を抱えて来た。多くの国が米国に依存する国際経済システムに甘えてきた。その結果、 「グローバルインバランス(世界経済の不均衡)」 という問題が生じた。それに 米国自身が「もう耐えられない」 となった、 ということらしい。

トランプ関税の本質的な目的は、ドル安と関税収入による米国内の減税と見られているが、実際には関税引き下げにはならず、 米国が仕掛けているのは「貿易戦争ではなく、通貨戦争」 ということ らしい。
 1971年の「 ニクソン・ショック (ドルショック)」や、1985年の「 プラザ合意 」に匹敵することをやろうとしているのだという。

 ニクソン・ショックで、ニクソン大統領は輸入品に一律10%の課徴金をかけている。トランプ大統領の相互関税の第一弾と同じことをしている。また、「国際緊急経済権限法」を追加関税の根拠にしているが、この法律は1971年の「対敵通商法」が元になっていて、ニクソン・ショック時の課徴金の根拠にもなった。それと同じことをしていると。


米ホワイトハウス 4月16日

 従来の二国間の交渉の枠組みとはまったく違う対応が必要で、国際協調による大規模な財政出動で内需を拡大し、報復関税の自制を呼び掛けていくしかないという状況らしい。

「トランプがいなくなっても、 グローバル経済システムの崩壊は避けられない。 米国の負担が限界に達していて、今後も続く不可逆の流れになっている。」
 バイデン政権では価格是正をやろうとして、テック業界を解体したり、暗号資産を規制しようとした。すると、 テクノリバタリアン が激怒し、一斉にトランプ支持にまわった。」

「米国では政治献金の上限規制が憲法違反となり、撤廃されてしまった。」 ビリオネア (資産が10億通貨単位 (通常は米ドル) 以上ある人) のやりたい放題 の状態になっている。 テック業界の巨額なカネがトランプ陣営に流れ込んだら、もう民主主義側に勝ち目がない という、悍ましい状況に向かおうとしている。

 本来は関税を上げるだけではなく、製造業を強化するための産業政策や、価格是正策が必要。しかし、トランプ氏は関税以外は自由主義のままで、財政支出を大幅に削減している。 「米国は 格差是正ができない国 になってしまった。」

 いずれ、 トランプ支持者は裏切られたことに気づく 。その時、 「米国では 誰を信じていいのか分からない 状態になって、内戦が起る という最悪の状態になる」恐れがあるという。

 中野剛志氏
評論家
1971年生まれ。東京大学教養学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2003年にNations and Nationalism Prize受賞。2005年エディンバラ大学大学院より博士号取得(政治理論)。主な著書に『日本思想史新論』(山本七平賞奨励賞)、『富国と強兵』、『TPP亡国論』、『政策の哲学』など。

「ニクソンショック」
 各国の通貨はドルとレートを固定する金・ドル本位制と呼ばれる制度だった。国境を越えた取引の決済はドルで行われ、海外各国から米国への輸出が増え米国の国際収支が悪化すると次第に米国の金準備は減少し、海外各国が保有するドルの方が多くなっていく。各国の要請に応じてドルを金と交換することができなくなったため、ニクソン米大統領は1971年8月15日、交換停止を発表。

 抜き打ちでドル防衛の非常措置を発表した、いわゆる「ドルショック」が日本を見舞った。GNPが世界第3位の日本に対する風当たりは強く12月20日、各国の圧力で円は切り上げられ、戦後の経済成長を支えた1ドル=360円の時代は終わった。日本はこの後1973(昭和48)年2月、変動相場制に移行した。

「プラザ合意」
 プラザ合意とは1985年9月22日米国ニューヨークのプラザホテルで開かれ、G5の大蔵大臣(米国は財務長官)と中央銀行総裁が合意した為替レートの安定化策のことを言う。主な合意内容は、各国の外国為替市場の協調介入によりドル高を是正しアメリカの貿易赤字を削減することで、アメリカの輸出競争力を高める狙いがあった。

 日本ではプラザ合意後の急速な円高による低金利政策はその後も継続されることで不動産の過剰流動性がおき不動産バブルを引き起こすことになった。

「テクノリバタリアン」
 自由原理主義をテクノロジーの進歩によって実現しようとする思想。シリコンバレーに集まる、とてつもなく高い論理的・数学的知能をもつ者に富が集中している。



 なんともお先真っ暗な、おぞましい話だろうか。世界一の大国が国際協調を蔑ろにし、自国本位の価値観をもって強権の大鉈を振り回している。
 落としどころを模索する時が来るのだろうが、損得だけの思想を持ったトランプが目先の利益を優先する間は、針の先ほどにも楽観的な見方などできない。

 戦争が嫌いだという見方が伝わってくるが、やっていることは兵器を使わないだけで戦争を仕掛けているに等しい。野蛮、野卑などとという言葉が生ぬるく感じられる。
 老獪で強かな中国が、漁夫の利を得て、アジア、アフリカを覇権の足掛かりに勢い増していくのだろうか。

「よらば大樹の陰」「長い物には巻かれろ」と、弱い国は忖度に頭を下げて言いなりになるしかないのだろうか。
 石破さ~~~~ん。





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最終更新日  2025.05.12 11:09:32
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◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
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