ハードヒット

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Q&A



A:これは他団体を統一した王者にゆとりを与える制度で、各団体が○日以内に防衛戦をしなければならないという決まりがあるので、団体を統一すれば当然スケジュールが忙しく、身体的にもよくありません。そこで統一した場合「スーパー王者」に格上げされゆとりが与えられます。この場合「王者」は空位となり王座決定戦などが行われます。こうして一階級に「スーパー王者」と「ノーマル王者」の二人の世界王者が存在することになります。ただし規定の期日の間にスーパー王者とノーマル王者は戦って真の王者を決めなくてはなりません。現在この制度を取り入れているのはWBAのみです。ちなみに現在(2004年8月)のスーパー王者はファン・マヌエル・マルケス(フェザー級)、コスタヤ・ジュ―(スーパーライト級)、コーリー・スピンクス(ウェルター級)、ロナルド・ライト(スーパーウェルター級)、バーナード・ホプキンス(ミドル級)、スペン・オットケ(スーパーミドル級)、アントニオ・ターバー(ライトヘビー級)の7人です。
ちなみにアメリカではスーパー王者を正規の世界王者として扱うそうです。

Q:暫定王者ってなんですか?

A:正・王者が病気などなんらかの事情で防衛戦が実施できないときに、かわりに暫定王者を決めその人が防衛戦を行います。正・王者が復帰した場合暫定王者と戦い真の王者を決めます。このシステムはほとんどの団体で取り入れられています。

Q:プロに定年はあるのですか?

A:日本の場合38歳としていますが、最近改定され、人によってはそれを過ぎても可能な人もいます。(西沢ヨシノリ選手など。)条件としては実力や王者になった経験の有無などです。ちなみにアメリカやオーストラリアなどはありません。

Q:プロになるにはどうすればよいですか?

A:ジムに通って練習し、会長から許可がでれば受けられます。条件は年齢が17歳以上であること。視力が片目0.6以上、健康であること。プロテストは筆記試験とスパーリング2Rがあります。ワンツーをきちんと打てる、目をつぶらない、など基礎が完璧であることが合格基準です。

Q:何故ボクサーは減量するのですか?またどのくらい減量するのですか? 更にメリット・デメリットを教えてください。

A:ほとんどのボクサーは減量をします。減量をする理由は相手よりもより有利に戦いたい=リーチ(腕の長さ)が長いほど戦いの幅(インファイト・アウトボックスなど)も広がります。また人間には「ベストウェイト」といい、人間の力が十分に発揮できる体重があります。また自分のパンチが一番活かせる階級を減量によって選択したりします。
試合の前日に計量すればよいので試合当日には当然前日よりも体が一回り大きくなって戦います。つまり減量の成功が試合の有利につながるのです。減量は筋肉を維持しながら余分な肉・脂肪と水分をそぎ落とします。夏に閉め切ってストーブをたいてダウンジャケットを着たりします。冬場は汗が出にくかったりもします。
「あしたのジョー」のジョーの過酷な減量の様子や「はじめの一歩」の鷹村守がブライアンホークと戦う前の減量を参考にしてください。あまりの過酷さに元WBA世界スーパーフェザー級・ライト級王者の畑山隆則選手は減量の過酷さに負け一度引退しました。(そのあと階級を上げ復帰し2階級制覇しましたが。)胴長短足・手足の短い日本人が世界で勝つには減量が必須です。一概には言えませんが10キロくらい減量するボクサーもいます。
減量の危険性として頭内の水分も減るため、頭部に打撃を受けたときダメージが大きく、過去を見れば数多くの方がリング上でなくなっております。そのため前日計量が徹底され、ジムも極度の減量を禁止するところなどもでてきています。
厳しい減量は海外ではあまり行われないそうで、日本は特に減量が厳しい慣例があるそうです。(ビッグマッチを除いて。)
減量については賛否両論があります。近年の傾向としてはあまり減量させないようになってきているらしいです。
07年3月20日更新


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