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麻耶里樹

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カテゴリ: 日常
夏ですねえ。
夏といえば「怖い話」でしょう!
というわけで、今日はいつもと雰囲気を変えて私の体験した不思議じゃないようで不思議な話をご紹介します。

『線路の上の子供』

ある日の夕方のことです。
私は仕事を終えていつものように自転車で帰路についていました。

帰り道は2車線の県道で、そのすぐ脇に土手があり、その下を線路が県道に沿ってひかれています。
家から1~2キロほどのところで道はカーブし、ゆるやかな坂になります。
線路もカーブしていますが、そちらは坂ではないのでその場所は県道の方が線路よりもかなり高いところにあるのです。

線路の反対側は山になっており、その頂上には「ぽっくりさん」と呼ばれるお寺のようなものへ続く参拝道があります。

その日、そこを通ったのは夕方6時ころ。
ちょうど夕日が沈んだ直後で、赤紫色に空が染まり始めたころでした。

いつもは稽古の帰りで夜中の2時に通ったりする場所なので、通行量も多く明るいこの時間に恐怖など感じるはずもありません。
ただ一箇所、線路脇にあるお地蔵さんだけはなんとなく昼でも直視できないのですが、それを覗けば自転車で帰るには気持ちのいい場所です。

坂を上り始めてすぐ、ふと違和感を感じて線路を見下ろしました。
するとなんと1人の男の子が線路の上で遊んでいるではありませんか。
(ちょっとちょっとー!親はどうした!?危ないじゃんか!)
年齢は小学校3~4年生くらい、どこにでもいる元気でちょっと危なっかしい感じの男の子でした。
何をしてるのかと思えば、線路の上を横断したり、線路の砂利を放りなげたり。
どうやら1人で遊んでいるようです。
(電車が来たらどうするんだよぉ

その付近にはちゃんとした踏み切りはなく、地元の人用につくられた遮断機のない簡易踏み切りしかありません。
もし電車が来ても、カンカンカンと音で知らせてくれるものは何もないのです。
(これは注意した方がいいかなあ)
と思ったそのとき、ふとその男の子が私のほうを見上げました。
「!!」
目があった瞬間、なぜかぞくっと悪寒がしました。
驚いたからか、別に楽しくないからなのかその子は無表情でした。

男の子を観察するためにスピードを落としていた私をしばらくじっと眺めているかと思ったら、
彼が突然私のほうにむかってたたっと土手を駆け上がってきたのです。
無表情のまま、私だけを目指して。

(ひえ~っ)
注意どころではありません。
相手は普通の男の子。
それなのに走ってくる男の子を見たとたん、冷水をあびせられたように全身が凍りついたのです。
なぜだか分からないまま、とにかく反射的にペダルを強くこいでその場から離れようとしました。

全速力の自転車に男の子の足でついてこれるわけがないのですが、そのときは家まで一度も振り返らず、一度もスピードを落とさずに帰りました。
走り去る私を土手からあがってきたあの少年がじーっと見つめている気がして。


これが今までもっとも怖かった体験談です。
あまりにしっかりとした存在感があったので、きっと近くの家に住む子供だったのだろうと思いたいのですが、彼に感じる違和感は忘れようがありません。
あれは一体、何だったのでしょう・・・。



夏にぴったりの怪奇物語第一弾、いかがでしたか?
人に話したり、書いたりするとあんまり怖くないなあと自分で思うのですが、このときの恐怖にまさるものは他にありません。
無表情で凝視する子供の顔は、まあそれだけで多少どきっとするものですが・・・。

ちなみに私には霊感はありませんので、実際に「幽霊をみた」ということは一度もありませんが「不思議だなあ」と思う体験はいくつかありますんで、またゆっくりとご紹介していこうと思います。

そうそう、皆様、逢魔ヶ時には気をつけてお過ごしください。
あの世とこの世の境界線がなくなる時間には闇から「この世ならざるもの」が現れるといいますので・・・。








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Last updated  2006年07月28日 19時05分14秒
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