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2015.11.01
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カテゴリ: 邦画
0211 はやぶさ

『0211 はやぶさ』オモテ面

【スタッフ】
・脚  本  白崎博史、井上 潔
・主 題 歌  fumika「たいせつな光」(Ariola Japan)
・ノベライズ 「はやぶさ/HAYABUSA」(角川文庫、角川つばさ文庫)
・参考書籍  「はやぶさ君の冒険日誌」(毎日新聞社)
・製作総指揮 フォックス・インターナショナル・プロダクションズ
・企画/製作プロダクション アグン・インク
・協  力  JAXA 宇宙航空研究開発機構 Japan Aerospace Exploration Agency
・製  作  20世紀フォックス映画/20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン、
       角川書店、アグン・インク、ソニー・ミュージックエンタテインメント、電通、
       オフィスクレッシェンド、毎日新聞社
・監  督  堤 幸彦

【キャスト】
・水沢 恵……竹内結子
・的場泰弘……西田敏行
・坂上健一……高嶋政宏
・川渕幸一……佐野史郎
・田嶋 学……山本耕史
・喜多 修……鶴見辰吾

『0211 はやぶさ』ウラ面

【仕  様】
・型  番  FXBA-54530
・製作年度  2011年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・収  録   140分(本編)
・音  声  1.日本語5.1ch サラウンド
・字  幕  1.日本語字幕、2.英語字幕
・サ イ ズ  16: 9 LB シネマスコープサイズ
・そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、セル専用
・発 売 元  20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社
・映像特典  1.高嶋政宏(坂上健一役)、矢野創(サンプル採取/カプセル回収
         担当)、寺薗淳也(インターネット広報担当)、井上潔(プロデュ
         ーサー/共同脚本)による音声解説
       2.入選イラスト集
・2011年劇場公開作品

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :JAXA全面協力!
        7年間、60億キロ――
        日本中に勇気をくれたはやぶさと
        それを支えた人々を描く感動の物語

オモテ面のデザインがいいなぁ。動きが欲しいところだけど、なかなかです。
地球を背景に“はやぶさ君”が描かれており、上部には主要な登場人物が並んでいる。それぞれ違う表情、アングルってところが、ポイントが高い。みんな目線が上なのは、“はやぶさ君”を見ている(思いを馳せている)からね。
ウラ面も、いい感じだ。オモテ面が、静かで温かい印象なのに、ウラ面の“はやぶさ君”は逆光に浮かび上がり、旅の厳しさと孤独感が伝わって来る。
その一方で、4枚の画像は物語の中のハイライトだが、動きが伝わって来るシーンを選んでいる。この選択のセンスがいいなぁ。(笑)
トータルデザインが出来たジャケットだ。

【感  想】
「働く人のリアリティ」

キャラクタに説得力がある1本だった。さすがだなぁと感心してしまった。
きっと、監督は、ヘンな人たちばかりのこの世界が気に入ったに違いない。(笑)

――宇宙科学研究所(JAXA)の広報を担当する的場の講演を聴いたのがきっかけで、“論文浪人”の水沢恵は、JAXAで働くことになる。
折しも、JAXAでは小惑星サンプル・リターン計画が実行段階に入っていた。衛星を飛ばし、小惑星に着陸してサンプルを持ち帰る計画だ。
様々な障害やトラブルを乗り越え、やがてターゲットの小惑星は“イトカワ”に決定し、探査機は“はやぶさ”と名付けられた。
そして、2003年、大勢の人々の努力と協力のもとに探査機“はやぶさ”は打ち上げられる。
しかし、本当の困難は、この先に待ち受けていた。
……というお話し。

竹内結子さんが演じるのは、水沢恵。論文が完成せず、バイトで食いつないでいる、という設定。頭はいいが、不器用で精神的には未熟な学者肌の女性を演じる。「容姿が不器用なこんな女性、いるよなぁ」と頷いてしまった。
たぶんにマンガちっくなお芝居とカットは、堤監督の好みっぽい。竹内さんも、その嗜好をよく理解して応じていたと思う。好演だった。

好演していたのが、もう1人、西田敏行さん。JAXAの広報を担当する的場を演じていた。
報道との受け答えにしろ、講演会での口調にしろ、何か得も言えぬ説得力があった。リアルな存在感とでも言った方がいいだろうか。役作りと演技指導がカチッと組み合った稀有な例を見たような気がする。
ここのところ、『釣りバカ日誌』シリーズばかりを観ていたので、西田さんに対する評価はめっきり落ちていた。けれど、今回はひさびさに「いいじゃん!」と思った。新鮮だった。

役作りと演技指導がカチッと組み合った例がもう1人。プロジェクト・マネージャの川渕を演じた佐野史郎さん。うま過ぎて佐野さんだと分からなかった。失礼。(笑)
学者上がりの管理者として、沈着冷静な男を演じている。序盤こそ、西田さんが演じる的場が物語を牽引するが、後半は川渕を中心に回る。プロジェクト・マネージャだから当然は当然だが、独り言のように指示を出し、それを繰り返すところが妙にリアルだった。

そういう意味では、それぞれの部門の担当者も、セリフがリアルだった。現実に働く人たちの口調を思わせると言った方が伝わるだろうか。ワンカットしか出ない役者までも徹底されていたように思う。
劇映画としてのドラマチックな演出を抑えたことも奏功していた。

CGの出来映えも良かった。探査機を、精細でリアルにせず、「はやぶさ君」と呼ばれることに違和感がないよう仕上げていた。この辺のポイントは高い。使い回しのカットがなかったことも好印象だった。“はやぶさ”のプラモが欲しくなってしまった。(笑)
本作品で一番難しいのは、探査機に課せられた使命が何なのか、何がそんなに難しいのか、どんなトラブルが起きているのか――、それを観客に理解させることだと思う。
監督と脚本は、水沢恵の目を通して、或いは“はやぶさ君”を通して解りやすく伝えることに成功していた。アナログでの表現が中心だが、CGが理解を助ける一助を担っていた。真面目に説明されるのは退屈だし、かと言って、解らないまま話しを進められても困る。
上手い構成だった。

最初は、とりとめのない印象だったので戸惑った。けれど、何度か見直しているうちに、“スクインツ”たちの奮闘ぶりがいとおしくなった。

オススメ!





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Last updated  2015.11.01 12:44:38
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